待望の1.5Lガソリンエンジンを搭載したチューニングベース車両「デミオ 15MB」[試乗・燃費レポート](5/7)
- 筆者: 永田 恵一
マツダ デミオ 15MB 燃費レポート/市街地編
市街地編では、MTのフィーリングなどをお伝えしたいと思います。
MTのフィーリングに関しては、シフトフィールはデミオというより他のマツダ車と同じように適度な節度で良好な操作感で、クラッチも適度な重さで半クラッチも非常に分かりやすく、全体的に実に扱いやすいMT車と言えます。
これならば、15MBをファミリーカーとして使ってもMT免許さえあれば誰でも面倒なく運転できるでしょう。
MTといえば、デミオに限らずマツダのMT車はリバースが1速の左上にあるにも関わらず、同じシフトパターンのトヨタ86&スバルBRZなどにようにリバースに入れた際の音がないのは少し気になります。
私のデミオはバックモニター付だったので「バックモニターの点灯」をリバースに入った確認とし、誰かが乗る時にもそう言ってきましたが、モニターがない15MBにはそういったこともできないので、安全のためにもリバースに入れた際の音は欲しいところです。
15MBは排気量アップによってエンジンもさらに粘り強く扱い性格になっており、平地であれば6速50km/h、エンジン回転数にして1,000rpmちょっとからでも流れに乗れるので、ギアチェンジをサボりながら乗ることも可能です。
アイドリングストップですが、デミオのMTのアイドリングストップは停止前にギアをニュートラルにしていると停止前にエンジンが止まっており、止まりそうだったのに前が動き出した場合などにクラッチを深く踏まないとエンジン再始動にまごつくことがあるという、個人的に気になっていた弱点は15MBでもそのままです。
エンジン再始動に関しては素早く、セルモーターの音は1.3リッターと1.5リッターでエンジンが違うせいなのか改良されているのか1.3リッターに比べると、抑えられているように感じました。
この記事にコメントする