ジムニーノマドが買えない!? 代わりの丸目&角ばったSUV7選

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発売前から大きな話題を呼び、受注が殺到したスズキ ジムニーノマド。しかし、その人気ゆえにたった4日間で受注停止という異例の事態となり「ジムニーノマドみたいな丸目で角ばった感じの5ドア車が欲しかったのに」と落胆された方もいるのではないでしょうか?

しかし、丸目&角ばりデザインで5ドアのSUVは、ジムニーノマドだけではありません! この記事では、まずジムニーノマドの受注状況や納期予想、そしてジムノーノマドの代わりとなる丸目&角ばりのSUVを5車種ご紹介します。さらに、手頃な価格で丸目&角ばりデザインを楽しめるカスタムカーも2車種ピックアップしました。

目次[開く][閉じる]
  1. 大人気により納期は最長20ヶ月? ジムニーノマドの受注状況
  2. 丸目・角ばりのSUV5選
  3. 丸目・角ばりのお手頃カスタムカー2選
  4. まとめ

大人気により納期は最長20ヶ月? ジムニーノマドの受注状況

2025年1月30日(木)、スズキの新型車「ジムニーノマド」が発表されました。この車は、同社の人気モデル「ジムニーシエラ」をベースに、車体を長くして後ろのドアを2つ増やし、5ドアにしたものです。

実はこのモデル、インドでは2023年1月に「ジムニー5ドア」としてすでに発表されていました。そして、日本でもこの車を求める声が多く、ついに日本でも発売されることになったのです。

2年間待ち望まれた5ドアモデルということで、発表直後からスズキの販売店には多くの人が詰めかけました。スズキとしては過去に例を見ない勢いで注文が入ったようで、なんと発表からわずか4日後には、受注を一時停止する事態になったのです。

およそ5万台の受注!? 単純計算で納期は最長20ヶ月

一説では、この4日間で約5万台もの受注があったそうです。スズキは、日本向けの生産台数を当初の予定の約2倍にあたる2500台に増やすと発表しましたが、それでも5万台の受注分をすべて生産するには、単純計算で20ヶ月もかかってしまいます。最後に注文した人の手元に車が届くのは、この計算だと来年の秋頃になる見込みです。

ディーラーの展示試乗車とする予定だった分もユーザーへ回すようにしているという話もあります。また、待ちきれずに注文をキャンセルする人もいると考えられるため、実際にはもう少し早く手に入る可能性もあります。それでも、大幅に納期が早まる望みは薄いと言えるでしょう。

そこで今回は、ジムニーノマドの代わりになれるかもしれない、丸いヘッドライトと四角いボディが特徴の車を、国内外から独断と偏見で7台(SUV5車種とカスタムカー2車種)を選んでご紹介します。

丸目・角ばりのSUV5選

スズキ ジムニーシエラ

前述したように、ジムニーノマドはスズキ ジムニーシエラをベースに開発された車なので、一番近い代替車種と言えるでしょう。

ジムニーノマドとジムニーシエラの大きな違いは、車体・ホイールベースの長さと後席側ドアの有無です。エンジンの種類や車の基本的なメカニズムは同じで、乗車定員もどちらも4人乗りです。

ノマドとシエラには安全機能の違いがある

ジムニーノマドとジムニーシエラはほとんど同じ装備とはいえ、安全機能には少し違いがあります。たとえば、ブレーキサポートの方式です。

ジムニーシエラに搭載されているのは「デュアルセンサーブレーキサポート」という機能で、衝突の直前で衝突被害軽減ブレーキが作動します。

一方、ジムニーノマドに搭載するのは「デュアルカメラブレーキサポート」で、2つのカメラで前方の状況を認識します。

これは衝突被害軽減ブレーキの作動に加え、衝突の危険を早い段階から感知し、自動で弱いブレーキをかけ、事故を未然に防ぐ機能が備わっています。

さらに、ジムニーノマドの4AT(オートマチック)車では、バック時に障害物を検知して接近のお知らせや衝突被害軽減ブレーキを作動させる「後退時ブレーキサポート」、前車との距離を自動調整しながら設定速度で走行する「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」などが搭載されています。

このように、ジムニーノマドに搭載されているような一部安全機能が、ジムニーシエラに備わっていない点は注意が必要です。

ジムニーノマドの登場により納期が早まるかも

ジムニーノマドが発表された際、すでにジムニーシエラを注文し、納車を待っている顧客に対して、ジムニーノマドへの乗り換え希望の確認が行われたようです。

その結果、ジムニーノマドへ変更した方のジムニーシエラの枠が空いたため、以前よりも早く納車される可能性があります。

スズキ クロスビー

大人4人がゆったり乗れる広さを兼ね備えたスズキ クロスビーも、同じように丸目&角ばりデザイン5ドアのSUVです。

このクロスビーのパワーユニットは、1.0Lのターボエンジンにモーターを組み合わせた「マイルドハイブリッド」です。これにより、1.5Lクラスのエンジンと同じくらいのパワーと、高い燃費性能を両立しています。

また、4WD車には、路面状況に応じて駆動力を高めるシステムも搭載。

ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートする「グリップコントロール」や、急な下り坂で車速を制御する「ヒルディセントコントロール」などが備わり、悪路でも安心です。

後席も広く、乗り心地もジムニーノマドより良いため、普段使いをするのであれば、むしろクロスビーのほうが最適かもしれません。

クロスビーの税込価格も、一番高いグレード「HYBRID MZ」の4WDモデルで約240万円と、ジムニーノマドの275万円より安いのが魅力です。

ジープ レネゲード

本格的なクロスカントリーモデルを有するジープブランドの中で、最もコンパクトなエントリーモデルとして安定した人気を誇っているのがレネゲードです。

このモデルはジープも所属するステランティスグループのフィアットと共同で開発されたもので、兄弟車種としてはフィアット 500Xが存在しています。

レネゲードの人気の理由は丸目ヘッドライトによるかわいらしさと、ジープらしい角ばったデザインによる力強さが共存している点が挙げられます。

パワートレインは1.3Lターボのみで、ガソリンモデルは前輪駆動、後述するプラグインハイブリッドには4WDの設定があります。

ガソリンエンジンと高効率な電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの「4xe」仕様も、レネゲードにラインナップされている点が特徴的。

4xe仕様には、急な坂を下る際に車のスピードを自動でコントロールしてくれる「ヒルディセントコントロール」という機能も備わっています。これらの機能は、ジープブランドらしい、悪い道でも走りやすいようにするための機能や装備です。

また、4xe仕様では悪路走破性が高められており「セレクテレインシステム」という機能も搭載されています。これは、「オート(標準)」「スノー(雪)」「サンド(砂)」「マッド(泥)」「ロック(岩場)」というように、道路の状況に合わせて走行モードを選ぶことができる機能です。

ジープ ラングラー

ボディサイズこそ大きく異なりますが、丸目&角ばりデザインで本格的なクロスカントリー性能を有する5ドアモデルという点で共通するのがジープ ラングラーでしょう。

SUVモデルを複数有するジープブランドの中でも、源流とも言える軍用車両の流れを汲むモデルとして、世界中で愛される1台です。

堅牢なラダーフレーム構造、強力な4x4システム、高い最低地上高、専用オフロードタイヤなどにより、悪路で高い走破性を発揮します(装備はグレードにより異なります)。

そのスタイルは一目でジープの車種であることが分かる7スロットのフロントグリルや、台形のオーバーフェンダーといったデザインは過去のモデルのものを踏襲しながらも、LEDヘッドライトや先進のインフォテイメントシステムなど、近代化をするべき部分はしっかりアップデートがなされています。

ただ、ラングラーは最近の円安などの影響もあり、新車価格は800〜900万円近くとなかなか高額です。しかし、中古車であれば程度が良いものでも300万円台から見つけることができます。

トヨタ FJクルーザー

すでに2018年に販売を終了しているため、中古車でしか手に入れることができませんが、トヨタ FJクルーザーも丸目&角ばったデザインのSUVです。

このモデルは往年のトヨタ ランドクルーザーFJ40をモチーフにしたデザインですが、メカニズム的にはランドクルーザープラドと共通の本格的なもの。

4.0Lの大排気量ガソリンエンジンと比較的大柄なボディがややネックかもしれませんが、1.5Lのジムニーノマドと比較するとパワーなどにはかなり余裕があるため、長距離移動などが多いユーザーにとっては最適な1台と言えるのではないでしょうか。

中古車価格はジムニーノマドの新車価格とあまり変わらない点も魅力でしょう。

丸目・角ばりのお手頃カスタムカー2選

DAMD HUSTLER CARABINA(ハスラーベース)

スズキの軽自動車であるスズキ ハスラーも、5ドアで4人が乗れるクロスオーバーSUVとして人気があります。

しかし、街中でよく見かけるため、個性的な車に乗りたい人には少し物足りないかもしれません。

そんな方におすすめなのが、DAMD(ダムド)が提供しているフェイスチェンジキット「CARABINA(カラビナ)」を装着したモデルです。

フェイスチェンジキットを装着することで、ミリタリーテイストやアウトドアギアのような雰囲気を醸し出します。これにより、ハスラーが元々持つアクティブなイメージをさらに強調し、頼れる「ギア(道具)」のような存在感が高まります。

CARABINAの象徴となる迫力のフェイスチェンジキットに加え、ホイールやルーフラック、シートカバーなどを組み合わせることで、よりワイルドな印象に仕上がります。

すでに所有しているハスラーや中古のハスラーに装着することもできます。

FLEX EURO BOX(プロボックスベース)

最後は、SUVではありませんが、SUV同様に利用できるほど丈夫な商用車、トヨタ プロボックスをベースにしたカスタマイズカーをご紹介します。

それは、FLEXが手がけるリノベーションカー、Renoca(リノカ)シリーズの「EURO BOX(ユーロボックス)」です。

プロボックスは、信頼性やタフさは折り紙つきであるものの、商用車らしく見た目はシンプルです。

しかし、EURO BOXではフロントマスクをレトロな丸目ヘッドライト(角目タイプも選択可能)とすることで、一気に趣味性の高いものへ変更させられます。

このRenocaは、中古車をベースにしており、ボディカラーやシートの色、ホイールなども自分の好みに合わせて変更できるほか、さらに追加のカスタマイズもできるので、より自分らしい一台を作ることができるのが特徴です。

まとめ

今回はジムニーノマドの代わりになるかもしれない7選をご紹介しました。

ジムニーノマドの受注が再開し、納車がなされるまでの間これらのクルマに乗って楽しみながら待つのもよし、逆に代わりのクルマで大満足してしまうのもよしではないでしょうか。

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

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