【価格判明】新型タントの価格は149万6000円から! マイナーチェンジでの変更点と買い得グレードを徹底解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正/森山 良雄/ダイハツ工業/MOTA編集部
軽自動車市場でスーパーハイトワゴンの主力車種として根強い人気を集めるダイハツ タントが、2026年8月にマイナーチェンジ(一部改良)を予定しています。
今回の改良では衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全装備「スマートアシスト」が進化し、機能向上が図られます。
販売店への取材で明らかになったタントの一部改良後の主要グレードの価格や変更点について、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが徹底解説します。
果たして今回の値上げはユーザーが納得できるものなのか、あわせて買い得グレードも紹介します。
タント 改良版の主要グレード別価格一覧(2WD/販売店調べ)
ダイハツは2026年8月にタントを一部改良する予定で、価格が判明しました。今回の一部改良の主な変更点は、安全装備の充実です。
まず標準ボディ、エアロパーツを装着した「カスタム」、SUV風の「ファンクロス」というバリエーション構成は従来と同じです。
以下は販売店への取材でわかったタントの一部改良後の主要グレード別価格一覧です。
| グレード | 価格(税込) | 価格改定幅 |
|---|---|---|
| 標準ボディ | ||
| L | 149万6000円 | +1万1000円 |
| X | 162万8000円 | +1万1000円 |
| Xターボ | 179万3000円 | +6万500円 |
| カスタム | ||
| カスタムX | 188万1000円 | +1万1000円 |
| カスタムRS | 202万4000円 | +6万500円 |
| ファンクロス | ||
| ファンクロス | 182万500円 | +1万1000円 |
| ファンクロスターボ | 196万3500円 | +6万500円 |
タントが一部改良にとどまる理由と発売7年を迎える現行型の立ち位置
2026年上半期(1〜6月)に国内で販売された新車のうち、軽自動車が36%を占めました。軽乗用車の販売内訳を見ると、全高を1700mm以上に設定して、スライドドアを装着する「スーパーハイトワゴン」が50%を超えています。
軽自動車の販売ランキングでも、スーパーハイトワゴンが上位に並びます。
2026年上半期の軽自動車販売順位は、1位がホンダ N-BOX、2位はスズキ スペーシア、3位はダイハツ ムーヴ+ムーヴキャンバス、4位はダイハツ タントです。
ムーヴとムーヴキャンバスは全高が1700mm以下ですが、スライドドアは装着され、2車種を合計すると販売も好調です。
主な改良点は安全装備の充実
スーパーハイトワゴンの主力車種であるタントの改良について、販売店は以下のように説明します。
「タントの改良は、正式には(2026年の)8月31日を予定していますが、販売店では、7月中旬から価格を明らかにしています。変更の内容は、主に安全装備の充実です」。
現行タントの発売は2019年7月なので、今では7年を経過します。フルモデルチェンジを行っても良い時期ですが、実際は改良を実施します。
改良の内容は、2026年7月中旬において、大半の販売店が正確には把握できていません。「メーカーから先行して価格を知らされましたが、装備に関する詳細は今のところ分かりません。内外装のデザイン変更は、ほとんど行われないようです」と述べています。
それでも複数の販売会社に尋ねると、改良の概要が分かりました。以下のように述べています。
「今回のタントの改良点は、主に安全装備です。現時点で衝突被害軽減ブレーキを作動できるスマートアシストは、車両と歩行者に対応していますが、改良により自転車も検知可能になります。また右左折時に、横断歩道上の歩行者にも対応できるようになります。さまざまな場面で、衝突被害軽減ブレーキを作動できるようにするのです」。
| 衝突被害軽減ブレーキの検知対象 | 改良前 | 改良後 |
|---|---|---|
| 車両 | ○ | ○ |
| 歩行者 | ○ | ○ |
| 自転車 | ー | ○ |
| 右左折時の横断歩道上の歩行者 | ー | ○ |
注目のストロングハイブリッド追加は見送り
気になるのは、以前から噂のあったストロングハイブリッドの追加でしょう。
コンパクトSUVのダイハツ ロッキー&トヨタ ライズに搭載される「eスマートハイブリッド」ですが、複数の店舗が「今回の改良でハイブリッドは搭載されません」と返答しました。
そうなるとタントが改良を実施したことによるメリットは、先に述べた安全装備の充実です。
タイプ別の詳しい価格を検証! 旧価格からの値上げ幅もチェック
冒頭で全グレードの価格をまとめて紹介しましたが、ここからは標準ボディ・カスタム・ファンクロスのタイプ別に、旧価格と比べてどれだけ値上げされたのかを詳しく見ていきます。
まず標準ボディにノーマルエンジンを搭載した最も安価な「L」は149万6000円になります。売れ筋の装備を充実させた中級の「X」は162万8000円です。
標準ボディにも動力性能に余裕のあるターボが以前から用意され、その価格は179万3000円です。
| 項目 | L | X | Xターボ |
|---|---|---|---|
| 新価格 | 149万6000円 | 162万8000円 | 179万3000円 |
| 旧価格 | 148万5000円 | 161万7000円 | 173万2500円 |
| 値上げ幅 | +1万1000円 | +1万1000円 | +6万500円 |
エアロパーツを装着したカスタムは、ノーマルエンジンの「カスタムX」が188万6000円で、ターボの「カスタムRS」は200万円を超えて202万4000円です。
| 項目 | カスタムX | カスタムRS |
|---|---|---|
| 新価格 | 188万1000円 | 202万4000円 |
| 旧価格 | 187万円 | 196万3500円 |
| 値上げ幅 | +1万1000円 | +6万500円 |
外観がSUV風のファンクロスは、カスタムよりも価格が少し安く、ノーマルエンジン搭載車は182万500円で、ターボは196万3500円です。
| 項目 | ファンクロス | ファンクロスターボ |
|---|---|---|
| 新価格 | 182万500円 | 196万3500円 |
| 旧価格 | 180万9500円 | 190万3000円 |
| 値上げ幅 | +1万1000円 | +6万500円 |
「L」から200万円超の「カスタムRS」まで幅があるだけに、どこまで手を伸ばすかは悩みどころですよね。
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値上げの理由を解説! ノーマルエンジンは+1万1000円、ターボは+6万500円
改良されたタントの価格を従来型と比べると、ノーマルエンジン車は1万1000円値上げされます。これは先に述べた衝突被害軽減ブレーキの機能を向上させた対価です。原材料費の高騰などに伴う価格アップも含まれます。
ターボは6万500円の上乗せです。この点について販売店は、以下のように説明しました。
「今のところ(2026年7月中旬時点では)、メーカーから装備品の表やリストが来ていないため、ターボの価格アップがほかのグレードを上まわり6万500円になる理由は不明です。それでもライバル車との優劣を考えると、(運転支援機能の)アダプティブクルーズコントロールが、現在のオプションから標準装着に変わるのではないでしょうか。ライバル車には運転支援機能が標準装着されるのに、タントはオプションです。改良後は、せめてターボだけでも標準装着するのだと思います」。
改良を受ける前の現行型で「アダプティブクルーズコントロール」、車線に沿って走れるようにステアリングを制御する「レーンキープコントロール」、「ETCユニット」などを含んだ「スマートクルーズパック」のセットオプション価格は5万5000円です。
そこに安全装備の充実などに伴ってノーマルエンジン車が値上げされる1万1000円を加えると、合計6万6000円です。ターボが6万500円の値上げなら、ほぼ計算は合います。
| ターボ車の値上げの内訳(推定) | 金額 |
|---|---|
| スマートクルーズパック(現行のセットオプション) | 5万5000円 |
| 安全装備の充実などに伴う値上げ | 1万1000円 |
| 合計(目安) | 6万6000円 |
| 実際のターボの値上げ幅 | 6万500円 |
正確な装備の変更は、メーカーが発表しないと分かりませんが、改良によって安全装備が充実することは間違いないでしょう。
買い得グレードを検証! 割安な標準ボディ「X」がおすすめ
改良を受けた後でも、最も買い得なグレードは、以前と同じ標準ボディの「X」(162万8000円)です。ライバル車になるN-BOXの標準ボディ(176万8800円)よりも14万800円安く、装備がシンプルでもタントは買い得です。
使い勝手の良い「ミラクルオープンドア」がタントの魅力
特にタントは、左側のピラー(柱)をスライドドアに埋め込んでいます。左側のドアを前後両方ともに開くと、開口幅が1490mmに広がります。
雨天時などは、ベビーカーを抱えたまま乗り込み、子供をチャイルドシートに座らせる作業を車内で行えて便利です。開口幅が広いため、高齢者が乗り降りする時も、体をねじることがありません。
この機能まで含めると、標準ボディのタント「X」が162万8000円であれば買い得です。
タントが発売7年でも割安さを保っているように、車種によっては今の愛車も想像以上に価値が残っているケースがあります。
その残っている価値を乗り換え資金に充てられれば、狙えるグレードの選択肢もぐっと広がります。
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まとめ:発売7年でも価格は割安、選ぶ価値は十分
現行タントは発売から7年を経過して、ライバル車に比べると長い時間を経過していますが、今でも価格が割安で選ぶ価値は十分にあります。
気になった方は、ぜひ販売店でミラクルオープンドアの使い勝手を確認し、ライバル車と比較試乗してみてください。
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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正/森山 良雄/MOTA編集部 画像提供:ダイハツ工業】
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ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズ](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202112/07180841866_9299_o.jpg)
![[参考]ダイハツ タント(現行型・標準ボディ)](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202304/20185224491_b6c4_o.jpg)
![[参考]ダイハツ タントカスタム(現行型)のフロントビュー](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202311/07155634819_35c5_o.jpg)


![[参考]ホンダ N-BOXのフロントビュー](https://cdn.autoc-one.jp/images/article/202311/07155156072_0732_o.jpg)




