アルファードじゃ物足りない「トヨタ シエナ」並行輸入層は注目! 2021モデルの迫力がハンパないぞっ!

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トヨタが北米向けに販売しているミニバン「シエナ」をご存知ですか。日本でもわざわざ並行輸入で乗る人がいるほど、隠れた人気車種なんです。そんな日本にない日本車のトヨタ シエナが2021年モデルでフルモデルチェンジ! 4代目となる新型シエナの詳細を写真と共にご紹介します。

このデカさがいい! 迫力満点のトヨタ シエナ 2021モデルを写真でもっと見てみる

シエナはアメリカ生まれアメリカ育ちの“日系アメ車”だった

独特のおおらかな雰囲気にアメリカを感じる!

日本では売られていない、トヨタの北米向けミニバン「シエナ」がフルモデルチェンジします。正式発売を前に、内外装のデザインが発表になりました。

雄大な景色をバックにしているのでわかりづらいところですが、シエナの全長は約5メートル、車幅も約2メートルとかなり巨大なサイズで、日本向きではなさそうです。しかしそのおおらかでアメリカンな雰囲気が支持され、日本のミニバンでは飽き足らないこだわり層たちが並行輸入し愛用するケースも多いようです。

MOTAで中古車検索をかけてみると、2020年9月13日現在「トヨタ シエナ」の中古車は新旧合わせて53台がヒットします。うち9台は新車未登録のもの。根強い需要が見て取れます。

ご先祖はあの“天才タマゴ”エスティマだった

初代シエナは、1990年に登場した初代エスティマ(北米名:プレビア)の後継車として1997年にデビューしました。

特殊なミッドシップレイアウトで直4エンジンしか搭載できなかったプレビアとは異なり、オーソドックスなFF+V6エンジンのレイアウトと、ゆとりの室内空間を持つ大柄なボディが特徴です。以来、北米専用ミニバンとしての歴史を刻んできていて、日本に正規導入されることもありませんでした。

シエナはアメリカで企画されアメリカで生産される生粋のアメリカ車

新型シエナはこれで4代目。設計・デザイン・生産に至るまで全てを北米で行った新型シエナは、新開発のTNGA GA-Kプラットフォームを採用するなどすべてを一新。直4 2.5リッターダイナミックフォースエンジンとハイブリッドの組み合わせは、同じプラットフォームを使用するセダンの「カムリ」やSUVの「RAV4」「ハリアー」(北米名「ヴェンザ」)などと共通。同クラスでは唯一のハイブリッド+AWD(四輪駆動)が用意されます。

夜の街が似合いそう!「シエナ XSE」に注目!

並行輸入されたら日本でも大人気必至!

多彩なグレードが用意される予定トヨタ シエナ2021モデル。中でもMOTAが注目したいのは「XSE」グレードです。

写真の通り、グリルや窓のモールなどをダークカラーにし、スポイラーや20インチの大径アルミホイールを備えたスポーティで艶っぽいモデルに仕上がっています。

アルファードのギラギラしたマスクとはまたひと味違う静かな迫力で、こちらも並行輸入層たちにグッと響きそうな雰囲気です。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:トヨタ自動車]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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