人気No.1のN-BOXが燃費で負けた! 軽スーパーハイトワゴン対決 ターボ編、勝者は三菱 eKクロス スペース!(1/2)

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大人気の軽自動車で現在特に売れている“軽スーパーハイトワゴン”。その中でも最も新しい、2020年デビューの「三菱 eKクロス スペース(660ccターボ)」の実燃費を計測した。都心から神奈川県境、千葉県を回り、また東京都に戻る160kmのコースを走破し、20.8km/Lの燃費結果となった。

軽NO.1人気の王者「ホンダ N-BOXカスタム(ターボ)」と、実燃費ではどのくらい違うのだろうか。ライバル2台の実燃費を中心に徹底比較してみよう。

目次[開く][閉じる]
  1. 三菱 eKクロス スペース(660ccターボ)の実燃費は20.8km/L!
  2. 大人気のN-BOXカスタムが超えられない20km/Lの壁、eKクロス スペースはターボでも突破した!
  3. 三菱の軽同士を比較! FFターボと4WDターボ、燃費の違いはどれくらい出るのか!?
  4. 【参考】実走行距離160キロ! MOTA実燃費レポートの計測コースはこんな道のり

三菱 eKクロス スペース(660ccターボ)の実燃費は20.8km/L!

eKスペース/eKクロス スペースと日産 ルークスは兄弟車の関係

まずは、三菱の軽スーパーハイトワゴン「eKクロス スペース」(三菱 eKクロス スペース T[660ccターボ])の実燃費をチェックしてみよう。同車は日産のルークス ハイウェイスター Gターボの兄弟車で、性能は同等だ。

なお以前にノンターボの兄弟車、日産 ルークスハイウェイスターもテストしており、25.1km/Lの好記録を出している。今回も記録が期待される!

今回も都内から首都高速経由で木更津・東京湾アクアラインを渡り、千葉県長南町から一般道を経由して都内に戻る約160kmのコースを走行した。

▼日産 ルークス vs ホンダ N-BOX(ノンターボ編)はこちらをチェック▼

燃費は日産の圧勝! 人気の軽「ルークス」vs「N-BOX」の実燃費対決はホンダの完敗だった

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「三菱 eKクロス スペース T」(660ccターボ)の実燃費はカタログ燃費(WLTCモード燃費)超え! 郊外路では24.7km/Lの記録も

「三菱 eKクロス スペース T(660ccターボ)」の実燃費は、カタログ燃費18.8km/L(WLTCモード燃費)を大きく上回る、20.8km/L(達成率110.6%)となった。

特に郊外モードが高く、WLTCモード燃費20.0km/L(市街地モード)に対し、達成率123.5%の24.7km/Lの好記録を出している。

なお燃料タンク容量27リッターを満タンにすると、計算上は東京から兵庫県明石市の距離に相当する560.6kmを走る計算となる。

▼三菱 eKクロス スペース 新型車解説はこちらをチェック▼

■三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車解説[2020年2月]

大人気のN-BOXカスタムが超えられない20km/Lの壁、eKクロス スペースはターボでも突破した!

三菱 eKクロス スペース T(660ccターボ)とライバル車 実燃費比較

そしてライバル「ホンダ N-BOX」(660ccターボ)の燃費と比較してみよう。

MOTA(モータ)では現行型N-BOXのデビュー直後の2017年10月に燃費レポートをお届けしている。その結果、ホンダ N-BOXカスタム(660ccターボ)の実燃費は、ライバルより若干見劣る19.2km/Lという結果を記録している。

▼関連記事:ホンダ N-BOXカスタム 燃費レポートも併せてチェック!▼

■ホンダ 新型N-BOXカスタム燃費レポート|ターボモデルとNAモデルの燃費を徹底比較![2017年記事]

軽スーパーハイトワゴンの元祖、ダイハツの「タントカスタム」も2019年のフルモデルチェンジ時に計測した。ダイハツ タントカスタム(660ccターボ)の実燃費は22.6km/Lを記録している。

最後発の三菱 eKクロス スペースは、各ライバル車に対しどのモードでも基本的に優秀だが、2019年デビューのダイハツ タントカスタムがそれを超える低燃費を叩き出している。

▼関連記事:ダイハツ タントカスタム 燃費レポートも併せてチェック!▼

■ダイハツ タントカスタム 実燃費レポート│NAとの差もわずか!?余裕の動力性能を持つターボモデルの実燃費やいかに![2020年記事]

三菱の軽同士を比較! FFターボと4WDターボ、燃費の違いはどれくらい出るのか!?

三菱 eKクロス スペース(日産 ルークス)と三菱 eKクロス(日産 デイズ) 実燃費比較

さて同じ三菱(日産)の軽自動車でも、少し背の低い「三菱 eKスペース」(兄弟車は「日産 デイズ」)とも比較をしてみよう。エンジンの仕様は2台共通で660ccターボだ。

共にカタログ燃費を上回る数値を記録。4WDターボのeKクロスは20.4km/Lで、FFターボのeKクロス スペースとほぼ同等、しかも大柄なeKクロス スペース(車両重量:970kg)のほうがわずかばかり良好な数値となった。

やや小柄なeKクロスのほうが4WDモデル(車両重量:930kg)だったこと、また7月下旬に燃費テストをした関係でエアコンの稼働率も高めだったことも数値に影響しているようだ。

▼関連記事:三菱 eKクロス(日産 デイズ) 燃費レポートも併せてチェック!▼

■三菱 新型ekクロス 実燃費レポート|三菱の“本気”が詰まった軽自動車の実力はいかに

軽No.1の販売台数を誇るホンダ N-BOXカスタムと、三菱 eKクロス スペース(日産 ルークス)をターボモデル同士で比較してみたところ、人気のN-BOXが実燃費の面では1位ではないことが明らかにされた。

経済性を重視して軽自動車を選ぶなら、より低燃費なeKクロス スペースやルークスという選択肢も加えてみると良いだろう。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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