スズキ 新型スイフトスポーツの価格は239万円〜と予想! 発売は2025年からの可能性も

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スズキ 新型スイフトが2023年12月に発売され、派生車種である新型スイフトスポーツの登場を待ち遠しいと思うユーザーも多いでしょう。

今回は、東京オートサロン2024で公開された新型スイフトのコンセプトカー「スイフト・イエローレヴ」から、新型スイフトスポーツの発売日や価格の予想などを、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型スイフトスポーツの登場は2025年ごろ?
  2. 新型スイフトスポーツの外観(エクステリア)予想|スポーティな印象のデザイン
  3. 新型スイフトスポーツのエンジン予想|1.4Lターボエンジンを踏襲
  4. 新型スイフトスポーツの走行性能予想|これまで以上に楽しく、安全性も高まる
  5. 新型スイフトスポーツの価格予想|現行型より20万円程度値上げが予想される
  6. 新型スイフトスポーツはおすすめのモデル!

新型スイフトスポーツの登場は2025年ごろ?

2023年12月には、スズキ 新型スイフトが発売されました。

従来までのスイフトと同様に、全長が4m以下に収まる5ナンバーサイズのコンパクトカーで、新たに開発された直列3気筒1.2Lエンジンを搭載しています。2WDの車両重量は910~950kgと軽く、機敏な運転感覚を楽しむことができます。

売れ筋グレードにはマイルドハイブリッドが搭載されており、2WDのWLTCモード燃費は、CVT(無段変速AT)で24.5km/L、5速MT(マニュアル)では25.4km/Lに達します。

この値をライバル車と比較しても、フルハイブリッドを搭載するホンダ 新型フィット e:HEV・RSは27.2km/Lですので、新型スイフトはマイルドハイブリッドのコンパクトカーとしては優れた数値を達成しました。

そして2024年末までには、スイフトの派生モデルとして楽しい運転を提供するスイフトスポーツも、新型に切り替わる可能性があります。

ただし、2024年1月下旬時点で現行型のスイフトスポーツの受注はまだ行われており、販売は終了していません。

そのため、新型スイフトスポーツの発売は2025年に入る可能性もあります。販売店でも、「新型スイフトスポーツの発売時期はまだ分かりません」とのことです。

一方、2024年1月に開催された東京オートサロン2024には、「スイフト・クールイエローレヴ」というコンセプトカーが参考出品されました。

そこで新型スイフトスポーツをこのコンセプトカーから外観やエンジンスペック、走行性能、価格などを予想してみましょう。

新型スイフトスポーツの外観(エクステリア)予想|スポーティな印象のデザイン

スイフト・クールイエローレヴは、5ナンバーサイズの新型スイフトをベースに開発され、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)を30mm下げ、外観のスポーティな印象やワイド感を強調しています。

また、タイヤサイズも205/50R16に拡大され、オフセット値(※)も小さく変更されたため、外観がより洗練されました。

(※)ホイールのオフセット値は、ホイールの中心位置からディスク(取り付け)面までの距離を表す数値。オフセットを小さく変更することで、タイヤやホイールは車体の外側へと移動します。これにより、車両の安定性やハンドリング性能を向上させることができます。

このスイフト・クールイエローレヴを見れば、新型スイフトスポーツの雰囲気も想像できるでしょう。

新型スイフトスポーツのエンジン予想|1.4Lターボエンジンを踏襲

新型スイフトスポーツは新型スイフトをベースに開発されますが、パワーユニットは異なります。従来のスイフトスポーツと同様、直列4気筒1.4Lターボを踏襲した上で、欧州仕様と同じくマイルドハイブリッドを組み合わせることとなるでしょう。

1.4Lターボエンジンの最高出力は140馬力、最大トルクは23.4kg-mを踏襲する見通しで、自然吸気エンジンに当てはめると2.3Lに相当する性能を発揮します。トランスミッションは、従来通り6速MTと6速ATが予想されます。

マイルドハイブリッドは燃費の向上を目的にした技術ですが、運転感覚にも良い影響を与えます。

街中を走行する際にはエンジン回転数が2000回転前後まで下がり、駆動力が低い状態でアクセルペダルを緩く踏み増した時など、マイルドハイブリッドのモーターが動力性能を効果的に補うからです。これより、低回転域から滑らかな運転がしやすくなります。

新型スイフトスポーツの走行性能予想|これまで以上に楽しく、安全性も高まる

新型スイフトスポーツのボディについては、新型スイフトと同様に、高張力鋼板や構造用接着剤が積極的に使用されるでしょう。そのため、新型スイフトスポーツでも走行安定性や乗り心地が向上すると考えられます。

さらにステアリング操作に対する反応も正確になり、小さな操舵角から車両の進行方向が忠実に変わるような運転感覚になるでしょう。

これらの改善により、車両との一体感や運転の楽しさが向上し、安全性にも優れた効果がもたらされます。

ベース車のスイフトが新型で進化したのと同様、新型スイフトスポーツでも動力性能、走行安定性、操舵感、乗り心地など、さまざまな性能がバランスよく向上するでしょう。

新型スイフトスポーツの価格予想|現行型より20万円程度値上げが予想される

新型スイフトスポーツの価格はベース車の新型スイフトと同じく、安全装備や運転支援機能の充実、原材料費の高騰など、従来型に比べ値上げすることが予想されます。6速MT239万円、6速ATは246万円価格設定でしょう。

現在販売されている現行型のスイフトスポーツは、6速MTが216万4800円、6速ATが223万6300円です。

現行型と比べると、新型スイフトスポーツは20万円を少し超える値上げになりそうですが、マイルドハイブリッドが新たに搭載され、先進安全装備クルーズコントロールなどの運転支援機能も追加されるはずです。こうした機能の向上によって、新型スイフトの価格と同様、納得できる価格設定になっていると思います。

新型スイフトスポーツはおすすめのモデル!

新型スイフトスポーツは間違いなくおすすめのモデルです。

新型スイフトスポーツの6速ATが約246万円であれば、ベースとなる新型スイフト「ハイブリッドMZ」グレードの価格(216万7000円)と比較しても、価格差は30万円以内となります。

新型スイフトと新型スイフトスポーツを性能や装備、機能面で比較すると、新型スイフトとの価格差も納得できることから、新型スイフトスポーツが登場すればますます人気が高まるでしょう。

ちなみに、2023年に国内で販売されたスイフトの内、スイフトスポーツが約50%を占めました。

最近は、運転が楽しいスポーツモデルの価格が高騰している中で、ボディがコンパクトで軽量、取り回しのしやすいスイフトスポーツは、お買い得感を含めて運転が好きな方々にとって共感が得られる存在となっています。新型が登場すればスイフトスポーツの魅力は一層際立つことでしょう。

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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/森山 良雄】

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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