トヨタ、新GRシリーズを発表!86・プリウスPHV・ハリアーなど9車種全13モデル
トヨタは、スポーツカーシリーズとして、新たに「GR」を投入すると発表した。これまでスポーツコンバージョン車シリーズ「G Sports(通称G's=ジーズ)」としてスポーツカーの楽しさを提供してきたが、今後はGRシリーズに一新して車両ラインアップやパーツ等の新アイテムを充実させていく。
GRシリーズの第一弾として、ヴィッツにGRとGRスポーツを、プリウスPHV、ハリアー、マークX、ヴォクシー、ノアにGRスポーツを設定し、全国のトヨタ販売店を通じて9月19日より発売した。また、今後ヴィッツにGRMN、86にGR、アクアとプリウスαにGRスポーツを追加し、ヴィッツGRMNは2018年春ごろ、86 GR、アクア GR スポーツ、プリウスα GR スポーツは今冬に発売する予定だ。
GRとは
GRは、“もっといいクルマづくり”を目指すGAZOO Racing Companyが、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ)や、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズである。
モデル体系としては、エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売のGRMNを頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルのGR、ミニバンなどにも設定し、気軽にスポーツドライブを楽しめるGR スポーツを設定する。また、カスタマイズを楽しめるアフターパーツGR PARTSも設定。走りの機能を追求するパーツとして、将来的には機能系アイテムも導入する計画である。
>>トヨタ、”G’s”から「GR」シリーズへ名前を一新|モータースポーツ直系のチューニングカーを発売[新型車解説/2017/9/19]GRシリーズの主要装備
デザイン
モータースポーツでの「戦闘力」を最大限に引き出すための機能をダイレクトに表現している。
エクステリア
走るための機能をストイックに追求した水平/垂直の「Functional MATRIX」グリル(ヴィッツ、プリウスPHV、アクア)や、ホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパー(ヴィッツ“GR スポーツ”を除く)、専用エンブレム(全車 : 前後、サイド)などを採用した。
インテリア
専用スポーティシート(GRロゴ入り)や、ドアトリム、フロントシート等にスポーティさを演出した専用加飾やシルバーステッチ、GR専用スタートスイッチ(HVはパワースイッチ)を採用。
ヴィッツ
◇車両登録方法
GRは持ち込み登録、GRスポーツは型式指定
◇外板色
スーパーホワイトII、ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、グレーメタリック、ブラックマイカ、スーパーレッドV、ルミナスイエロー(メーカーオプション)、ブルーメタリック
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション(GRはSACHS=ザックス製ショックアブソーバー)
・スポット打点追加
・ブレース追加(GR)
・10速スポーツシーケンシャルシフトマチック(GRのCVT車のみ)
・アルミペダル(GRのみ)
・小径ステアリングホイール(GRのみ)
◇販売店
全国のネッツ店
◇価格(消費税込)
208万7640円~232万9560円
プリウスPHV
◇車両登録方法
持ち込み登録
◇外板色
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、グレーメタリック、アティチュードブラックマイカ、エモーショナルレッド(メーカーオプション)、サーモテクトライムグリーン(メーカーオプション)、スピリテッドアクアメタリック
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション
・ブレース追加
・専用タコメーター(GRロゴ付)
・シフトノブ(スモークブラック加飾)
・アルミペダル
・小径ステアリングホイール
◇販売店
全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店
◇価格(消費税込)
371万1960円~411万6960円
ハリアー
◇車両登録方法
持ち込み登録
◇外板色
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラック、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、ダークレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカメタリック
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション
・ブレース追加
・専用メーター(GRロゴ付)
・アルミペダル
・小径ステアリングホイール
・本革巻きシフトノブ(ディンプル+シルバーステッチ)
◇販売店
全国のトヨペット店
◇価格(消費税込)
339万8760円~399万6000円
マークX
◇車両登録方法
持ち込み登録
◇外板色
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラック、プレシャスブラックパール(メーカーオプション)、ダークレッドマイカメタリック、トゥルーブルーマイカメタリック
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション
・スポット打点追加+ブレース追加
・専用メーター(GRロゴ付)
・カーボン調加飾(ドアスイッチベースなど)
・小径ステアリングホイール
・LEDイルミネーションビーム
◇販売店
全国のトヨペット店(東京地区は東京トヨタでも販売)
◇価格(消費税込)
380万9160円~442万8000円
ヴォクシー
◇車両登録方法
持ち込み登録
◇外板色
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラック、ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(メーカーオプション)、イナズマスパーキングブラックガラスフレーク(メーカーオプション)
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション
・ブレース追加
・専用メーター(GRロゴ付)
・アルミペダル
・小径ステアリングホイール
・本革巻きシフトノブ(ディンプル+シルバーステッチ)
◇販売店
全国のネッツ店
◇価格(消費税込)
325万7280円
ノア
◇車両登録方法
持ち込み登録
◇外板色
ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)、ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク(メーカーオプション)、シルバーメタリック、ブラック、ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(メーカーオプション)
◇主要装備
・専用チューニングサスペンション
・ブレース追加
・専用メーター(GRロゴ付)
・アルミペダル
・小径ステアリングホイール
・本革巻きシフトノブ(ディンプル+シルバーステッチ)
◇販売店
全国のトヨタカローラ店
◇価格(消費税込)
325万7280円
▼今後発売予定の車両概要
※数値は社内測定値。開発中のため仕様が変更になることがある
ヴィッツ“GRMN”
◇発売予定時期:2018年春ごろ
◇エンジン:1.8リッターエンジン+スーパーチャージャー(新搭載)
(最大出力210PS以上、最大トルク250Nm)
◇車両重量:1,140kg
◇全長×全幅×全高:3,975×1,695×1,510mm
◇主要装備:
・専用フロントスポーツシート
・ザックス製ショックアブソーバー
・ブレース追加
・専用メーター(GRロゴ付)
・BBS軽量鍛造アルミホイール
・小径ステアリングホイール
・LSD(リミテッド・スリップ・デフ)
86“GR”
◇発売予定時期:今冬
◇エンジン:2.0リッターエンジン
◇車両重量:1,240kg
◇全長×全幅×全高:4,290×1,775×1,310mm
◇主要装備:
・専用フルエアロパーツ(前後、左右)
・専用チューニングサスペンション(10mmローダウン)
・RAYS製アルミ鍛造ホイール(フロント : 215/45R17、リヤ : 235/45R17)
・フロント6ポッド・リヤ4ポッド+ドリルドローターブレーキ
・レカロ製フロントシート(サイドエアバッグ付)
・専用センターシングルエキゾーストテールパイプ
・トルセンLSD(86“GRMN”用)
アクア“GR スポーツ”
◇発売予定時期:今冬
◇エンジン:1.5リッターハイブリッド
◇車両重量:1,100kg(17インチタイヤ装着車:1,110kg)
◇全長×全幅×全高:4,070×1,695×1,455(17インチタイヤ装着時は1,440)mm
◇主要装備:
・専用チューニングサスペンション
・スポット打点追加
・ブレース追加(17インチタイヤ装着車のみ)
・タコメーター追加(17インチタイヤ装着車のみ)
・アルミペダル(17インチタイヤ装着車のみ)
・本革巻きシフトノブ
プリウスα“GR スポーツ”
◇発売予定時期:今冬
◇エンジン:1.8リッターハイブリッド
◇車両重量:1,480kg(5人乗り)、1,490kg(7人乗り)
◇全長×全幅×全高:4,665×1,775×1,560mm
◇主要装備:
・専用チューニングサスペンション
・ブレース追加
・専用タコメーター(GRロゴ付)
・アルミペダル
・ステッチなど、内装専用加飾
・小径ステアリングホイール
GRガレージ39店舗を立ち上げ、AREA86は2018年3月で閉店へ
さらに、GRシリーズの投入に合わせ、スポーツカーやモータースポーツを軸に、幅広いユーザーにクルマの楽しさを広めることを狙いとしたTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点「GRガレージ」を順次立ち上げる。
GRコンサルタントと呼ばれる専任スタッフを配置し、地域のクルマファンが楽しめる活動を実施するなどの基準を満たした販売店と共に、2017年度中にGRガレージ39店舗をオープンさせる計画だ。
GRガレージは“町いちばんの楽しいクルマ屋さん”をコンセプトに、“クルマファンがまた来たくなる、ずっと居たくなるお店づくり”、“クルマファンに愛される人づくり(人財育成)”、“クルマファンがもっと走りたくなる場づくり”に取り組み、クルマを楽しむ文化を醸成していく。なお、これまで全国に展開してきた「AREA86」については、2018年3月末までに全店を閉店する。
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