マツダ 新型MAZDA2はオトナなコンパクトに生まれ変わった!

新型MAZDA2は女性でも乗りやすいデザインに

マツダのコンパクトカーであるデミオが名前を「MAZDA2」と改めて、マイナーチェンジを果たした。MAZDA2になっても、これまでのプラットフォームやパワートレインに変更はなく、デザインのみ新しくなったいわゆるフェイスリフトだ。

これまでのデミオはいかにも「僕、末っ子です」という顔をしていたが、MAZDA2は他のモデルに負けないようなエレガントな“魂動”デザインの流れを組んだスタイルになっている。個性はやや薄まったかもしれないが、女性にはすんなりと受け入れやすいモデルになったのではないだろうか。これまでのデミオは確かに美しかったが、かっこいい印象が強く、どちらかといえば男性が好むデザインだったように思う。MAZDA2は女性の自分から見てもそんな敷居が下がったように見えた。

スポーティから大人コンパクトに大変身

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チーフデザイナーの木元英二さんは「これまでのデミオはスポーティな印象がありましたが、今回のMAZDA2からは上質な方向にしています。運転している時間がより豊かになるように、上質感や高品質を感じる方向にあえてシンプルにしました。あくまでドライバーが主人公なので、それを引き立てるようなデザインを意識しています。より女性の方にも乗っていただきたいという気持ちもこめてデザインしました」と語った。

色使いを見直して落ち着くインテリアに

インテリアのカラーデザインを担当された吉田早織さんも豊かな日常を演出するために注力したという。「クルマの中でも豊かな時間を過ごしてもらうために、気持ちが落ち着くような心地よい空間づくりを目指しました。日常の光と影のうつろいの中にある豊かな色彩をインテリアにコーディネートしています。今回は3つの内装があり、夜明けの澄んだ空気=ブルーグレー、日が沈んで夜になる前の凛とした空気=ネイビーブルー、夜になり間接照明で照らされたインテリアのような=ブラウンを設定しています」。

単なる移動手段ではない! クルマは生活を豊かにするモノ

今回は少しいつもとは趣が違う取材会で、フラワーデザイナーの秋貞美際さんとデューク更家さん公認ウォーキングスタイリストの山田紫津子さんによる「日常を豊かにするヒント」とともにMAZDA2が公開された。

近年のマツダは、クルマは単純に移動する手段ではなく、生活を豊かにするパートナーとしての役割を大切にしようと考えている。新しくなったMAZDA2も、もちろんそういったクルマづくりを意識して開発されているという。

日常を豊かにしたいのはクルマも生活も一緒

フラワーデザイナーの秋貞さんは都内でカフェやおでん屋さんも併設しているお花屋さんを経営している。「お花と一緒に日常を豊かにする時間の提案をしたいと考えています」という秋貞さんは、以前は異業種のIT企業に勤めており、秘書室で働いていた。そのとき、お花を贈る際に自分に知識がなく、イメージ通りの花を贈ることができず、ただの作業としての仕事をしてしまったことに後悔したことが、今の仕事につながっているという。

その後、勤めていた会社を退職し、花屋になるためにフランスへ修行をすることに。そこで「日常を豊かにするヒント」を得たという。フランスでは食卓にお菓子の缶などに花を飾るなど、自然と日常に花を添えることが多いそうだ。

これまではお花を飾る時には「贅沢にお金をかける」という意識があったが、簡単なものでもひと手間かけることで、日々の暮らしが良くなることを体感したという。その経験を今の仕事に活かしているそうだ。MAZDA2についても「ここまでクルマとともに過ごす時間を考えていることに驚きました。日常を豊かにしたいという思いは自分の思いと通じるものがあると感じます。お花を仕入れに行く時には、早朝にひとりで運転することが多いのですが、その時間を心地よく感じさせてくれるMAZDA2だったら、また新たな1日が始まる気分にさせてくれそうですね」と語ってくれた。

今まで以上に人間工学をもとにしたクルマ作りを徹底

先日発売したMAZDA3から、マツダではより人間工学を考えたクルマづくりを行っている。それはMAZDA2にも取り入れられていて、シートは骨盤を立てるような形状になっており、長時間運転しても疲れにくいという。

デューク更家さん公認のインストラクターの登場で身も心もリフレッシュ?

今回、デューク更家さん公認のウォーキングスタイリストである山田紫津子さんが「健康に美しくなれる姿勢の作り方」を教えてくださったのだが、そもそも人間が正しい姿勢で気持ちよく歩くときにも、「仙骨立て」つまり「骨盤を立てること」が重要なのだという。

実際に私もこの「仙骨立て」を体験させてもらうことに。まずは自分で普通に立っているときに山田さんから上半身をグイッと押されると、よろけるくらいふらついてしまった。それが簡単なステップでできる「仙骨立て」をやってみると、体にスッと芯が通ったような感覚がして、同じように横から押されてもまったくふらつかない。自分の体を正しく使うことで、ここまで変わるものなのだと驚いた。

山田さんはこのウォーキングを始めるようになってからは、美しいスタイルを維持できるようになったのはもちろん、自分の気持ちも明るくなって自信が持てるようになったという。

MAZDA2は人間の感覚にフィットする1台

運転をしているときの不安や疲れは、予期せぬ危険な運転を招くことも多い。そういった意味でも、人間の感覚にぴったり合ったクルマづくりはこれからも求められていくのだと思う。

特に女性は運転を不安に思う人も多いだろう。美しいクルマを持つことで少しでもクルマが好きになったり、体の感覚に合うクルマを運転することで、運転などに対して自信がつくこともあるのではないだろうか。そうすれば、もっと遠くへ出掛けたり、何か新しいことを始めたいと思う気持ちも芽生えるかもしれない。MAZDA2はそんな可能性を秘めたクルマのように思えた。

[筆者:伊藤 梓/撮影:MOTA編集部]

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伊藤 梓
筆者伊藤 梓

グラフィックデザイナー時代にミニカーの商品を担当するようになってから、どっぷりと車に魅了されるように。「こんなに人を惹きつける車というものをもっとたくさんの方に知ってほしい」と、2014年に自動車雑誌の編集者へと転身。2018年に、活動の幅を広げるために独立した。これまでの経験を活かし、自動車関係のライターのほか、イラストレーターとしても活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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