世界中が真似をした! 初代ハリアーが“発明”したプレミアムSUV【新型ハリアー発売まであと26日】

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2020年6月にデビューするハリアーのまだまだ知られていない秘密を毎日お届けしていく本企画。今回はその歴史の始まり。1997年に登場した初代ハリアーの偉大過ぎる功績をご紹介していきます。

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SUVの一大革命を巻き起こしたトヨタの2台とは

SUVジャンルを一気に大衆化させたRAV4

SUV(Sport Utility Vehicle:スポーツ・ユーティリティー・ビークル)という言葉はもともとアメリカ発祥の言葉で、レジャー用途車両を指す。中でもトヨタ ハイラックスサーフや三菱 パジェロは日本でも大ブームとなり、SUVはいちジャンルとして定着していく。

革命が起きたのは1994年。一般的な乗用車と同じFF・モノコックボディを用いたトヨタ RAV4がデビューしたのだ。走破性や実用性はそのままに、小型・軽量だから燃費に優れ走りも軽快。スポーティなスタイリングも支持され、ヒット作となった。

これが転機となり、堅牢な梯子型フレームを持つ従来型の重厚なSUVは、悪路の走破性や耐久性を重視する一部の特殊なモデルに限られていくのだった。

SUVに高級というエッセンスを加え大ヒットとなった初代ハリアー

と、前置きが長くなったが…RAV4を生み出したトヨタは、1997年12月に初代ハリアーを“発明”した。

こちらもRAV4同様のモノコックボディだが、実用性の高さが支持されたSUVの世界に、高級というもうひとつのエッセンスを加えた。日本以外ではレクサス RXとして売られるため上質な内外装で仕立てられ、静粛性も高い。

高級SUVの世界ではまだフレーム付の重厚なモデルが主流だったから、ハリアーのスマートさはひときわ光った。北米では、ベースとなったセダンタイプのES(日本名ウィンダム)を超え、レクサスでダントツTOPの販売台数を稼ぐほど、急激に売れ行きを伸ばしていった。

世界を巻き込むムーブメントを生み出した初代ハリアー

大小さまざまなSUVがバカ売れし、一大マーケットを有していたアメリカだが、これはライトトラック(とその派生型SUV)が税制面で優遇されていたことが一因。したがって1990年代当時、北米BIG3以外で参入できたのは、ベースとなるピックアップトラックを生産する日本メーカーが主流だった。欧州メーカーの多くは、この美味しい市場もただ指をくわえて見ているしかなかった。

欧州メーカーも「この手があったか!」と気が付いた

ところがRAV4やレクサス RX(初代ハリアー)の大ヒットで「この手があったか!」と、2000年代になり欧州メーカーも参入。中でもBMWやボルボなどのプレミアムブランドが、プラットフォームを乗用車と共用する高級なSUVをいち早く仕立て北米市場に参入。それぞれヒットを飛ばしている。

その後北米以上の規模へと拡大する中国市場でもSUVは主流となり、今ではスポーツカーしか造っていなかったポルシェなど世界中の高級車・スーパーカーメーカーがSUVを用意するまでに。

そんな世界を巻き込むムーブメントのきっかけを作り出したのが、ニッポンが誇る初代ハリアーだったのだ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

2020年6月17日まで日替わりで新型ハリアーの情報をお届け! 次回は!?

いかがでしたか。新型ハリアーのまだまだ知られていない秘密を毎日ご紹介していく本企画、2020年6月17日と噂される発売日まで毎日、新型ハリアーにまつわる様々な情報をお届けしていきます。

明日5月23日(土)は、ハリアーのライバルモデルについてご紹介します! お楽しみに。

>> 世界が追従したプレミアムSUVのパイオニア トヨタ ハリアー(初代)を画像で見る

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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