1999年発売「エボVI」ナンバープレート位置が中央から助手席側に/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
2015年8月、三菱自動車が誇る名車「ランサーエボリューション(ランエボ)」が特別仕様車「ファイナルエディション」の発売をもってランエボの生産を終了することを発表しました。
そこでオートックワンでは、ランエボの23年の歴史を振り返ります。
今回は1999年に発売開始され7,594台が販売された「ランサーエボリューションVI」をお届けします!
エンジンは冷却効率の高いクーリングチャンネル付きピストンを採用して信頼性を向上。冷却水路のレイアウト変更や、オイルクーラーの大型化などとともに、高負荷に備えた改良を実施。「RS」のターボチャージャーには、世界初のチタンアルミ合金製タービンホイールを採用してレスポンスを高め、高回転域での性能を向上させています。
サスペンションでは、フロントで高剛性化を図りながらロールセンターを下げ、リアの各アームをアルミ鍛造化してバネ下重量を低減するとともに、接地性を高めるチューニングを施しています。
WRCでは1999年の第1戦モンテカルロから2000年第14戦グレートブリテンまで参戦し、1999年にトミー・マキネンが当時、前人未踏の4年連続ドライバーズチャンピオンを獲得しています。
ランサーエボリューションVI 改良点
・前部ライセンスプレートのオフセット配置
・ファグランプ小型化とバンパー有効冷却開口面積の拡大
・バンパーにオイルクーラーベンチレーター新設
・バンパーにエアフローダクトを新設
・リアスポイラーの2段翼化
・ターボチャージャーにチタンアルミ合金製タービンを採用
・ピストンに冷却性向上のためクーリングチャンネルを追加
・冷却水路レイアウトの変更→循環量増大
・オイルパンバッフルプレートの改良
・オイルクーラーの大型化
・フロントナックル鍛造化リアのロア、トレーリング、トーコントロールをアルミ鍛造化
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