トヨタのスポーツカー一覧! 新型GRシリーズや歴代の旧車まで魅力を紹介
- 筆者: 文生伊(あおい)/松浦 広恭
- カメラマン:小林 岳夫/トヨタ自動車
トヨタのスポーツカーは、性能とデザインを兼ね備えた魅力的なモデルが揃っています。
この記事では、トヨタのスポーツカーへの取り組みや現在販売されているGRシリーズの詳細、歴代モデル、購入時のポイントなどを網羅的に紹介します。
トヨタの新型スポーツカー「GR」とは?
トヨタのスポーツカーへの取り組みは、単なる車の製造を超え、長年にわたる情熱と革新の歴史を築き上げてきました。
1960年代から始まったこの挑戦は、今や世界中のスポーツカーファンを魅了する存在となっています。
スポーツカーは「速く走るための車」というイメージが強いですが、実はそれだけではありません。最先端の技術と卓越したデザインが融合した、いわば「走る実験室」のような存在なのです。
モータースポーツやスポーツカー開発を通じて得られた知見は、私たちの日常を支える市販車にも活かされています。
例えば、スポーツカーの性能を支える軽量化技術や空力性能は、市販車の燃費向上や走行安定性の向上に繋がっています。
また、高速走行時の車両の挙動を精密に制御する電子制御システムは、安全運転支援システム「Toyota Safety Sense」の基盤となっています。
トヨタのスポーツカーブランド「GAZOO Racing(GR)」
これらの取り組みを象徴するのが、2017年から販売されている「GAZOO Racing(GR)」ブランドです。
GRシリーズは、モータースポーツで培われた技術と知見を惜しみなく注ぎ込んだ、まさにトヨタスポーツカーの集大成と言えるでしょう。
トヨタのスポーツカー「GRシリーズ」のラインナップ10選
ここからは、2024年現在ラインナップされているGRシリーズの主要モデルを10個ピックアップして紹介します。
「GRシリーズ」は、GAZOO Racing(GR)の名を冠した高性能モデルです。
モータースポーツで培った技術を惜しみなく注ぎ込んだ、トヨタスポーツカーの集大成とも言える車種を紹介します。
トヨタ GRヤリス
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3995×1805×1455mm |
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WLTCモード燃費 | 10.8~12.4km/L |
GRヤリスの主な特徴
・WRC(世界ラリー選手権)参戦車両の技術を惜しみなく投入した高性能ハッチバック。公道からサーキットまで、あらゆる場面で高いパフォーマンスを発揮する。
・1.6L 3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力304馬力の性能を誇る。
・4WDシステムによる卓越したトラクション性能も魅力。
トヨタ GRMNヤリス
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3995〜4030×1805〜1815×1455〜1475mm |
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WLTCモード燃費 | ー |
トヨタ GRMNヤリスの主な特徴
・トヨタ GRヤリスをベースにさらなる高性能化を図ったスペシャルモデル。
・限定500台が発表直後に完売するほど人気が高い。
・サーキットパッケージやラリーパッケージなどの専用パーツやGRパーツも豊富。
トヨタ GRカローラ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4410×1850×1480mm |
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WLTCモード燃費 | 12.4km/L |
トヨタ GRカローラの主な特徴
・トヨタの代表的なコンパクトカー「カローラ」をベースにした高性能モデル。スポーティーでありながら実用的な5ドアボディで日常使いの実用性とスポーツカーとしての走りの楽しさを両立。
・1.6L 3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力304馬力を誇る。
・4WDシステムによる高い走行安定性が魅力。
トヨタ GR86
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4265×1775×1310mm |
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WLTCモード燃費 | 11.7〜12.0km/L |
トヨタ GR86の主な特徴
・比較的手頃な価格で本格的なスポーツカーを楽しめるエントリーモデルで、FR(後輪駆動)のピュアスポーツカー。初心者からベテランまで、幅広いドライバーに支持されている。
・2.4L 水平対向4気筒エンジンを搭載し、最高出力235馬力を誇る。
・軽量でコンパクトなボディによる俊敏な走りと低重心設計による優れたハンドリング性能が魅力。
トヨタ GRスープラ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4380×1865×1295mm |
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WLTCモード燃費 | 11.0〜14.5km/L |
トヨタ GRスープラの主な特徴
・伝説的名車「スープラ」の復活モデル。BMWとの共同開発による2シーターの本格FRスポーツで、高級感あふれる内装と圧倒的な走行性能を兼ね備えている。
・3.0L 直列6気筒ターボエンジン(最高出力387馬力)と2.0L 直列4気筒ターボエンジン(SZ-Rは最高出力258馬力、SZは最高出力197馬力)の2種類が用意されている。
・50:50の理想的な前後重量配分も魅力。
トヨタ アクア GR SPORT
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4095×1695×1485mm |
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WLTCモード燃費 | 29.3km/L |
トヨタ アクア GR SPORTの主な特徴
・日常使いにも適した実用的なモデルでありながら、スポーティな走りも楽しめる「エコ&スポーツ」を体現した1台。
・1.5L ハイブリッドシステムを搭載(最高出力91馬力+モーター)。スポーツ仕様としては別格の低燃費。
・スポーツ走行に適したサスペンションチューニングと専用デザインの外装・内装が施されている。
トヨタ ヤリスクロス GR SPORT
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4185×1765×1580mm |
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WLTCモード燃費 | 17.6〜25.0km/L |
トヨタ ヤリスクロス GR SPORTの主な特徴
・SUVの実用性とスポーツカーの走りの楽しさを融合させた、アウトドア派の方にもおすすめのスポーツカー。
・1.5L ハイブリッドシステム(最高出力91馬力+モーター)または1.5L ガソリンエンジンを選択可能(最高出力120馬力)。
・GR専用チューニングのサスペンションをはじめ、専用デザインの外観や内装も特徴的。
トヨタ ハイラックス GR SPORT
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5320×1900×1840mm |
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WLTCモード燃費 | 11.7km/L |
トヨタ ハイラックス GR SPORTの主な特徴
・タフな悪路走破性能はそのままに、スポーティーな走りも楽しめる特別なピックアップトラックで、アウトドアや趣味の道具の運搬にも最適。
・2.4L ディーゼルターボエンジンを搭載。400N・mと太いトルクによって力強い走り。
・専用デザインのフロントグリルやホイールとオフロード性能を強化したサスペンションが採用されている。
トヨタ ランドクルーザー GR SPORT
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4965×1990×1925mm |
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WLTCモード燃費 | 7.9〜9.7km/L |
トヨタ ランドクルーザー GR SPORTの主な特徴
・最高級SUVにGRの走りの楽しさを加えた、まさに究極の1台。快適性、走破性、スポーティさのすべてを高い次元で実現。
・3.5L V6ツインターボエンジン(最高出力415馬力)または3.3L V6ディーゼルターボ(最高出力309馬力)を選択できる。
・電子制御でスタビライザー(車体の傾きを抑えて走行を安定させる)効果を変化させるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)が世界で初めて採用された。
トヨタ コペン GR SPORT
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3395×1475×1280mm |
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WLTCモード燃費 | 18.6〜19.2km/L |
トヨタ コペン GR SPORTの主な特徴
・軽自動車ならではの取り回しの良さと、オープンカーの爽快感、そしてスポーツカーの走りを一度に楽しめる、ユニークな1台。
・660cc直列3気筒ターボエンジンを搭載(最高出力64馬力)。
・GR専用チューニングのサスペンションが採用されており、軽快な走りが堪能できる。
ここまで現在のGRシリーズのラインナップを紹介してきました。
このように、スポーツカーの走りを追求したモデルから日常使いの利便性を重視したモデルまで、幅広いラインナップが用意されているのがトヨタGRシリーズの特徴です。
トヨタ歴代のスポーツカー12選
トヨタのスポーツカーの歴史は、日本の自動車産業の発展とともに歩んできました。
時代とともに変化するニーズに応えながら、常に革新的なモデルを生み出してきたトヨタのスポーツカーの歴史を確認していきましょう。
60年代・70年代のトヨタ製スポーツカー
1960年代から70年代は、日本のモータリゼーションが本格化し、スポーツカーブームが起こった時代です。
トヨタもこの流れに乗り、数々の名車を世に送り出しました。
トヨタ スポーツ800(1965-1969)
トヨタ スポーツ800は、別名「ヨタハチ」として親しまれた、トヨタ初の本格的量産スポーツカー。
軽量ボディと空冷2気筒エンジンで、当時としては驚異的な低燃費を実現しました。
トヨタ 1600GT(1967-1970)
トヨタ 1600GTは、当時の日本車としては珍しい高性能な1600ccエンジンと洗練されたデザインを備えています。
コンパクトで軽量な設計により、優れた走行性能とコストパフォーマンスを両立したモデルです。
トヨタ 2000GT(1967-1970)
トヨタ 2000GTは、日本初の本格的高級スーパーカーとして世界を驚かせた名車。
ジェームズ・ボンドの映画「007は二度死ぬ」(1967年公開)にも登場し、今でも高値で取引される稀少モデル。
トヨタ セリカ(1970-2006)
トヨタ セリカは、特に1970年代から1980年代にかけて、初期モデルの革新的なデザインと高い運動性能が若者の心をつかみ大ヒット。
運転の楽しさだけでなく、価格が手頃である点もメインユーザーである若者にとって魅力的でした。
80年代のトヨタ製スポーツカー
80年代は、日本車が世界市場で存在感を増し、技術力でも欧米メーカーを凌駕し始めた時代でした。
トヨタもこの時期、数々の革新的なスポーツカーを生み出しています。
トヨタ スープラ(1981-2002)
トヨタ スープラは、セリカの兄貴分として誕生し、後に独立したモデルに発展します。
6つのシリンダーが一列に並んで配置されている直6エンジンを搭載した本格FRスポーツカーとして人気を獲得しました。
トヨタ MR2(1984-1999)
トヨタ MR2は、ミッドシップレイアウトを採用した革新的なスポーツカー。
軽量・コンパクトなボディで、抜群の運動性能を誇るモデルでした。
トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ(1983-2000)
トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノは、FF駆動でありながらスポーティな走りを実現したモデル。
特にAE86型は、漫画「頭文字D」で取り上げられたこともあり、ドリフト界の伝説的存在として憧れる人も多いでしょう。
トヨタ ソアラ(1981-2005)
トヨタ ソアラは、特に1980年代から1990年代にかけて、豪華でエレガントなデザインと高性能なエンジンにより、快適性や先進性を重んじるドライバーに支持された車でした。
北米市場では「Lexus SC」として販売され、レクサスブランドの立ち上げに影響を与えた1台です。
トヨタ スターレット(1973-1999)
トヨタ スターレットは、コンパクトなサイズや手頃な価格、高い燃費性能が評価され、都市部のドライバーを中心に人気を博した車。特に1986年に追加されたスポーツ志向の高いターボモデルはそのパフォーマンスで市場から高く評価されました。
90年代のトヨタ製スポーツカー
90年代は、バブル経済の崩壊を経験しながらも、高性能な車の開発が続けられた時代です。
トヨタもこの流れに乗り、さらなる進化を遂げ洗練されたモデルを発表しました。
トヨタ アルテッツァ(1998-2005)
トヨタ アルテッツァは、スポーティなデザインと高性能なエンジン、優れたハンドリングで、ドライビングの楽しさを追求するドライバーに愛されたモデル。
直列6気筒エンジン搭載モデルの「RS200」が特に高い評価を受けた車です。
トヨタ MR-S(1999-2007)
トヨタ MR-Sは、MR2の第三世代モデルとして登場しました。
軽量なミッドシップレイアウトとオープンエアの楽しさを提供するスポーツカーとして、特にその卓越したハンドリングと運転の楽しさで人々を虜にしたモデルです。
2000年代に入るとトヨタ製スポーツカーはほぼ生産終了
2000年代に入ると、トヨタのスポーツカー戦略に大きな変化があり、多くの人気スポーツカーモデルが姿を消しました。
その背景には、世界的な環境規制の強化があります。低燃費・低排出ガスへの要求が高まる中、スポーツカーはその流れに逆行していたためです。
さらに、日本ではバブル崩壊後の景気低迷や若者のクルマ離れによって、スポーツカー市場が縮小し、採算が取れなくなったモデルから順次生産終了に追い込まれました。
しかし、トヨタはスポーツカー開発を完全に諦めたわけではありません。
次の時代への準備として、モータースポーツ活動を継続し、レースで得たノウハウを次世代のスポーツカー開発に生かしていました。
2010年代でトヨタのスポーツカー開発が復活
2010年代に入ると、トヨタのスポーツカー開発に再び光が当たります。
「もっといいクルマづくり」を掲げる豊田章男社長(現会長)のリーダーシップのもと、スポーツカーの復活が始まりました。
トヨタ 86(2012年〜)
トヨタ 86は、スバルとの共同開発により誕生したFRスポーツ。
手頃な価格で本格的なスポーツカーを楽しめると、世界中で高い評価を得ています。現在では2代目となる「GR86」として多くのファンから支持されています。
トヨタ スープラ(2019年〜)
トヨタ スープラは、BMWとの共同開発で、17年ぶりに復活。伝統の直6エンジンを搭載し、往年のファンの期待に応えた1台です。
GRブランドを確立
また、トヨタはこの時期に先述したGAZOO Racing(GR)ブランドを立ち上げ、モータースポーツで培った技術を市販車に投入しはじめました。
WRC(世界ラリー選手権)やWEC(世界耐久選手権)への参戦を通じて蓄積されたスポーツカー開発のノウハウも、市販車へ次々とフィードバックを進めています。
この復活劇により、トヨタは再びスポーツカーメーカーとしての地位を取り戻したといえるでしょう。
トヨタのスポーツカー購入時のポイント
トヨタのスポーツカーを購入する際には、いくつかの注意したいポイントがあります。
スポーツカーの購入は普通車以上に慎重さが必要なため、ここで紹介するポイントをしっかりと押さえましょう。
新車と中古車それぞれについて解説します。
新車が欲しい人は最新トレンドを追いかける
新車のスポーツカーが欲しい人は、最新トレンドを常にチェックすることが重要です。
多くのスポーツカーはイベントでニューモデルやモデルチェンジが発表されますが、発表直後に売り切れてしまうことが多いです。
例えば、トヨタ GRヤリスは発表後すぐに予約が殺到し、入手困難になりました。
気になるモデルが発表されたら、すぐに予約を入れられるように最新情報を常にチェックしておきましょう。
中古車で購入する場合は状態や部品在庫を確認する
予算に限りがある人や、生産終了モデルが欲しい人には中古車での購入がおすすめです。
ただし、中古車を購入する際は車両の状態や部品在庫を確認することが重要です。
多くのスポーツカーは前オーナーが改造(チューニング・カスタマイズ)している可能性があるため、改造の内容や車検への影響を詳細に確認する必要があります。
気になる中古車が見つかった場合には、実際に車両を見たり、試乗したりして、エンジン音やハンドリング、ブレーキなどを確認することも忘れずに行いましょう。
また、生産終了から時間が経っているモデルは部品の供給が終了している場合があるため、メーカーや専門店に問い合わせて主要部品の在庫状況を確認しましょう。
トヨタのスポーツカーを選ぶメリットとデメリット
トヨタのスポーツカーは、最先端の技術が凝縮された魅力的な車種ですが、人によってはその性能を十分に活かしきれないかもしれません。
これからご紹介するメリットとデメリットは一般的なスポーツカーにも当てはまることなので、これらを参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてみてください。
〇 メリット
・カッコ良さと走りの快適さが楽しめる
・操縦性が高く、爽快感あるスピードが楽しめる
・希少性が高く、他の人と差別化できる
× デメリット
・価格は一般車より高め
・乗車人数や荷物はあまりのらない
・一般道だと性能を持て余してしまう
一つずつみていきましょう。
メリット
まずはトヨタのスポーツカーを選ぶメリットを3つ紹介します。
カッコ良さと走りの快適さが楽しめる
スポーツカーの魅力はデザインのカッコ良さと走りの快適さにあります。
車の重心が低いため、ミニバンなどの背の高い車よりも横揺れが少なく、車酔いしにくいという特徴があります。
操縦性が高く、爽快感あるスピードが楽しめる
スポーツカーは操縦性が高く、爽快感あるスピードを楽しめます。
ドライバーの視点が路面に近いため、低速でもスピード感や加速感を味わいやすいです。
希少性が高く、他の人と差別化できる
スポーツカーは希少性が高く、他の人と差別化できます。
「他人と被りたくない」、「人から注目されたい」という人にピッタリです。
デメリット
高性能かつカッコ良い外観のトヨタのスポーツカーですが、デメリットと言えるポイントもあります。
価格は一般車より高め
新型のスポーツカーは高性能な部品や最新技術が使われているため、一般的な乗用車に比べて高価です。また、中古車でもその希少性から高価なモデルが多いです。
予算に限りがある人には厳しい選択肢かもしれません。
一部のモデルは走りを重視している分、乗車人数や荷物はあまりのらない
一部のスポーツカーモデルは、後部座席やトランク容量が狭く、人や荷物を多く乗せることが難しい場合があります。
日常使いには不便に感じることもあるため、趣味用と割り切らないのであれば、購入前に試乗して室内の広さを確認すると良いでしょう。
一般道だと性能を持て余してしまう
スポーツカーは高出力エンジンを搭載しているため、一般道ではその性能を十分に発揮できないことがあります。
また、燃料消費が大きいため、維持費が高くなる可能性もあります。
上記に挙げたポイントはデメリットとして捉えられるかもしれませんが、実はスポーツカーの特徴であり、個性とも言えます。
これらの点をスポーツカーの魅力と感じる人もいるでしょう。自分がスポーツカーに求めるものをよく考えて検討してみましょう。
トヨタのスポーツカーの選び方
ここからは、具体的なトヨタのスポーツカーの選び方について解説していきます。
着目すべきポイントは以下の3つです。
トヨタのスポーツカーの選び方
1つずつ見ていきましょう。
駆動方式/エンジン性能で選ぶ
スポーツカーの魅力はその「走り」にあります。駆動方式とエンジン性能は、走行性能に大きな影響を与えるため、必ず確認しましょう。
スポーツカーを選ぶ上で注目すべき駆動方式やエンジン性能は以下の通りです。
駆動方式
駆動方式 | 車種例 |
---|---|
FR | トヨタ GR86やトヨタ GRスープラなど |
FF | トヨタ GRカローラなど |
4WD | トヨタ GRヤリスなど |
駆動方式ごとの特徴
FR:スポーティな走りが楽しめるが、雪道など滑りやすい路面では扱いに注意が必要
FF:安定性が高く、初心者でも扱いやすいのが特徴
4WD:悪路でも高い走破性を発揮し、オールラウンドに活躍
エンジン性能
エンジン種類 | 車種例 |
---|---|
自然吸気エンジン(NA) | トヨタ GR86など |
ターボエンジン | トヨタ GRヤリスなど |
エンジン種類ごとの特徴
自然吸気エンジン(NA):レスポンスの良さが魅力
ターボエンジン:高出力と低燃費を両立している
自分が求める走りのスタイルや車の使用環境、運転スキルを考慮して、最適な車種を選びましょう。
デザインや好みで選ぶ
スポーツカーの「見た目」も重要な要素です。
トヨタのスポーツカーは、機能性と美しさを兼ね備えたモデルが多く、3つのボディタイプに分かれます。
ボディタイプ | 車種例 | 特徴 |
---|---|---|
クーペ | トヨタ GR86やトヨタ GRスープラなど | スタイリッシュで洗練された印象 |
ハッチバック | トヨタ GRヤリスやトヨタ GRカローラなど | コンパクトながら力強さを感じさせるデザイン |
SUV | トヨタ ハイラックス GR SPORTなど | 力強さとスポーティさを両立したデザインが特徴 |
カラーバリエーションやインテリアデザインも選択基準に加え、「どのような走りをしたいか」「どこを走りたいか」といった用途や環境に合わせて選ぶのもおすすめです。
予算で選ぶ
予算も車選びの重要なポイントです。
トヨタのスポーツカーは、比較的お手頃な価格から高級車まで幅広く展開しています。
価格帯 | 車種例 | 特徴 |
---|---|---|
安価 | トヨタ GR86やトヨタ アクアGR SPORTなど | 300万円前後から購入可能 |
中間 | トヨタ GRヤリスやトヨタ GRカローラなど | 400〜500万円程度が中心 |
高価 | トヨタ GRスープラなど | 600万円以上する高性能モデル |
購入時の価格だけでなく、燃費、税金、保険料などの維持費も考慮して選びましょう。
また、中古車を検討するのも一つの方法です。
人気車種は在庫も豊富なので、あなたにぴったりのトヨタ製スポーツカーが見つかるでしょう。
これらのポイントを押さえ、試乗して実際の操作性や乗り心地を確認することで、後悔のない車選びができるでしょう。
トヨタのスポーツカーに関するよくある質問
ここからはトヨタのスポーツカーに関する気になる項目を質問形式で紹介します。
トヨタのスポーツカーは2人乗りが多いですか?
トヨタのスポーツカーはモデルによって乗車人数が異なります。
2人乗りモデルにはトヨタ GRスープラやトヨタ MR-S(生産終了)があり、4人乗りモデルにはトヨタ GR86、5人乗りモデルにはトヨタ GRヤリスやトヨタ GRカローラなどがあります。
検討中のモデルがあれば、主要諸元表などを確認して乗車定員をチェックしましょう。
スポーツカーにコスパ良く乗るコツはありますか?
コスパ良くスポーツカーに乗るコツとして、中古車を選ぶ方法があります。
また、改造や部品交換が必要な際には中古パーツを活用することでコストを抑えられます。
リセールバリューの高いスポーツカーを選ぶことも重要です。
現行車の中ではトヨタ 86/トヨタ GR86が中古市場でも安定した人気があり、コスパ良く売買できるでしょう。
スポーツカーを長持ちさせるメンテナンスのコツはありますか?
スポーツカーを長持ちさせるためには、こまめなメンテナンスが必要です。
メーカーやディーラーが推奨する定期点検を欠かさず受けることが重要です。
特にオイル交換には注意が必要で、高回転・高負荷で使用されるスポーツカーでは頻繁な交換が必要です。
また、ブレーキパッドやローターの定期的な確認・交換、タイヤの空気圧管理やローテーション、長期間使用しない場合のバッテリーの充電も重要です。
屋内での保管をすることで、劣化を抑えられるので長持ちさせるためにも効果的です。
まとめ
トヨタのスポーツカーは、60年以上の歴史と技術の結晶です。
スポーツ800から始まり、スープラ、MR2、セリカなどの名車を経て、現在のGRシリーズへと進化してきました。
GRシリーズは、ピュアスポーツからSUVまで幅広いラインナップを揃え、様々なニーズに応えています。
購入を検討する際は、駆動方式やエンジン性能、デザイン、予算などを総合的に検討していくことが重要です。
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