アルファードよりでかい! これぞアメリカのファミリーカー トヨタ シエナを写真と共にチェック!

  • 筆者: MOTA編集部
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使い勝手が良く居住性に優れたミニバンは、ファミリーカーとして人気のジャンル。特に日本では2021年1月登録車の販売台数ランキングでトヨタ アルファードが販売台数で3位に入り、ファミリーで使える大型ミニバンとして不動の人気を誇る。しかしアメリカには、そんなアルファードよりも大きなトヨタのミニバンが存在するのをご存じだろうか。今回はそんな国産ミニバンの完全上位互換のようなスペックを持つトヨタ シエナを写真と共に紹介していこう。

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  1. トヨタでありながら北米生まれのビッグミニバン
  2. 外観はアルファードよりも大きく低い
  3. 特大ボディサイズがもたらす余裕たっぷりの3列目シート

トヨタでありながら北米生まれのビッグミニバン

2020年5月に北米トヨタより発売されたトヨタ シエナは、現行で4代目にあたる3列シートミニバン。モデルチェンジにあたってプラットフォーム(車の骨格部分)はRAV4やハリアーと同じ、「TNGA-K(トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャー)」を採用し、走りの質感や快適性が向上している。

全グレード2.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載、シートアレンジは2列目シートが独室した7人乗りのキャプテンシート仕様と、8人乗りのベンチシート仕様を選ぶことができる。

まず特筆すべき点は、国内でもLサイズミニバンと呼ばれるアルファードよりも、さらに一回り大きいボディサイズである。

全長5,169mm×全幅1,994mm×全高1,740mmと、道路の広いアメリカでの使用を前提としているため、日本の道路事情では少しもて余しそうなサイズだが、その分広大な室内空間を楽しむことができる。

外観はアルファードよりも大きく低い

全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,950mmのアルファードと比較すると、シエナは全長が200mm、全幅は150mm大きくとられているが、意外なことに全高はシエナの方が200mm低い。

室内の高さを多少犠牲にしつつも、車高を低くすることでコーナリングの安定性や室内への乗降性を高めた。

日本の新幹線をイメージしたというフロントデザインは、ミニバン特有の生活感のあるようなものではなく、日常から少し離れたアグレッシブな造形。

前述した車高の低さと下側に広がった大きなグリルの視覚効果もあり、正に新幹線の様なローアングルかつ流線形のスタイリングを実現している。

サイドからリアに流れるキャラクターラインは力強く刻まれており、日本車にはないアメ車独特のダイナミックさを感じる。

車体上部についているルーフレールは、車内に入りきらなかったスキー板やスノーボード、車内には入れたくない汚れた荷物を載せたりなど、アウトドアを楽しむ家族にはピッタリ。日本ではあまり見ないミニバンとルーフレールの組み合わせは、使用用途や国民性の違いが感じられる。

先代モデルよりもダウンサイジングされたエンジンは、直列4気筒2.5リッターにモーター駆動の力を組わせたハイブリッド仕様。

モーターの力を合わせたエンジンの最高出力は243馬力を有すると共に、3500ポンド(約1.5トン)までなら牽引することができる。

シエナのスポーティーグレードに位置する「XSE」。

エンジンは他グレードのシエナと共通であるものの、デザイン面では差別化が図られており、フロントグリルにはハニカムメッシュデザインを採用。タイヤは20インチにサイズアップ、ホイールはダークカラーの5本スポークのものを使用するなど、走りを意識した攻撃的なビジュアルになっている。

特大ボディサイズがもたらす余裕たっぷりの3列目シート

ウッド調の堂々としたセンターコンソールに加え、中央にドンと構えた9インチのディスプレイオーディオが特徴的な運転席。

走行パターンは「EV」「NORMAL」「ECO」「SPORT」の4つのモードから選択することができるので、道路状況やドライバーの気分で臨機応変に走ることができる。

車幅を活かした大きなセンターコンソールは収納が広くとられていると共に、左右に独立したアームレストを用意するなど、細かい所にも気配りが行き届く。

ほかにもUSBポートは7つ、カップホルダーは最大16個装備。また、1列目シートと3列目シートの遠い距離でもマイクとスピーカーを通して会話が出来るなど、フル乗車での使用をよく考えられた快適機能が満載だ。

2列目シートは7人乗りと8人乗りで仕様が変わる。

画像の7人乗り仕様では2列目シートがキャプテンシートとなり、スライド幅635mmの「スーパーロングスライドモード」を活用することで広々とした足元空間を確保。

さらに上位グレードに搭載されるシート足元のオットマンと併用すれば、のびのびとした極上空間を堪能できる。

3列目シートは全グレード3人掛けのベンチシート。全長が5,169mmもあるだけに、アルファードなどの国産ミニバンよりもゆとりのあるスペースが取られている。

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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