2019年度に1番売れたのはN-BOXだった! 軽自動車大国にこのまま突き進むのか!?

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2019年度(2019年4月~2020年3月)に売れたクルマランキングを見ると、1〜5位の全てが軽自動車という結果に。。まさに日本は軽自動車大国になってしまった。新型コロナウィルスの影響で工場停止などに陥っている今、果たして2020年度もこのまま突き進むのか? 昨年度の振り返りとともに、今期の動きまで大胆予測する!

目次[開く][閉じる]
  1. 2019年度を振り返り! やっぱり軽自動車大国だった!?
  2. カローラ復権! 豊富なバリエーションが◎
  3. 地味に売れ続けるシエンタ&ノート
  4. 2020年度は新型コロナの影響でピンチ!? 新型ハリアーは大丈夫か……
  5. 2020年度も軽自動車の圧勝か?
  6. 新型ノートの登場で国産コンパクト3強時代に突入!

2019年度を振り返り! やっぱり軽自動車大国だった!?

クルマ全体で見ても軽自動車の進化は目覚ましく、軽自動車はここ10年ほどクルマの販売全体の4割近くを占めている。

コンパクトカー以上の広さを持つうえ、各種性能の向上と装備内容の充実などにより遠出にも対応。一家に一台のファミリーカーとしても使える“軽ハイトワゴン系”がベスト5を独占したというのは非常に納得できる結果だ。

特にブッチ切りの1位となったホンダ N-BOX。ホンダではコンパクトカーの代表格「フィット」もあるが、室内の広さや装備、コストといった完成度の高さが支持され、結果的にN-BOXがより多く選ばれている。

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カローラ復権! 豊富なバリエーションが◎

2019年にフルモデルチェンジされ、セダンとステーションワゴンのツーリングが新設定されたトヨタ カローラが6位。登録車では1位となった。

セダン、ツーリングに加え、2018年に先行導入された3ナンバーサイズのハッチバック、カローラスポーツに加え、5ナンバーサイズとなる先代のセダン(カローラアクシオ)とステーションワゴン(カローラフィールダー)も継続販売するという、シリーズの選択肢の多さが大きく販売台数にも影響した。

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日本専用の小さなボディもウケた!

セダン・ツーリングはモデルチェンジで3ナンバー車となったものの、カローラスポーツより全幅の狭い日本専用のナローボディとするなど、日本市場への深い配慮も非常に高く評価できる。

ボディサイズの割にリヤシートが狭いクルマなのは事実だが、カローラの好調は「完全な日本専用車でなくとも、シッカリ日本市場への配慮を行えばユーザーはそれを汲み取ってくれる」という好例と言える。

見事に人気を復活したカローラの詳しい記事はコチラ▼

地味に売れ続けるシエンタ&ノート

シエンタは2015年登場ながら登録車の年間販売台数では常にベスト10に入る人気車だった。2019年度は明確な理由は浮かばないのだが、2019年7月以降1位2回、2位2回、3位1回という絶好調もあり軽自動車を含め8位にランクインした。

7位のトヨタ プリウスと、ハイブリッドのe-POWER追加でデビュー5年目に再び人気が爆発した9位の日産 ノートは昨年度も堅調だった。

日本人の好みが広さ重視!? 広くて燃費のいいコスパ最強カーが大ウケ

2019年度ランキングベスト10の中で、車内のスペース効率をさほど重視しないクルマは、トヨタのカローラとプリウスだけ。

20世紀まで「日本人は広さを重視しない」とよく言われたが、21世紀になってそれがまったく変わったことが販売台数ランキングを見るとよく分かる。

2020年度は新型コロナの影響でピンチ!? 新型ハリアーは大丈夫か……

新型コロナウイルスの影響により、生産の滞りや新型車の登場スケジュールの遅れも大いに考えられる。来月発売予定であっても、年内や年度内へと先延ばしになるケースもあるだろう。

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2020年度も軽自動車の圧勝か?

2020年度は2019年度にあった日産の軽自動車のフルモデルチェンジにより、今まで合計されていたデイズとデイズルークスの販売台数が別になるという変化はある。

2019年夏の登場から電動パーキングブレーキのトラブルにより供給が長らく滞っていたホンダN-WGNの生産再開したほか、2020年度はダイハツ ムーヴのフルモデルチェンジも噂されている。今期も軽ハイトワゴン・スーパーハイトワゴン系が“主役”なのは変わらないだろう。

新型ノートの登場で国産コンパクト3強時代に突入!

登録車のカテゴリーはどうだろう。

2019年度中に新型へ切り替わったトヨタ ヤリスとホンダ フィット、それに加え今年中に日産ノートもフルモデルチェンジされることが有力視されており、各メーカー主力のコンパクトカー3台の戦いも注目だ。

>>ヤリス&フィットを写真で比較

販売台数を予想をするなら、広さというアドバンテージを持つフィットとノートが、ヤリスに対して販売台数でリードしそうだ。だが、間も無く販売予定のGRヤリスが意外な後押しとなる可能性もある。

[筆者:永田 恵一]

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ホンダ/N-BOX
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新車価格:
164.9万円236.3万円
中古価格:
19.8万円304万円
ホンダ/フィット
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新車価格:
165.6万円274.9万円
中古価格:
15万円283万円
トヨタ/ヤリス
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新車価格:
150.1万円269.4万円
中古価格:
102.3万円288.4万円

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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