ミライースに待望の「ターボ&5速MT」追加か!? 予想価格は155万円! 発売時期やスペックも解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:佐藤 正巳/森山 良雄
低燃費・低価格の優等生、ダイハツ ミライース。その落ち着いたイメージからは大きくかけ離れた、走る楽しさを求めるファン待望の「ターボエンジン」と「5速MT(マニュアルトランスミッション)」を搭載したホットモデルの登場が現実味を帯びてきました。
東京オートサロン2026で披露された「ミライース tuned by D-SPORT Racing(チューンド バイ D-スポーツ レーシング)」は、驚異の車重700kg台を実現した、まさにモータースポーツ参戦を前提としたスパルタンな仕様です。
この記事では、オートサロンの出展車両をもとに、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんがミライース ターボモデルの予想価格や発売時期、詳細なスペックについて徹底解説します。
ミライース tuned by D-SPORT Racingの予想スペック・価格一覧
まずは、現在想定されているミライース tuned by D-SPORT Racingの主要データと予想価格を見ていきましょう。
| グレード | ミライース tuned by D-SPORT Racing |
|---|---|
| 全長 | 3395mm |
| 全幅 | 1475mm |
| 全高 | 1500mm |
| ホイールベース | 2455mm |
| 車両重量 | 730kg前後 |
| エンジン | 直列3気筒658ccターボ |
| 最高出力 | 64馬力(6400回転) |
| 最大トルク | 9.4kg-m(3200回転) |
| トランスミッション | 5速MT |
| サスペンション(前) | ストラット |
| サスペンション(後) | トーションビーム |
| ブレーキ(前) | ベンチレーテッドディスク |
| ブレーキ(後) | ドラム |
| 予想価格 | 155万円 |
| 予想発売時期 | 2026年5月 |
東京オートサロン2026に出品された「ミライース tuned by D-SPORT Racing」とは?
東京オートサロン2026には、ダイハツ ミライース tuned by D-SPORT Racingが出品されました。
これは以前掲載したダイハツ ミライース GRスポーツ(コンセプト)をベースに、モータースポーツ参戦用の市販モデルとして仕立てられた車両で、ナンバーを取得して公道も走れます。
ミライース tuned by D-SPORT Racingは、競技に合わせてユーザー自身が手を加えるベース車両であるため、外観はシンプルです。
コペン譲りの強力なターボエンジンや5速MTを搭載
ミライース tuned by D-SPORT Racingの走りのメカニズムはベースのミライースとは異なります。
エンジンは、ベース車のミライースでは直列3気筒658ccのノーマルガソリンエンジンですが、ミライース tuned by D-SPORT Racingではターボが搭載されます。
ターボエンジンのチューニングはコペンと共通です。最高出力は64馬力(6400回転)、最大トルクは9.4kg-m(3200回転)を発揮するでしょう。
車重も軽くパワフルな加速が楽しめそう
ミライース tuned by D-SPORT Racingは装備がシンプルなので、車両重量も730kg前後に収まるでしょう。
これは、すでに公開されている装備が充実したミライース GRスポーツに比べて20kgほど軽いです。軽いボディとターボエンジンの組み合わせで、パワフルな加速を満喫できるでしょう。
また、このターボエンジンは9.4kg-mの最大トルクを実用域の3200回転で発生させるため、運転しやすいことも特徴です。
5速MTとLSDを採用し、走りの楽しさを追求
トランスミッションは、コペンと同様の5速MTです。シフトレバーのストローク(前後左右に動く範囲)が小さく抑えられ、スポーツモデルらしい機敏な運転感覚を楽しめます。
ちなみにコペンは、同じターボエンジンを搭載しながら、電動開閉式ハードトップの装着で車両重量が850〜870kgに達します。
一方、ミライース tuned by D-SPORT Racingはコペンに比べて100kg以上軽いため、動力性能にはかなり余裕が生じます。
駆動方式は前輪駆動の2WDで、フロントスーパーLSDも内蔵されます。
これもコペンが採用する装備で、例えば峠道のカーブを曲がる時に、接地性の下がった内側の前輪が空転しようとすると、スーパーLSDが作動して空転を抑えます。これにより、確実な駆動力の伝達を確保します。
モータースポーツ参戦を前提とした足回りと安全装備
サスペンションはノーマルタイプ
サスペンションは交換を前提に、あえてノーマルタイプが採用されます。
前述の通りモータースポーツの参戦車両なので、スプリング、ショックアブソーバー、ブッシュなどは、ユーザーが出場する競技に合わせて交換することが想定されています。そのため、標準装着されるのはあえてノーマルタイプとなります。
タイヤとホイールも、ユーザーが競技内容に応じて履き替えるため、標準装着品はブラックのスチールホイールとベーシックなノーマルタイヤです。
ブレーキ:前輪はディスクブレーキ大型化
ブレーキはコペンと同じタイプです。
ミライースのノーマルグレードに比べて、前輪のブレーキディスクが大型化され、冷却性能の優れたベンチレーテッドタイプに変更されます。後輪のブレーキは、コペンと同様にドラム式です。
モータースポーツに不可欠なロールケージ付き
また、モータースポーツの参戦車両らしく、6点式ロールケージも標準装着されます。
ロールケージとは、パイプで組み上げられた補強材で、ボディの内側に設置します。ロールケージがあると、例えば横転した時でも天井などが潰れにくく、乗員の生存空間を確保できます。モータースポーツでは不可欠の装備です。
ミライースターボの予想価格と発売時期
予想価格は155万円前後
気になるミライース tuned by D-SPORT Racingの予想価格はベース車の価格や架装内容から算出すると、155万円前後になると予想されます。
ミライースで快適装備や装飾品を省いた「L SAIII(2WD)」グレードの価格が102万5200円なので、ターボの装着などにより、約50万円が上乗せされます。
一見割高にも思えますが、6点式ロールケージは単体価格が高く、装着にも手間を要します。また、ベース車のミライースには用意されない5速MTとフロントスーパーLSDを搭載し、フロントブレーキもベンチレーテッドディスクに変更されます。
こういったモータースポーツのベース車としての変更も考慮すると、快適装備がシンプルでも、価格は155万円前後に達するという計算です。
発売時期は2026年5月か?
ミライース tuned by D-SPORT Racingの予想発売時期は2026年5月ごろです。
販売は、自動車部品の流通やダイハツのモータースポーツ活動をサポートする「SPK」が担当します。
今後は「GRスポーツ」や「EV」の展開にも期待
そして、ミライース tuned by D-SPORT Racingが発売された後には、一般ユーザー向けの「ミライース GRスポーツ」が追加される可能性も高いです。競技などのハードな走行をしない一般ユーザーにとっては、本命はこちらかもしれません。
ミライースGRスポーツのエンジンもターボです。
こちらは一般ユーザー向けとあって、6点式ロールケージは装着されませんが、サスペンションには、tuned by D-SPORT Racing(ノーマル)とは異なり、専用のチューニングが施されるでしょう。
購入直後からスポーティな走りを楽しめるよう、MOMO製のステアリングホイールやレカロ製のシートなども装着され、価格は175万円くらいになると予想されます。
このほか2026年には、ミライースをベースにした電気自動車も加わるとみられています。今年はダイハツの軽自動車が注目を集めそうです。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/森山 良雄】
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