ハイエース バンコンのプレミアムブランドADDSETより、フルコンプリートで470万円の新モデル「ELEMENT」誕生！ ／ADDSET Vol.7
若年層ユーザー必見！ クオリティーとお求め安さを両立した新モデル
キャンプ場はもちろん、街中でもよく目にするようになったキャンピングカー。特にトヨタ ハイエースをはじめとした１BOXカーをベースにした「バンコンバージョン（バンコン）」は、全国のキャンピングカービルダーより、さまざまなモデルが続々と登場しています。
そのなかにあって、シック＆スマートな落ち着いた佇まいから、”プレミアムバン”と称されてきたのが、「ALFLEX（アルフレックス）」がプロデュースする「ADDSET（アドセット）」のクルマたちです。贅沢な時が過ごせるバンコンとして、高級インポートカーを持つ富裕層たちの所有欲を刺激してきました。
そんなADDSETとは異なるテイストの新モデルとして、若年層のユーザーをターゲットに誕生したのが、「ELEMENT（エレメント）」です。モビフレームシート（単体でベッドになるシート）、ギャレー、フロア、ポータブルバッテリーなど充実した装備でありながら、470万円（税込）という低価格を実現。
このように装備が充実しているのに、ADDSETはELEMENTをキャンピングカーと決めつけていないようです。「どのように使うのかはお客さまの自由」「お客様の自由な発想で乗ってほしい」という想いが込められているのだそうです。しいて言えば、ELEMENTのイメージは「乗用車以上、キャンピングカー未満」なのです。
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ALFLEXの新モデル「ELEMENT」の魅力
新モデルである「ELEMENT」のポイントは次の7つです。
1.フルコンプリートで車両本体価格470万円（税込）
2.プレミアムブランドのセンスとクオリティはそのまま
3.単体でベッドになるモビフレームの高規格シート
4.電源は大容量ポータブルリチウムイオンバッテリー
5.1枚モノで、断熱性・防音性の高いコンポジットパネルフロア
6.ブラック×ウッドのスタイリッシュなギャレー
7.8ナンバーキャンピングカー登録
キャンピングカーの多くがスーパーロング・ワイドボディ・ハイルーフをベースとしているなかで、「ELEMENT」のベース車両はトヨタ ハイエースのS-GLダークプライムII、ボディサイズは、標準ボディ・標準ルーフをセレクトしています。
その理由は、5ナンバーのミニバンと同じボディサイズのため運転がしやすいこと。また高さ制限のある地下駐車場でも困らないこと。どちらも「普段使いのしやすさ」を重要視する考えによるものです。
若いスタッフのセンスを活かし、若年層ユーザーも手が届く価格帯を実現！
ADDSETといえば、卓越した職人による他の追随を許さないクオリティとデザインを融合したプレミアムなブランド。それに対しELEMENTは、若い世代でも手に入れやすい価格帯が特徴です。そこで、ELMENTの誕生の狙いについて、ALFLEXの竹山代表に伺いました。
「ALFLEXといえば熟練の職人というイメージかもしれませんが、社内には若いスタッフも多く在籍しています。彼らのセンスを活かし、若年層のユーザーを意識したモデルを開発してもらおうと考えました。つまり、ADDSETには手が届かないが、ちょっと頑張れば手に入れられる価格帯のモデルですね。もちろん、アソビココロとクオリティを融合させるという、これまでのALFLEXの手法は不可欠です。そんなテーマのもと、開発のキーとなったアイテムが、国内初となるモビフレームの高規格シート＆ベッドです」
ELEMENTのキーとなったモビフレームの高規格シート＆ベッド
モビフレームはポーランドのシートメーカー。竹山社長は現在の国内市場に出回っているシートよりも、さらに使いやすいシートを常々求めていました。そこで、目を付けたのがモビブレームだったのです。このモビフレームは2023年ジャパンキャンピングカーショーのALFLEXブースにて発表されたものです。
「まずはビジュアル。キャンピングカーらしくなく、ミニバンのリアシートという雰囲気が特徴で、座面と背もたれの関係性がよく、乗り心地も抜群にいい。シートベルトは背もたれに内蔵し、ISO-FIXも標準装備しています。加えて、女性や子供でも簡単にベッドにできるのもポイントです。座面が前に回転し、背もたれと、背もたれ後ろにあるマットを繋げるという4アクションで、長さ1,900mm×幅1,200mmのベッドへとトランスフォームします。
シート裏面にはクッション性のある柔らかい素材を取り込んでいるので、そのまま横になっても心地よく寝られるのもいい。なによりシートを追加したり、マットをプラスしたりすることなく、シート単体だけでダブルサイズベッドになるのが魅力ですね」と竹山代表。
もともとハイスペックなシートでしたが、竹山社長はさらなる満足を求めて、モビフレームシートをADDSETモデルとしてチューニングしました。そして、国内試験をALFLEXが担当し、国内初となる高規格シート＆ベッドの導入が実現したのです。
大容量ポータブルリチウムイオンバッテリーを活用！
ELEMENTでは、サブバッテリーに換わって、ポータブルリチウムイオンバッテリーを電源として使っているところもポイントです。
「これまでキャンピングカーといえば、サブバッテリーシステムに憧れを持っている方も多いですが、実はキャンピングカーとしてもポータブルリチウムイオンバッテリーで都合の悪いところはどこにもありませんから」と竹山代表。
搭載するバッテリーは、AC100V／定格1,500W出力で、DC12Vでは100Aに相当する電力を供給する大容量タイプ。USB、100V、12Vがつながり、冷蔵庫やサーキュレーターといった電化製品が使えます。エンジンを消してもポータブルバッテリーからの電源でテレビや室内灯が使え、エンジンをかければ従来のサブバッテリーシステム同様の走行充電や約1時間の走行で80%以上の充電ができる外部充電システムも備わっています。
「ポータブルバッテリーであれば、クルマを作り込む必要がなく、車両とリンクするケーブル工事だけでいいので、価格低減に大きく寄与しています」と竹山代表。
フローリング仕上げの断熱材入りフロア
フロアにはトヨタ ハイエースのS-GL専用床の1枚モノになったパネルを標準装備。表面は落ち着いた木目のフローリングで、断熱材を取り込んだ厚みのあるパネルは、タイダウンボルトを使用して取り付けられています。
ハイエースでは、もともとカーゴスペースの四隅にタイダウンフックが装備されています。そのフックを利用すれば、加工をせずに、断熱材を取り込んだ厚みのあるパネルを固定できるのです。
「ELEMENTでは、これまで社内でやってきた素材の加工作業をアウトソーシングしています。つまり、自社ファクトリー内で組み立てだけに特化し、社内スタッフが直接、手を加えないことでコストと納期を大幅に圧縮しています。それが低価格で短納期につながっています」と竹山代表。
所有する特別感が得られるスタイリッシュなギャレー
ALFLEXらしいセンスとクオリティを感じさせるのが、カーゴスペースに配置したギャレーです。使いやすくシンプルなデザインとしつつ、所有する歓びが得られる特別感を追求して製作されました。
「トヨタ ハイエースのS-GLダークプライムII（ナローボディ）がベース。開発スタッフは当初、ブラックレザーレザー＆ファブリックの純正インテリアに合わせた雰囲気にしようと考えたようですが、それでは所有する特別感がありません。外からは想像できない中身じゃないと面白くないというのがALFLEXの考え方です。そこで黒を基調としながらアクセントカラーをプラスすればどう？と伝えて仕上がったのが、このインテリアです」と竹山代表。
ブラックを基調とし、天面には木目柄で落ち着いた厚みのある天板を配置。シンクにはしっかりフタも完備し、シャワーヘッドは硬質なマテリアル感のある素材で、オシャレなムードを演出しています。ギャレー左側には、ポータブルリチウムイオンバッテリーのディスプレイと操作パネルをセット。使いやすさとビジュアルを融合させるあたりが、ALFLEXのセンスです。
「ギャレーの天板と、対面に同素材の棚を使えば、オプションの2段ベッドを搭載できます。1,500mm幅があるので、小さなお子さんならば横になって寝られます。ちなみに棚を支えているのはL字に曲げたアイアン。モノをかけられるほか、アイアンとウッドによるスタイリッシュな要素を入れ込んでいるのもポイントです」
アソビのギアとして、若年層のユーザーにガシガシ使って欲しいELEMENT
最後に、ELEMENTをどのように使って欲しいのか？ 竹山社長に伺いました。
「アソビのためのギアとして、ガシガシ使っていただきたいですね。リアシートの後ろに、自転車や釣り道具、キャンプ道具など、アソビの道具を積み込んで、いろいろなところに行って欲しいです。汚れたモノを載せてもちゃんと拭けますし、疲れたら荷物をどかさずともベッドにトランスフォームできるんです。
また、キャンプ以外でも『ELEMENT』ぜひ活用してください。ロングドライブでも乗り心地の良いシートなので疲れにくいですから。アウトドアやロングドライブなど、遊び仲間と存分に楽しむための相棒として使っていただきたいですね」
ALFLEXの新モデル「ELEMENT」。新規格シート＋ベッド、断熱材入りフロア、ギャレー、ポータブルバッテリー、天井ダウンライト＆スピーカーなどをパッケージに、8ナンバー仕様で車両本体価格470万円（税込）というプライスは必見！
また、4ナンバー登録も可能で、その場合はさらに安く仕上げることもできます。少しでも興味が湧いたという方は、そのクオリティを確かめるべく、ALFLEXのショールームへGO!!
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- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - ELEMENT（エレメント）
ADDSET（アドセット）とは？
ADDSETはアルフレックスが手掛けるバンコンバージョンのブランド。開発から設計、製造までをアルフレックスで一貫して行っているので、使い勝手やクオリティ、デザイン性が高く、多くのユーザーから支持されています。「CEEBUS（シーバス）」や「C'sNEX （シーズネクス）」といったハイエースベースのキャンピングカーが代表作。
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