デリカD:5のグレードと価格の違いは? おすすめの選び方からサイズ・燃費まで解説
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:森山 良雄/三菱自動車
三菱 デリカD:5は、ミニバンでありながらSUV並みの悪路走破性を備えた、国内市場では数少ないオールラウンドミニバンです。2026年1月には、安全装備や日常の使い勝手をさらに高める大幅改良を実施しました。
この記事では、グレードごとの価格と装備の違いや7人乗り・8人乗りの選び方を比較し、用途や予算に合わせたおすすめグレードを解説します。
さらに、購入前に知っておきたいボディサイズや燃費、将来手放す時の価値(リセールバリュー)まで、デリカD:5を賢く選ぶための最新情報をまとめています。
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デリカD:5のグレード構成と価格
デリカD:5のグレードは、「G」「Gパワーパッケージ」「P」の3つです。
以前は「アーバンギア」なども設定されていましたが、2026年1月の改良で3グレードに整理されました。
パワーユニットは全グレードとも2.2Lクリーンディーゼルターボ+8速スポーツモードAT(オートマチックトランスミッション)の4WD(四輪駆動)で共通のため、グレードの違いは装備の差だけとなります。
まずは価格から見ていきます。
グレード別の価格一覧
| グレード | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|
G | 451万円 |
Gパワーパッケージ | 474万6500円 |
P | 494万4500円 |
いずれのグレードにも7人乗りと8人乗りが用意され、乗車定員による価格差はありません。
グレードごとのおもな装備の違い
3グレードで異なるおもな装備をまとめました。走行性能や安全装備の多くは全グレード共通で、差が出るのは快適装備と内外装の質感が中心です。
| 装備 | G | Gパワーパッケージ | P |
|---|---|---|---|
運転席パワーシート | セットOP※ | 標準 | 標準 |
前席シートヒーター | セットOP※ | 標準 | 標準 |
ステアリングヒーター | セットOP※ | 標準 | 標準 |
電動サイドステップ | 非装着 | 標準 | 標準 |
エレクトリックテールゲート | 非装着 | 標準 | 標準 |
シート表皮 | ファブリック | ファブリック | 撥水スエード調+合成皮革 |
後側方・後退時交差車両検知 | 設定なし | セットOP | 標準 |
18インチアルミホイール | ダークグレー | ダークグレー | 切削光輝+ブラック |
※3点セットのメーカーオプション
装備差のポイントを整理すると、「G」はもっとも価格を抑えたベースグレードで、快適装備の多くがオプション扱いです。
「Gパワーパッケージ」は、運転席パワーシート、前席シートヒーター、ステアリングヒーターに加え、乗り降りをサポートする「電動サイドステップ」と、荷物で手がふさがっていても開閉できる「エレクトリックテールゲート」を標準装備します。
「P」はこれらに加え、濡れた服で乗り込んでも、飲み物をこぼしても拭き取りやすい撥水加工のスエード調シートを標準とし、内外装のブラック加飾やデザイン違いのホイールで質感を高めています。
なお、「S-AWC」(4輪を統合制御し、悪路や雪道での安定性を高める三菱独自の4WDシステム)や衝突被害軽減ブレーキ、電動スライドドアなどの主要装備は全グレード共通です。
どのグレードを選んでも、デリカD:5ならではの悪路走破性と高い安全性能は変わりません。
7人乗りと8人乗りの選び方
7人乗りは2列目が左右独立したキャプテンシートで、ひじ掛けを使ってゆったり座れるうえ、2列目のあいだを通って3列目へ移動できます。
8人乗りは2列目がベンチシートで大人3名が並んで座れるため、3世代での帰省やグループキャンプなど、多人数で出かける機会が多い人に向きます。
価格は同じなので、ふだん何人で乗るか、2列目の快適性と定員のどちらを重視するかで選ぶとよいでしょう。
用途・予算で選ぶおすすめグレード
迷ったときのおすすめは「Gパワーパッケージ」です。快適装備がひと通り標準で揃い、価格と装備のバランスがもっとも取りやすいためです。
以下、用途別に解説します。
価格を抑えてデリカの悪路走破性を手に入れたい人:「G」
「G」は451万円と、3グレードでもっとも手が届きやすい価格です。「S-AWC」やディーゼルターボ、安全装備といったデリカD:5の中核は共通なので、走行性能や安全性はそのままに初期費用を抑えられます。
「エレクトリックテールゲート」や「電動サイドステップ」は付かないため、それらを必要としない人や、費用を優先したい人に向きます。
快適装備をバランスよく揃えたい人:「Gパワーパッケージ」
本命は「Gパワーパッケージ」です。「G」との差額は23万6500円ですが、運転席パワーシート、前席シートヒーター、ステアリングヒーター、「電動サイドステップ」、「エレクトリックテールゲート」が標準となり、日常の使い勝手が大きく変わります。
さらに、安全性を高める「後側方・後退時交差車両検知」のセットオプション(5万5000円)を選んでおくと、車幅のあるデリカD:5でも車線変更や駐車場からの後退が安心です。
安全装備と上質さを重視する人:「P」
最上級の「P」は、「Gパワーパッケージ」の装備に加え、「後側方・後退時交差車両検知」が標準となり、撥水スエード調シートや専用のブラック加飾で質感を高めた仕様です。
アウトドアで濡れたり汚れたりしやすい使い方でも手入れがしやすく、内外装の見栄えにもこだわりたい人に向きます。
装備の充実度を考えると上位グレードは魅力的なだけに、あと数十万円の線引きは悩ましいところですよね。
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2026年改良で変わったおもなポイント
2026年1月の改良では、外観をシンプルで力強いデザインに刷新し、ワイドなホイールアーチモールと新デザインの18インチアルミホイールを採用しました。
内装は視認性に優れた8インチのカラー液晶メーターや金属調の加飾を取り入れたほか、同乗者のスマートフォン充電に重宝するUSB Type-Cポートも増設しました。
走行性能の面では「S-AWC」と4つのドライブモードに加え、急な下り坂で車速を自動で保つ「ヒルディセントコントロール」を新採用。雪道やオフロードの下り坂でも、ドライバーはハンドル操作に集中でき安心感が高まりました。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキが自転車の検知に対応。
さらに、後退時の誤発進抑制機能や前後のパーキングセンサーが全車標準となり、背の高いミニバン特有の「駐車時の死角」に対する不安をしっかりサポートします。
改良点の詳細は、こちらの記事で解説しています。
デリカD:5のボディサイズ
デリカD:5は、迫力あるサイズ感でありながら、日常の取り回しやすさとSUV並みの悪路走破性を両立しているのが特徴です。ここでは具体的な寸法と、そのサイズがもたらすメリットを解説します。
全長・全幅・全高とホイールベース
デリカD:5のボディサイズは以下のとおりです。寸法は全グレード共通で、グレードによる違いはありません。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
全長 | 4800mm |
全幅 | 1815mm |
全高 | 1875mm |
ホイールベース | 2850mm |
最低地上高 | 185mm |
今回の改良では、新採用のホイールアーチモールなどにより全幅が従来の1795から1815mmへと広がりました。全長4800mm、全高1875mm、ホイールベース2850mmは従来と変わっていません。
全幅は1815mmと数値上はワイドですが、最小回転半径は5.6mに収まっており、スーパーの駐車場や狭い路地でのすれ違いでもストレスなく取り回せます。
最低地上高185mmが生む悪路走破性
デリカD:5の特徴が、ミニバンとしては高い185mmの最低地上高(路面と車体のもっとも低い部分との間隔)です。
この数値の余裕により、雪道のわだちやキャンプ場までの荒れた道など、一般的なミニバンでは車体の底やバンパーを擦りやすい起伏のある路面でも、気兼ねなく進むことができます。「S-AWC」とあわせて、悪路や雪道に強いミニバンを求める人にとって、国内では数少ない選択肢です。
デリカD:5の燃費
車両重量のあるミニバンを選ぶ際、維持費に直結する燃費性能は気になるところです。デリカD:5は全車にクリーンディーゼルターボエンジンを搭載しており、維持費の面でも独自の強みを持っています。
WLTCモード燃費一覧
デリカD:5のWLTCモード(実走行に近い国際的な燃費計測方法)燃費は12.9km/Lです。走行シーン別の内訳は以下のとおりで、全グレード共通の数値です。
| モード | 燃費 |
|---|---|
WLTCモード(総合) | 12.9km/L |
市街地モード | 10.1km/L |
郊外モード | 12.8km/L |
高速道路モード | 14.7km/L |
軽油ならではの燃料代メリット
車両重量が約2tあり、4WDのミニバンであることを踏まえると、12.9km/Lという数値を確保しており、十分な燃費性能を備えています。
加えてデリカD:5は使用燃料が軽油のため、一般的なガソリン仕様のミニバンと比べ、1Lあたり十数円ほど安く給油できます。同じ距離を走っても燃料代を抑えやすく、走行距離が多い人ほどディーゼルのメリットを実感しやすいでしょう。
なお、クリーンディーゼルの維持には定期的な「アドブルー(尿素水)」の補充が必要になりますが、それを差し引いても軽油の安さは大きな魅力です。
手放すときも強い、デリカD:5のリセールバリュー
デリカD:5は、数年後に売るときの価値(リセールバリュー)が高いことでも知られています。
MOTAの査定実績データでは、一部改良前のデリカD:5のリセール率(新車価格に対して売却時にいくら戻るかの割合)は84.8%、平均査定額は377万円と、ミドルサイズミニバンでは高い水準です。
改良前モデルの実績ではありますが、悪路・雪道に強い独自のポジションは新型にも引き継がれるため、中古車市場での底堅い需要は今後も期待できます。
くわしいリセールの分析は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ|デリカD:5が向いている人
デリカD:5は、アウトドアやキャンプをアクティブに楽しみたい人、雪道や悪路を走る機会が多い人に向いたミニバンです。
グレードで迷ったら、快適装備がひと通り揃う「Gパワーパッケージ」を軸に、費用を抑えたいなら「G」、質感と装備を極めたいなら「P」を検討するとよいでしょう。
気になるグレードが絞れたら、まずは販売店で実車を確認し、シートや乗り降りのしやすさなども含めて試してみてください。
デリカD:5はリセール率の高さでも知られており、手放すときの価値まで含めて選ぶ時代です。それは、いま乗っている愛車にも同じことがいえます。
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![[参考]三菱 デリカD:5にかつてラインナップされていた「アーバンギア」のフロントビュー](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/201812/11160131330_23ac_o.jpg)

























