電気自動車のおすすめ人気15選! 充電設備や補助金、メリットとデメリットも合わせて解説
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:小林 岳夫/堤 晋一/森山 良雄/茂呂 幸正/日産自動車/フィアット/ボルボ/MOTA編集部
エネルギー問題などへの関心が高まる中、注目を集めているのが電気自動車(BEV)です。しかし、購入にあたっては充電設備や補助金、充電時間など、気になる点もあります。
この記事では、電気自動車のおすすめ車種やメリット・デメリットなどをご紹介します。
電気自動車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
電気自動車とは
電気自動車は、ガソリンではなく電気で走る車です。従来のガソリン車とは異なり、エンジンではなくモーターを搭載しています。
電気で自動車が走る仕組み
電気自動車は、ガソリン車とは異なり、電気で動く車です。車載のバッテリーに蓄えた電力をモーターに供給して走行します。
モーター
モーターは、電気自動車の心臓部とも言える部品です。ガソリン車のエンジンに相当し、電気エネルギーを回転力に変換して、車輪を駆動させます。
電気自動車のモーターには直流モーターと交流モーターの2種類があり、小型軽量で高効率な交流モーターが主流です。
バッテリー
バッテリーは、電気自動車のエネルギー貯蔵タンクです。ガソリン車の燃料タンクに相当し、電気を蓄えてモーターに供給します。
コントローラー
コントローラーは、電気自動車の頭脳とも言える部品です。バッテリーからモーターへ送られる電圧や電流を制御し、スムーズな走行を実現します。
駆動用バッテリーに貯めてある直流の電気を、交流モーターを回すために交流の電気に変換する「インバータ」や、電圧をコントロールする「コンバータ」などを組み合わせた部品のことを指します。
これらの部品が連携して、電気自動車を走行させます。
電気自動車の機能
電気自動車ならではの機能として、回生ブレーキがあげられます。
回生ブレーキは、電気自動車が減速したときに発生する運動エネルギーを、電気エネルギーに変換してバッテリーに貯蔵するシステムです。
ガソリン車では失われる減速時のエネルギーを、電気自動車には駆動用バッテリーへ電気エネルギーとして戻すことができます。
回生ブレーキは、電気自動車だけでなく、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車にも搭載されています。
ただし、バッテリー容量に差があるため、ハイブリッド車は電気自動車やプラグインハイブリッド車ほど、回生ブレーキの効果が期待できません。
回生ブレーキには、次のような効果があります。
回生ブレーキの効果
交流電力量消費率(電費)向上
バッテリーに貯蔵された電気エネルギーは、加速や走行に利用できます。つまり、電費向上につながり、一充電走行距離(航続距離)が伸びます。ガソリンエンジンで例えると、燃費が向上し航続距離が伸びるということです。
ブレーキパッドの摩耗軽減
回生ブレーキを使用することで、摩擦ブレーキの使用頻度が減り、ブレーキパッドの摩耗を軽減できます。
摩擦ブレーキより静粛性が高い
回生ブレーキは、摩擦ブレーキよりも静かに作動します。
一充電走行距離
近年はバッテリー技術の進歩により、電気自動車の一充電走行距離も向上しています。
車種やグレードによって異なりますが、軽自動車サイズのものであれば200km弱、長距離走行向けのモデルであれば500km~800km程度走行できます。
ガソリン車の一般的な走行距離は600km~1500km程度なので、電気自動車の方が短いと感じるかもしれません。
しかし、近所への買い物や駅への送り迎えなど、日常生活での使用であれば十分な距離と言えます。
また、最近では充電スタンドの設置場所も増え、出先でも充電しやすくなっています。
電気自動車の走行モード
電気自動車には、主に3つの走行モードがあります。
ノーマルモード
バランスの良い走行モードです。静粛性と電費を両立しています。
エコモード
電費を重視した走行モードです。モーターの出力を抑え、電力を節約します。
スポーツモード
力強い走行モードです。モーターの出力を最大限に活かし、加速性能を向上させます。
状況に合わせて、適切なモードを選択することで、快適なドライブを楽しむことができます。
電気自動車のおすすめ15選
国内メーカーも電気自動車開発に力を入れており、現在では国内外問わず多くの選択肢があります。しかし、どの電気自動車を選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでおすすめ電気自動車15車種をピックアップ。国産車8車種、輸入車7車種に分けてぞれぞれをご紹介します。
国産車EVおすすめ8選
日産 サクラ
日産 サクラは2022年に発売された軽自動車サイズの電気自動車です。
価格が安く、日常使いに最適です。
ボディタイプ | 軽トールワゴン |
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乗車定員 | 4名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 180km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 124Wh/km |
三菱 eKクロスEV
三菱 eKクロスEVは、三菱と日産が共同開発した軽自動車サイズの電気自動車です。
こちらもサクラと同様、価格が安く、日常使いに最適です。
両車はスペック的に大きな違いはありませんが、内装や標準装備などが異なります。好みに合わせて選択してください。
ボディタイプ | 軽ハイトワゴン |
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乗車定員 | 4名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 180km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 124Wh/km |
日産 リーフ
日産 リーフは2010年に発売された国内初の量産型電気自動車です。
長年愛され続けているロングセラーモデルで、2017年にフルモデルチェンジが行われ、一充電走行距離や安全性能が向上しました。
ボディタイプ | ハッチバック |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 322〜450km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 155〜161Wh/km(グレードによる) |
日産 アリア
日産 アリアは2022年に発売されたSUVタイプの電気自動車です。
広い室内空間と、長距離走行可能な一充電走行距離が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 460~640km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 166~187Wh/km(グレードによる) |
レクサス UX300e
レクサス UX300eは2020年10月に発売されたレクサス初の電気自動車です。
上質な内装と、静粛性の高い走行性能が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 512km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 141Wh/km |
マツダ MX-30 EV
マツダ MX-30 EVは、2021年に発表されたコンパクトなSUVタイプの電気自動車です。
マツダ初の電気自動車であり、スタイリッシュなデザインと上質な乗り心地が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 256km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 145Wh/km |
トヨタ bZ4X
トヨタ bZ4Xは2022年に発売されたSUVタイプの電気自動車です。
トヨタとSUBARUが共同開発した車種で、最新の安全運転支援システムを搭載しています。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 4名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 540~567km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 126~134Wh/km(グレードによる) |
スバル ソルテラ
スバル ソルテラは、2022年に発売されたSUVタイプの電気自動車です。スバルとトヨタが共同開発した車種で、悪路走破性に優れています。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動・全輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 487~567km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 126~148Wh/km(グレードによる) |
輸入車EVおすすめ7選
テスラ モデル3
テスラ モデル3はテスラを代表するセダンタイプの電気自動車です。
長距離走行可能な一充電走行距離と、高い加速性能が特徴です。
ボディタイプ | セダン |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 573〜706km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 123~129Wh/km(グレードによる) |
メルセデス・ベンツ EQB
メルセデス・ベンツEQBは、2021年に発売されたコンパクトなSUVタイプの電気自動車です。
7人乗りモデルも用意され、ファミリーユースにも最適です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 7名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 468~520km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 147~163Wh/km(グレードによる) |
フォルクスワーゲン ID.4
フォルクスワーゲン ID.4は、フォルクスワーゲン初の量産型電気自動車です。
SUVらしい広い室内空間と、実用的な機能が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 435~618km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 132~139Wh/km(グレードによる) |
BMW iX
BMW iXは、BMW初の量産型電気自動車です。
SUVらしい高い車高と、上質な乗り心地が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 4WD |
一充電走行距離(WLTCモード) | 455~650km(グレードによる) |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 183~199Wh/km(グレードによる) |
プジョー e-2008
プジョーe-2008は、2020年に発売されたSUVタイプの電気自動車です。
スタイリッシュなデザインと、実用的な機能が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 380km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 149Wh/km |
ボルボ XC40 Recharge
ボルボ XC40 Rechargeは、2020年に発売されたコンパクトSUVタイプの電気自動車です。
ボルボ初の量産型電気自動車であり、スタイリッシュなデザインとパワフルな走行性能が特徴です。
ボディタイプ | SUV |
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乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | 後輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 590km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 143Wh/km |
フィアット 500e
フィアット500eは、2020年に発売されたコンパクトなシティカータイプの電気自動車です。
可愛らしいデザインと、コンパクトなサイズで取り回しの良さが特徴です。
ボディタイプ | カブリオレ |
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乗車定員 | 4名 |
駆動方式 | 前輪駆動 |
一充電走行距離(WLTCモード) | 335km |
交流電力量消費率(WLTCモード) | 128Wh/km |
電気自動車以外のエコカー
電気自動車以外にも、環境に配慮したエコカーは主に3種類あります。
100%電気で走る電気自動車は、ほかのエコカーと区別する目的でBEVとも表記されます。
ハイブリッド車
エンジンとモーターの両方を搭載した車です。状況に応じてエンジンとモーターを使い分け、燃費性能と走行性能を向上させています。
プラグインハイブリッド車
エンジンとモーターを組み合わせた車ですが、外部充電も可能です。
バッテリー残量があれば電気自動車として走行し、バッテリーがなくなればエンジンで発電しながら走行します。
燃料電池車
水素を燃料として発電し、モーターを回転させて走行します。電気自動車と同じく排気ガスを排出せず、静粛性の高い走行が可能です。
電気自動車のメリット・デメリット
電気自動車の購入を検討するときは、メリットのみならずデメリットも理解したうえで自分のニーズに合っているかどうか判断しましょう。
ここでは、電気自動車を購入するメリット・デメリットをそれぞれ解説します。
電気自動車のメリット
電気自動車は、ガソリン車と比べて様々なメリットがあります。具体的には以下の4つが挙げられます。
電気自動車のメリット
一つずつみていきましょう。
ランニングコストはガソリン代よりも割安になる
ガソリンよりも電気代の方が安いため、長距離を走る機会が多い人ほど電気自動車のほうがランニングコストを節約できます。
環境省によると、たとえばトヨタ カローラの平均実燃費と、カローラに近いサイズのEVの平均電費(7km/kWh)を参考に算出した場合、年間1万km走行するとガソリン代と電気代は下記の金額となります。
【電気自動車の場合】
10,000km×3.58円/km=3万5800円
【ガソリン車の場合】
10,000km×11.87円/km=11万8700円
ガソリン車のコストから電気自動車のコストを差し引くと、差額は8万2900円です。
上記はあくまで一例のため、購入する電気自動車や電気代・ガソリン代によって多少異なります。
非常時は電源として使用できる
電気自動車は、停電時でもバッテリーに蓄えた電力を家庭で利用できます。
地震や台風などの災害で停電が発生した場合でも、電気自動車があれば照明や家電製品などを動かすことができ、安心です。
環境にやさしい
電気自動車は、エンジンを搭載していないため、静粛性に優れています。
深夜や早朝でも騒音を気にせずに運転でき、周辺環境にも優しい車と言えます。
また、CO2を排出しないため、地球温暖化対策にも貢献できます。
補助金や減税措置を受けられる
電気自動車を購入すると、国と自治体から補助金を受けられる制度があります。
さらに、エコカー減税やグリーン化特例、環境性能割などの税金優遇制度も利用できます。
これらの制度を活用すれば、車体価格を大幅に抑えることができます。
ただし、電気自動車購入に関する補助金には、対象車種や申請時期などの条件があります。
年度や自治体ごとに条件や金額も異なるため、購入前に詳細を確認しましょう。
電気自動車のデメリット
電気自動車の購入で考えられるデメリットは、次の3つです。
電気自動車のデメリット
一つずつみていきましょう。
充電に時間がかかる
電気自動車は、充電なしでは走行できません。充電時間は、使用する充電設備や電気量によって大きく異なりますが、満充電まで数時間かかる場合もあります。
ただし、日常的な使用であれば、毎回満充電まで充電する必要はありません。例えば、通勤や買い物であれば、30分程度の充電で十分な場合もあります。
近年は、急速充電と呼ばれる短時間で充電できる設備も増えています。
また、商業施設などの駐車場に充電スタンドが設置されるケースも増えており、買い物中に充電しておけば、帰る頃には十分な電力を確保できます。
地域によっては充電スタンドが少ない
充電スタンドの数は年々増加していますが、地域によっては充電できる場所が少ないという課題があります。
特に地方に住んでいる方や、出張や旅行で遠方まで出かけることが多い方は、充電スタンド不足に困ることがあります。
2024年2月時点では、全国の商業施設やパーキングエリアなどに急速タイプが約1万台、普通タイプが約2.5万台設置されています。今後も充電スタンドは拡充される予定ですが、現時点では都市部と地方で設置状況に差があります。
バッテリーには寿命がある
電気自動車は、搭載されたバッテリーに溜めた電気で走行します。バッテリーは繰り返し充電することで劣化し、徐々に性能が低下していきます。
バッテリーの劣化具合によっては、定期的な交換が必要となります。
交換費用は車種やバッテリー容量によって異なりますが、数十万円から数百万円かかる場合もあります。
また、バッテリーが劣化すると、充電できる電力量が減少します。そうすると、一充電走行距離が短くなったり、充電にかかる時間が長くなったりします。
さらに、バッテリーが劣化して溜めた電気の消費スピードが上がった場合、走行中にバッテリーの充電切れ(電欠)を起こすリスクがあります。
電気自動車が電欠を起こした場合、モーターと連結している駆動輪がロックされてしまいます。
そのため、ガソリン車のように燃料切れの際に人力で車を押して路肩やガソリンスタンドまで移動させることができません。
レッカー車なしでは安全な場所に移動できないので、電欠には特に注意が必要です。
電気自動車を買う前に確認すべき7つのポイント
ここでは電気自動車を買う前に確認しておきたい、7つのポイントを紹介します。
1.充電設備を確保できるか
電気自動車は、充電設備なしでは走行できません。そのため、自宅に充電設備を確保できるか確認が必要です。
戸建てとマンションそれぞれの確認すべき点は、下記のとおりです。
マンションの駐車場は共有部でもあり、個人で勝手に充電設備は設置できません。
最初から充電設備があるマンションでなければ、購入後に充電場所で困る可能性があります。
2.バッテリーの保証期間は長いか
2つ目の確認ポイントは、搭載されているバッテリーの保証期間です。
電気自動車のバッテリーには、メーカー独自の保証期間が設けられています。
バッテリーの保証期間が短い場合は、頻繁に交換費用がかかるリスクがあります。購入時は、バッテリーの保証期間を確認しましょう。
3.バッテリーの性能は良いか
バッテリーの性能は、電気自動車の航続距離や加速性能に影響します。
目安として、バッテリー出力の平均は40〜70kWh程度です。購入時は、バッテリーの出力にも注目しましょう。
4.バッテリーの寿命はどれくらいか
電気自動車に搭載されているバッテリーには複数の種類があり、それぞれ寿命が異なります。
車載用バッテリーの主な種類は、下記のとおりです。
車載用バッテリーの種類
リチウムイオン電池は、現在主となるバッテリーですが、メーカーや車種によって容量や寿命はさまざまです。
購入時は、バッテリーの種類と寿命を確認しましょう。
たとえば日産リーフはバッテリーの保証期間(寿命)を8年または16万km走行としているのに対して、トヨタのレクサスRZは10年または20万kmとしています。
5.生活圏内に関連サービス施設があるか
電気自動車の販売店や修理工場、公共充電スタンドなどが生活圏内にあれば、車や充電設備に何か不具合が生じた場合でも安心です。
購入前に、生活圏内に関連サービス施設があるか確認しましょう。
6.充電料金はいくら程度かかるか
電気自動車を充電するときは、自宅もしくは公共施設に設置された充電スタンドを利用します。
公共の充電スタンドを利用するためには、事前に各メーカーが発行するカードを入手する必要があります。
各メーカーの料金プランを比較して、自分に合った電気自動車を選びましょう。
電気自動車の電気代とガソリン車の燃料代の比較
環境省の資料を参考にすると、年間5,000km走行した場合、ガソリン車のガソリン代が5万9350円に対して、電気自動車の電気代が1万7900円と、電気自動車の方が2倍以上安くなります。
ただし電気自動車ごとに搭載しているバッテリーの容量や、契約しているメーカーのカード、プランによっても金額が変わります。
充電時間は、充電量(走行できる距離)と充電方法で異なります。
普通充電、急速充電、自宅充電それぞれを比較すると、下記のとおりです。
10km | 50km | 100km | |
---|---|---|---|
普通充電 | 27分 | 132分 | 268分 |
急速充電 | 2分 | 9分 | 17分 |
自宅充電 | 14分 | 71分 | 143分 |
普通充電で100km走行できる電気を充電しようとすると、4時間以上かかります。
7.自治体の補助金は利用できるか
電気自動車の購入には、国や自治体から補助金を受けることができます。
また、自治体によっては充電設備の設置に対する補助金枠も設けられている場合があります。購入前に、利用できる補助金を確認しましょう。
そのほか、充電時間や車種ごとのメリット・デメリットなども確認しておくことをおすすめします。
まとめ
電気自動車は環境にやさしいだけではなく、乗る人にとっても静音性の高さや、走行性能の高さによって心地良い走りが体験ができるというメリットがあります。
電気自動車を購入する際は、車によって搭載されているバッテリーは異なるため、一充電走行距離や交流電力量消費率を確認しつつ、できるだけバッテリーの保証期間が長いものを選ぶようにしましょう。
【筆者:MOTA編集部 カメラマン:小林 岳夫/堤 晋一/森山 良雄/茂呂 幸正/日産自動車/フィアット/ボルボ/MOTA編集部】
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