「MR2」に「初代レジェンド」「レパード」など、一度はこれに乗って自慢したい懐かしのクルマ4選(2/2)
- 筆者: 望月 達也(MOTA編集部)
マツダ RX-7 FC3S/FC3C型(1985年-1992年)
1985年にロータリーターボエンジンを搭載し「4WS感覚」のキャッチコピーでデビューした2代目RX-7(通称FC)。四輪独立懸架サスペンション、日本車初の対向4ピストンアルミブレーキキャリパーなど、スポーツカーらしく走りにこだわったパーツを装備。さらに、加重によってリアタイヤのトーを変化させるトーコントロールハブを採用し、当時の流行でもあった四輪操舵の感覚を味わうとできる唯一無二のロータリーFRモデルでした。
エンジンは、軽量コンパクトな容量654ccのローターを2機搭載した13B-T型にターボを装着することで、後期型の最高出力は215馬力。前後重量配分は50.5対49.5を実現し、その類稀な運動性能は“乗り手の技量”が必要と言われるほど切れ味の鋭いものでした。
日産 レパード F31系(1986年-1992年)
1986年に登場した2代目レパード 。当時ライバル関係にあった「トヨタ ソアラ」を強く意識したモデルで、2ドアクーペのみの設定でした。大人気TVドラマ「あぶない刑事」の覆面車としてヨコハマの街を縦横無尽に走り回っていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?
エンジンは全車V6で前期型は3L-NAのVG30DE(185ps)、2リッターターボのVG20ET(155ps)、2リッター-NAのVG20(115ps)の3タイプ。後期型は3リッターターボのVG30DET(255ps)が追加と、2リッターターボがDOHC化されたVG20DET(210ps)に変更されています。
シャシー系はR31スカイラインと基本コンポーネントを共用しており、サスペンションはフロント・ストラット/リア・セミトレーリングアーム式ですが、上級グレードには路面状況やハンドルの操作具合、車速などに応じてショックアブソーバーの減衰力を自動切り換えする「スーパーソニックサスペンション」や、運転席・助手席のシートを左右非対称にし、個別に適した設計とした「パートナーコンフォートシート」なども採用されていました。
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