待望の1.5Lガソリンエンジンを搭載したチューニングベース車両「デミオ 15MB」[試乗・燃費レポート](2/7)

待望の1.5Lガソリンエンジンを搭載したチューニングベース車両「デミオ 15MB」[試乗・燃費レポート]
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様々なグレードのパーツが組み合わされているインテリア

マツダ デミオ 15MB

そしてインテリアは珍しくデミオの下位グレードからの組み合わせで、デミオオーナーかつ自動車メディア業界一のデミオマニアを自負する筆者としては、特にマジマジと見てしまう部分でもあります(笑)

具体的には、マツダコネクトのためにモニターが付かずオーディオがド真ん中に鎮座するのと加飾パネルが付かない点も含めてダッシュボードはベーシックな13C、ウレタン製でステアリングスイッチが付くステアリングは売れ筋の13SとXD、小さな8000回転まで刻まれたタコメーターが付くメーターは13S、シートは形状、柄ともに13C、ウレタン製で6速のシフトノブはXD、エクステリアとも関連する部分だと鍵は13C、13S、XDと同じカードキーでプッシュボタンスタートですが、ドアノブに施錠開錠の黒いボタンはないので、やや中途半端な感じではあります。

マツダ デミオ 15MB

また、デミオのドアミラーの電動格納はミラー画面を調整するツマミを回すタイプだったのですが、15MBではデミオの次に出たアテンザとCX-5のマイナーチェンジ後のモデル以降のマツダ車と同じようにスイッチタイプになりました。

これは、デミオはCX-3と一緒に来年1月に一部改良を受けることが噂されていますが、その一部改良の内容が新グレードなので先行して盛り込まれているためなのかもしれません。

デミオ 15MBのインテリアは加飾こそありませんが、それでも見て触れていると「コンパクトカー離れした、質感の高い良いインテリアだなぁ」と、加飾がないことが幸いしてデミオのインテリアにおける基本的なクオリティの高さを再認識することができました。

モータースポーツベースであるなら、配慮して欲しかった「タコメーター」

マツダ デミオ 15MB

その反面、不満となるのが、豆粒のように小さくて正確な回転数が見えない「タコメーター」です。

私がデミオディーゼルを買うときにはメーター中央の大きなタコメーターが絶対に欲しくてXDツーリングにした訳ですが、カスタマイズベース車とはいえスポーツモデルでこのタコメーターは残念でなりません。

今後の改良により、大型タコメーター付でヘッドアップディスプレイがないダッシュボードができるのを期待したいところです。

余談ですが、スタイリングからデミオ 15MBを判別するには15インチアルミホイールであれば「ホイールデザイン」から、16インチアルミホイールであれば「グリルフィンが無い」ことから、もしくはリアの「赤字のDがないガソリン車用のスカイアクティブのエンブレム」とリアウィンドウの星が描かれた「排ガスステッカーが無いこと」から可能となっています。

マツダ デミオ 15MBマツダ デミオ 15MB

スタイリングといえばデミオ 15MBのボディカラーは、マツダのイメージカラーの赤、パールホワイト、黒の3つしか選べず、その挙句赤とパールホワイトは有料色です。

価格の安さと矛盾するような感じもあり、スペック表を見るとデミオの13C、13S、XDには裏メニューのように納期が掛かる(受注生産という形ではありますが)普通の白もあるので、モータースポーツベース車であることを考えるとカラーリングのベースにピッタリの白も欲しいところです。

今回はデミオ 15MBのユーティリティパッケージ装着車を起用、テストは12月17日(木)の午前10時ごろに開始し、午後6時過ぎに帰京するというスケジュールで実施しました。

天候は曇り時々晴れ、最高気温は13度と12月らしいコンディション、道路の流れは12月ということもあってか市街地の渋滞が過去最悪と感じるほど激しいものでした。

なお、デミオ 15MBはモータースポーツベース車ということでエアコンは付いているもののマニュアルエアコンであるため、適時調整しながら燃費テストを実施しました。

燃費測定の基本ルール

・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用

・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行

・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定

・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行

試乗ルート1「高速道路」

試乗ルート1「高速道路」

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。

道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

試乗ルート2「郊外路」

試乗ルート2「郊外路」

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。

道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

試乗ルート3「市街地」

試乗ルート3「市街地」

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。

平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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