【さよなら平成】昭和・平成・令和を生き抜くクルマ、誰もが納得のビッグネーム 5選

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早いもので、2019年も終わろうとしています。今年もいろいろなことがありましたが、やはり一番大きなトピックは、平成が終わって令和に移行したことではないでしょうか。

そこで今回は、昭和・平成を生き抜き、令和に入ってなお活躍する、50年超の老舗車種5つを取り上げましょう。伝統ある車名が次々と消えていった平成時代も乗り越えた、その5車種とは?

>>時代を超えて乗り継がれるにはワケがある! ビッグネーム5台を画像で振り返る(15枚)

目次[開く][閉じる]
  1. 1:15代続く超老舗、日本の名ブランド「トヨタ クラウン」
  2. 2:日本人の心を掴み続ける「日産 スカイライン」
  3. 3:世界有数の名ブランドに発展!「トヨタ ランドクルーザー」
  4. 4:バンといえばハイエース!? 生活を支える「トヨタ ハイエース」
  5. 5:三菱らしさいっぱい! ミニバン+4WDのさきがけ「デリカ」シリーズ
  6. まとめ:ビッグネームは死なない!?
  7. 最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

1:15代続く超老舗、日本の名ブランド「トヨタ クラウン」

トヨタの高級車として不変の存在

1台目は、「トヨタ クラウン」です。

日本人なら老若男女、知らない人はほとんどいないのでは、というほどの日本を代表する名ブランドです。日本の自動車産業が黎明期だった昭和30(1955)年に初代が登場してから、昭和・平成・令和まで絶えることなく、15代にわたりトヨタの高級車として君臨しています。

時代が移り変われば、生活様式や嗜好などは変わっていくもの。それに合わせてクラウンも姿形だけでなく性格を変化させてきましたが、それでも一貫して「日本独自の高級車」というスタンスを堅持しているのはスゴいことだと思います。

【ココに注目!】4代目クラウンのスピンドルシェイプに賛否両論!?

一世代だけピックアップするならば、個人的には昭和46(1971)年登場の4代目が好みです。

斬新な丸いデザインは「スピンドルシェイプ」と称され、「クジラクラウン」として親しまれましたが、押し出しの弱さが高級車ユーザーに好まれず、ライバルの日産 セドリック/グロリアに販売台数で唯一負けた世代といわれています。

ですが、スポーティで若々しい雰囲気を得た平成15(2003)年の12代目「ゼロクラウン」、さらに従来のクラウン像とイメージを変えた、平成30(2018)年から発売中の現行型・15代目など、クラウンの長い歴史の中で「チャレンジング」な代は何回もありましたので、4代目も、とてもクラウンらしいモデルと言えるのではないでしょうか。

トヨタ/クラウン
トヨタ クラウンカタログを見る
新車価格:
730万円830万円
中古価格:
49.8万円898万円

2:日本人の心を掴み続ける「日産 スカイライン」

最先端技術を搭載したスポーティセダン

続いて日産からは、伝統のビッグネーム「スカイライン」にご登場願いましょう。

昭和30年代、40年代から続いていた日産の名車たち、「サニー」「ブルーバード」「セドリック」「グロリア」などは残念ながら消滅してしまいましたが、スカイラインは今なお存続。

昭和32(1957)年にプリンス(のちに日産に吸収合併)が初代スカイラインを生み出して以来、常に最先端の技術を採用したスポーティセダンとして発売されており、日本人の心を掴み続けてきました。

13代目にあたる現行型は平成26(2014)年に登場。最新の改良版では国産車初となる、「高速道路内での“ハンズオフ運転”」を可能とした「プロパイロット2.0」を一部車種に搭載。「技術の日産」、そしてスカイラインの伝統を今に残します。

【ココに注目!】西部警察の「大門軍団フォーメーション」に胸熱!?

スカイラインからも、一世代だけピックアップしてみたいと思います。

どの世代にも思い入れがありますが、ここでは6代目(R30型)をチョイスしましょう。昭和55(1980)年から4年間発売された6代目は、CMにアメリカの俳優 ポール・ニューマンを起用したことから「ニューマン・スカイライン」として今なお親しまれています。

高性能版「RS」は、4バルブDOHCの採用によって獰猛なイメージを作り出しました。RSは登場後次々と高性能化を行ない、最終的にはインタークーラーターボを装着したFJ20ETを搭載。グロス表示で205PSを達成していました。

RSといえば、大人気TVドラマ「西部警察」での活躍に心躍らせた人も多いことでしょう。3台のRSが魅せたフォーメーションが懐かしい!

日産/スカイライン
日産 スカイラインカタログを見る
新車価格:
456.9万円948万円
中古価格:
26.2万円2,066.3万円

3:世界有数の名ブランドに発展!「トヨタ ランドクルーザー」

高い耐久性と信頼性・高級感を持つ、名門4輪駆動車

平成を乗り越えた「50年オーバー」の5車名の中には、世界的にも有名で、かつブランド力がとても高い車種があります。それが「トヨタ ランドクルーザー」。

4輪駆動の名門といえば英国の「レンジローバー」が挙げられますが、中東などの海外では、高い耐久性と信頼性・高級感から、ランドクルーザーも高い価値を持つブランドとして認識されています。

歴史は古く、昭和20年代後半に警察予備隊(現在の陸上自衛隊)への納入用に開発された、小型トラックをベースにしたジープ型4輪駆動車「BJ型」まで遡ります。昭和29(1954)年、ランドクルーザーに改称し、「ランクル」の歴史が始まりました。

昭和40(1965)年登場の40型は25年近く発売が続けられ、ランドクルーザーの名前を確固たるものとしました。

現在発売されている200系は、平成19年(2008年)から製造を開始。大きくて豪華、そして高い走破性を持つという「ランクルらしさ」に溢れたモデルになっています。

トヨタ/ランドクルーザー200
トヨタ ランドクルーザー200カタログを見る
新車価格:
482.7万円697.4万円
中古価格:
218.6万円1,498.8万円

4:バンといえばハイエース!? 生活を支える「トヨタ ハイエース」

全国津々浦々、見かけない日がない?

私たちの暮らしは、物流、警察や消防、公共交通輸送などの公共サービスなどで支えられています。そこで活躍するクルマたちの中で、1BOXバンは身近な存在ですよね。

トヨタ ハイエースは、そのジャンルを代表する車種。日々の生活を送る中で、日本全国津々浦々、その姿を見かけない日は無いと思います。

初代ハイエースのデビューは昭和42(1967)年。当初はトラックとして登場しましたが、すぐにバンや9人乗りワゴン、バン、12~15人乗りを追加しています。ハイエースはバンのみならず乗用登録のワゴンも人気が高く、4代目では高級1BOXとして大ヒットを記録しました。

現行型となる5代目(200型)は平成16(2004)年から製造されていますので、発売以来今年で15年経過しており、実はこれも隠れたロングセラーだったりします。

海外では後継と目されるミニバンスタイルの300型がデビューしましたが、日本では「グランエース」と命名されたため、まだまだ現行型ハイエースの販売は続くものと思われます。

トヨタ/ハイエース
トヨタ ハイエースカタログを見る
新車価格:
294.7万円423.1万円
中古価格:
71.8万円1,027.2万円

5:三菱らしさいっぱい! ミニバン+4WDのさきがけ「デリカ」シリーズ

実は50年オーバーの老舗ブランド

ミニバンの居住性と、ジープやパジェロ並みの高い悪路走破性を兼ね揃えたデリカD:5は、その唯一無二のキャラクターから、三菱のSUVラインナップを牽引する車種となっています。

平成19(2007)年に登場後、改良と特別仕様車追加などを行ってきましたが、2019年にディーゼル車が大規模な変更を受けて「ダイナミックシールド」をフロントマスクに採用。内装も高級感を増し、メカニズム面でも8速ATを搭載するなど大幅にアップデートしています。その進化の度合いは大きく、デリカD:5からデリカD:5に乗り換えるユーザーが出ているほどです。

デリカD:5の「多人数がちゃんと乗れるけれど悪路をばんばん走れる」というキャラクターは、その前任「デリカ スペースギア」、そしてさらにその前身「デリカ スターワゴン」で確立されたもの。スターワゴンは、ミニバン+4WDというジャンルのさきがけでした。

このデリカも、実はデビューから50年以上を経た老舗車名。初代は昭和43(1968)年に登場、翌年にはバンボディを追加しています。驚くことにデビュー時は1Lクラスの小さな商用車でした。

登場以来、乗用デリカとともにずっとラインナップされてきた商用デリカですが、日産 NV200のバッジ替えモデルとして継続してきた最後のデリカバン(と、その乗用版デリカD:3)が、残念ながら今年をもってカタログから消えてしまい、デリカの名前はD:5のみが引き継ぐことになりました。

三菱/デリカD:5
三菱 デリカD:5カタログを見る
新車価格:
415.7万円465.6万円
中古価格:
24.8万円1,020万円

まとめ:ビッグネームは死なない!?

最近は、ダイハツが懐かしい「ロッキー」「タフト」などの名前を復活させています。

慣れ親しんだ名前が再び注目される時代が来たのかもしれません。

今回取り上げた伝統あるビッグネームも、末長く残ることを祈りましょう。

[筆者:遠藤 イヅル]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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