東京モーターショー2019 期待大! なクルマ5選

今年もクルマの祭典がやってきた! TMS2019で期待したい次期モデルを一挙紹介

今年は2年に一度の「東京モーターショー」の年。46回目を迎えるクルマの祭典、「東京モーターショー2019」は、「OPEN FUTURE」をテーマに、いよいよ2019年10月24日(木)~同年11月4日(月・祝)に東京ビッグサイトにて盛大に開催されます。

今回は開催日程が前回よりも伸ばされて12日間に、これまでの有明エリアだけでなく青海にも会場を設けるなど、新しい試みも楽しみのひとつです。

東京モーターショーといえば、未来を覗かせてくれる華やかなコンセプトカーの他にも、発売予定の新型車が展示されることも多く、来場者を楽しませてくれます。今回の東京モーターショー2019でも、新型車がいくつか出品されると思われますので、その中から展示に期待がかかる5台を選んでみました。

>>目玉は新型フィットにレヴォーグ!? コンセプトモデルを画像で見る

ダウンサイジングターボ搭載? スバル 新型レヴォーグ

今や貴重となったステーションワゴン、しかもスバル伝統の「速いワゴン」として独自の存在感を放つレヴォーグ。現行型は2014年の登場ですので、2020年には新型が登場するだろう、と囁かれています。

次期レヴォーグのデザインは、近年スバルがいろいろなモーターショーで出品を行なっているコンセプトモデル「VISIV(ヴィジヴ)」の中でも、2018年に登場した「VISIV TOURER CONSEPT(ヴィシヴ・ツアラーコンセプト)」のエッセンスを得ることが予想されます。

現行型インプレッサから採用された新設計のプラットフォーム、SGP(Subaru Global Platform)。パワートレインでは、現在開発が行われている3種のダウンサイジングターボのいずれか、さらにはe-BOXERも搭載されるのではないでしょうか。

日本の交通環境にマッチして開発されたモデルでもありますので、ボディサイズの拡大がどのくらい行われるのかも要チェックです。

>>東京モーターショー記事はコチラ

ホンダは新型フィットで国内ナンバー1復帰を目指す?

ホンダは、東京モーターショー2019で新型フィットの世界初公開を予定しています。2001年に初代が登場したフィットは、広い室内、優れたユーティリティと燃費、高い質感などから小型ハッチバック車の新たな基準を作り上げたヒット作で、現行型は2013年登場の3代目です。

発売直後はランキングトップを記録しましたが、その後じわじわ販売台数を下げ、2018年の販売台数では7位と低迷。そこで、新型フィットは販売台数トップを奪還すべく、気合が入ったフルモデルチェンジが行われるに違いありません。

パワートレインで注目されるのはハイブリッドモデルで、現行型インサイトなどに積まれる2モーターハイブリッドシステムの「i-MMD」を小型車用に開発して初搭載。低燃費性能の向上を図るほか、安全面では、運転支援機能のホンダセンシングの最新版が用意されます。またウワサではプラグインハイブリッド仕様や、フィット初のクロスオーバー風モデルの追加も予想されています。

ホンダの屋台骨を支えるモデルだけに、フルモデルチェンジの内容は大いに気になるところですね。

>>次期フィット 予測解説記事はコチラ

トヨタ世界戦略の鍵! ヴィッツ改めヤリスに?

世界各国で発売されるトヨタの世界戦略車、ヴィッツ(輸出名:ヤリス)。しかし現行型の登場はなんと2010年。その後改良を続けて熟成が進んでいますが、さすがに次期モデルの足音が聞こえてきました。

2020年発表と目される新型ヴィッツが東京モーターショー2019に出品される可能性はとても高いのですが、フルモデルチェンジに合わせ、日本では親しまれたヴィッツという名前を世界共通の「ヤリス」に統一するという話があります。

現在トヨタは世界ラリー選手権(WRC)にモンスターマシン「ヤリスWRC」を開発して参戦中で、2018年にはマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得するなど好成績を収めていることもあり、世界で活躍するイメージを国内にも反映させたい意向があるのかもしれません。

トピックとしては、トヨタの新しい車両作りの開発方針・開発手法に沿って生み出された「TNGAプラットフォーム」が採用されることです。そのためハンドリングや、乗り心地がグッとよくなることや、スポーティモデルの投入も期待されます。

アウトドア派も注目の新ジャンルSUV、トヨタ Tjクルーザー

前回のモーターショーでコンセプトモデルを参考出品し、次のモーターショーで生産型を展示することはよくあります。2017年に出品されたトヨタ Tjクルーザーの生産型も、今回の東京モーターショーで初登場するかも?

Tjクルーザーは、道具感とスッキリ感を高次元でまとめた外観に、スライドドア+フルフラット可能なシートアレンジ、高い積載性、悪路走破性も備えた新ジャンルSUVで、見た目よりコンパクトなのもポイントです。一説には北米向けから発売を開始して、日本仕様は後から追加…との噂もありますが、日本でも売れそうな要素が詰まったクルマだけに、早い発売が望まれる一台です。アウトドア派からも注目間違いなし!

なお、以前トヨタはランドクルーザー・プラドをベースに、「FJクルーザー」という“いにしえのランドクルーザー”をオマージュしたラダーフレーム付き本格的4WDを販売していましたが、Tjクルーザーは一般的なFFベース、モノコックボディのSUVとなります。

>>東京モーターショー2017で公開されてあTjクルーザーのレポート記事はコチラ

コンパクトSUVの大本命!? 売れそうな予感のダイハツ DNトレック

この他、展示が予想される中から、日産 新型ジューク、日産 新型デイズルークス/三菱 新型eKスペースなども注目したいのですが、最後にダイハツ DNトレックを選んでみました。こちらもTjクルーザーと同じく、2年越しで“量産車”を初公開しそうなSUVです。

ダイハツとトヨタには、2016年までコンパクトSUVのダイハツ ビーゴ/トヨタ ラッシュが存在しました。モノコックボディにはラダーフレームがビルトインされ、縦置きエンジンのFR(!)ベースというマニアックなクルマでしたが、後継モデルとなるDNトレックは一般的な横置きエンジンのFFベースのSUVになります。プラットフォームには新型タントから採用された「DNGA」が採用されることから、走りの良さにも期待が高まります。

世界各国の各メーカーはSUVを次々と登場させていますが、1リッター~1.3リッタークラスの“超”コンパクトSUVは日本車ならでは。ダイハツは古くからタフト、ロッキー、ラガー、テリオスなど小さい4WD車を地道に作り続けてきたメーカーだけに、その正当な後継モデルと言えるDNトレックが登場するであろうことは、個人的にはとても嬉しいです。

コンパクトながらもSUVらしさを抑えたデザインのDNトレックは売れそうな予感がします。ライバルとなるスズキ クロスビーの牙城をどこまで崩せるかにも注目です。

[筆者:遠藤 イヅル]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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