【2024年】新車で買える国産マニュアル車(MT車)おすすめ16選! 中古車や外車のおすすめ車種も紹介

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:堤 晋一/茂呂 幸正/和田 清志/トヨタ自動車
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マニュアル車(MT車)は、車を操っているという感覚が強く、車の運転好きやマニュアル車を乗り継いできた人から支持されており、オートマ車(AT車)が主流の今も根強い人気があります。

この記事では、マニュアル車とオートマ車の違い、マニュアル車の魅力、メリット・デメリットを解説します。あわせて、新車で買える国産マニュアル車おすすめ16選、新車で買える外車マニュアル車おすすめ3選、中古でしか買えないマニュアル車おすすめ5選、マニュアル車の運転時や購入時の注意点、よくある質問などを紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. マニュアル車(MT車)とは? オートマ車(AT車)との違い
  2. マニュアル車の魅力やメリット・デメリット
  3. 新車で買える国産のマニュアル車おすすめ16選
  4. 新車で買える外車のマニュアル車おすすめ3選
  5. 中古でしか買えないマニュアル車おすすめ5選
  6. マニュアル車を運転するときに注意すべきポイント
  7. マニュアル車に関するよくある質問
  8. まとめ

マニュアル車(MT車)とは? オートマ車(AT車)との違い

マニュアルトランスミッションを装備している車は、「マニュアル車」や頭文字を取って「MT車」と呼ばれています。

マニュアル車はエンジンへの動力を制御する「クラッチペダル」とシフトを操作して手動で変速する車です。

一方でオートマチック車は「オートマ車」、「AT車」とも呼ばれており、マニュアル車のようにクラッチペダルの操作がありません。シフトレバーをD(ドライブ)設定しておけばシフトレバーによるギア変速も必要なく、適切なギアは自動的に選択されます。

このようにオートマ車は運転者が自らギアを変更する必要がないため、マニュアル車に比べると運転が楽です。しかし、マニュアル車のほうが車を操っている感覚を味わえます。

そして運転免許には「オートマ限定免許」と制限のない「普通自動車免許」があります。オートマ限定免許ではマニュアル車には乗れません。オートマ限定免許の方がマニュアル車に乗るためには「限定解除」を行います。この限定解除には指定教習所で行う方法と、運転免許試験場で審査を受ける方法があります。

マニュアル車の操作方法

マニュアル車では、発進から停止までは、アクセルとブレーキペダルに加えてクラッチペダルでの操作が必要になります。

発進

・クラッチペダルを奥まで踏み込み、ギアを入れる(1~2速など)

・アクセルペダルを軽く踏み、エンジン回転数を上げる

・クラッチペダルをゆっくりと離し、半クラッチの状態を探す

・車が動き始めたら、アクセルペダルをさらに踏み込み、クラッチペダルを完全に離す

ギアチェンジ

・ギアごとに適切な車速まで加速したら、クラッチペダルを踏み込む(この時エンジン回転数を落としすぎないようにする)

・シフトレバーを次のギアへ動かす

・クラッチペダルを丁寧に離して、次のギアへ繋ぐ

減速・停止

・ブレーキペダルを踏んで減速する

・車速が下がってきたら、クラッチペダルを踏み込み、シフトレバーを操作してギアを下げる

・ギアを変えてからクラッチペダルをゆっくり離す

・完全に停止したら、シフトをNに入れ、クラッチペダルを離す

このように、マニュアル車では発進、ギアチェンジ、減速・停止までシフトレバーとクラッチペダルの操作が欠かせません。

このクラッチ操作が上手く行えないと、車の動きがギクシャクしたり、エンストしたりとスムーズに運転ができないという難しさがあります。

そのため、オートマ車よりもマニュアル車のほうが教習時間が長く、オートマ限定よりも普通自動車免許のほうが取得難易度も高くなっています。

マニュアル車の魅力やメリット・デメリット

メリット

・楽しい運転体験

・アクセルとブレーキの踏み間違いが起こりにくい

・適切なギア選択により燃費を抑えることができる

× デメリット

・オートマ免許よりも免許取得までにかかる時間が長く、取得費用も高い

・オートマ車よりも操作が複雑

・車種の選択肢が少ない

マニュアル車の魅力・メリット

マニュアル車は運転者自身がギア操作を行います。オートマ車とは異なる感覚を味わうことができる車です。

ここではそんなマニュアル車の魅力、メリットを3つご紹介します。

楽しい運転体験

マニュアル車は、運転を楽しみたい人にとって最適な車です。

自分の意思でギアを選び、変速して走行することができるため、車を操作している感覚を味わうことができます。

車との一体感を得ることができるため、単なる移動手段ではなく、運転を楽しむための乗り物となります。

アクセルとブレーキの踏み間違いが起こりにくい

マニュアル車では、発進や加速のたびにクラッチ、アクセル、ブレーキペダルを操作する必要があります。

ギアの選択を誤ると、車の挙動がおかしくなる、クラッチ操作を誤るとエンジンストップ(エンスト)する可能性があります。そのため、操作ミスにはすぐに気づくことができます。

また、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進も、マニュアル車では起こりにくいと言えます。

このように、マニュアル車はペダル操作ミスに気づきやすく、安全運転につながる利点があります。

適切なギア選択により燃費を抑えることができる

マニュアル車では、ドライバーの意思でシフトチェンジができるため、オートマ車よりも燃費が向上する傾向があります。

エンジン回転数を上げるために低いギアを使用するよりも、エンジン回転数を下げるために高いギアを使用して走行する方が燃費が良いです。

マニュアル車のデメリット

マニュアル操作が必要であることは、メリットにもデメリットにもなり得ます。

ここではマニュアル車のデメリットを3つご紹介します。

オートマ免許よりも免許取得までにかかる時間が長く、取得費用も高い

マニュアル車はオートマ車よりも操作が複雑なため、オートマ限定免許と比べて免許取得までには費用が高く、教習時間も長いです。

技能教習では、オートマ車が31時限に対して、マニュアル車は34時限が必要です。教習所の費用も数万円高くなります。

オートマ車よりも操作が複雑

アクセルやブレーキの他に、クラッチやシフトレバーの操作を行うマニュアル車は、オートマ車よりも運転難易度が高いです。クラッチ操作を誤るとエンストを起こしてしまうこともあるでしょう。

走行中は頻繁にクラッチを操作しなければなりません。

運転速度に対してエンジンの回転数が低すぎると、ノッキング(エンジン内で生じる異常燃焼によって起こる金属音を伴った異音や振動)が発生し、車が揺れます。

例えば高いギアに入れたまま右左折を行ったり、2速以上で発進させたりする際に起こります。

坂道発進では、オートマ車とは違う操作が必要です。

坂道の途中で停止し、再度発進する場合は、まずサイドブレーキを引いて車を固定し、半クラッチにして車が少し動き始めたのを感じてからサイドブレーキをゆっくり下ろします。

いきなりクラッチ操作をしてしまうと、ギアが上手くつながらずにエンストの原因となってしまうため、気をつける必要があります。

車種の選択肢が少ない

現在ではオートマ車が主流となっているので、マニュアルとして販売される車は減っています。

国産車、輸入車を問わずオートマ車が多くなってきており、マニュアル車を買いたいとなれば選択肢は少なくなります。

新車で買える国産のマニュアル車おすすめ16選

ここからは「新車で買える国産マニュアル車のおすすめ16車種」を紹介していきます。

軽自動車、コンパクトカー・ハッチバック、スポーツカー(軽自動車以外)のタイプで分けた一覧は以下のとおりです。

軽自動車・軽スポーツカー

スズキ ジムニー

ダイハツ コペン

ホンダ N-ONE RS

コンパクト・ハッチバック

マツダ MAZDA2

マツダ MAZDA3

トヨタ ヤリス

スズキ スイフト

トヨタ カローラフィールダー

スポーツカー

スズキ スイフトスポーツ

トヨタ GRヤリス

マツダ ロードスター

トヨタ GR86

スバル BRZ

日産 フェアレディZ

ホンダ シビックタイプR

トヨタ GRスープラ

スズキ ジムニー

ジムニーは1970年に発売され、長い間人気のある車です。本格的な4WD性能が魅力で、通常は2WDとして走行できますが、必要に応じて4WDに切り替えられるパートタイム4WDというシステムを搭載しています。

また、ジムニーは特徴的な外観デザインで、オフロード走行を意識した力強さを感じさせます。

予防安全機能や衝突安全機能も備えているため、快適にドライブできます。

グレードはXG、XL、XCの3つが用意されています。

グレード(参考)

XG

排気量

658cc

最高出力

64馬力

最大トルク

96Nm

トランスミッション

5速MT

ダイハツ コペン

コペンは、軽自動車規格の2人乗りオープンカーです。ライバル車であるホンダ S660は2022年3月まで販売されていましたが、それ以降はコペンが新車で購入できる国産軽オープンカーとして唯一の存在です。

荷室は見た目以上に広く、通勤や通学、買い物、日常生活の使用も可能です。

グレードは、ローブ、エクスプレイ、セロ、ローブS、エクスプレイS、セロS、GRスポーツの7つが設定されています。

グレード(参考)

ローブ

排気量

658cc

最高出力

64馬力

最大トルク

92Nm

トランスミッション

5速MT

ホンダ N-ONE RS

N-ONE RSは、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の中でスポーティなモデルです。軽自動車で初めてとなるFFターボと6速MTの組み合わせで、軽快な加速を楽しむことができます。

内装には、本革ステアリングとシフトノブが装備されており、スポーティな雰囲気を演出しています。

荷室は、4人が乗車しても十分なスペースを確保しています。また、荷室の高さも低く抑えられているため、使いやすいです。

さらに、後席の座面を上げることで、高さのある荷物も積むことができます。

グレード(参考)

RS

排気量

658cc

最高出力

64馬力

最大トルク

104Nm

トランスミッション

6速MT

マツダ MAZDA2

マツダ MAZDA2は、欧州ではBセグメント(全長約3.6m~4.4m程度)に分類されるように、コンパクトなボディが魅力です。

もともとは日本では「デミオ」として販売されていましたが、2019年からグローバルな名前に変更されました。

1.5Lのエンジンに、6速MTという組み合わせが可能で、マツダらしい大胆で個性的なフォルムを持っています。

エンジンはディーゼルターボとガソリンを選べますが、どちらも排気量は同じで、馬力にも大きな違いはありません。マニュアル車を選択した場合、駆動方式はFFのみとなります。

軽量で細部までこだわった作りだからこそ、きびきびとした走りを楽しみたい人にピッタリの1台です。

グレード(参考)

15 SPORT

排気量

1496cc

最高出力

110馬力

最大トルク

142Nm

トランスミッション

6速MT

マツダ MAZDA3

マツダ MAZDA3は、もともと「アクセラ」として販売されていましたが、通算4代目である2019年よりグローバルモデルネームに変更されました。スタイルはマツダ CX-5から始まった、魂動デザインを踏襲しています。

ボディタイプはセダンとハッチバック形状のファストバックの2種類。外観は必要なものを残す、シンプルなところが特徴です。足回りも自然な運転感覚を重視して設計されています。

基本的に6ATで構成されていますが、ファストバックのみ6MTが選択可能です。変速性能に優れていることからも、マニュアル車の操作を重視したい人に向いている車になるでしょう。

グレード(参考)

20S Black Tone Edition

排気量

1997cc

最高出力

156馬力

最大トルク

199Nm

トランスミッション

6速MT

トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリスは、もともと「ヴィッツ」として販売されていましたが、4代目からはヨーロッパで使われていた名称のヤリスに統一されています。トヨタの世界戦略車の筆頭であり、欧州カー・オブ・ザ・イヤーまで獲得しています。

小さなボディではありますが、コンパクトカーの概念を覆すほどの高性能であり、ファミリーカーというより夫婦2人で乗るようなパーソナルカーにシフトしてきたところが大きな特徴です。

日本仕様車は5ナンバーのコンパクトサイズに抑えられており、1.5L 2WDのみ6MTが選択可能です。ですが、GRカローラなどに採用されているiMTのような新機軸は未投入。

3気筒というコンパクトなエンジンであり、サスペンションにも余裕がある設計をとれたことで、小さくてもきびきびした車を好む人に向いているでしょう。

グレード(参考)

ガソリン車 Z

排気量

1490cc

最高出力

120馬力

最大トルク

145Nm

トランスミッション

6速MT

スズキ スイフト

スズキ スイフトは、コンパクトカーの中で高い人気を誇るモデルです。デザインはスポーティでスタイリッシュであり、若者から年配の方まで幅広い層に支持されています。

パフォーマンスにおいては、軽量なボディと優れたハンドリングが特徴で、市街地走行から高速道路まで安定した走行性能を提供します。エンジンは経済的で燃費も良く、ハイブリッドモデルもラインアップに含まれており、環境に配慮した選択肢も用意されています。

内装はシンプルながらも機能的で、快適な乗り心地を追求しています。安全面では、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの先進的な安全装備が搭載されており、安心して運転できます。

価格も手頃で、コストパフォーマンスに優れた一台です。

グレード(参考)

HYBRID MX

排気量

1197cc

最高出力

82馬力+モーター

最大トルク

108Nm+モーター

トランスミッション

5MT

トヨタ カローラフィールダー

2012年にフルモデルチェンジして誕生したのが、3代目のトヨタ カローラフィールダーです。

コンパクトで実用的なボディを持っており、今は少なくなったステーションワゴンとして存在感を示してきました。燃費もよく運転席からの見切りもよいボディで、信頼性の高さもカローラの名前に恥じない1台です。

5ナンバーに特化していますが、ラゲッジスペースも非常に大きくとられており、ビジネスにも活用できる仕上がりになっています。

5MTは、1.5Lエンジンのみの設定ですが、バックモニター内蔵の自動防眩ルームミラーなども装備しているなど、普段使いから安全に活用できる仕様です。

ファミリー仕様でもMTにしたいという人にピッタリでしょう。

グレード

EX

排気量

1496cc

最高出力

109馬力

最大トルク

138Nm

トランスミッション

5速MT

スズキ スイフトスポーツ

見た目はスズキ スイフトですが、実は全く違う性能を付加されているのがスズキ スイフトスポーツです。

1.5Lからダウンサイジングされ、エスクードにも採用された1.4L直4ターボをハイオク仕様とし、独自のターボ過給圧制御のチューニングまで施されています。

6MTは、欧州仕様よりローレシオ化(ギアの回転比率を低めに設定)されており加速がしやすいため、街中でもきびきび走れる仕様となりました。

見た目はかわいい雰囲気ですが、ブレーキも大型化されており、車重も1tを切ることに成功するなど軽量で、市販車としては驚くほどの高性能車になっています。

MT車の中でも、軽量で強烈な加速力に魅力を感じる方には、楽しい1台になるでしょう。

スイフトスポーツの現行モデルは、2023年12月に発売された新型スイフトの派生モデルではなく、2017年に発売された先代型がベースのモデルです。

ですが、近いうちに新型スイフトスポーツが発売されると予想されています。

グレード

ベースグレード

排気量

1371cc

最高出力

140馬力

最大トルク

230Nm

トランスミッション

6速MT

トヨタ GRヤリス

GRヤリスは、ヤリスをベースにして開発されたコンパクトサイズのスポーツカーで、WRC(世界ラリー選手権)への参戦を可能にするためのホモロゲーション(承認)を取得しています。

最小回転半径5.3mと小回りが利くため、日常的な買い物や通勤にも適しています。

GRヤリスは、RC、RZ、RZハイパフォーマンスの3つのグレードが展開されています。

グレード(参考)

RC

排気量

1618cc

最高出力

304馬力

最大トルク

400Nm

トランスミッション

6速MT

マツダ ロードスター

ロードスターは2シーターのオープンカーです。

ライトウェイトスポーツカーに分類され、軽快なハンドリングと十分な加速性能で、アクセルワークやコーナリングを楽しむことができる車です。

2シーターでコンパクトですが、トランクルームは独立型で、2人分の荷物を積むには十分な広さがあります。

ロードスターにはリーフが幌タイプと電動開閉式のハードトップの2種類があります。幌タイプのグレードはS、Sスペシャルパッケージ、Sレザーパッケージ、SレザーパッケージVセレクション、RSの5種類があります。

ルーフが電動開閉式のロードスター RFには、S、VS、RSの3種類のグレードが設定されています。

グレード(参考)

S

排気量

1496cc

最高出力

136馬力

最大トルク

152Nm

トランスミッション

6速MT

トヨタ GR86

GR86は、スタイリッシュなデザインの車です。

水平基調のボディライン、ワイドなリアフェンダー、シャープなヘッドライトなど、人目を引くデザインとなっています。水平基調の骨格とワイドボディによる低重心は、スポーツカーとして申し分ありません。

一部改良によって新たに搭載された2.4Lエンジンにより、幅広い速度域で走る楽しさを体感することができます。

さらに、純正パーツのラインナップが豊富なため、好みのカスタマイズが楽しめます。

GR86には、RC、SZ、RZの3つのグレードがあります。

グレード(参考)

RC

排気量

2387cc

最高出力

235馬力

最大トルク

250Nm

トランスミッション

6速MT

スバル BRZ

BRZは、トヨタと共同開発で生まれた車で、スバル車の中では唯一のクーペタイプのスポーツカーです。先ほどご紹介したGR86と兄弟車となっています。

ただし、デザインには違いがあり、ヘッドライトやグリルはGR86よりも落ち着いたデザインです。BRZは空気抵抗を意識したデザインとなっており、直進安定性能が高く、高速道路でも安定した走りが可能です。

GR86と同じ水平対向エンジンを搭載し、低速域から力強く走ります。

また、快適な運転をサポートする安全装備のアイサイトも備わっています。

BRZのグレードはR、S、STIスポーツの3つです。

グレード(参考)

R

排気量

2387cc

最高出力

235馬力

最大トルク

250Nm

トランスミッション

6速MT

日産 フェアレディZ

フェアレディZは、1969年から続く長い歴史を持つスポーツカーです。

ロングノーズや軽量モノコックボディなどが特徴で、本格的なスポーツカーとして人気があります。

内装では、スポーツカーらしいデザインが採用されており、ダッシュボードに装備された3連メーターが目を引きます。

3L V6エンジンのパワフルな運転フィールは、燃費競争の激しい昨今の新型車ではなかなか味わえません。

フェアレディZのMTモデルには、名前のないベースグレードと、バージョンS、バージョンSTの3つのグレードがあります。

グレード(参考)

ベースグレード

排気量

2997cc

最高出力

405馬力

最大トルク

475Nm

トランスミッション

6速MT

ホンダ シビックタイプR

シビックタイプRは、2L直4ターボエンジンを搭載した、操る楽しさを感じられるクルマです。アクセル操作のレスポンスを高め、地面に吸い付くような走りを楽しむことができます。

新設計のシフトレバーは握りやすいティアドロップ型です。独自のシフトリンク機構により、4速から5速といったギアを斜めに操作する時にも滑らかなシフトフィールを実現し、気持ちの良い操作感が味わえます。

さらに、走行データを自動解析し、ドライビングスキル向上をサポートする、シビックタイプR専用データロガーアプリ「Honda LogR」も搭載されています。これにより、パフォーマンスモニターが車両の状態を表示し、走行データの採点や解析が可能です。

グレード(参考)

タイプR

排気量

1995cc

最高出力

330馬力

最大トルク

420Nm

トランスミッション

6速MT

トヨタ GRスープラ

GRスープラは、1978年に初代スープラとして登場して以来、直6エンジンを搭載したFR車として知られています。

2019年には、4代目スープラの販売終了から17年ぶりに車名を復活させ、BMW Z4との兄弟車として新たなデザインで再登場しました。

初期の販売ではAT車のみでしたが、2022年の一部改良では、3L 直6エンジンに合わせて新たにマニュアルも開発され、1グレードのみで提供されています。

グレード(参考)

RZ

排気量

2997cc

最高出力

387馬力

最大トルク

500Nm

トランスミッション

6速MT

新車で買える外車のマニュアル車おすすめ3選

続いて、「新車で買える外車のおすすめマニュアル車」を紹介していきます。

ここでは走りが楽しい3車種にフォーカスをしています。

アバルト 595

フィアット 500(チンクエチェント)をベースとして、アバルトがチューニングしたのがアバルト 595です。

大型のエアインテークを持ったバンパーが特徴で、専用パーツの効果でフィアット 500とは見た目もかなり違います。5MTモデルがあり、コンパクトなボディで軽快な走りを楽しめる設定です。

ほかの車にはない特徴的な装備は、可変式エキゾーストシステムでしょう。4本あるマフラーのうち2本はサイレンサーが付いていない直管状態で3000回転を超えると排気される仕組みです。当然、排気負荷が減り、高回転時の走りが変わります。

日本車とは違う走りを楽しみたい人や、少し違う雰囲気を持ちたい人にはアバルト 595は向いているでしょう。

グレード(参考)

595

排気量

1368cc

最高出力

145馬力

最大トルク

180Nm

トランスミッション

5速MT

ルノー メガーヌR.S.

ルノー メガーヌR.S.のR.S.は、ルノーのモータースポーツにおける数々の歴史を創ってきた「ルノー・スポール」のことを指します。

エンジンは、ルノー・スポール・カーズと、ルノー・スポール・レーシングが担当し開発した1.8Lターボです。

ルノーの求める究極のスポーツパフォーマンスということで、さまざまな部分に改良がみられ、19インチホイールを収めるために、ボディ形状まで変化があります。さらにエンジン出力を高めた、「トロフィー」もリリースされました。

ルノー メガーヌR.S.には6MTが設定されており、特別仕様車のR.S.トロフィーRでは、エキゾーストシステムやカーボンボンネットの採用など、市販車とは思えない装備までもっています。

プラットフォームは日産との共同開発ですが、ヨーロッパ車らしい走りとともに6MTを楽しみたい人に向いている1台です。

グレード(参考)

R.S.

排気量

1798cc

最高出力

300馬力

最大トルク

400Nm

トランスミッション

6速MT

ポルシェ 718ケイマン/ボクスター

ポルシェの中でも、スポーツカーとして設定されているのが、718ケイマンとボクスターです。クーペモデルがケイマン、オープンカーがボクスターで、両車はほぼ同じパーツを共用している兄弟関係にあたります。

ポルシェの伝統ともいえる水平対向6気筒NAからダウンサイジングされた水平対向4気筒ターボを持つモデルで、シングルターボに低回転域のレスポンスを高める可変ガイドベーンという機構が装備されています。

ケイマンGT4RSだけは7速PDK(デュアルクラッチトランスミッション)を採用していますが、ほかはPDKと6MTが選択できる設定です。

ポルシェの中でもさらにスポーツに特化したモデルということで、本物の走りを楽しみたい人向けになるでしょう。

グレード(参考)

718 ボクスター/ケイマン

排気量

1988cc

最高出力

300馬力

最大トルク

380Nm

トランスミッション

6速MT

中古でしか買えないマニュアル車おすすめ5選

ここまで新車で買える国産車と外車のおすすめ車種を紹介していきました。

最後に販売が終了している「中古でしか買えないマニュアル車」のおすすめ5車種を紹介します。外車と同じく、マニュアル車ならではの走りを楽しめる車種をピックアップしています。

スズキ アルトワークス

スズキから約15年ぶりに復活したのが、8代目アルトの時代のアルトワークスでした。

直列3気筒DOHCに新設計のターボを積んだことで64馬力をたたき出し、わずか700kgのボディを強烈に加速させます。そして5MTは、専用設計のショートストロークになっているため、非常に素早く変速可能です。さらに1~4速はシフトアップ時に回転の落ち込みが少ないクロスレシオにするなど、素早い加速に特化した仕様になっています。

クラッチも専用設計であり、素早いだけでなく、思ったような動きをしてくれるのが、アルトワークスの良さです。軽量なため、どうしても剛性不足に感じるかもしれませんが、実は専用の高強度鋼板を使っており、かなりの板厚があります。

軽量かつ強引なほどの加速、きびきびした足回りを求める人にとっては、最高の1台になるでしょう。

グレード(参考)

ワークス

排気量

658cc

最高出力

64馬力

最大トルク

100Nm

トランスミッション

5速MT

ホンダ フィットRS

ホンダ フィットには3代目までMTの設定がありました。特にスポーティモデルの設定だった「RS」は、6MTを搭載するなど、高性能を発揮している1台です。1.5Lエンジンに132馬力を発揮し、専用の空力パーツも与えられ、精悍なデザインに仕上がっています。

ただし、ボディやシャシーには専用パーツは組み込まれませんでした。これはベース設計のレベルの高さであり、そのままでも十分に楽しめる車に仕上がっていたからです。

現在で見ても、十分な性能をもったFFスポーツカーですが、チューニングして楽しみたい人にはお手軽な1台になるでしょう。

グレード(参考)

RS

排気量

1496cc

最高出力

132馬力

最大トルク

155Nm

トランスミッション

6速MT

日産 ノート NISMO

日産 ノートの2代目はレース仕様のコンプリートカー「NISMO」にMTが存在しました。

2代目は、持ち込み改造車扱いのNISMO Sが設定されていました。専用の排気チューンを施され、ECUも書き換えられており、ハイオク仕様になっています。

1.6L 5MTがNISMO Sで、NISMOは1.2L CVTと設定そのものが違いました。

現在でもNISMO仕様は日産のさまざまな車種に踏襲されていますが、同車にも他車種のNISMO仕様に負けず劣らずフロント周りやサイドプロテクターなど見た目にも大きな違いがあります。リアブレーキも制動力の高いディスクブレーキに変更されるなど、走行面でも高い性能を持つ1台です。

日産 ノート NISMOは、家族でも使いたい、それでいてMTの走りも楽しみたい人に向いている車でしょう。

グレード(参考)

NISMO S

排気量

1597cc

最高出力

140馬力

最大トルク

163Nm

トランスミッション

5速MT

スバル WRX STI

スバル WRX STIの初代は、1992年にスバル インプレッサ WRX STIとして初登場。このモデルは、世界ラリー選手権(WRC)での成功により広く認知されました。

同車はターボ付きの2.0L水平対向4気筒エンジン(ボクサーエンジン)を搭載しています。このエンジンは、低重心と高い回転安定性を提供し、パワフルかつスムーズな走行を実現します。

また、スバルのシンメトリカルAWD(常時全輪駆動)システムは、優れたトラクションとハンドリングを実現。ほかにも、専用にチューニングされたサスペンションシステムを持ち、高速走行時の安定性とコーナリング性能が優れています。

ただし、運転にも技量を求められることから、車好きでラリー車のようなAWDに乗りたいという人向けになるでしょう。

グレード(参考)

STI EJ20 Final Edition

排気量

1994cc

最高出力

308馬力

最大トルク

422Nm

トランスミッション

6速MT

三菱 ランサーエボリューション

三菱 ランサーエボリューションは、ラリーのベース車として、輝かしい歴史を刻んできた名車。日本国内での最終型となったXの特別仕様車が、2015年に販売されたファイナルエディションです。これを最後に三菱自動車にはランサーの名前がなくなり、セダン市場からも撤退しました。

Xがベースの5MTの設定で、2L直4DOHCターボは、313馬力という強力なパワーを発揮します。最高な出来のランサーとなりましたが、非常に高性能な代わりに販売台数は1000台しかなく、とても希少な車となりました。

中古市場でもかなり高価な車ですが、何よりも極端な性能を持っています。歴史的にも特殊な車で、MTを楽しみたいだけでなく、ランサーに乗りたい、維持したい人向けになるでしょう。

グレード(参考)

ファイナルエディション

排気量

1998cc

最高出力

280馬力

最大トルク

422Nm

トランスミッション

5速MT

マニュアル車を運転するときに注意すべきポイント

マニュアル車はクラッチペダルやシフトレバーの操作が必要です。

ここでは、マニュアル車を運転するときに注意すべきポイントをご紹介します。

左足をクラッチペダルに乗せ続けない

運転中にクラッチペダルに足を乗せ続けるのは避けましょう。

クラッチペダルに足を乗せ続けると、踏まなくても足の重さで半クラッチになることがあります。

半クラッチの状態が続くとクラッチ板が摩耗するため、必要のない時は足を離すようにしましょう。

変速が必要なくなったら、左足はフットレストに置いておくと良いでしょう。

半クラッチを頻繁に使用しない

半クラッチを頻繁に使用することも避けた方が良いです。

発進やシフトチェンジの時には半クラッチが必要ですが、過度に使用するとクラッチ板が摩耗します。

もしクラッチ板が使えなくなり交換が必要になると、数万円の費用がかかります。

クラッチ板を長持ちさせるためには、必要な時だけ半クラッチを使用するようにしましょう。

クラッチやシフトを中途半端に操作しない

ギアが確実に入っていない時や、クラッチの踏み込みが不十分な時にはシフトチェンジできません。

中途半端な操作はシフトチェンジを正しく行うことができないため、確実にギアを入れるためにはクラッチをしっかり踏み込むことを意識してください。

走行中にシフトノブを握り続けない

シフトノブを握り続けることも避けるべきです。

シフトノブはトランスミッションに接続されています。必要以上に強く握って重みをかけると、シフトノブが受ける振動などの力を逃がすことができず、パーツの摩耗を引き起こす原因となります。

シフトチェンジを行ったら、シフトノブから手を離すようにしましょう。

マニュアル車に関するよくある質問

ここではマニュアル車に関するよくある質問内容をご紹介します。

マニュアル車の運転に必要な免許は?

マニュアル車の運転には「普通自動車第一種免許」が必要です。

普通自動車の免許には、マニュアル車とオートマ車の両方が運転できる限定なし免許と、オートマ車のみ運転できるAT限定免許があります。

AT限定免許しか持っていない人がマニュアル車を運転するには、教習所で限定解除の教習を受けないといけません。

中古のマニュアル車を購入する際に見るべきポイントは?

そもそもクラッチが繋がらないと発進すらできません。

中古車を購入するときは、試乗を行い、エンジンをかけてクラッチを繋いで発進させてみましょう。繋がるポイントが手前すぎる、または不自然だとクラッチの板が摩耗している可能性があります。

またスムーズな変速を助けるシンクロメッシュも確認すべき部分です。シンクロメッシュがあまりにも消耗していると、いくら丁寧に変速をしても金属音が発生し、スムーズな変速ができません。

変速時に異音が鳴る場合はシンクロメッシュが消耗していると考えて良いでしょう。

ただし、マニュアル車への知識や経験がない方にとっては上記は判断できないでしょう。そのため、信頼のできるお店で、保証がついた車両を買うのがおすすめです。

まとめ

運転を楽しみたいのなら、トランスミッションはマニュアルがおすすめです。ですが、現在の車はオートマが全盛であり、マニュアル車の設定はかなり少なくなりました。それでも、スポーツバージョンなどではMTが設定されていることもあります。

人馬一体という言葉があるように、MTは車を思うがままに動かす楽しみがあるのは確かです。ドライバーにも技量を求められますが、機会があるならぜひマニュアル車でドライブしてみてください。きっと新たな車の楽しみを見つけられることでしょう。

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