【価格判明】新型N-BOXの価格は176万8800円から! マイナーチェンジでの変更点と買い得グレードを徹底解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正/本田技研工業
日本の新車販売で絶対王者の座に君臨し続けるホンダ N-BOXが、2026年7月にマイナーチェンジ(一部改良)を予定しています。
今回の改良ではデザイン変更や、ターボ車へのナビ標準装着など、一部改良としては踏み込んだ内容になっています。
販売店への取材で明らかになったN-BOXの一部改良後の主要グレードの価格や変更点について、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが徹底解説!
果たして今回の値上げはユーザーが納得できるものなのか、あわせて買い得グレードも紹介します。
N-BOXは2026年7月にマイナーチェンジ(一部改良)を実施
ホンダ N-BOXは、先代型が発売された2017年以降、ほぼ一貫して国内新車販売台数ランキングの年間1位を取り続けています。
しかし、現行型の売れ行きは、先代型に比べて下がりました。先代型は2019年に1か月平均で約2万1100台を販売しましたが、現行型の2026年1~5月は約1万6600台です。現行型の売れ行きは、先代型の最盛期に比べると79%にとどまっています。
この販売不振を打開することも視野に入れ、ホンダはN-BOXの改良を実施します。販売店は以下のように述べています。
「N-BOXは(2026年の)7月16日に改良を予定しています。しかし販売店では、6月13日から価格を明らかにして、お客様に改良版の案内を開始しています。フルモデルチェンジではないため、納期に大きな変化はなく、おそらく1か月から2か月に収まるでしょう」。
N-BOX 改良版の主要グレード別価格一覧(2WD/販売店調べ)
今回の改良において、最も注意したいポイントは価格です。原材料費の高騰や装備の充実により、全体的に値上げが行われています。
以下は販売店への取材でわかったN-BOXの一部改良後の主要グレード別価格一覧です。
| グレード | 改良版の価格(税込) | 従来型と比べた値上げ額 |
|---|---|---|
| 標準ボディ | 176万8800円 | +2万9700円 |
| カスタム | 199万4300円 | +7万400円 |
| カスタムターボ | 243万6500円 | +30万6900円 |
| ジョイ | 198万1100円 | +8万1400円 |
| ジョイターボ | 245万6300円 | +34万7600円 |
ターボエンジン搭載車: 9インチ画面のカーナビとETC2.0を標準装着
全車共通の追加装備: センターUSBチャージャー、助手席シートバックアッパーポケットなど
標準ボディの外観はメッキ装飾で上品さをプラス
ここからはそれぞれのタイプ別の外観などの変更点と改良前後の価格差について紹介します。
まず「標準ボディ」は、改良を実施して2万9700円値上げされ、176万8800円になります。
| 項目(標準ボディ) | 金額(税込) |
|---|---|
新価格 | 176万8800円 |
旧価格 | 173万9100円 |
値上げ幅 | +2万9700円 |
外観(エクステリア)の変更点として、ナンバープレートを装着するフロントグリルの下側やリアゲート(リアナンバープレートの上側)に、メッキの装飾を加えました。
また、ほかのグレードと同様に、収納設備なども充実させています。
今回の価格上昇には原材料費の高騰などに基づく純粋な値上げも含まれますが、改良前に比べて2万9700円の上乗せであれば、納得できる範囲に収まります。
カスタムの外観は大胆なデザイン変更を実施! 物足りなさを一新する迫力ある見た目に
N-BOX「CUSTOM(カスタム)」は、従来型から7万400円値上げされて199万4300円です。
| 項目(カスタム) | 金額(税込) |
|---|---|
新価格 | 199万4300円 |
旧価格 | 192万3900円 |
値上げ幅(新旧差) | +7万400円 |
「カスタム」は外観の存在感を重視するユーザーに向けたグレードですが、改良前(現行型の初期モデル)は、フロントマスクなどが比較的おとなしいデザインでした。
そのため販売店からは、「現行型のカスタムは、外観が先代型に比べて物足りないと指摘するお客様もおられます」という話も聞かれました。この「カスタム」の控えめなフロントマスクこそが、現行型N-BOXの売れ行きが伸び悩む原因でもありました。
そこで今回の改良では、価格アップが7万400円に達する代わりに、フロントマスクなどの形状を大きく変更して迫力のあるデザインに刷新します。
フロントバンパーのデザインが見直され、常時点灯するフロントアクセサリーLEDや、新しいスクエア形状のフォグランプなども装着されます。
内装(インテリア)にもピアノブラックなどの豪華な装飾が装着されました。
さらに、N-BOX「カスタム」の「コーディネートスタイル」を選ぶと、大型メッキグリルなどが加わり、存在感がさらに強まります。
これは人気の高かった先代(2代目)N-BOX「カスタム」のような雰囲気です。改良版が発売されれば、このN-BOX「カスタム コーディネートスタイル」が大きな人気を集め、N-BOX全体の売れ行きも活性化させるでしょう。
カスタムターボは30万6900円と大幅アップ! それでも割安な理由
N-BOX「カスタムターボ」は、従来型に比べて30万6900円値上げされ、243万6500円に達します。
| 項目(カスタムターボ) | 金額(税込) |
|---|---|
新価格 | 243万6500円 |
旧価格 | 212万9600円 |
値上げ幅 | +30万6900円 |
これほど大幅に値上げされる理由は、改良後の「カスタムターボ」では、これまでオプション設定だった9インチ画面のカーナビとETC2.0が標準装着されるためです。
ノーマルエンジンを搭載する「カスタム」の値上げ額が7万400円なので、「カスタムターボ」の値上げ額(30万6900円)から差し引くと、カーナビとETC2.0の純粋な対価は23万6500円ということになります。
ちなみに、従来のカーナビは販売店が装着する「ディーラーオプション」でした。
ディーラーオプションには、工場で装着されるメーカーオプションに比べて販売会社の利益が多く含まれるため、価格が割高になりがちです。
しかし、改良後の「カスタムターボ」はこれらを標準装着(工場装着化)したことで、9インチ画面のカーナビとETC2.0が、従来よりも割安な価格で装着されています。
SUV風の「ジョイ」も装備充実! 外観のデザイン変更や特別仕様車にも注目
クロスオーバースタイルのN-BOX「JOY(ジョイ)」のノーマルエンジン車は、8万1400円値上げされて198万1100円になります。
| 項目(ジョイ ノーマル車) | 金額(税込) |
|---|---|
新価格 | 198万1100円 |
旧価格 | 189万9700円 |
値上げ幅 | +8万1400円 |
フォグランプを標準装着するなど装備を充実させましたが、値上げされた金額もやや高めな印象です。こちらのグレードには、内外装にブラックの装飾を加えた特別仕様車「ブラックスタイル」も設定されました。
なお、HONDAのロゴを大きく掲げた「アクティブフェイスパッケージ」はオプションとして用意されます。
一方の「ジョイターボ」は、「カスタムターボ」と同様に9インチ画面のカーナビやETC2.0を標準装着します。
また「ジョイターボ」には、HONDAのロゴを大きく掲げた「アクティブフェイスパッケージ」も標準装着されます。
このように改良に伴って装備が大幅に充実するため、価格は245万6300円で、従来型から値上げされる金額も34万6000円と大きくなっています。
| 項目(ジョイ ターボ車) | 金額(税込) |
|---|---|
新価格 | 245万6300円 |
旧価格 | 210万8700円 |
値上げ幅 | +34万7600円 |
買い得グレードのまとめ
今回の改良に基づく買い得グレードは、価格の割安度を重視するユーザーには「標準ボディ(176万8800円)」がおすすめです。
そして、「カスタム」を選ぶ場合は動力性能に余裕があり、なおかつカーナビなどが割安で装着される「カスタムターボ(243万6500円)」が良いでしょう。
もし予算に余裕があるなら、「カスタム コーディネートスタイル」を選ぶと高値で売却しやすくなります。
また、「ジョイ」についてもカーナビなどが標準装着される「ジョイターボ(245万6300円)」を検討すると良いでしょう。
まとめ:デザイン改善で王座死守へ! ナビ不要派はノーマルエンジンが狙い目
以上のように、N-BOXは今回の改良を受けて、内外装のデザインや装備内容を大幅に刷新しました。
デザインの変化で最も注目されるのは、従来は「外観が物足りない」といわれた「カスタム」です。特に大型メッキグリルを装着した「カスタム コーディネートスタイル」は、人気の高い売れ筋仕様になるでしょう。数年後に売却する時も、「カスタム コーディネートスタイル」は高値になると予想されます。
また、「カスタムターボ」や「ジョイターボ」に、9インチ画面のカーナビとETC2.0が標準装着されたことも大いに注目されます。最初からカーナビを装着したいと考えているユーザーには、非常にお買い得な内容です。
その半面、セカンドカーとして買い物などに使うため「カーナビは不要」と考えるユーザーにとっては、強制的に価格が上がるためデメリットになってしまいます。
もしカーナビが不要であれば、ナビが標準化されていないノーマルエンジン車が推奨されますが、自宅付近に上り坂が多いユーザーは、パワー不足に不満を感じることもあるでしょう。
そのため、将来的には「カーナビなどを装着しない廉価なターボグレード」が復活する可能性もあります。
それでも今回の改良によって、N-BOXにはさらに魅力的な選択肢が増えました。
多くのユーザーが気にしていたデザイン面にも的確な改善が加えられたため、発売後は売れ行きが再び大きく伸びそうです。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正 画像提供:本田技研工業】
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