価格順で見る高級車人気ランキング! 日本で買える高級車22選

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:内田 俊一/小林 岳夫/堤 晋一/茂呂 幸正/メルセデス・ベンツ/ベントレー/フェラーリ/ロールスロイス/日産自動車
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高級車の定義は時代とともに変わってきました。現在の高級車の定義は価格だけでなく、さまざまな要素を含んでいます。

今回は高級車のメリットや定義、主な高級車ブランドと、国内外を問わず、代表的な高級車を22台紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 高級車とは? ならではの魅力を解説
  2. 高級車のメリット
  3. SUVタイプの高級車10選! ランキング形式で紹介
  4. 日本を代表する国産高級車4選 ランキング形式で紹介
  5. 後席の装備がすごい! ショーファードリブン4選 ランキング形式で紹介
  6. 高級ブランドの電気自動車4選 ランキング形式で紹介
  7. 主な高級車ブランドを紹介
  8. 高級車に乗っている年齢層
  9. まとめ

高級車とは? ならではの魅力を解説

高級車というと昔は価格の高い車を指しましたが、最近では価格だけではなく、エンジン性能や乗り心地も含めて総合的に高級車かどうか決める傾向にあります。

販売価格の高い車を高級車と定義するのは、今も昔も変わっていません。およそ500万円の価格を基準に定義する場合が多いです。これは、年収のおよそ半分の価格の車が、無理なく購入できる車だと言われているからです。

また、2021年の「令和3年分 民間給与実態統計調査」の調査によると日本人の平均年収は443万円とされているため、500万円以上の車は高い買い物と考えられます。

しかし、近年では大衆車でも販売価格が500万円以上の車も多く、1,000万円以上から高級車と考える人もいるようです。

排気量が大きく、エンジン性能が良い

最近では、環境性能に配慮した高級車が増えていますが、以前は排気量が大きくエンジン性能の優れた車が高級車とされていました。

それは、大排気量でエンジンパワーが大きいほど、低速から一気に車を加速させることができ、高級感を演出することにつながるからです。

また、エンジン性能が優れているため、高回転にする必要がほとんどなく、静音性が高く乗り心地も良いという理由もあります。

ブランド力のあるメーカー

ブランド力も、高級車を定義する要素のひとつです。たとえ車種が異なっていても、高級車として認識されるブランドが存在します。

例えば、メルセデス・ベンツやレクサスが挙げられます。確かに、価格やデザイン、ボディサイズなど、さまざまな要素が影響しますが、これらのブランドは徹底したブランド戦略により、多くの人々に「高級車」と認識されるまでに至りました。

実際、ベンツやレクサスには、販売価格が500万円以下の車種も存在します。しかし、そうした車種を含めても多くの人々が高級車と考えています。

これは、ブランド力が価格などの要素を超えて、高級車としての価値を付与していることを示しています。

高級車のメリット

高級車には、単にかっこいいというだけでなく、多くの魅力的な要素があります。

洗練された内外装

まず、内外装のデザインは洗練されており、乗り心地やエンジン性能も優れています。これらは多くの人にとって魅力的な要素となっています。

快適な乗り心地

さらに、高級車は乗り心地がよく、車内の快適性も高いです。後席にはマッサージ機能やリクライニング、大画面モニターなど、快適に乗車できる装備がたくさんあります。

社会的ステータス

加えて、高級車を所有すると社会的なステータスも得られます。

高級車を持っていることはお金持ちであるというイメージを持たれ、取引先や接待先で安心感を与えるでしょう。なかには、高級車が資産になると考える人もいます。

SUVタイプの高級車10選! ランキング形式で紹介

高級車の中には、最近人気の高いSUVモデルもあります。ここでは国内外のSUVタイプの高級車を価格が高いランキング順で紹介します。

1位:フェラーリ プロサングエ

価格:Ferrari Purosangue(47,600,000円〜)

フェラーリ プロサングエは、フェラーリ初の4ドア4シーター高級SUVです。流れるような流線型のフォルムを持ち、もちろんフェラーリの跳ね馬エンブレムも備わっています。

ドアはセンターオープン式で、ウエルカムドアとなっており、ボディカラーはフェラーリを象徴するレッド以外に、ブルーやホワイト、マットブラックも設定されます。

フェラーリでありながら、運転席の座席からの視点は高く、これまでに作られたスーパーカーやスポーツカーのように挑戦的なモデルと言えるでしょう。

エンジンはV12で、ステアリング部分にはダンパー切り替えボタンがついているため、SUVでありながら、スポーツカーのようなフィーリングを味わうことができます。

このように、フェラーリ プロサングエは、伝統的なフェラーリのDNAを受け継ぎながら、革新的な技術を取り入れた、スポーティさとラグジュアリーさを高いレベルで融合したSUVです。

2位:ロールスロイス カリナン

価格:CULLINAN(42,580,000円〜)

ロールスロイス カリナンは、ロールスロイスブランドの中で唯一のSUVとして登場しました。数あるロールスロイスの車種の中で、最も実用的と言われており、ファミリーやレジャー向けの高級SUVです。

SUVながらも、ロールスロイスらしい重厚なフロントグリルは欠かしていません。オフロードモードを搭載しており、悪路でもスムーズに走行可能です。

「魔法の絨毯のような乗り心地」と謳われるカリナンは、街乗りでも悪路でも活躍するでしょう。

このように、ロールスロイス カリナンは、唯一無二の存在感を放つ、まさに高級SUVの頂点と言えるでしょう。

3位:ランボルギーニ ウルス

価格:2022 ランボルギーニ ウルス(30,680,000円〜)

2017年に高級SUVとして登場したランボルギーニ ウルスは、軽量化と空力特性にこだわり、市販SUVの中でも特に高い数値を誇ります。

快適な乗り心地、広い車内、そして小回りの利く車体と、ランボルギーニとしての性能を併せ持つ、まさにこだわりのSUVと言えるでしょう。

ストラーダ、スポーツ、コルサなどのスポーツモードを搭載しており、いくつかのドライビングスタイルを楽しむことができます。

最高速度は時速305kmも出せるほど余裕のあるエンジンを搭載し、大人4人が乗ってもゆったりとした車内は、街乗りでも長旅にも適しています。

ランボルギーニ ウルスは、ラグジュアリーとパフォーマンスを完璧に両立した、唯一無二の存在です。

4位:ベントレー ベンテイガ

価格:BENTAYGA V8(25,058,000円〜)

ベンテイガは、ベントレー初のSUVです。2015年にベンティガが登場し、その後ベンティガ・スピードはさらに大型となるW12エンジンを搭載して登場しました。

W12エンジンはV6エンジンを2つ繋いだ12気筒エンジンで、最高出力635馬力を発揮。エンブレムはベントレーの「B」をモチーフにしており、さらに4つのホイールやコンビネーションランプにも「B」のデザインが施されています。

内装はすべて職人が手がけるオーダーメイドで、ルームランプやブレーキカバーなどを自分好みにカスタマイズできます。

このように、ベンテイガは、ベントレーの伝統的な高級感と革新的な技術が融合した、まさに究極のラグジュアリーSUVと言えるでしょう。

5位:メルセデス・ベンツ GLS

価格:GLS 450 d 4MATIC(15,300,000円~)

メルセデス・ベンツ GLSは、ベンツの最上級SUVモデルです。ホイールベースは3,135mmもあり、標準グレードでもエンジンの最高出力は330馬力もあります。

GLSは3列シートを有する7人乗りですが、7人乗っても広さが十分で、リラックスできる車内空間を実現しました。もちろん、7人乗っても走りが鈍ることはありません。

GLSはベンツがファーストクラスSUVと称する車であり、その名にふさわしい車でしょう。ただ力強いだけでなく、優雅に乗れるSUVです。

このように、メルセデス・ベンツ GLSは、力強さと優雅さを兼ね備えた、まさにファーストクラスの名にふさわしいSUVと言えるでしょう。

6位:BMW X7

価格:X7 xDrive 40d Excellence(13,900,000円〜)

BMWはSUVタイプを登場させるのが早いブランドでした。BMW初のSUVモデルであるX5は2000年にリリースされ、X1は2004年にリリースされました。そして、2019年には待望のフルサイズSUVであるX7が発売されました。

X7は、4輪アダプティブ・エア・サスペンションを搭載しており、悪路でも安定した走りを実現しています。もちろん、BMWの象徴であるキドニーグリルも健在です。

また、この車に搭載されているターボエンジンにより、アクセルペダルの反応が素晴らしく、加速性能も抜群です。さらに、高級SUVらしい快適な乗り心地も備わっています。

このように、BMW X7は、革新的な技術と伝統的なデザインが融合した、究極のフルサイズSUVと言えるでしょう。

7位:レクサス LX

価格:LX600 7人乗り(12,500,000円〜)

レクサスのSUVの中で最上級モデルとなるのがLXです。ベースとなっているのはトヨタの「ランドクルーザー」であり、その信頼性と性能を受け継いでいます。

ランドクルーザーと言えば、発売から70年以上経過し、世界各国で売れています。特に中東での売上はダントツで、ランドクルーザーの信頼性は世界的にも高いです。

2022年に登場したLXは、悪路を心地よく走れるのが特徴。LXには、標準モデル、後席が2席独立したモデル、そして3列シートモデルもあります。それぞれ異なるニーズに対応しており、幅広いユーザー層から支持されています。

このように、レクサスLXはランドクルーザーのDNAを受け継ぎながら、レクサスらしい洗練されたデザインと快適性を兼ね備えた、最上級SUVと言えるでしょう。

欧米では2024年モデルが登場しているため、近いうちに価格が変更される場合があります。

8位:ポルシェ カイエン

価格:Cayenne(11,980,000円〜)

ポルシェ カイエンは、SUVでありながら、911のような流線型のフロントマスクが特徴的です。リアは直線的なブレーキランプに繋がり、クーペのような傾斜のあるリアボディで、全体的にポルシェらしさを持ったSUVです。

トップグレードのターボGTは、659馬力という高い最高出力と時速350kmの最高速度を誇ります。機能面も充実しており、アダプティブ・クルーズ・コントロールやコーナリング・アシストなど、多数の運転支援機能が搭載されています。

このように、ポルシェ カイエンは、伝統的なスポーツカーのDNAを受け継ぎながら、革新的な技術を取り入れた、まさにスポーツSUVの頂点と言えるでしょう。

9位:アウディ Q8

価格:50 TDI quattro(10,880,000円〜)

アウディには、2種類のSUVがあります。クーペのフォルムに近く、やや車高が低いQ8と、フルサイズSUVのQ7です。

これらの車種には、AWSや4輪駆動システムのquattroなど、最新の技術が取り入れられており、SUVとは思えないほど軽快に走行することができます。

また、上質な内装や大容量のラゲッジスペース、ターボチャージャー付きのダイナミックなエンジンなど、高級SUVにふさわしい装備が多数備わっています。

Q8では、ガソリンモデルに加えて、ハイブリッドモデルも選択することができます。

このように、アウディのSUVは、最新技術と上質な装備を兼ね備えた、まさにプレミアムSUVと言えるでしょう。

10位:ランドローバー ディフェンダー

価格:DEFENDER 90 DEFENDER S(7,590,000円〜)

ランドローバー ディフェンダーは、ランドローバーブランドの中でも最も頑丈でパワフルなモデルです。

他のSUVと比べるとシンプルですが、機能性やデザイン性を追求した内装は、オフロードでの使いやすさを考慮した設計になっています。

5人乗りから8人乗りのモデルまであり、大人数でもリラックスして乗車可能です。機能面では、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなどの運転支援機能が多数備わっています。

エンジンは、ガソリンターボとディーゼルターボに加え、圧倒的なパワーを誇るスーパーチャージャードモデルも選択可能です。

このように、ランドローバー ディフェンダーは、伝統的なオフロード性能と革新的な技術が融合した、まさに究極のオフロードSUVと言えるでしょう。

日本を代表する国産高級車4選 ランキング形式で紹介

日本メーカーも高級車を発売しています。ここでは新車で購入できる国産高級車を価格が高いランキング形式で紹介します。

1位:日産 GT-R (MY24)

価格:NISSAN GT-R Pure edition(13,750,000円〜)

日産のスーパースポーツカーであるGT-Rは、2024年に最新モデルとなるMY24が登場しました。

GT-Rは、先代モデルであるスカイライン時代から、常に厳しい排ガス規制や騒音規制との戦いを繰り広げてきました。毎年のようにモデルチェンジを行い、進化し続けています。

MY24では、新開発のマフラーにより、エンジンパワーを高めながらも、最新の外部騒音規制をクリアしています。

また、リアウィングを大きく後方まで延ばし、ダウンフォースを確保することで、GT-Rらしいスポーティな走りを体感できます。

さらに、Gセンサーを高感度化し、路面状況をより緻密に把握することで、力強いGT-Rの走りは相変わらず健在です。

ノーマルモード以外に、サーキット走行に特化したRモードも用意されており、レーシングカーのような運転を楽しみたい方にはRモードがおすすめです。

GT-R MY24は、伝統を受け継ぎながら、常に進化し続ける、まさに伝説のスポーツカーと言えるでしょう。

2位:レクサス LS

価格:LS500 I package(10,940,000円〜)

レクサス LSは、レクサスブランドを代表するフラグシップモデルです。2017年には5代目モデルが登場し、その洗練されたデザインと高い技術力で多くのファンを魅了しています。

3代目まではセルシオの名で発売されており、4代目のマイナーチェンジモデルからレクサスブランドに統合され、現行モデルとなる5代目ではスピンドルグリルを採用しています。

すべてのボディカラーには、ボディの小さな傷を修復できるセルフリストアリングコートを採用しており、新車時の輝きを長期間維持することができます。

ドライバーズカーとして作り込まれており、低速でのステアリング反応も良く、高いボディ剛性でスポーティな走行も楽しめます。

もちろん安全性も高く、レクサスの安全システム「Lexus Safety System+A」を搭載し、ドライバーと乗員の安全を常に守ります。

レクサス LSは、革新的な技術と伝統的な高級感を融合した、まさに唯一無二の存在と言えるでしょう。

3位:トヨタ ランドクルーザー300

価格:ランドクルーザー300 GX 3.5L ガソリン 5人乗り(5,100,000円〜)

1951年から発売され、70年以上の歴史を持つトヨタ ランドクルーザー。2021年には最新モデルとなるランドクルーザー300が発売されました。

ランドクルーザー300では、VX、ZX、GR SPORTなどの多様なグレードが設定され、パワフルなディーゼルエンジンモデルも用意されます。

盗難対策としては、トヨタ初の指紋認証スタートシステムを採用し、予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」なども搭載されています。

もちろん、ランドクルーザーらしいオフロード性能も健在です。悪路走破性は世界トップレベルで、どんな状況でも安心して走行できます。

ランドクルーザー300の新車販売価格はエントリーモデルで約500万円ですが、人気の高さから生産が追いつかず、中古車価格は1,000万円以上の個体もあります。

伝統と革新を受け継ぐランドクルーザー300は、本物のオフロード性能を求める人にとって、唯一無二の存在と言えるでしょう。

4位:トヨタ クラウンシリーズ(新型4車種)

価格:クラウン(クロスオーバー) CROSSOVER X(4,350,000円〜)

トヨタの中でも歴史の長いクラウンは、歴代モデルの中で、観音クラウンや鬼クラなど、いくつもの愛称で親しまれてきました。

そして、2022年夏には、セダンのみであったクラウンに、「クロスオーバー」「スポーツ」「エステート」「セダン」の4つのボディタイプが新たに登場しました。

従来のクラウンと言えば、王冠のようなグリルが印象的でしたが、新型はスポーティなフォルムで、一見するとクラウンとは思えないほどです。

ワゴンとSUVを融合させたエステート、セダンとSUVを融合させたクロスオーバーなど、従来のクラウンの形式にとらわれない形になっています。

伝統的な高級セダンのイメージを刷新し、新たな時代に向けて進化を続けるクラウン。その魅力は、今後ますます多くの人を魅了していくことでしょう。

後席の装備がすごい! ショーファードリブン4選 ランキング形式で紹介

ショーファードリブンとは、主にお抱えの運転手が運転をし、オーナーは後席に座ることを前提とした車のことです。

そのため後部座席の装備が豪華で、後部座席での快適さが重視されます。ここでは高級車のイメージが定着しているショーファードリブン車4台を価格が高いランキング順で紹介します。

1位:ロールスロイス ファントム エクステンデッド シリーズII

価格:ファントム エクステンデッド シリーズII(70,070,000円)

ロールスロイス ファントム エクステンデッド シリーズIIは、全長5,990mm、ホイールベース3,770mmという巨大なロングホイールベースを持つ車です。

トヨタのアルファードのホイールベースが3,000mmであることから、その車内空間の広さが想像できるでしょう。

乗車定員は4人または5人で、ゆったりと寛げる空間を提供します。

マスコットのスピリット・オブ・エクスタシーやドアの開閉も電動で、まさに至れり尽くせりです。

リアシートの前にはオットマンが設置されており、足置きの角度は電動で調節可能です。広いスペースで足を伸ばすことができ、より快適に感じるでしょう。

さらに、シートとシートの間にはクーラーボックスが備えられ、冷えた飲み物をいつでも楽しむことができます。

また、前席の背もたれにはインフォメーションディスプレイが装備され、後部座席の乗客も快適に過ごすことができます。

走行性能の高さも特徴的。後輪操舵機能も備わっており、ロングホイールベースでも小回りが利き、運転しやすいです。

ロールスロイス ファントム エクステンデッド シリーズIIは、究極の贅を尽くした、まさに移動する宮殿と言えるでしょう。

2位:ベントレー フライングスパー マリナー

価格:FLYING SPUR MULLINER(41,778,000円)

ベントレー フライングスパー マリナーは、フライングスパーの最高級モデルとして、比類ないラグジュアリーとパフォーマンスを兼ね備えています。

前席の背もたれには独自のピクニックテーブルが収納されており、展開すると木製のテーブルが自動的に水平になり、優雅なティータイムを楽しむことができます。

リアシートにはタッチスクリーンが搭載されており、走行状態のチェックやオーディオシステムの調整、モバイルデバイスのストリーミング再生などが指先で簡単に操作できます。

運転席周辺にはブラッシュシルバーのマリナークロックやLEDインストルメントパネルなどが配置され、非常に豪華な雰囲気を醸し出しています。

ショーファードリブンを前提とした設計ですが、オーナー自身が運転しても十分に楽しめるパフォーマンスを備えています。

ベントレー フライングスパー マリナーは、まさに究極のラグジュアリーとパフォーマンスを融合した、至高のサルーンと言えるでしょう。

3位:マイバッハ Sクラス

価格:Mercedes-Maybach S 580(31,400,000円〜)

マイバッハ Sクラスは、メルセデス・ベンツの最上級モデルであるSクラスをベースに、ホイールベースを拡大することで広い車内空間と快適な乗り心地を実現したモデルです。

メルセデス・ベンツのショーファードリブンの中でも最上級クラスに位置します。最高級の素材をふんだんに使用し、専用のホイールや高級家具のようなシートなど、Sクラスにふさわしい造りになっています。

路面状況に応じてサスペンションが自動的に調整し、常に快適な乗り心地を体験することができます。

マイバッハ Sクラスは、究極のラグジュアリーを追求した、まさに至高のサルーンと言えるでしょう。

4位:トヨタ センチュリー

価格:センチュリー(20,080,000円)

トヨタ センチュリーは、国産セダンの中でも特に皇族や政府要人などのVIPの方々に利用される、まさに日本の誇りと言える車です。

2018年から販売されている3代目には、重厚なフロントマスクを持つセダンと、より威厳のあるフロントマスクと4灯のヘッドライトを採用したSUVタイプの2つのモデルがあります。

左後席にはマッサージ機能が搭載されており、ショーファードリブンとして利用する際にも非常に便利な機能です。

車内には、コンサートホールのようなサウンドを楽しめる20個のスピーカーや、11.6インチのリヤシートディスプレイなど、後席の快適性を高める装備が多数備えられています。

トヨタ センチュリーは、至高の快適性と格式を追求した、まさに唯一無二のラグジュアリーセダンと言えるでしょう。

高級ブランドの電気自動車4選 ランキング形式で紹介

最近では電気自動車(EV)もモデル数が増えてきています。

もちろん、ハイブランドの電気自動車モデルも登場しています。ここからは高級な電気自動車4台を価格が高いランキング順で紹介します。

1位:メルセデス・ベンツ EQS

価格:EQS 450+ (15,630,000円〜)

メルセデス・ベンツのラグジュアリーな電気自動車であるEQSは、1回の充電で700km(WLTCモード)もの航続距離を実現し、さらに豪華さと快適性を兼ね備えています。その結果、EV市場において高い評価を得ています。

EQSはEV専用のプラットフォームを使用しており、車内の静寂性は非常に高いです。加えて、Aピラーは前方に配置されており、キャビンスペースは広々としています。

スピードメーターや走行状況を表示する「MBUXハイパースクリーン」は、3枚のディスプレイを1枚のガラスで覆った先進的なデザインです。このディスプレイは、直感的な操作性と高い視認性を誇ります。

2位:ポルシェ タイカン

価格:Taycan(13,700,000円〜)

ポルシェの電気自動車であるタイカンは、注目度や知名度の高いモデルです。

その理由として、4ドアでありながらクーペスタイルのスポーツカーであり、その低い車高による高い走行性能が特徴です。

さらに、市販車として初めて800Vのシステム電圧が採用されました。充電の出力を従来の2倍とすることで、電池容量を増やし航続距離を伸ばしつつ、充電時間を短縮できるというメリットがあります。

具体的には、CHAdeMO充電器のポルシェターボチャージャーで充電した場合、わずか10分で100km走行できます。

ターボSモデルでは、停車時から時速100kmまで3秒以下で加速し、最高速度は時速260kmと、電気自動車の中でも驚異的なスペックを誇ります。

3位:BMW iX

価格:BMW iX xDrive40(10,980,000円〜)

BMW iXは電気自動車モデルですが、伝統的なBMW車の特徴であるキドニーグリルも健在です。ただし、SUVタイプのiXのキドニーグリルは縦長で、デザインは人によって好みが分かれるでしょう。

メーカーの数値ではWLTCモードで650kmの航続距離ですが、実際に公道を走ると、気温などの条件よっては数値が若干下がる可能性があります。

エアサスペンションが採用されており、電気自動車の中でも特に快適な走行性能です。高い加速性能や車内の静寂性など、総合的に見ると、最高級モデルにふさわしいスペックとなっています。

4位:レクサス RZ

価格:RZ300e “version L” FWD(8,200,000円〜)

レクサスの電気自動車専用モデルであるRZもスピンドルグリルを備えていますが、グリルはボンネットと同様にボディの一部となっており、スピンドルボディと呼ばれています。

乗り心地やステアリングの感覚はスムーズで、レクサスならではと言えます。

1回の充電で、494km走行可能(WLTCモード)となっており、日常使いには十分な航続距離です。さらに、「DIRECT4」というAWDシステムと電気自動車専用プラットフォームの「e-TNGA」によって、軽快かつスムーズに走ることができます。

主な高級車ブランドを紹介

国内外には高級車を製造販売しているメーカーが多く存在します。すでに紹介したブランドの車種もありますが、最後に10種類の高級車ブランドを紹介します。

レクサス

レクサスは、日本の自動車メーカー、トヨタが設立した高級車ブランドです。

レクサスといえば、糸巻きの形をモチーフにした大きなフロントグリル「スピンドルグリル」が特徴的ですよね。しかし、スピンドルグリルには賛否両論があります。

元々は北米市場向けに展開されており、当時は「日本車といえば壊れないけど安い大衆車」というイメージでした。

そんな大衆車ブランドイメージを覆したのがレクサスです。2005年には国内での展開もスタートし、同時に高級車であったトヨタ セルシオが廃止されました。現在は欧州やアジアでもレクサスブランドを展開しています。

レクサスはセダンをメインに製造・販売していますが、SUVやオープンカー、4WD車なども販売しています。

メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツは、ドイツの高級車ブランドであり、日本でも知名度が高いです。

メルセデス・ベンツといえば、スリーポインテッドスターのエンブレムが特徴です。エンブレムはマスコットとして配置されるだけでなく、グリルにあしらわれたモデルもあります。

日本の街中でも、メルセデス・ベンツの車はよく見かけます。1,000万円以上する高級車が多い中、販売価格が数百万円のモデルが多いメルセデス・ベンツは比較的手ごろな価格帯のブランドと言えるでしょう。

日本では一般向けの車のみ販売されていますが、欧州ではバスやタクシー、トラックなども販売されています。

さらに、メルセデス・ベンツにはサブブランドがあります。1億円以上の超高級車などのモデルをラインナップする「マイバッハ」や、高性能なハイパフォーマンスカーを製造する「AMG」などが存在します。

アウディ

アウディは、ドイツを代表する高級車ブランドです。4つのリングが重なったエンブレムは、力強さと洗練さを兼ね備えたデザインで、日本でもよく見かけるブランドとなっています。

その歴史は古く、1899年にアウディの前身となるホルヒ社が設立されました。その後、1932年にアウディが誕生します。日本では1967年から輸入車の販売が始まり、現在では多くの人々に愛されています。

アウディのデザインは、全体的にシンプルで控えめでありながら、古くから受け継がれる飽きのこない美しさがあります。

高級車にふさわしく、インテリアは細やかな配慮が行き届き、デザイン性と機能性、そして質感を兼ね備えています。

近年では、上質な高級車のイメージが強いアウディですが、スポーツカーの生産も開始しました。アウディのスポーツカーは、思い切ったデザインでインパクトのあるフロントマスクが特徴的ですが、4つのリングのエンブレムは健在です。

BMW

BMWは、ドイツを代表する高級車ブランドであり、国内の輸入車市場ではトップ3に入る存在です。このブランドの車はバイエルン州で製造開始されました。

社名は、バイエルン州のエンジン工場を意味するドイツ語「Bayerische Motoren Werke」の頭文字を取って命名されています。

エンブレムは、円を中央で4等分し、点対称に青と白で塗られたデザインです。日本でも多くのBMW車が走っているため、BMWのエンブレムがついた車を見る機会は多いでしょう。

BMWは4ドアセダンを販売していますが、一貫してスポーティさをモットーにしています。また、FR(後輪駆動)のエンジン配置にもこだわり、その信念を貫いています。

直列6気筒エンジンは有名ですが、スムーズな走りから「シルキーシックス」とも呼ばれています。V6エンジンと比べると、長いボンネットが必要ですが、その長いボンネットもBMWの印象を作り出す要素でしょう。

現在では、FF(前輪駆動)車も生産されています。しかし、BMWのスポーティなイメージは変わらず、多くの人々を魅了し続けています。

ポルシェ

ポルシェは、ドイツを拠点とするフォルクスワーゲングループ傘下の自動車メーカーであり、高級車の中でも特に若い人々の間で人気があります。

成功した若者たちの中にも好んで乗る人々が多く、そのため、高級車ブランドの中でもステータスとしての特徴が強いと言えるでしょう。

代表的なモデルとしては、2ドアクーペの911が挙げられます。その他にも、ボクスター、スパイダー、タイカンなど、多くの有名モデルが存在します。

2002年からはSUVのカイエンが発売され、高級SUVの人気を牽引する立役者となりました。また、4ドアスポーツカーのパナメーラは、広い車内空間を持ちながら高い動力性能を備えています。

このように、ポルシェは伝統的なスポーツカーブランドとしてのイメージを守りつつ、常に革新的な技術を追求し続ける、魅力的なブランドです。

ベントレー

ベントレーは、1919年に設立された100年以上の歴史を持つ、イギリスの高級車ブランドです。BMWやベンツと比較すると、日本での知名度はやや低いかもしれません。

かつてエリザベス2世の公用車として使用されていたことからも分かるように、ベントレーはイギリスの上流階級に愛されています。ハイパワーで高性能な車が特徴で、リムジンのように大型の車が多いです。

ベントレーは、オーナー自身が運転して楽しむための車という「オーナードリブン」というスタイルを貫いています。

内装は職人の手作業で仕上げられることが特徴で、匠の技で作られたパーツが使用されています。

特注の刺繍も可能で、ステアリングホイールも繊細な仕上げが特徴的です。これは職人が一つひとつ手作業で巻き付けています。

ウッドパネルは木目や色合いにこだわり、最適な木材を長い時間をかけて選ぶなど、内装パーツには細部にまでこだわっています。

ランドローバー

ランドローバーも、イギリスを代表する高級車ブランドです。特にレンジローバーは有名なモデルですが、中にはブランド名と勘違いする人もいるようです。

エリザベス2世がプライベートで使用し、フィリップ殿下の葬儀の霊柩車にも使われるなど、イギリス王室との縁が深いブランドです。

ランドローバーは、4WDの性能や内装の高い質感などが評価されており、王室以外の多くの方にも愛用されています。何と言っても、その4WDの悪路走行性能は世界トップクラスです。

ランドローバーは、世界で初めて4WDにABSを搭載し、電子制御トラクションコントロールも取り入れた先駆者です。すべてのモデルがハイパワーで、悪路はもちろん、さまざまな路面でも力を発揮します。

新しい先進技術の導入にも積極的です。最近では、ガソリンやディーゼルモデルに加えて、マイルドハイブリッドモデルも追加されました。

また、他のメーカーでは行っていない、ボンネットが可視化できる「トランスペアレント・ボンネット」という技術はユニークです。

このように、ランドローバーは伝統と革新を融合した、まさにイギリス王室に愛される4WDブランドと言えるでしょう。

ロールスロイス

ロールスロイスは、高級車の中でも特に別格の存在として印象的です。パルテノン神殿をモチーフにした大型フロントグリルや、その上に佇む「スピリット・オブ・エクスタシー」と呼ばれる精霊のマスコットは、まさにシンボルと言えるでしょう。

大きなボディは重厚感を醸し出し、リムジンと言えば多くの人がロールスロイスを思い浮かべるほどです。観音開きのコーチドアや、リアのドアに傘を収納できるという特徴も、他のブランドにはない魅力です。

ロールスロイスは高価な販売価格のブランドであり、新車の価格は3,000万円以上です。内装はもちろん職人の手作業で作られており、ボディの溶接も手作業です。

さらに静寂性の高いエンジン、本革インテリア、本物の木材を使用したウッドパネルなど、細部にまでこだわった特徴があり、これらが販売価格を上げる要因となっています。

このように、ロールスロイスは究極の高級車として、そのこだわりと魅力を世界中の人々に示し続けています。

フェラーリ

イタリアのブランドであるフェラーリは、日本でも知らない人はいないでしょう。赤いボディに跳ね馬のエンブレムは、フェラーリを特徴づける象徴的な存在です。

創業者はエンツォ・フェラーリ氏で、彼の名前を冠したモデルも販売されています。

フェラーリは、モータースポーツにも早くから参戦しており、F1では伝説的な成績を残しています。モータースポーツなどでの知名度を活かして、シューズや服などのライセンス販売も行っているため、身近なアイテムにも跳ね馬のロゴが付いた製品が見られます。

車両として販売されているのはすべてスポーツカーで、高性能なパワートレインが搭載されています。モデナ、スパイダー、スクーデリアなどのモデルが販売されており、どれも高性能なスポーツカーです。

これらの車はすべてスタイリッシュでありながら、独特のフォルムを持っています。

このように、フェラーリは情熱と革新が生んだ、世界を魅了するスポーツカーブランドと言えるでしょう。

ランボルギーニ

ランボルギーニは、スーパーカーブームを引き起こしたカウンタックで有名なブランドです。

どちらかと言えば若い人の支持を受けており、他の高級車ブランドとは異なる独特な魅力を持っています。

元はトラクターを製造していましたが、1962年から高級スポーツカーの開発を始めます。印象的なデザインのカウンタックを筆頭に、スペックを追求したスーパースポーツカーが生産されています。

ドアの開閉機構も特徴的であり、有名なドアを真上に跳ね上げるガルウィングモデルは少なく、ほとんどがサイドミラーの近くを中心に回転するように上に開く「シザーズドア」を採用しています。

ムルシエラゴやウルス、ウラカンなどのモデルがありますが、最近ではガヤルドが有名です。ちなみにウルスはSUVであり、一般的なSUVと同じようにドアハンドルを持って引いてドアを開ける機構となっています。

他の高級車ブランドにあるエレガントな内装は持ち合わせていませんが、猛牛のエンブレムが使用されており、ブランドの象徴となっています。

これはフェラーリの跳ね馬に対抗している、創業者の星座がおうし座であるなど、エンブレムの由来は諸説あります。

高級車に乗っている年齢層

高級車に乗っている年齢層は、ブランドによって大きく異なります。

少し古いデータによると、高級車オーナーは50代以上の方が多く、20代や30代は比較的少ない傾向があります。40代になると、若干高級車に乗る方の割合が増えます。

ブランド別では、オーナーの平均年齢は、BMWが50歳、ベンツが51歳、ベントレーになると56歳と、販売価格と同様に年齢層も高くなります。

一方、ロールスロイスのオーナーの平均年齢は45歳と、高級車ブランドの中でも年齢層が若いです。

これは、ロールスロイスが富裕層だけでなく、若い起業家などにも人気があることを示しています。

まとめ

高級車と呼ばれる車は、国内外で多くのメーカーから発売されています。かつては高級車は主にセダンでしたが、近年ではSUVや電気自動車のモデルも増えています。

快適な乗り心地、高性能なパフォーマンス、上質な内装を備えた高級車が多い一方、メーカーによって高級車の定義や考え方は異なります。

価格帯も1,000万円以上のモデルから、500万円台のモデルなどさまざまです。高級車を1台手に入れれば、これまでとは異なる感覚を体験できることでしょう。

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筆者MOTA編集部

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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