【トヨタ 86新旧内装比較】新型GR86は油温・水温計も表示される液晶メーターや待望のアームレスト付き収納など大幅に使い勝手が向上していた

画像ギャラリーはこちら

今秋発売予定のトヨタ 新型GR86の内外装デザインやスペックなどが公開された。初代86の登場から9年ぶりの新型モデルとあって大注目のクルマである。なかには初代86から買い替えを検討している方も多いハズである。そこで今回は初代86オーナーが内装にフォーカスした新旧比較を敢行! 結論からいえば新型GR86は初代モデルのネガを払拭した買いのモデルとなっていた!

目次[開く][閉じる]
  1. 新型GR86は追加メーター要らず! モード変更で油温・水温計も表示される
  2. カップホルダーに待望のフタとアームレスト機能が備わった
  3. 新型GR86のドアにはグリップがない!? 廃止された理由とは
  4. 新型GR86のルームミラーが一般的なタイプに変更! そのワケは腐食が原因だった

新型GR86は追加メーター要らず! モード変更で油温・水温計も表示される

新型GR86の内装は全体的な質感の向上や着座位置が5mmダウンという数値以上に包まれ感が増している点など、スポーツカーらしい雰囲気は上々だ。

とくに運転席まわりではメーターに注目したい。新型GR86は液晶メーターを採用しているが、走行モードによって油温と水温も数字で表示される仕様となっている。

ダッシュボードやピラーに追加メーターを装着する必要がないのは初代86オーナーとしてはうらやましいポイントである。

>>排気量向上によるネガは自動車税アップ以外なし! 初代86と比べるとコントロール性大幅アップ【初代86オーナーが新旧86・BRZ比較 走行性能編】

カップホルダーに待望のフタとアームレスト機能が備わった

また、旧型オーナーだからこそ感じる細かい点に関してはカップホルダーにもある。

初代86のセンターコンソールに設置されている2人分のカップホルダーは、筆者のように小柄でシートを前にセットするドライバーだと手を後ろに回しても届きにくい位置にあった。

新型GR86も設置位置こそ大きく変わらないものの、機能が大幅にアップしたのだ。初代86はカップホルダー以外にも大型の小物入れとしても使用できたが、フタの設定がなかったために生活感が出てしまっていた。

ところが、新型GR86はフタ付きとなり、収納スペースとして使えるだけでなく、アームレストの機能も併せ持つのは評価すべきポイントである。

>>【新型GR86とBRZは実質値下げ!?】トヨタ 新型GR86は260万円スタート、スバル 新型BRZは310万円となる見込み!

新型GR86のドアにはグリップがない!? 廃止された理由とは

新型GR86のドアパネルにも注目したい。

初代モデルはドアにアシストグリップが装備されていたが、新型GR86はグリップが廃止されている。

筆者はやや特殊な使い方かもしれないが、自分の86でスポーツ走行する際に同乗走行やインストラクターに運転してもらう逆同乗をすることもあり、そういった強い横Gが掛かる2人乗りの時には旧型のグリップはなくてはならない機能と考えていた。

この点についてデザイナーさんに聞いてみると、「となりに女性などを乗せて、シートを後方にするといった際はグリップに届かないこともあり、グリップレスにした」とのことで、世の中的には正しいのは新型だろう。

新型GR86のルームミラーが一般的なタイプに変更! そのワケは腐食が原因だった

初代86の上級グレードは「クーペは後方視界が狭いから、少しでも広くするため」という理由で、フチなしメガネのようなフレームレスのルームミラーを採用していた。ところが、新型GT86は通常のタイプとなった。

これには旧型のフレームレスルームミラーの写真を見てもらうと分かるように、筆者も経年劣化による腐食している状態である。

デザイナーさんに聞いてみると「フレームレスルームミラーは確かに腐食の問題もあり、今回はコストなど総合的に考え、通常のタイプとしました」という回答で、これも正しい選択だと思う。

今回は初代86オーナーが新型GR86に触れて感じた、羨ましいポイント。そしてオーナーだからこそわかる細かい内装に関する話をご紹介してきた。

これから購入を考えている初代86オーナーの方々はこちらの記事を参考にしてほしい。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/GR86
トヨタ GR86カタログを見る
新車価格:
291.6万円392万円
中古価格:
197.7万円800万円
スバル/BRZ
スバル BRZカタログを見る
新車価格:
330万円381.7万円
中古価格:
89.8万円600万円
トヨタ/86
トヨタ 86カタログを見る
新車価格:
267.2万円506万円
中古価格:
82.8万円865.9万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ GR86の最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ GR86のカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ GR86の中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ GR86の記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ GR86のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる