2025〜2026年登場予定の新型車18選! 価格や発売日を予想・解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:佐藤 正巳/島村 栄二/茂呂 幸正/日産自動車/MAZDA/MOTA編集部
2025年〜2026年には、18車種の新型車の登場が予想されます。そこで当記事では予想発売時期順に新型車をピックアップしました。
各車種の価格や発売時期、ボディサイズ、外観、内装、パワーユニットなどについて、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが予想、解説します。新車購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
※記事は2025年10月23日時点の情報です。2026年に発表され、2027年に発売される予定のモデルも含みます
ダイハツ 新型ミライース GRスポーツ
| 予想価格 | 予想発売時期 |
|---|---|
170万円 | 2025年9月ごろ |
ダイハツ 新型ミライース GRスポーツは、ベーシックな軽自動車「ミライース」をベースに、本格的なスポーツ走行が楽しめるように開発されたモデルです。
外観には専用のエアロパーツが装着され、足元にはダイハツ コペン GRスポーツと同じBBS製16インチアルミホイールが輝きます。タイヤにはプレミアムスポーツタイヤの「ブリヂストン ポテンザRE050A」を採用し、本格的な走りを予感させます。
エンジンは、直列3気筒660ccターボが搭載されるでしょう。スペックは最高出力64馬力(6400回転)、最大トルク9.4kg-m(3200回転)を発揮すると予想されます。車両重量はノーマルのミライースより約100kg重い750kg前後とみられますが、その分しっかりとした安定感と軽快なスポーツ走行の両立が期待されます。
トランスミッションは、5速MT(マニュアルトランスミッション)とCVTが設定される見込みです。
コンセプトモデルの足回りには専用チューニングが施され、ステアリングホイールはMOMO製、シートはレカロ製が採用されていました。市販版でもドライバーが快適にスポーツドライブを楽しめるよう配慮されるとみられます。
予想価格は170万円前後と、本格的なスポーツモデルとしては非常に手頃な価格設定となる見込みです。手軽にスポーツ走行を楽しみたい方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
ホンダ 新型プレリュード
| 売れ筋グレードの予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
550万〜600万円 | 2025年9月ごろ |
2025年、かつて人気を博したホンダのクーペ「プレリュード」が、待望の復活を遂げます。2001年に生産を終了して以来、約24年ぶりの登場となります。
新型プレリュードは、クーペならではの「非日常的な楽しさや操る喜び」と、「日常的な運転のしやすさや使い勝手」という、二つの要素を高いレベルで両立させているのが最大の特徴です。
スポーティな走りを実現するため、プラットフォームやサスペンションはホンダのスポーツカー「シビックタイプR」と多くの共通点を持たせています。一方で、乗り心地にも配慮し、走行モードに応じてサスペンションの硬さを変えられるアダプティブダンパーも装備しています。
パワーユニットは、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。モーター駆動を基本としながら、スポーツモードではエンジンサウンドと共にシフトチェンジの感覚が楽しめる「S+シフト」を備え、環境性能と運転の楽しさを両立させています。
また、クーペでありながら実用性も重視。乗り降りのしやすさに配慮したシートの高さや、短時間であれば大人4人が乗車可能な後席空間も確保されています。
往年のファンはもちろん、新しい時代のスポーティな走りを楽しみたいドライバーにとって、非常に魅力的な一台と言えるでしょう。
ホンダ 新型CR-V e:HEV
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
450〜600万円 | 2025年10月ごろ |
現在、日本では北米からの輸入販売となる燃料電池車「CR-V e:FCEV」のみが提供されているホンダ CR-Vですが、水素ステーションの少なさから、普及には課題がありました。
しかし、ハイブリッドモデルの新型「CR-V e:HEV」の国内投入が期待されており、より多くのユーザーにとって現実的な選択肢となるでしょう。
新型CR-V e:HEVは、主に発電を行う2.0L直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載されるとみられます。高速巡航時にはエンジンが直接駆動する機能も備え、3.0Lガソリンエンジンと同等の動力性能を発揮すると予想されています。
WLTCモード燃費は20km/L前後と優れた燃費性能も期待できます。
ライバルとなるのはトヨタ ハリアーですが、CR-V e:FCEVの全長が4805mmであることからも、新型CR-V e:HEVもハリアーよりやや大きなボディサイズとなる見込みです。
販売店によると、新型CR-V e:HEVは2025年秋に登場するようです。価格は450万円から600万円と予想されており、ホンダの主力SUVとして、日本市場での販売拡大が期待されます。
三菱 新型デリカミニ
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
195万~295万円 | 2025年秋 |
三菱 新型デリカミニは「進化したアクティブで頼れる相棒」をコンセプトに、外観や内装、走行性能、安全性能など全方位で進化させています。
力強さと親しみやすさを増したエクステリアに加え、インテリアにはGoogle搭載の大型ディスプレイが新たに採用され、先進性と使い勝手を向上。
軽自動車として初めて5つのモードから選べるドライブモードを搭載し、専用チューニングのサスペンションと合わせて、様々な路面で快適かつ力強い走りが感じられることでしょう。
日産 新型ルークス
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
160万〜230万円 | 2025年秋 |
2025年秋に発売予定の日産 新型ルークスは、従来の軽自動車の常識を打ち破る新しい価値を提供するモデルとして登場します。
室内長はクラストップレベルとなる2315mmまで(先代モデル比+115mm)拡大され、リビングのようにリラックスできる心地よい空間を実現しています。
インテリアには軽自動車初となる12.3インチの大型統合型ディスプレイが採用され、先進性と上質感を演出。
安全面では、軽自動車初の「インビジブルフードビュー(車体下の映像を生成する機能)」や、斜め後方の衝突回避を支援する「インテリジェントBSI」など、最高レベルの運転支援システムを搭載し、安心感を大幅に高めています。
ホンダ 新型N-ONE e:
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
284万〜319万円(補助金額:57万4000円) | 2025年秋 |
ホンダが新たに投入する軽電気自動車(EV)、新型「N-ONE e:」は、軽自動車「N-ONE」をベースにEVとして開発されたモデルです。日産 サクラが軽EV市場で高いシェアを占める中、新型N-ONE e:はサクラを意識した性能と価格設定が予想されます。
外観はベースのN-ONEを継承しつつも、EV専用デザインのフロントマスクや水平基調のボンネットを採用し、視認性を向上させています。これにより、混雑した市街地や狭い場所での運転のしやすさが期待されます。
内装も水平基調のインパネデザインに変更され、EVに重要なバッテリー残量や走行可能距離を簡潔に表示するコンパクトなメーターを搭載。シフト操作はプッシュボタン式です。
フロントシートはホンダ N-BOXと共通の骨格を採用し、座面幅やサポート性が向上しています。一方で、床下にバッテリーを搭載するため、リアシートの床は27mm高くなっており、大人4人での乗車はやや窮屈に感じる可能性があります。
パワートレインは軽商用車のホンダ N-VAN e:の上級グレードと共通と予想され、その場合は最高出力47kW(64馬力)、最大トルク162Nmと見込まれます。モーター駆動による機敏な反応と滑らかな加速、そして静粛性が特徴です。
バッテリー総電力量は29.6kWhとみられ、1充電あたりの航続距離はWLTCモードで約270km以上を目指すとしています。これはサクラの180kmを大きく上回り、日常使いに十分な安心感をもたらすでしょう。また、重心が下がることで走行安定性や乗り心地も向上しています。
グレードはベーシックな「G」と、ホンダコネクトナビやアルミホイールを標準装備する上級「L」が設定される見込みです。価格は未定ながら、バッテリー容量の増加によりサクラよりも高価な、Gが約284万円、Lが約319万円と予想されます。
国から交付される補助金額は、サクラやN-VAN e:と同じく57万4000円なので、補助金を差し引いた実質的な価格は、Gが約227万円、Lが約262万円程度になるでしょう。
トヨタ 新型RAV4
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
450万〜700万円 | 2025年12月ごろ |
トヨタ 新型RAV4は2025年5月に世界初公開されました。
今回のモデルチェンジでは、多様なライフスタイルに対応する3つのグレードが用意され、より存在感を増したデザインと環境性能の高いパワーユニットが特徴です。
新型RAV4のグレード構成は、オフロードテイストを強調した「アドベンチャー」、洗練された都会的なデザインの「コア」、そして舗装路でのスポーティな走りを追求した「GRスポーツ」の3種類です。
ボディサイズとプラットフォームは現行型と同程度を維持しつつも、エクステリアデザインはさらに存在感を強めています。また、インパネなどの内装は、直線基調で実用性を重視したデザインです。
パワーユニットは、2.5L直列4気筒ハイブリッドと、外部充電が可能なPHEV(プラグインハイブリッド)が用意されます。PHEVは1回の外部充電で150kmの走行を目指すでしょう。駆動方式は全グレードで4WDのみとなります。
現行型と異なり、ノーマルガソリンエンジンは設定されません。そのため、予想価格帯は「コア(ハイブリッド)」の450万円から、「GRスポーツ(PHEV)」の700万円と、全体的に高めの設定となる見込みです。
スズキ 新型eビターラ
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
430万円前後(予想補助金額:80万円) | 2025年12月ごろ |
スズキ初の電気自動車(EV)となる新型「eビターラ」が、2025年12月ごろにインドからの輸入販売で日本に登場します。街乗りでの使い勝手の良さと、実用的な航続距離、そして補助金を活用した魅力的な実質価格で、国内EV市場に新たな選択肢をもたらします。
新型eビターラは、全幅1800mmとややワイドながら、全長は4275mmに抑えられており、日本の都市部でも取り回ししやすいサイズです。後席空間も十分に確保されており、身長170cmの大人4名が乗車しても、後席乗員の膝先には握りこぶし2つ分のゆとりがあります。
駆動用リチウムイオン電池の総電力量と1回の充電で走れる距離は、49kWh仕様が400km以上、61kWh仕様は2WDが500km以上で4WDは450km以上です。
車両価格は430万円前後と予想されており、国から交付される80万円前後の補助金を差し引くと、実質価格は350万円前後となります。日産 新型リーフの価格改定により、補助金を差し引いた実質価格が350万円前後のEVが少なくなる可能性があります。そのような状況下で、新型eビターラは手頃な価格帯のEVとして、販売の余地を広げることになりそうです。
また、日産のコンパクトEV、新型「マイクラ」が国内に導入されれば、新型eビターラにとってちょうど良いライバルとなるでしょう。日本市場には、実質価格350万円前後の比較的コンパクトなEVが求められており、新型eビターラはそのニーズに応える一台として期待されます。
トヨタ 新型ルーミー&ダイハツ 新型トール
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
195万〜270万円 | 2026年2月ごろ |
全高1700mm超の背の高さとスライドドアによる優れた乗降性で人気のコンパクトカー、トヨタ ルーミーとダイハツ トールが、2026年前半にフルモデルチェンジを実施する見込みです。2016年の発売から約9年が経過し、設計の刷新が待たれていました。
当初はもっと早い時期での新型登場が予定されていましたが、ダイハツの認証不正問題により延期されていました。しかし、いよいよ新型モデルの登場が目前に迫っています。
新型ルーミー&トールは現行型と同等のボディサイズを維持しつつ、全長が100mmほど拡大されて3800mmを超える可能性がありますが、5ナンバーサイズは堅持されます。
注目すべきは、プラットフォームがコンパクトSUVのトヨタ ライズ&ダイハツ ロッキーと同じタイプに刷新されるとみられる点です。これにより、走行性能が大きく向上することが期待されます。
エンジンは、直列3気筒1.2Lと、新開発の1.2Lストロングハイブリッドに変更されるでしょう。
これらの改良により、新型ルーミー&トールは、現行型に比べて動力性能、静粛性、走行安定性、乗り心地、ステアリング操作に対する車両挙動の正確性、内外装の質感、後席を中心とした座り心地など、さまざまな機能が大幅に向上すると予想されます。
スズキ 新型スイフトスポーツ
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
250万〜275万円 | 2026年2月ごろ |
2023年末に刷新されたスズキ スイフトに続き、走行性能を高めた「スイフトスポーツ」の新型モデルが、2026年2月ごろに登場する見込みです。ZC33S型のスイフトスポーツの標準グレードはしばらく継続生産されていましたが、先日生産を終了したばかりです。
新型スイフトスポーツのパワーユニットは、従来型と同じ直列4気筒1.4Lターボエンジンが搭載される見込みです。しかし、新たにマイルドハイブリッドシステムが併用されることで、燃費性能の向上が期待されます。
サスペンションは、現行スイフトとは異なる専用セッティングが施され、従来型と同様に軽快でスポーティな運転感覚を楽しめるでしょう。
新型スイフトスポーツはマイルドハイブリッドシステムの採用に伴い、価格帯は250万円から270万円に高まることが予想されます。
日産 新型リーフ
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
550万〜700万円(予想補助金額:90万円) | 2026年2月ごろ |
日産のEV「リーフ」の新型モデルが、2025年6月にグローバル向けに発表されました。これまでのハッチバックから、SUVの雰囲気を併せ持つスポーティな5ドアハッチバックへと発展し、デザイン、性能、装備の全てにおいて大幅な進化を遂げています。
新型リーフは、18~19インチの大径タイヤを装着し、よりダイナミックな印象を与えます。
駆動用リチウムイオン電池は、52.9kWhと75.1kWhの2種類が用意されます。特に75.1kWhのバッテリーでは、1回の充電で600km以上の走行を目指しており、現行型の40kWhと60kWhから大幅に容量が拡大されます。
プラットフォームには、上級車種である日産 アリアなどと共通のものが採用され、これにより走行安定性と乗り心地が大幅に改善されます。
装備も充実しており、空気抵抗の軽減を目的とした、乗降時に張り出すフラッシュドアハンドルも採用されるなど、先進性が際立ちます。
しかし、これらの進化に伴い、価格も大幅に上昇します。予想価格帯は550万円から700万円と、現行型の408万1000円から583万4400円に比べると、かなりの値上げとなります。
マツダ 新型CX-5
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
350万〜450万円(発売時点) | 2026年4月ごろ |
マツダ 新型CX-5は2025年7月に初公開され、その外観と内装が明らかになりました。ボディサイズの拡大と上質な内装が特徴ですが、人気だったディーゼルエンジンの廃止という大きな変更点もあります。
新型CX-5のボディサイズは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1695mmとなり、現行型から全長が115mm拡大されます。ホイールベースも約80mm伸びる見込みで、これにより室内空間も広くなります。具体的には、身長170cmの大人4名が乗車した場合、後席の膝先空間は現行型の握りこぶし2つ分から2つ半に拡大されます。
内装は現行型に比べてさらに上質になりますが、エアコンの操作が従来のスイッチ式からタッチパネル式に変更されるため、現行型からの乗り換えを検討している方は注意が必要です。
現行型の国内販売で60~70%を占めていた2.2Lクリーンディーゼルターボエンジンは、新型CX-5では設定されません。その代わりに、2.5Lガソリンのマイルドハイブリッドが搭載され、2027年にはストロングハイブリッドも追加される予定です。ディーゼルを希望する方は、現行型の生産が続く2025年中に購入を検討することをおすすめします。
また、新型CX-5では、走行安定性と乗り心地のバランスが大幅に向上する見込みです。2022年に登場したCX-60では、乗り心地の硬さや変速ショックが指摘され、リコールも相次ぎ、マツダ車全体の販売にも影響を与えました。
その反省を活かし、新型CX-5ではこれらの点が入念に熟成されている模様です。ディーゼルエンジンの廃止は惜しまれる点かもしれませんが、それ以上に商品力の高さには大いに期待が持てるでしょう。
トヨタ 新型ランドクルーザーFJ
| 予想価格 | 予想発売時期 |
|---|---|
ランドクルーザー250よりは安価 | 2026年の年央ごろ |
トヨタから新型車「ランドクルーザーFJ(ランクルFJ)」が登場します。既存の「300」「70」「250」シリーズに加わる新たなモデルとして、ランクルの基本性能である「信頼性・耐久性・悪路走破性」はそのままに、「Freedom & Joy(自分らしく楽しむ自由)」という新たな価値の提供を目指して開発されました。
プラットフォームには、ハイラックスなどで実績のある「IMV」シリーズのラダーフレームシャシーをベースに、ランクルFJ専用にホイールベースを縮小して活用。ランクル250比で270mm短いホイールベース2580mmにより、最小回転半径5.5mという優れた取り回しを実現しつつ、「70」シリーズと同等の悪路走破性を確保しています。
ボディサイズは全長4575mm × 全幅1855mm × 全高1960mm。パワートレインは、2.7L ガソリンエンジン(最高出力163馬力、最大トルク246N・m)に6速ATを組み合わせ、駆動方式はパートタイム4WDが採用されます。
外観は、居住性と積載性を考慮したスクエアなボディが特徴。フロント・リアのコーナーバンパーは分割タイプとし、修理性やカスタマイズ性にも配慮されています。プロトタイプでは、角形LEDヘッドライトの標準仕様に加え、丸目ヘッドライトを採用した海外カスタマイズ仕様も公開されており、選ぶ楽しさも提供されそうです。
内装は、車両姿勢が認知しやすい水平基調のインパネを採用。大型ディスプレイを備えつつ、オフロード走行で確実に操作したいエアコンや駆動系の機能は物理スイッチやダイヤル式とするなど、機能性を追求しています。安全装備には「トヨタセーフティセンス」が採用される見込みです。
日産 新型キックス
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
340万〜370万円 | 2026年10月ごろ |
2024年3月に北米で発売され、その大幅な進化が注目を集めた日産 新型キックスが、いよいよ日本市場にも投入される見込みです。現行型から大きく生まれ変わったデザインと、進化したe-POWERシステムに期待が集まります。
新型キックスは、フロントマスクから内装に至るまで、現行型に比べて格段にスタイリッシュなデザインへと進化しました。特に、天井を後方に向けて下降させる5ドアクーペ風のボディスタイルが特徴的です。
新型キックスのボディサイズは、全長4370mm、全幅1800mm、全高1630mmと、混雑した街中でも運転しやすいサイズ感を維持しています。
日本仕様のパワーユニットは、現行キックスと同様にハイブリッドのe-POWERのみとなる予定です。しかし、e-POWERの世代は新しくなり、発電用エンジンも1.4Lまたは1.5Lになる可能性が高いとされています。
新型キックスでは内外装の質感、動力性能、走行安定性、乗り心地、燃費まで、さまざまな機能が刷新されるでしょう。
日産 新型エルグランド
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
500万円〜700万円 | 2026年12月ごろ |
日産のLサイズミニバン「エルグランド」が、2026年にフルモデルチェンジを行う見込みです。現行型の課題を克服し、存在感と実用性を兼ね備えた新型エルグランドとして、再びLサイズミニバン市場での競争力を高めることが期待されます。
新型エルグランドは、鋭角的なフロントマスクでスポーティな雰囲気が表現されています。ボディサイズは、全長4950mm、全幅1850mm前後となる見込みです。
最も注目すべきは、全高が現行型に比べて約80mm高まり、1900mm前後となるとみられる点です。現行型は中途半端な全高がライバル車であるトヨタ アルファード&ヴェルファイアに対する存在感の弱さや販売低迷の一因と指摘されていましたが、新型ではこの点が大幅に改善され、堂々とした佇まいとなるでしょう。
またシートアレンジも見直され、3列目シートは一般的な左右に跳ね上げる方式に変更されます。現行型では3列目の背もたれを前側に倒す方式で、荷室の床が高くなり荷室高が不足するという課題がありましたが、新型ではこの不満点が解消され、使い勝手が大幅に向上するとみられます。
パワーユニットには、第3世代のe-POWERが搭載されるでしょう。直列3気筒1.5Lターボエンジンを高効率な回転域で回すことで、エンジン回転数の上下動を抑え、余裕のある動力性能と優れた低燃費を両立させます。
予想価格は500万円から700万円と高めの設定となりそうですが、現行型の課題を克服し、全面的に進化を遂げる新型エルグランドに期待が集まります。
日産 新型マイクラ
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
400万~600万円(予想補助金額:80万円) | 2027年1月ごろ |
2025年5月に欧州で発表された日産のコンパクトEV「新型マイクラ」が、日本市場にも導入される可能性が高まっています。先に述べた新型リーフが大幅に値上げされることで、国からの補助金を差し引いた実質価格300万円台から400万円台で購入できる日産EVの空白を埋める存在として、注目が集まります。
新型マイクラは、全長を4000mm以下に抑えたコンパクトなボディが特徴です。一方で全幅は1700mmを上回り、3ナンバー車となります。ホイールベースは2540mmを確保しており、優れた空間効率により大人4名が十分に快適に乗車できそうです。コンパクトなボディサイズは、混雑した街中での運転のしやすさにも貢献するでしょう。
駆動用リチウムイオン電池の総電力量と1回の充電で走れる距離は、40kWh仕様が308km、52kWh仕様は408kmです。日常使いからちょっとした遠出まで、幅広いニーズに対応できる実用的な航続距離を備えています。
価格帯は、現行リーフと重複する400万円から600万円と予想されています。手頃な価格帯に加えて、街中での運転のしやすさ、そして「可愛らしい」と評される魅力的な外観デザインも相まって、新型マイクラは日本のEV市場における売れ筋車種となる可能性を秘めています。
軽EVのサクラと新型リーフの間に位置するモデルとして、多様なユーザー層のニーズに応えることが期待されます。
トヨタ 新型ハリアー
| 予想価格帯 | 予想発売時期 |
|---|---|
480万~700万円 | 2027年6月ごろ |
トヨタのシティ派SUVとして人気の高いハリアーの新型モデルが、2027年に投入される見込みです。2025年末にフルモデルチェンジされるRAV4とプラットフォームなどを共通化しつつも、新型ハリアーはさらに上質感を強め、独自の存在感を確立するでしょう。
新型ハリアーで最も注目されるのは、その内外装デザインです。新型RAV4が都会的な「コア」グレードを追加しハリアーに近づくことから、新型ハリアーはこれまでのハリアー以上に上質感を徹底的に追求すると予想されます。
もはやSUVというより、上級ワゴンに近い印象へと変化し、洗練された大人のユーザーに響くデザインとなるでしょう。
パワーユニットは、直列4気筒2.5LのハイブリッドとPHEV(プラグインハイブリッド)が設定される見込みです。
最近のトヨタは、カローラシリーズやクラウンシリーズなど、電動機能のない純粋なエンジン車を廃止する傾向にあります。そのため、新型ハリアーもハイブリッドとPHEVに限定される可能性が高く、それに伴い価格帯も480万円から700万円と高めの設定となりそうです。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/島村 栄二/茂呂 幸正/MOTA編集部 画像提供:日産自動車/MAZDA】
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