マツダ MAZDA2の価格やスペックなど、最新購入情報をお届け|多彩なカラーコーディネーションで従来ユーザー以外にも訴求【2023年】

画像ギャラリーはこちら
マツダは2023年1月27日(金)に、同社のコンパクトモデル「MAZDA2(マツダ2)」を装備とグレード構成の見直しなどを含む大幅商品改良を行い、予約受付を開始しました。

今回はそんなマツダ2の価格やスペックなど、カーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. マツダ2のおすすめポイント
  2. マツダ2の評価
  3. マツダ2の発売時期
  4. マツダ2の価格・グレード構成
  5. マツダ2のボディサイズ
  6. マツダ2の外観(エクステリア)
  7. マツダ2の内装(インテリア)
  8. マツダ2のおすすめグレード
  9. マツダ2のボディカラーは全11色
  10. マツダ2はスポーツ路線が好みでなかった方にもウケるかも

マツダ2のおすすめポイント

・これまで12グレード展開だったものが、新たに8グレード展開にグレード構成が整理され、選びやすくなった

・ライバル車にも引けを取らない装備、価格設定に

マツダ2の評価

マツダ2の良かった点

スポーティグレード中心だったグレード構成が、リラックスできる明るい雰囲気のグレードも設定されるなど、選びやすいものに

マツダ2の気になった点

特になし

総合評価 3.9 ★★★★☆

外観4.3★★★★☆
内装3.3★★★☆☆
走行性4.5★★★★★
運転しやすさ3.5★★★★☆
乗り心地4.0★★★★☆
燃費・維持費4.0★★★★☆

今の国内販売では、ボディのコンパクトな車種が売れ筋です。2022年には新車として売られたクルマの39%を軽自動車が占めて、これに続くのが24%のコンパクトカー&ミドルサイズハッチバックでした。

そのために5ナンバーサイズのコンパクトカーには、販売ランキングの上位に入る人気車が多いです。2022年の登録台数を見ると、日産 ノート+ノートオーラが1ヶ月平均で約9200台、トヨタ ルーミーは約9100台、トヨタ ヤリス(SUVのヤリスクロスとスポーツモデルのGRヤリスを除く)は約6900台という具合です。

しかしマツダ2(MAZDA2)は、1ヶ月平均で約2000台と伸び悩んでいます。価格の高いミドルサイズSUVのマツダ CX-5が約2600台を登録しており、マツダ2は割安なコンパクトカーとしては不本意な売れ行きになりました。40歳未満のユーザーが減り、高齢化が見られることも、マツダ2の悩みです。

マツダ2の発売時期

そこで若年層のユーザーを増やすことも視野に入れ、マツダ2はマイナーチェンジを実施しました。2023年1月27日に予約受注を開始して、販売店によると「納車を伴う発売は3月23日以降」とのことです。

マツダ2の価格・グレード構成

グレードエンジントランス

ミッション

駆動方式最高出力(馬力)/

最大トルク(Nm)

WLTCモード

燃費

価格(税込)
15CSKYACTIV-G 1.5

(1.5L ガソリンエンジン)

6AT4WD110馬力/142Nm18.1km/L174万9000円
2WD20.3km/L152万9000円
15BD4WD18.1km/L186万7800円
2WD20.3km/L164万7800円
15 Sunlit Citrus4WD18.1km/L232万1000円
2WD20.3km/L210万1000円
15 SPORT4WD18.1km/L222万2000円
2WD20.3km/L200万2000円
6MT20.2km/L
15MB174万9000円
XDSKYACTIV-D 1.5

(1.5L ディーゼルエンジン)

6AT4WD105馬力/250Nm19.2km/L212万3000円
2WD21.6km/L190万3000円
XD BD4WD19.2km/L221万1000円
2WD21.6km/L199万1000円
XD SPORT+232万1000円
4WD19.2km/L254万1000円
6MT2WD105馬力/220Nm25.2km/L232万1000円

今回のマイナーチェンジでは、エンジンやサスペンションなどには改良を加えていません。変更されたのは、装備とグレード構成です。以前はマツダらしいスポーティグレードが中心でしたが、マイナーチェンジ後は、スポルト、BD、特別仕様車のサンリットシトラスに大別されます。

目新しいグレードはBDです。BDは「ブランクデッキ」の略称で、絵柄の入っていないスケートボードを示す言葉です。つまりシンプルで色を変えられるという意味です。

マツダ2のボディサイズ

全長4080mm
全幅1695mm
全高1525mm
ホイールベース2570mm
乗車定員5名

マツダ2の外観(エクステリア)

BDの特徴はフロントマスクに象徴されます。フロントグリルを狭めて、パネルを装着しました。大きなグリルを備えるスポルトに比べて、外観が穏やかな雰囲気です。フロントグリルに装着されるパネルは、基本的にはボディ同色ですが、色彩を変更できます。メーカーオプションでは、ホワイトグリルが用意されます。

このほか2トーンのフルホイールキャップ、外装色に合わせた3種類のインパネカラー、外装色とは色彩が異なるルーフフィルムやドアミラーも用意しました。外装色は11色、ルーフカラーは3色、ホイールキャップカラーは6色、インパネカラーは3色で、合計すると198通りのカラーコーディネーションを選べます。

これに伴って、ホイールキャップを装着しないレスオプションも可能にしました。従来はホイールキャップのようなディーラーオプションを装着する場合、標準装着品は廃棄していましたが、エコロジーの観点から好ましくありません。ユーザーの出費も増えます。そこで標準装着品をはずすレスオプションを用意しました。

レスオプションを選ぶと、価格が2万4200円安くなります。メーカーが標準装着するパーツのコストは、想像以上に安く、通常は非装着にしても価格はほとんど下がりません。ホイールキャップの非装着で2万4200円安くなるのは、ユーザーにとってメリットです。マツダが自由に選べるカラーコーディネーションに力を入れている証ともいえるでしょう。

また、ルーフフィルムも用意しました。フィルム表面の形状が緻密で、反射する光を調節しています。上質な光り方を実現できました。通常の塗装工程が必要な2トーンカラーに比べると、これもエコロジーに繋がります。

そして外装色やホイールキャップの組み合わせにより、ルーキードライブ(ROOKIE DRIVE)、クラップポップ(CLAP POP)といった用品パッケージも設定され、デザイン表現の幅を広げました。

用品パッケージ 内訳

ROOKIE DRIVECLAP POP
フロントグリルアクセントセンターデカール
ドアミラーガーニッシュ
ボディデカールセット
リアルーフスポイラーフルホイールキャップ
リアバンパーアクセント
フルホイールキャップ

一方、スポルト(SPORT)は従来のデザイン路線を発展させ、専用のグロスブラックによるメッシュグリル、ブラックのルーフフィルム、ブラックメタリックと切削加工による16インチ専用アルミホイールなどを標準装着しています。

特別仕様車のサンリットシトラスは、衝突被害軽減ブレーキを高速域でも作動させるスマートブレーキサポート、全車速追従機能付きクルーズコントロール、本革巻きステアリングホイール、運転席の電動調節機能、前席シートヒーターなどを標準装着しています。

マツダ2の内装(インテリア)

インパネカラーは前述の通り3色で、外装色に合わせて、ピュアホワイト、グロスブラック、グロスライトブルーから選べます。インパネには植物由来原料のバイオエンプラが使われ、二酸化炭素の排出量を抑えています。しかも成形に使う金型を綿密に造り込み、深みのある高い質感も備わりました。後から1個ずつ塗装したり磨いたりするのではなく、金型の段階で仕上げるため、作業工程もシンプルです。この点でもエコロジーを促進させます。

マツダ2のおすすめグレード

マイナーチェンジを受けたマツダ2のおすすめグレード(買い得グレード)は、直列4気筒1.5Lのガソリンエンジンを搭載する15BD(164万7800円)です。このグレードにスマートブレーキサポートや全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールをセットにしたセーフティクルーズパッケージ(6万6000円)、360度ビューモニターなどを備えた360度セーフティパッケージ(6万500円)、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(3万3000円)、ルーフフィルム(5万5000円)を加えて、総額186万2300円とするのが最もオトクな選び方です。マツダのメーカーオプションは割安に設定され、数多く装着しても割高になりません。

ちなみにコンパクトカーのガソリンエンジンを搭載する買い得グレードは、ホンダ フィットホーム(182万6000円)、トヨタ ヤリス1.5G(179万9000円)のように、180万円前後に集中しています。そこでマツダ2は、各種の上級機能をオプション装着した上で、ライバル車の買い得グレードと価格が釣り合うように配慮しました。15BDを選び、実用装備をオプション装着すると、出費を抑えながらマツダ2の個性を満喫できます。

マツダ車らしいスポーティな走りを楽しむなら、高い駆動力と低燃費を両立させた1.5Lのクリーンディーゼルターボ搭載車を選びます。グレードはXDスポーツ+(232万1000円)がベストです。価格は高めですが、専用装備のアダプティブLEDヘッドライトを始めとして、運転席の電動調節機能など、各種の装備を充実させました。フル装備ですからオプションを加える必要はありません。

なおクリーンディーゼルターボを割安に手に入れたいなら、XD・BD(199万1000円)も選べます。装備は買い得グレードの15BDとほぼ同じで、34万3200円を加えることにより、ディーゼルエンジンにグレードアップできます。

マツダ2のボディカラーは全11色

エアストリームブルーメタリック
ソウルレッドクリスタルメタリック
スノーフレイクホワイトパールマイカ
プラチナクォーツメタリック
ジェットブラックマイカ
ポリメタルグレーメタリック
エアロクグレーメタリック
セラミックメタリック
ソニックシルバーメタリック
マシーングレープレミアムメタリック
ディープクリスタルフブルーマイカ

マツダ2はスポーツ路線が好みでなかった方にもウケるかも

マツダ2はマイナーチェンジによってグレード構成が整理され、選びやすくなりました。特にBDにはリラックスできる明るい雰囲気が感じられ、今までのスポーツ路線を進むマツダ車とは性格が異なります。従来のマツダ車が好みに合わなかったユーザーも、マイナーチェンジされたマツダ2なら気に入るかも知れません。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:MOTA編集部】

マツダ/MAZDA2
マツダ MAZDA2カタログを見る
新車価格:
152.9万円254.1万円
中古価格:
108.3万円234.9万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ
ワンランク上の宿で、贅沢なひとときを... おごと温泉 びわ湖花街道

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

  • 複数社を比較して、最高値で売却しよう!

    車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか?販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。1社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目指しましょう。

  • 事前にネット上で売値がわかるうえに、過剰な営業電話はありません!

    一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。MOTA車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。最大20社の査定結果がネットで確認でき、高値を付けた3社だけから連絡がくるので安心です。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
  • 最新
  • 週間
  • 月間

新着記事

話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ MAZDA2の最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ MAZDA2のカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ MAZDA2の中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ MAZDA2の記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ MAZDA2のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる