【2023年】トヨタ アクアの値段や燃費、グレードまで最新情報をお届け|おすすめグレードはお得感のあるGグレードだ

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トヨタ アクアは2011年に5ナンバーサイズのコンパクトハイブリッド専用車として発売されました。2021年にはキープコンセプトとしながらもデザインが洗練され、安全性も高まった2代目が登場しています。

今回はそんなアクアの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. アクアのおすすめポイント
  2. アクアのレビュー・評価
  3. アクアの基本スペック・価格表
  4. アクアのボディサイズ
  5. アクアの燃費
  6. アクアの発売日と納期の目安
  7. アクアのリセールバリュー
  8. アクアのおすすめグレード
  9. アクアのカラーバリエーション
  10. アクアを販売店で試乗するときのポイント

アクアのおすすめポイント

・コンパクトなハイブリッド車とあって燃費性能が優れている

・ヤリスハイブリッドに比べて後席が快適で走行性能も良好

・安全面を筆頭に装備を充実させて買い得感も強い

アクアのレビュー・評価

総合評価 4.0 ★★★★☆

外観3.0★★★☆☆
内装4.0★★★★☆
走行性能4.0★★★★☆
運転のしやすさ3.0★★★☆☆
乗り心地3.0★★★☆☆
価格の割安度・燃費・維持費4.0★★★★☆

5段階採点の解説

外観

フロントマスクなどのデザインには存在感があります。全高は1485mm(2WD)なので、立体駐車場も使いやすいです。

内装

インパネに柔らかいパッドを装着するなど、内装の質に配慮が見られます。後席にも相応の余裕があり、大人4名の乗車も可能です。

走行性能

モーター駆動の併用で、実用回転域の駆動力も十分に確保されます。ステアリング操作に対する反応も自然で、安定性も満足できます。

運転のしやすさ

サイドウィンドウの下端を後ろに向けて持ち上げたので後方視界は悪いです。売れ筋グレードの最小回転半径は5.2mに収まります。

乗り心地

舗装の良くない場所を時速40km以下で走ると、路上のデコボコを伝えやすいですが、燃費を重視したコンパクトカーでは悪くないです。

価格の割安度/燃費/維持費

2WDの価格は売れ筋のGが223万円ですが、LEDヘッドランプは全車に標準装着されます。最上級のZは240万円でアルミホイールも備わります。

総合評価の解説

全長は4050mmに収まりますが、ホイールベースは2600mmと比較的長く、後席の足元空間にも余裕があります。内装もコンパクトカーでは上質なので、一家に1台のファミリーカーとしても使いやすいです。

モーター駆動の併用で加速性能にゆとりがあり、4名で乗車してもパワー不足を感じません。加速も滑らかで、ノイズが抑えられ、コンパクトカーでは運転感覚が上質なことも特徴です。

注意したいのは後方視界です。サイドウィンドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げたので、斜め後方が見にくいです。また低速域では、ヤリスハイブリッドほどではないものの、乗り心地が硬めに感じられます。

価格は少し高めですが、災害時にも役立つ100V・1500Wの電源コンセントを全車に標準装着するなど、各種の機能や装備を充実させました。

内装の造りや乗り心地も良いため、ヤリスハイブリッドよりも上質で買い得に思えます。

良かった点

・燃費性能だけでなく、内外装の質や居住性なども満足できる

・動力性能に余裕があり、走行安定性と乗り心地も良好

・装備の充実度も高く、価格は割安な設定

気になった点

・インパネに装着された小さなATレバーは、操作に慣れが必要

・外観の躍動感を演出した結果、後方視界が悪化

・3気筒エンジンは時々粗いノイズが聞こえて乗り心地も硬め

アクアの基本スペック・価格表

グレードエンジントランスミッション駆動方式価格(税込)
Bリダクション機構付のTHSII

(M15A-FXE 1.5Lダイナミックフォースエンジン)

2WD(FF)199万7000円
E-Four219万5000円
X2WD(FF)210万7000円
E-Four230万5000円
G2WD(FF)223万円
E-Four242万8000円
Z2WD(FF)240万円
E-Four259万8000円
GR SPORT2WD(FF)259万5000円

アクアは5ナンバーサイズに収まるコンパクトなハイブリッド専用車です。プリウスの小型版ともいえるでしょう。

基本部分はヤリスハイブリッドと共通ですが、アクアはホイールベース(前輪と後輪の間隔)がヤリスに比べて50mm長いこともあり、後席の足元空間も広いです。走行安定性と乗り心地のバランスも、ヤリスに比べてアクアが優れています。

さらに駆動用電池の違いにより、動力性能も上まわります。そのためにアクアは、ヤリスと違ってノーマルエンジンを選べませんが、売れ行きは堅調です。

アクアのボディサイズ

グレード・駆動方式全長全幅全高ホイールベース
ノーマルグレード(S,G,X,B)2WD4050mm1695mm1485mm2600mm
ノーマルグレード(S,G,X,B)4WD1505mm
GR SPORT4095mm1485mm

アクアの燃費

グレード・駆動方式WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モード
B 2WD35.8km/L36.5km/L39.5km/L33.5km/L
X 2WD34.6km/L35.7km/L37.6km/L32.4km/L
Z,G 2WD33.6km/L34.3km/L36.0km/L31.8km/L
B 4WD30.1km/L30.4km/L32.6km/L28.3km/L
Z,G,X 4WD30.0km/L32.0km/L31.1km/L28.5km/L
GR SPORT29.3km/L31.0km/L30.9km/L27.7km/L

アクアの発売日と納期の目安

アクアは2011年に5ナンバーサイズのコンパクトハイブリッド専用車として登場しました。2021年にはキープコンセプトとしながらもデザインが洗練され、安全性も高まった2代目が登場。2022年には一部改良を実施し、スポーティグレードのGR SPORTを設定するなど、選択肢を増やしてユーザーが選びやすいようグレード設定となっています。

納期と今後のモデルチェンジ予想

アクアの納期は、販売店によると「約5か月でヤリスハイブリッドと同程度」とのことです。今のトヨタ車では、ノア&ヴォクシーハイブリッドのように、納期が1年を上まわる車種も増えています。従って約5か月なら短い部類に入ります。

またアクアの発売は2021年なので、当分の間、フルモデルチェンジを実施しません。特別仕様車を追加したり、小規模の変更を施す可能性はあります。

最近の売れ行き&人気度

ハイブリッド専用車で、グレードの数も多くありませんが、販売ランキングの上位に入ります。初代アクアも人気車だったので、現行型への乗り替え需要も多いです。今後も堅調に販売されます。

アクアのリセールバリュー

リセールバリューの5段階採点:4点

アクアは売れ行きが好調で希少性はありませんが、コンパクトで実用的なハイブリッド車ですから、市場のニーズは高いです。しかも発売が2021年なので、数年後に売却する時の条件も良好です。

アクアのおすすめグレード

おすすめグレード:G(223万円/2WD)

全車が直列3気筒1.5Lエンジンをベースにしたハイブリッドを搭載しています。グレードは中級のGが割安です。衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、パーキングサポートブレーキ、サイド&カーテンエアバッグ、LEDヘッドランプ、さらにディスプレイオーディオや上級シート表皮なども標準装着して、価格を割安に抑えました。アルミホイールなど、複数のオプションを加えたい時には上級のZも検討しましょう。

ライバル車との比較

アクアはヤリスハイブリッドの上級コンパクトカーに位置付けられます。従ってライバル車は、日産 ノートの上級モデルとなる日産 ノートオーラです。両車を比べると、インパネを始めとする内装の質、前後席の座り心地、前後左右の視界はノートオーラが優れています。

その代わりにアクアは乗り心地が少し快適で、衝突被害軽減ブレーキの機能も先進的で充実しています。価格もアクアが少し割安です。一長一短なので、両車を乗り比べて検討すると良いでしょう。

アクアのカラーバリエーション

ボディカラー備考
2トーンダークグレー×クリアベージュメタリックオプション価格5万5000円
ダークグレー×アーバンカーキオプション価格5万5000円
ダークグレー×プラチナホワイトパールマイカオプション価格7万7000円
ダークグレー×エモーショナルレッドIIオプション価格9万9000円
ダークグレー×ポップオレンジクリスタルシャインオプション価格7万7000円
ダークグレー×プラスゴールドメタリックオプション価格5万5000円
モノトーンスーパーホワイトII
プラチナホワイトパールマイカオプション価格3万3000円
シルバーメタリック
ダークグレー
ブラックマイカ
エモーショナルレッドIIオプション価格5万5000円
ポップオレンジクリスタルシャインオプション価格3万3000円
クリアベージュメタリック
プラスゴールドメタリック
アーバンカーキ
ダークブルーマイカメタリック

アクアを販売店で試乗するときのポイント

アクアは後方視界が悪いため、販売店の駐車場などで、車庫入れや縦列駐車を試します。低速域の乗り心地にも不満を感じることがあるため、駐車場から公道へ降りる時の段差で、突き上げ感が生じないかを確認します。さらに時速40km程度で街中を走る時に、乗り心地の硬さを感じないかチェックします。

動力性能には余裕があり、加速も滑らかです。それでも時々3気筒エンジン特有の粗いノイズが聞こえることもあるため、登坂路も走りましょう。このほかアクアのメリットとされる後席の広さなども確認します。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:小林 岳夫】

トヨタ/アクア
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新車価格:
199.7万円259.8万円
中古価格:
34万円1,420万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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