2003年発売「エボVIII」4ドアセダン世界初!CFRP製のリアスポ採用/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
2015年8月、23年にわたるランサーエボリューションの歴史が幕を閉じました。
オートックワンでは歴代モデルを一台ずつ振り返りお届けしています。
今回ご紹介するのは2003年1月に発売され6,061台が販売された「エボVIII」です。
また、トルクバンドを有効に使うため6MTを採用しました。4WDシステムでは、ベベルギア式から遊星ギア式として従来のトルク移動量を約2倍に引き上げたスーパーAYCを採用し、タイトコーナーでのアンダーステアを低減し、旋回限界をいっそう高めました。
量産の4ドアセダンでは世界初となるCFRP(カーボン繊維強化樹脂)製のリアスポイラーを採用。軽量かつ高剛性の特性を活かしながら、ダウンフォースの発生量を増大させています。
なお、この『ランサーエボリューションVIII』から海外への輸出を開始しました。
ランサーエボリューションVIII 改良点
新デザインのフロントグリル一体型バンパー
エアダム付き大型アンダーカバー
CFRP製リアスポイラーを4ドア量産セダンとして初採用
ターボチャージャーの過給特性見直しによるトルクアップ
(VII 39.0kgf-m/3500rpm→VIII 40.0kgf-m/3500rpm)
ピストンおよびコンロッドの強度アップ
ウォーターポンプの容量アップ
ターボチャージャーの水室拡大
エキゾーストマニホールド薄肉化
6速クロスミッションを初採用
新開発スーパーAYC装備
ENKEI社製6本スポーク17インチアルミホイールの採用
三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡 バックナンバー
【1】発売後に即完売!絶大な人気を得た初代「三菱 ランサーエボリューションI」/ランエボ 23年間の軌跡
【2】WRCで初優勝を果たした「三菱ランサーエボリューションII」/ランエボ 23年間の軌跡
【3】「三菱 ランサーエボリューション」の名を知らしめるきっかけとなった“3代目”/ランエボ 23年間の軌跡
【4】1996年第2世代へと移行「三菱 ランエボIV」基本性能が大幅に進化/ランエボ 23年間の軌跡
【5】シリーズ初の3ナンバーボディに「三菱 ランサーエボリューションV」/ランエボ 23年間の軌跡
【6】1999年発売「エボVI」ナンバープレート位置が中央から助手席側に/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【6/特別仕様】2000年発売「エボVI トミー・マキネン エディション」シリーズ初の特別仕様車/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【7】2001年発売「エボVII」第3世代のはじまり/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【7/GT-A】2002年発売「エボVII GT-A」シリーズ初AT車の登場!/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
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