【価格判明】新型エルグランドは689万7000円〜! アルファードより割高でも選ぶ価値がある人とは

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:佐藤 正巳/茂呂 幸正/日産自動車/MOTA編集部
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日産 新型エルグランドの具体的なグレード構成や価格、販売スケジュールなどの最新情報が明らかになりました。16年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型は、全車に「e-POWER」と「e-4ORCE」を搭載する大注目のLサイズミニバンです。

この記事では、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが販売店などで取材を行い、これらの最新情報を徹底解説します。複雑なグレード別の装備やオプションの違いを分かりやすく整理しつつ、永遠のライバルであるトヨタ アルファードと価格や走行性能を比較。

両車の違いを踏まえ、新型エルグランドはどんな人におすすめなのか、後悔しないグレード選びのポイントまで詳しく紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型エルグランドのグレード別価格と装備
  2. 新型エルグランドの販売スケジュール
  3. ライバル「アルファード」と価格・装備を徹底比較
  4. 割高でも選ぶ価値あり! 新型エルグランドの圧倒的な走行性能
  5. 走りの良さならエルグランド、豪華さを求めるならアルファード
  6. 専門家による採点と評価まとめ

新型エルグランドのグレード別価格と装備

2026年に登場する新型車の中で、特に注目される車種が日産 新型エルグランドです。

エルグランドは伝統あるLサイズミニバンですが、従来型を2010年に発売して以来、フルモデルチェンジを行っていません。

16年ぶりのフルモデルチェンジなので、パワーユニット、駆動システム、安全装備など、さまざまな機能が刷新されます。

グレード別の価格

新型エルグランドのグレード構成は「e-POWER X e-4ORCE」(以下、「X」)と、上級グレードの「e-POWER G e-4ORCE」(以下、「G」)の2種類です。

いずれのグレードも、直列3気筒1.5Lターボが発電を行うハイブリッドシステムの「e-POWER」と、後輪を前輪とは別のモーターで駆動する4WDの「e-4ORCE」を搭載します。ノーマルガソリンエンジンや2WDはありません。

さらに、足まわりに使われるショックアブソーバーの減衰力を走行状態に応じて変化させる機能も全車に標準装着しており、メカニズムや装備の充実度は全般的に高いです。

そのために価格も上昇しており、「X」は689万7000円です。上級の「G」は、さらに68万2000円が上乗せされ、757万9000円に達します。

以下は価格と、内装色の一覧です。上級の「G」では内装色に「ダークメタル」を選べない点に注意が必要です。

グレード別価格と内装色 一覧

グレード価格(税込)内装色
X

689万7000円

ダークメタル

G

757万9000円

紫檀/銀雪

グレード別装備内容

以下は新型エルグランドの標準装備とグレード別の装備、オプションの一覧表です。

新型エルグランドの主な全車標準装備

・両側電動スライドドア

・アルミホイール

・エアロパーツ

・e-4ORCE(4WD)

・インテリジェントダイナミックサスペンション など

新型エルグランドのグレード別装備・オプション一覧表

装備・メーカーオプションXG

インフォテイメントシステム+ETC2.0+後席専用モニターなど

24万9700円

標準装着

100V・1500W電源コンセント

9万9800円

標準装着

BOSEプレミアムサウンドシステム+高遮音ガラス+プロパイロット2.0など

73万2600円

ツインガラスサンルーフ

15万4000円

15万4000円

クリアビューパック(ワイパーデアイサーなど)

3万3000円

3万3000円

「G」は、「X」に比べて価格が68万2000円高くなる代わりに、通信機能を含んだインフォテイメントシステム、1列目&2列目シートのベンチレーション、後席専用モニター、100V・1500W電源コンセントなどが加わります。

また、新型エルグランドの個性を引き立てる魅力的なボディカラーも用意されており、以下の特別塗装色を選ぶ場合は別途オプション費用が必要です。

新型エルグランドの特別塗装色(有償ボディカラー)一覧

特別塗装色オプション価格(税込)

プレミアムホワイト

6万500円

ミッドナイトブラック

6万500円

シゴク(至極)

7万5900円

フジドーン+シゴクの2トーン

25万3000円

グレード選びのポイント

新型エルグランドのグレード選びは、価格を抑えるなら「X」ですが、インフォテイメントシステム、100V・1500Wの電源コンセントなど総額約35万円のオプションを加えるつもりなら、これらを標準装着する「G」を選ぶ方が得策です。

数年後に売却する時の価値(リセールバリュー)を考慮しても、「X」にオプションを多く加えるより、最初から上級の「G」を選ぶ方が売却額を高めやすい傾向にあります。

新型エルグランドの販売スケジュール

新型エルグランドは2026年5月28日(木)から予約受注を開始します。正式発売は2026年7月16日(木)で、試乗車などが店頭に置かれるのは2026年7月下旬ごろでしょう。

新型エルグランドの今後の販売スケジュール

項目日程

予約受注開始

2026年5月28日(木)

正式発売

2026年7月16日(木)

試乗車の配車

2026年7月下旬ごろ

ライバル「アルファード」と価格・装備を徹底比較

Lサイズミニバンを検討する上で、ライバル車となるのがトヨタ アルファードです。アルファードの売れ筋になる「ハイブリッドZ E-Four(4WD)」の価格は657万円。これに比べて、新型エルグランド「X」の価格は32万7000円高い設定となっています。

新型エルグランド「X」は、インフォテイメントシステム、ETC2.0、100V・1500W電源コンセントなどをメーカーオプションにしていますが、アルファード「ハイブリッドZ E-Four」であれば、運転支援機能や100V・1500Wの電源コンセントは標準装着されます。

また、2列目シートの仕様にも違いがあります。

新型エルグランド「X」の2列目は一般的なセパレートシートですが、アルファード「ハイブリッドZ E-Four」は、固定されたアームレストを両側に備えた「エグゼクティブパワーシート」を採用しています。2列目の豪華さはアルファードが上まわります。

新型エルグランド「X」とアルファード「ハイブリッドZ E-Four」の比較

比較項目新型エルグランド「X」アルファード「ハイブリッドZ E-Four」

価格

689万7000円
(+32万7000円)

657万円

インフォテイメント、ETC2.0

メーカーオプション

標準装着

100V・1500W 電源コンセント

メーカーオプション

標準装着

2列目シート

一般的なセパレートシート

エグゼクティブパワーシート(固定式アームレスト付)

以上のような装備の違いと後述する走りの違いを含めて両車の買い得度を総合的に比べると、新型エルグランドはアルファードよりも40万円前後は割高です。

アルファードは、ヴェルファイアを含めて以前から販売台数が多く、コストの低減が進んでいるからこそ価格を抑えられるのです。

割高でも選ぶ価値あり! 新型エルグランドの圧倒的な走行性能

新型エルグランドの「e-POWER」は第3世代になり、最大トルクは500Nm(51kg-m)を上まわります。プロトタイプをテストコースで試乗したところ、動力性能はアルファードのハイブリッドよりも力強いと感じました。モーター駆動の特徴が明確に表現され、アクセルペダルを踏み増すと駆動力を即座に高めます。

新型エルグランドに搭載される「e-POWER」の動力性能をノーマルガソリンエンジンに当てはめると、4.5Lくらいに相当します。アルファードハイブリッドの動力性能は3.0L前後に相当するため、新型エルグランドは非常にパワフルです。

また、新型エルグランドでは、従来型のプラットフォームとサスペンションをベースに大幅な改善が加えられています。4輪のショックアブソーバーの減衰力を独立制御して、走行安定性と乗り心地を高水準で両立させる機能も備わります。

そのために峠道のカーブを曲がる時も4輪がしっかりと接地し、背が高くボディの重いミニバンでありながら旋回軌跡を拡大させにくいです。

高速道路における危険回避を想定した車線変更を行うとボディは大きく傾きますが、車両の挙動変化が穏やかに進みます。後輪の接地性も優れ、挙動を乱しにくいです。後輪が安定するため、高速道路を走行中、横風にあおられた時でも安心できます。

このような状況も含めて、新型エルグランドの走行安定性はアルファードよりも優れています。

一般的にミニバンで走行安定性を高めると乗り心地が悪化しやすいですが、新型エルグランドは前述の通りショックアブソーバーの可変機能を備えています。

ドライブモードの「コンフォート」を選択すると、ショックアブソーバーの減衰力が下がり、乗り心地を向上させます。アルファードも乗り心地が快適ですが、新型エルグランドも劣りません。

新型エルグランドの燃費

ちなみに、新型エルグランドのWLTCモード燃費は16.8km/Lです。以下はアルファード「ハイブリッドZ E-Four」との燃費の比較表です。

比較項目新型エルグランド「X」アルファード「ハイブリッドZ E-Four」

燃料消費率(WLTCモード)

16.8km/L

17.4〜18.0km/L

走りの良さならエルグランド、豪華さを求めるならアルファード

ユーザーが多少なりとも走りにこだわる場合、新型エルグランドは魅力的でしょう。アルファードはミニバンの典型で、操舵感から動力性能まで、運転感覚が全般的に穏やかであるからです。

例えばSUVからアルファードに乗り替えると、走りが退屈に思える場合がありますが、新型エルグランドはそこを解消します。

つまり新型エルグランドは、クルマ好きのユーザーに適したミニバンです。逆にミニバンの王道を行く豪華さを重視するならアルファードが選択肢になります。

走りの良さに魅力を感じた方にとって、新型エルグランドは十分に検討に値する車種です。販売店でも「新型エルグランドの購入を考えているお客様は、先代エルグランドのオーナーがもっとも多いですが、アルファードからの乗り替えもあります」とのコメントがありました。

専門家による採点と評価まとめ

専門家として新型エルグランドを採点し、長所と短所をまとめました。購入を検討する際の参考にしてください。

外観

4.0

★★★★☆

内装・居住性

5.0

★★★★★

走行性能

4.0

★★★★☆

運転のしやすさ

2.0

★★☆☆☆

乗り心地

5.0

★★★★★

燃費

3.0

★★★☆☆

価格の割安度

2.0

★★☆☆☆

新型エルグランドの良い点

・動力性能が高く安定性も良好

・3列目はアルファードよりも快適

・先進の運転支援機能も選択できる

×新型エルグランドの気になる点

・アルファードと比較すると、やや高めの価格設定

・2列目シートは、豪華さよりも実用性を重視したシンプルな造り

・床面がやや高めの設計のため、乗り降りの際に気をつける必要がある

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/茂呂 幸正/MOTA編集部 画像提供:日産自動車】

日産/エルグランド
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新車価格:
689.7万円869.9万円
中古価格:
34.8万円698.7万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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