「スバリスト」って一体なに!?スバリストを徹底解剖!(1/3)

「スバリスト」は吉永小百合さんの熱心なファン「サユリスト」が語源!?

「スバリストとは何か?」

スバルファンを自称する私マリオ高野にとっては、実に深くて重い質問です。

おそらく、語源は吉永小百合さんの熱心なファン「サユリスト」から来ているものと推察。

その定義については、スバルファンの集まる飲み会、またはネット上などでしばしば熱く議論されますが、さすがにスバリストという言葉が広辞苑に載っているわけはなく、メーカーが明確に定義付けしているわけでもないので、「これが正しいスバリストです」と断言するのは困難を極めます。

自動車メディア媒体からこのようなテーマでの執筆依頼がくるほど、スバルファンは特殊な存在であると認識されているのは間違いありません。スバル以外のメーカーの熱心なファンを示す言葉がほとんど存在しないことからも、スバルファンの特殊性が証明されます。

あえてスバリスト以外を挙げるとすれば、「日産党」「アルフィスタ(アルファロメオ)」「ポルシェフリーク」ぐらいでしょうか。いずれも印象としてはスバリストほどの熱狂性や盲信性、マニアックさは感じられず、このような記事として取り上げられることはなさそうです。

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スバルファンが特殊な存在に思われるのは、スバルが特殊なメーカーだから

炎上覚悟で結論を先に言うと、筆者個人としては「熱心なスバルファンであることを自覚するなら、それだけでスバリストを自称して良いのでは」と考えております。

そんな安直な提案をすると、百瀬晋六氏時代を知るような古参のスバリスト諸兄からは苦々しく思われるかも知れませんが、ヘンに定義付けたりハードルを上げたりしないほうが、悪い意味でのヲタクっぽさがなくなり、より健全な趣味層という印象が広まるのではないでしょうか。

スバルファンが他メーカーのファンよりも特殊な存在に見える理由は、やはりスバルというメーカー自体が特殊な存在だからということに尽きるでしょう。

・東洋一の航空機メーカーをルーツとする

・航空機の設計/安全思想を自動車に応用

・コストや生産性よりも崇高な設計思想を重視(たとえば水平対向エンジン)

・FFレイアウト、モノコックボディ、乗用車の四輪駆動車、軽自動車などレトロ調マスク、運転支援システムなど、現代では当たり前となっている多くの技術やシステムのパイオニアだった

・自動車メーカーとしては小規模ゆえに独自性を強める

・車体剛性重視により、オープンカーやスライドドア車を作らなかった唯一のメーカー(軽自動車を除く)

など、スバルが自動車メーカーとしては孤高の存在であることを証明するものは枚挙に暇なしですが、こういうところに魅了された人はすべてスバリストの資質があると思います。

スバルを愛する人は誰でも「スバリスト」である!

筆者がこれまでに見聞きしたスバリストの定義の例を挙げると、

・クルマに対する高い見識を持ち、紳士的な運転をするスバル車ユーザー

・スバルの真髄を理解して同化する人

・愛車はスバル以外に考えられない人

・ブルーのウェアを着てスバルを応援する人

・車名ではなく「GC8」などの型式で会話ができる人

・不等長排気時代のボクサーサウンドが大好きな人

などが思い当たりますが、やはり定義づけをすること自体、あまり意味がないような気がしてなりません。高い見識を持っていなかったり、真髄を理解していなかったとしても、スバルが大好きならそれでいいじゃないかというのがワタクシの考えです。

「にわかファン」が増えることを歓迎したくないマニア心理もあるでしょうが、「スバリスト」の認定については、スバルファン各位それぞれで決めればいいのではないかと思います。

>>「スバリスト」という言葉が普及したのはスバル車ユーザーが激増した1990年代から [次のページ]

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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