日産 新型スカイライン 3.5リッター ハイブリッド 実燃費レポート|日産を象徴するスポーツセダンの実力を試す(1/6)

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:小鮒 康一・小林 岳夫

満を持して登場した新型スカイライン ハイブリッドの実燃費を徹底検証!

2019年7月にマイナーチェンジを経た日産 新型スカイライン。往年のビッグネームモデルの改良だけにかなり注目を浴びているが、その中でも特筆すべきは“手放し運転”のワードで話題をさらった「プロパイロット2.0」だ。

そこで今回は、日産を象徴するモデルでもある新型スカイラインの燃費を自動車ライターの小鮒 康一氏が早速レポート! 新型スカイライン購入検討者のみならず、クルマ好きは要チェックだ!

>>新型スカイライン ハイブリッドの実燃費結果まとめを見る

プロパイロット2.0とは? はコチラから

日産 新型スカイライン HYBRID GT Type SP 実燃費レポート 目次

■市街地編

■郊外路編

■高速道路編

■総合実燃費編

■コース概要

起用グレード

今回の燃費テストに持ち出したのは、2019年7月にマイナーチェンジを受けた日産 スカイライン。

それまでは海外で販売されているインフィニティ Q50をベースに申し訳程度にスカイラインの名前を冠したようなモデルとなっていたが、今回の改良では再び日産のエンブレムを掲げ、名実ともに「日産スカイライン」となっての再出発となった。

エクステリアでは日産共通のVモーショングリルが特徴的なフロントマスクとなったが、これも“スカイライン”だけの意匠であり、Q50とは明確に別のモデルという決意の表れなのかもしれない。

今回のマイナーチェンジで注目なのは、第2世代の運転支援システムである「プロパイロット2.0」を日産車として初めて搭載したハイブリッドモデルと、新たにV6 3リッターのツインターボエンジンを搭載したガソリンモデルと、そのトップグレードとなる「400R」ではないだろうか。

燃費テスト 概要

今回はまず、ハイブリッドモデルとなる「HYBRID GT Type SP」を連れ出して燃費計測を行った。2019年9月12日に実施し、天候は晴れ、最高気温は30度一歩手前のまだまだ暑い状況でのテストとなった。朝10時ごろに青山にあるMOTA編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、16時ごろに再びMOTA編集部へ戻るルートを選択した。

燃費の数値は車両に備わる燃費計を使用し、トータルの数値のみ区間燃費から計算した。エアコンは25度設定のフルオート、走行モードは「STANDARD」で走行しており、通常であればクルーズコントロールの類は使用しないが、今回はプロパイロット2.0が目玉の装備のひとつということもあり、高速道路のみプロパイロット2.0を使用している。

総合実燃費は15.11km/L

今回のテストではトータルで177.1kmを走行し、全行程を走り切ったトータルの燃費は15.11km/Lとなった。カタログ燃費はWLTCモードには対応しておらず、JC08モード燃費で14.4km/Lとなっているが、それを上回る数値をマークした結果となった。

実は現行型が登場してまもなくの2014年にも同じハイブリッドモデルの燃費テストを実施しており、その時の数値が15.0km/Lということで、燃費の数値は安定していると言えそうだ(ただし前回は17インチを履く仕様で今回は19インチを履く仕様)。

新型スカイライン HYBRID GT Type SP|実燃費スカイライン HYBRID 2014年モデル|実燃費

市街地

11.2km/L

12.9km/L

郊外路

17.0km/L

15.3km/L

高速道路

18.2km/L

17.2km/L

総合

15.11km/L

15.0km/L

それでは、ここからは走行シーンごとの燃費や走りっぷりなどをお伝えしていこう。

>>スカイライン ハイブリッド 実燃費レポート|市街地・街乗り編[次ページへ続く]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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