車の種類(ボディタイプ)一覧まとめ! 人気と実用性を兼ね備えたおすすめ車種も合わせて解説
- 筆者: 文生伊(あおい)/松浦 広恭
- カメラマン:小林 岳夫/堤 晋一/茂呂 幸正/和田 清志
車にはセダンやSUVなど、様々な種類の車がありますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
この記事では、車の種類をボディタイプ、エンジン、駆動方式の3つの視点から詳しく解説します。また具体的な車種を挙げながら、ニーズに合わせた車の選び方の例も紹介します。
それぞれの違いや特徴を理解することで、あなたにぴったりの一台を見つけるためのヒントになるでしょう。
車の種類(ボディタイプ)一覧
車の種類は、「ボディタイプ」「パワーユニット(動力源)」「駆動方式」の3つの観点で見ると実に様々ですが、まずは車の形を表す「ボディタイプ」について詳しく解説します。
「ボディタイプ」とは、車の形状のことです。ボディの形は、外観のデザインだけでなく、大きさ、乗車人数、荷物の積載量、そして運転の楽しさなど、車の性能や使い勝手にも大きく影響します。
最近では数多くのボディタイプが存在していますが、主な14種をご紹介しましょう。
軽自動車
軽自動車とは、日本独自の規格である道路運送車両法で定められたボディタイプです。
軽自動車は全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下のサイズ制限や、排気量が660cc未満という条件に基づいています。
軽自動車は日本の道路事情に合わせた、まさに「日本のためのクルマ」と言えるでしょう。狭い路地裏でも余裕をもって走れる小回りの効きが魅力です。
また、税金も安く、燃費も良いので、経済的な面でも魅力的でしょう。
さらに、最近の軽自動車はデザインがオシャレで、安全性能も高いので、若い世代からも人気を集めています。
コンパクトカー
コンパクトカーとは、軽自動車よりも一回り大きく、普通乗用車の中ではボディサイズが小さいもの指します。
コンパクトカーはボディサイズが5ナンバー枠内(全長4000mm未満、全幅1700mm未満)で、排気量が1,000cc〜1,500cc程度の車が一般的にコンパクトカーと分類されます。
しかし、ボディの形としては特に決まった定義はありません。
後述するハッチバックやSUVなどのボディタイプに分類されるケースもあります。
コンパクトカーは小さすぎず大きすぎないサイズ感や取り回しの良さに加え、燃費や税金の経済性を兼ね備えたバランスの良いボディタイプです。
ハッチバック
ハッチバックとは、リアゲート(荷室のドア)が跳ね上げ式になっている車を指します。
荷室の開口部が広いため、荷物の積み下ろしがしやすいのが特徴です。
また、ハッチバックは居室(乗車スペース)と荷室が完全に分けられていないため、後部座席(後席)を倒すことで荷室を拡張できます。
リアゲートを含めドアが3枚しかない「3ドアハッチバック」はスポーティなモデルに多く、5枚ある「5ドアハッチバック」はファミリー層にも選ばれています。
ミニバン
ミニバンは、子育て世代のファミリー層に人気のあるボディタイプです。室内の空間効率を最大化するために、四角い箱のような形状のモデルが多いです。
3列シートで最大7〜8人が乗車可能です(車種によっては2列の5人乗りモデルもあります)。そのため、親子3世代でのお出かけや、大人数で出かけたい場合に適しています。
ミニバンの後席ドアは両側にスライドドアがあり、多彩なシートアレンジも可能で、収納スペースも広く、使い勝手が良いのが特徴です。
ミニバンは車体が大きいため、狭い駐車場や都市部での運転には慣れが必要ですが、運転席からの視界が広いため周囲の様子を確認しやすい利点もあります。
ミニバンは人や荷物をたくさんのせて移動したい場合には、最もおすすめのボディタイプです。
SUV・クロスカントリー
SUVとは「Sports Utility Vehicle」の略称であり、乗用車の快適性とオフロード走行性能を兼ね備えた車種を指します。
SUVは、近年世界中で人気を集めています。日本でも、アウトドアブームとの相乗効果により、ますます人気の高いボディタイプと言えます。
SUVはボディが大きく重いため、他のボディタイプと比べて燃費が劣るという弱点がありますが、最低地上高は高めなので悪路の走破性能はトップレベルです。
最近では、ハッチバックやコンパクトカーなどの乗用車をベースにSUV風のスタイリングを施した「クロスオーバーSUV」と呼ばれるタイプも人気です。
セダン
セダンとは、ボンネット(エンジンルーム)・居室・荷室が明確に分かれているボディタイプです。
居室と荷室が完全に分けられているため、後席の作りがしっかりしており、上質な乗り心地が特徴です。また、リアウィンドウから荷物を覗かれたくない人に選ばれています。
セダンはSUVやミニバンに比べて荷室が狭いものの、独立しているため、万が一追突された際の後席乗員へのダメージが小さい点も強みです。
近年では、セダンはSUVやミニバンよりも販売台数は少ないですが、セダンならではのスマートなルックス、高い安全性、快適な乗り心地などの特徴から、一定の支持があります。
ステーションワゴン・ツーリングワゴン
ステーションワゴン(ツーリングワゴン)は、セダンをベースに荷室を拡大したボディタイプです。
セダンの屋根を荷室部分まで延長し、居室と荷室を同じスペースに収めることで、広い荷室が確保されています。
そのため、ステーションワゴンはセダンの乗り心地を保ちながら、セダンよりも多くの荷物を積むことができるのが特徴です。
またステーションワゴンは低重心のため、重心の高いSUVよりも街乗りでの安定性が優れています。オフロード性能よりも街乗りでの快適性を重視したい人には、ステーションワゴンの方が適しているでしょう。
クーペ
クーペとは、セダンのような形をした車の中でもスポーティなスタイリングのモデルのことです。
クーペは空力と運動性能を重視したボディ設計のため2ドアが主流。従来は2シーターが多く、後席があっても狭く快適とはいえないことが大半でした。
現在は4ドアクーペという、頭上の空間がある程度確保され、快適性も高いモデルも増えています。
クーペをさらに分けると、セダンのようにボンネット(エンジンルーム)・居室・荷室が独立した「ノッチバッククーペ」と、荷室が独立していないハッチバック形式の「ファストバッククーペ」があります。
いずれも優れた空力性能と高い運動性能を実現するために屋根が低く設計されており、地上高も低いです。
乗り心地よりも運転する楽しさや見た目の美しさが重視されており、後席の広さや荷室の容量が限られています。
経済性や実用性を重視して車選びをする人が多い時代において、スポーツ走行を楽しみたい人たちから長年愛され続けているボディタイプです。
オープンカー
オープンカーは、屋根を開閉できる車種を指します。
「オープンカー」という呼び名は和製英語で、北米では「コンバーチブル」、欧州では「カブリオレ」と呼ばれることが多いです。
オープンカーには、幌の作りに合わせて大きく分けて「ソフトトップ」と「ハードトップ」の2種類があります。
ソフトトップとは布製の屋根のオープンカーのことです。
布製のため、密閉性が低いことや、経年劣化によって雨漏りや破れるといったデメリットはありますが、軽量である点や屋根を畳んで収納しやすいのがメリットです。
ハードトップはオープンカー用に金属やFRP(繊維強化プラスチック)などの硬い素材で作られた屋根のことです。
ソフトトップで挙げた密閉性の弱点は克服できたものの、開閉の難しさやコストがネックとされていました。
しかし、近年になって電動格納式ハードトップが登場したことで、開閉が楽になり、オープンカーを敬遠していた人たちからも支持を得ています。
オープンカーは屋根の収納のため、居室や荷室容量に制約が出てしまうものの、晴れた日に屋根を開けて走る爽快感に魅了されて購入する人が多いのが特徴です。
ピックアップトラック
ピックアップトラックとは、セダンやクーペと同様に車体前方にボンネット(エンジンルーム)があり、さらに開放式の荷台を持つ車を指します。
荷台の使い勝手と悪路での走破性が良いため、過酷な環境の多い海外では特に需要が高まっています。
日本でも、一部のファンから熱狂的な人気を博しており、トヨタ ハイラックスを中心にアウトドアやDIY愛好家に愛されています。
さらに、2024年2月には三菱 トライトンが発売され、このボディタイプがますます注目を浴びることとなりました。
ピックアップトラックは、後席の有無やドアのサイズなど、ボディ形状によって分類されることがあります。
日本で購入できるピックアップトラックは限られますが、用途や好みに合わせて選択すると良いでしょう。
トラック
トラックとは、貨物を積載できる車両の総称です。
一般的に、積載量が3トン以下のものを「小型トラック」、6.5トン未満のものを「中型トラック」、6.5トン以上のものを「大型トラック」と呼び、他にも牽引式のトレーラーも存在します。
自動車免許の区分も積載量に準じて普通・中型・大型などの種類があり、例えば大型トラックは大型免許を保有するドライバーのみが運転できます。
荷台の形状は、通常の平らな荷台を持つ「平ボディ」のほかに、箱型のアルミ製荷台を載せた「バンボディ」、保冷・冷蔵機能が備わる「保冷車・冷凍冷蔵車」、荷台がせり上がり土や砂利などを積み下ろしできる「ダンプ車」、液体を積む「タンクローリー」など、積載する荷物に合わせ非常に多種多様な架装の設定があります。
軽トラック
トラックの中でも、軽自動車の規格(全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下、排気量660cc未満)を満たしたものは「軽トラック」と呼ばれます。
最大積載量は350kgです。
軽トラックは普通自動車免許で運転できます。
バン
バンとは、箱型形状の商用車のことを指します。「バン」という言葉は屋根付きの貨物車の意味を持つキャラバンの「バン」からとられています。
トラックと異なり、風雨や砂埃、日光などから荷物を保護できる点が強みです。
バンの中でも、ボンネット(エンジンルーム)が出っ張っておらず、エンジンルーム、居室、荷室が1つの空間にまとまった形状の「ワンボックス」が代表的な形状でしょう。
荷室の広さや使い勝手が重視された2人乗り仕様や、9人が乗れる小型バス仕様など、さまざまな仕様のバンが販売されています。
軽バン
軽バンとは、バンの中でも軽自動車の規格(全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下、排気量660cc未満)を満たした車両のことです。
軽バンは小規模事業者や個人事業主に人気があり、通常の軽自動車に比べて荷物を多く運搬できることに加えて低コストで運用できる点が魅力です。
また車中泊仕様にカスタマイズしているユーザーも増えてきており、運搬用途以外の商用利用だけではなく、趣味で利用することを考慮した開発も進められています。
車のパワーユニット(動力源)一覧
車のエンジンやモーターは、車が動くために必要な力を生み出す、いわば車の心臓のような部分です。
近年では、環境への関心の高まりや、燃費の向上を求める声を受けて、様々な種類のエンジンやモーターが開発されています。
ここからは主なパワーユニットついて詳しくご紹介しましょう。
ガソリン車
ガソリン車は現代の日本で最も主流なエンジンのタイプです。ガソリンを燃料として内燃機関によって動力を生み出します。
豊富な車種ラインナップと手頃な価格、長年の信頼性によって多くのドライバーから選ばれています。
一方で、他のエンジンタイプと比べて燃費がやや劣る点や、CO2排出量が多い点が弱点です。
技術の進歩により、燃費性能は年々向上していますが、長距離を走る商用車などでは他のエンジンタイプが採用されることが多いです。
ディーゼル車
ディーゼル車は、商用車で広く使われているエンジンタイプです。
燃料は軽油で、ガソリンエンジンとは異なり、空気を圧縮して高温にすることで、そこに燃料を噴射して「圧縮点火」によって動力を生み出します。
ガソリン車に比べて燃費が良く、トルクも大きいため、重い荷物を大量に運ぶ輸送トラックなどに最適です。
最近ではクリーンディーゼル車と呼ばれる、高度な排ガス浄化装置の採用や燃焼技術の改善によって大幅に有害物質の排出量を削減したモデルも登場しており、普通車に多く採用されています。
ただし、ガソリンエンジンに比べて強度や耐久性が必要なため、価格が高くなっています。
また、ディーゼル車はガソリンエンジン車に比べてエンジン音が大きく、振動も強いため、乗り心地を重視する場合には注意が必要です。
ハイブリッド車・PHEV車
ハイブリッド車は、ガソリンエンジンと電気モーターなど2種類以上のパワーユニットを組み合わせた車のことです。
ハイブリッドエンジンにはさまざまな機構があり、例えばエンジンが主役でモーターがサポート役の「パラレル方式」、エンジンを発電用として使い電力で車を走らせる「シリーズ方式」などが主流です。
シリーズ方式 | エンジンは発電機として使用し、自動車の駆動はモーターのみに任せる方式。 |
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パラレル方式 | メインはエンジン駆動で、急加速などパワーを要するときにモーターを駆動させて補助する方式。 |
シリーズ・パラレル複合方式 | 動力分割機構を使用し、急加速時などの動力アシストとモーターによる発電・走行を同時にできるようにした方式。 |
ほかにも、外部電源から充電可能なタイプの「PHEV(プラグインハイブリッド)」があり、短距離なら電気のみでの走行も可能です。
いずれのタイプもエンジンと電動モーターの2つを組み合わせることで、燃料の使用効率を大幅に向上させます。
環境に配慮したい人や、燃料費を気にする人に選ばれているエンジンタイプです。
日本ではあまり一般的ではありませんが、ヨーロッパを中心にディーゼルエンジンのハイブリッド車も販売されています。
電気自動車(EV)
電気自動車(EV:Electric Vehicle)は、バッテリーに蓄えられた電気のみをパワーユニットとする車です。
エンジン(内燃機関)を持たず、電気モーターで走行します。
走行中にCO2が排出されない点や、静粛性の面でエンジン車よりも優れている一方で、航続距離や充電にかかる時間はまだまだ大きな課題とされています。
近年では充電スタンドの増加や急速充電技術の発展も著しく、EVを選ぶ人は年々増え続けています。
燃料電池自動車(FCV)
燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)は、水素と酸素の化学反応によって発電し、その電気でモーターを回して走行する車です。
EVと同様に走行中にCO2を排出しない点は同じですが、FCVはより長い航続距離を実現できるという利点があります。
しかし、車両価格が非常に高価であることや、水素ステーションの数が限られていることなどから、普及にはまだまだ時間がかかると考えられています。
FCVと水素エンジン車は混同されがちですが、実際には根本的に異なります。
FCVは水素を電気に変換してモーターを駆動するのに対し、水素エンジンは水素を燃焼させて動力を得る仕組みです。
「FCV=電気自動車の電力を作るために水素を使用する車」
「水素エンジン車=ガソリン車のガソリンを水素に変換したような車」
とイメージするとわかりやすいでしょう。
車の駆動方式一覧
駆動方式とは、車のエンジンやモーターによって生み出された動力を、どのタイヤに伝えて走行するかを決める仕組みのことです。この駆動方式によって、車の走行性能や安定性、燃費・電費などが大きく変わってきます。
大きく分けて、2WD(二輪駆動)と4WD(四輪駆動)の2種類があります。それぞれ詳しくご紹介します。
2WD(二輪駆動)
2WD(二輪駆動)には「前輪駆動(FF)」と「後輪駆動(FR)」があります。
前の二輪を駆動させるのが「FF」、後ろの二輪を駆動させるのが「FR」です。
FFは燃費がよく扱いやすいため、日常使いの車に適しています。
後輪に動力を伝えるためのシャフト(回転軸)が必要ないため、車内空間を広く取れるのが利点です。
FRは、高い出力(馬力)を効率よく扱える点、コーナリング性能が高い点などから、高性能なスポーツカー等で採用されることが多いです。
FF、FRの最初の「F」はエンジンが前方に搭載された車のことです。
他にも「MR車(エンジンが車両中央)」「RR車(エンジンが車両後方)」なども存在します。
4WD(四輪駆動)
4WD(四輪駆動)は、文字通り全てのタイヤに動力を伝える駆動方式のことです。
常時四輪に動力を伝える「フルタイム4WD」と、必要に応じて四輪駆動に切り替える「パートタイム4WD」があります。
燃費効率や通常走行時の取り扱いやすさにおいて「パートタイム4WD」の方が優位なため、日本で売られている4WDのほとんどが「パートタイム4WD」です。
最近では電子制御による高度な4WDシステムも登場しています。
路面状況や運転状況に応じて最適な駆動力配分を自動的に行い、より安全で快適な走行を可能にする仕組みです。
主に都市部にお住まいのドライバーから、燃費と走行性能のバランスの良い電子制御のパートタイム4WDが選ばれています。
ここまで、車の種類や仕組みについて解説してきました。
次に、これら3つの観点を上手に取り入れた車選びの具体例を紹介していきます。
車の種類から選ぶ! 使い方にあわせた車の選び方
ライフスタイルや価値観に合った最適な車の選び方は色々とありますが、「ボディタイプ」「エンジンタイプ」「駆動方式」を上手に組み合わせる方法がおすすめです。
どのような人にどのモデルが合っているか、具体例を見ていきましょう。
家族のおでかけで使うならミニバンがおすすめ
家族のお出かけで使うなら、「ミニバン×ハイブリッド×2WD」の組み合わせがおすすめです。
なぜなら、ミニバンは広い室内空間が特徴で、多くの人や荷物を乗せる使い方にピッタリだからです。
休日の旅行や子供の送迎などで長距離を走る家族も多いため、街乗りにも長距離走行にも適したハイブリッドエンジンが合っています。
ハイブリッド車は初期費用は高めですが、税金や燃料費などのランニングコストが抑えられるため、十分に元が取れるでしょう。
都市部など一般的な道路環境で走るだけなら、2WDの性能で十分です。
「家族でアウトドアを楽しみたい!」という場合でも、オートキャンプ場などのちょっとした未舗装路であれば問題なく走行できます。
4人家族なら、トヨタ シエンタやホンダ フリード、5人以上ならトヨタ ノア/ヴォクシーなどが人気です。
ラグジュアリー志向なら、ミニバンの最高峰であるトヨタ アルファード/ヴェルファイアも検討の価値があるでしょう。
近場の買い物で使うなら軽自動車やコンパクトカーがおすすめ
近所の買い物がメインの使い方なら「軽自動車またはコンパクトカー×ガソリン×2WD」が適しています。
軽自動車もコンパクトカーも車体が小さく、取り回しやすいため、日本の狭い道や駐車場でも安心です。
少人数での移動や、小さな子供との移動が多い場合は、経済性を重視するなら軽自動車がおすすめです。
後席に大人も乗ることが多い場合は、コンパクトカーを選ぶと、車内スペースに余裕を持つことができます。
年間の走行距離が少ない場合は、ガソリン車の燃費で十分です。
ハイブリッド車よりも燃費が劣るように見えるかもしれませんが、車両本体価格が安いため、コスパに優れています。
軽自動車なら、コンパクトで低燃費、低価格が売りのダイハツ ミライースなどがおすすめです。
より広い室内空間が欲しい場合は、天井の高いホンダ N-BOX、ダイハツ ムーヴキャンバス、スズキ スペーシアなどが候補に挙がります。
コンパクトカーなら、トヨタ ヤリスやホンダ フィットなどのハッチバック、または箱型ボディで室内が広めに取られたトヨタ ルーミーやスズキ ソリオがおすすめです。
アウトドアで走りを楽しむならSUVがおすすめ
アウトドアで走りを楽しみたい場合、「SUV×ガソリン×4WD」が適しています。
SUVは大容量の荷室に加え、最低地上高の高さが特徴であり、舗装されていないデコボコ道や積雪のある山道を走りたい人々に支持されています。
ガソリン車はパワフルな走りと長距離走行の性能のバランスが良く、悪路に強い4WDと相性が良い組み合わせです。
トヨタ ヤリスクロス、スバル クロストレック、ホンダ ヴェゼルなどは大きすぎず小さすぎないSUVとして人気があります。
より大きくラグジュアリーなトヨタ ハリアーやレクサス NXも人気です。
燃費にこだわるなら電気自動車もおすすめ
燃費と環境負荷に徹底的にこだわるのであれば、「コンパクトまたは軽自動車×電気自動車×2WD」がおすすめです。
コンパクトか軽自動車を選ぶ理由は、車体が小さいほど燃費が良いためです。
電気自動車なら走行中にCO2を排出しないため、環境負荷を最小限に抑えることができます。
4WDも燃費を悪化させる要因となるため、2WDが最適です。
軽自動車なら日産 サクラや三菱 ekクロスEV、コンパクトなら日産 リーフ、SUVなら日産 アリアなどが候補となります。
走行性能を楽しみたいならセダンかSUVがおすすめ
走行性能を楽しみたいなら、「セダンまたはSUV×ディーゼル×2WD」が良いでしょう。
なぜならセダンは高速走行時の安定性が高く、運転手も同乗者も快適にドライブを楽しめるからです。
スピード感やコーナリングの機敏さを楽しみたい人は、クーペに近いセダンタイプがピッタリです。
SUVは悪路での走行性能が高いため、舗装されていないでこぼこ道や雪道での力強い走りを味わえます。
ディーゼルエンジンは低速から力強い加速が可能で、長距離走行時の燃費も優秀です。
日本ではディーゼルエンジンの選択肢は少ないですが、セダンならマツダ MAZDA3、SUVならトヨタ ランドクルーザー300、マツダ CX-5、メルセデス・ベンツ Gクラスなどをおすすめします。
見た目のかっこよさにこだわるならオープンカーもおすすめ
見た目のカッコ良さにこだわるなら、「オープンカー×ガソリン×2WD」の組み合わせが最適です。
オープンカーは、スタイリッシュな外観と運転そのものを楽しみたい人にとって魅力的な車です。
ガソリンエンジンと2WDの組み合わせにより、レスポンスの良い加速と心地良いエンジンサウンドを楽しむことができます。
軽自動車ならダイハツ コペン、コンパクトならマツダ ロードスター、ラグジュアリーな高性能輸入車ならメルセデス・ベンツ SLCやポルシェ 718がおすすめです。
まとめ
この記事では、車の種類と選び方について詳しく解説してきました。
車は「ボディタイプ」「パワーユニット」「駆動方式」の3つの視点から分類でき、これらを組み合わせることで自分に最適な車を見つけられます。
実際の車選びでは、ライフスタイルや価値観に合わせてこれらを組み合わせることで理想の一台を手に入れられる可能性が高まるでしょう。
また購入を検討する際は、乗り味の面で後悔がないように、あらかじめ試乗して確かめることも大切です。
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