予想価格は440万円!トヨタ 新型クラウンエステートの発売日や内装、サイズなどを紹介

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:島村 栄二/堤 晋一/茂呂 幸正/MOTA編集部
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トヨタは2022年7月に16代目となる新型クラウンの4つのボディタイプを発表しました。すでに発売されている新型クラウンクロスオーバーを合わせ、2024年までには4タイプがすべて出そろいます。

今回は2024年登場予定の新型クラウンエステートの予想価格やボディサイズ、グレード構成などについてカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 1990年には2022年のN-BOXよりも売れていたトヨタ クラウン
  2. 新型クラウンでは4つのボディタイプを設定する
  3. 2024年に登場する新型クラウンエステートのボディサイズ
  4. 新型クラウンエステートのパワーユニット(動力源)はハイブリッドとプラグインハイブリッドを設定
  5. 新型クラウンステートの価格は440万円前後から! 上級グレードは670万円程度

1990年には2022年のN-BOXよりも売れていたトヨタ クラウン

トヨタ クラウンは日本を代表する高級車とされ、好景気だった1990年には、1か月平均登録台数が約1万7300台に達しました。2022年の売れ行きに当てはめると、国内販売1位になったホンダ 新型N-BOXの1か月平均1万6800台を上まわります。

ところが1990年以降、クラウンの売れ行きは下がり続け、2021年の1か月平均は約1800台でした。1990年の10分の1です。

それでもトヨタは伝統あるクラウンを廃止できず、売れ筋カテゴリーのSUVに発展させ、クラウンクロスオーバーの販売を2022年10月頃から本格化させました。

新型クラウンでは4つのボディタイプを設定する

注目されるのは、クラウンの廃止を避けるために、4種類のボディを用意してシリーズ化したことです。既に販売されている新型クラウンクロスオーバーの後には、SUVの新型クラウンスポーツと新型クラウンエステート、さらに新型クラウンセダンの発売も控えています。

新型クラウンスポーツと新型クラウンセダンの内容は2023年4月21日に掲載した通りで、発売は今年の秋とされています。販売店に新型クラウンスポーツと新型クラウンセダンの直近の状況を尋ねると、以下のように返答されました。

「新型クラウンの場合、2023年5月上旬時点で、クロスオーバーの納期が約10か月程度となっています。受注の多い販売会社では、2.4Lターボを停止しました。この影響で、新型クラウンスポーツと新型クラウンセダンの発売も延びる可能性があり、予約受注の開始は2023年8月から9月、正式発売は9月から10月以降と予想しています。新型クラウンスポーツにはプラグインハイブリッドもあり、この発売は年末です。そして最後に発売される新型クラウンエステートは、2024年にズレ込みます」。

2024年に登場する新型クラウンエステートのボディサイズ

そこで今回は2024年、クラウンシリーズ最後の登場となる新型クラウンエステートを予想してみましょう。

新型クラウンエステートのボディサイズは、全長が4930mm、全幅は1880mm、全高は1620mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2850mmとされます。

全長全幅全高ホイールベース

新型クラウンエステート

4930mm

1880mm

1620mm

2850mm

全長とホイールベースは、新型クラウンクロスオーバーと同じです。全幅は新型クラウンエステートが新型クラウンクロスオーバーよりも40mmワイドで、全高も80mm高いです。

また新型クラウンクロスオーバーは、SUVでありながら、ボディの後部に独立したトランクスペースを備えるセダンですが、新型クラウンエステートはルーフを高く設定して後方まで伸ばしました。ボディ後端のリヤゲートも角度を寝かせておらず、車内は広く実用性にも配慮された典型的なSUVです。

新型クラウンエステートの全高は、新型クラウンクロスオーバーに比べて80mm高いため、運転姿勢も異なります。天井の低い新型クラウンクロスオーバーに比べて、床と座面の間隔が増して、乗員の足が前側へあまり伸びません。

新型クラウンクロスオーバーのシートが、低い位置に足を伸ばして座るソファだとすれば、新型クラウンエステートは、高い位置に座るテーブルのチェアに近い着座姿勢です。そのために新型クラウンエステートの後席は、新型クラウンクロスオーバーよりも足元空間が広々としています。

荷室も広く、ボディの後部にリヤゲートも装着されるため、荷物の出し入れがしやすいです。トヨタの発表では、乗車定員は5名とされますが、荷室に3列目のシートを装着した7人乗りを用意する可能性も高いです。

今は3列シートのSUVが増えていますが、トヨタブランドで選べるのは、後輪駆動ベースの悪路向けSUVとされる新型ランドクルーザーと新型ランドクルーザープラドだけです。前輪駆動ベースの3列シートSUVがないため、新型クラウンエステートには欲しいところです。

同じトヨタの上級SUV、新型ハリアーと比べても、新型クラウンエステートの全長は190mm長く、3列シートの装着に適したボディです。

新型クラウンエステートのパワーユニット(動力源)はハイブリッドとプラグインハイブリッドを設定

新型クラウンエステートのパワーユニット(動力源)は、新型クラウンクロスオーバーにも搭載される直列4気筒2.5Lのハイブリッドと、2.4Lターボのハイブリッド、さらに2.5Lの充電可能なプラグインハイブリッドです。PHEVはハリアーなどと同様のシステムが搭載されます。

エンジンとモーターの動力性能を合計したシステム最高出力は、2.5Lハイブリッドが約235馬力、2.5Lプラグインハイブリッドが約305馬力、2.4Lターボハイブリッドは約350馬力です。駆動方式はすべて4WDです。

実用的には2.5Lハイブリッドで十分です。パワフルな走りを重視するなら2.4Lターボハイブリッドになります。充電機能が必要である場合、静かで滑らかな走りを求めるなら2.5Lのプラグインハイブリッドを選ぶべきです。

新型クラウンエステートは、前述の通り新型ハリアーよりもボディが大きいため、トヨタブランドの前輪駆動をベースにした量販SUVでは、実質的に最上級車種に位置付けられます。

その一方で、車内が広く荷物の積載性も優れるため、新型ハリアーと同様の人気車になる可能性が高いです。1990年頃のクラウンは、大量に売られる高級セダンでしたので、この性格を受け継ぐ新しいクラウンの主役が新型クラウンエステートです。従ってグレード構成も幅広く、多彩な選択肢が提供されます。

新型クラウンステートの価格は440万円前後から! 上級グレードは670万円程度

価格については、4WD専用車なので、少し高めです。ベーシックでありながら一番の売れ筋になる2.5Lハイブリッドは、低価格グレードでも440万円前後です。

この価格は新型クラウンクロスオーバーX(435万円)、新型ハリアーハイブリッドG・E-Four(433万9000円)、マツダ 新型CX-60・XD・Lパッケージ(400万4000円)などの売れ筋グレードに近く、価格競争力の面で大切になります。

2.5Lハイブリッドに装備を充実させた上級グレードは550万円前後です。新型ハリアーハイブリッドG・E-Four・Z・レザーパッケージ(514万8000円)よりも高めですが、内外装も上質で居住性や積載性も上まわるため、割高ではありません。

2.4Lターボハイブリッドは、動力性能が大幅に増強され、比較ベーシックなグレードが610万円、上級グレードは670万円といった価格設定です。クラウンシリーズのSUVでは、価格も最上級に近付きます。

プラグインハイブリッドは、2.4Lターボに比べて、さらに20万円程度高いです。従って比較的求めやすいグレードが630万円(ハリアー プラグインハイブリッドZ・E-Fourは充実装備で620万円)、上級グレードは690万円くらいです。

クラウンが700万円を超えると、さすがに高額で手が出しにくいです。それでもレクサスブランドを除くと、価格帯の高い上級SUVになります。

新型クラウンエステートが気になっている方は以上の価格も踏まえながら、購入を検討してみてください。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:島村 栄二/堤 晋一/茂呂 幸正/MOTA編集部】

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筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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