【価格判明】新型タントの価格は149万6000円から! マイナーチェンジでの変更点と買い得グレードを徹底解説

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:茂呂 幸正/森山 良雄/ダイハツ工業/MOTA編集部
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軽自動車市場でスーパーハイトワゴンの主力車種として根強い人気を集めるダイハツ タントが、2026年8月にマイナーチェンジ(一部改良)を予定しています。

今回の改良では衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全装備「スマートアシスト」が進化し、機能向上が図られます。

販売店への取材で明らかになったタントの一部改良後の主要グレードの価格や変更点について、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが徹底解説します。

果たして今回の値上げはユーザーが納得できるものなのか、あわせて買い得グレードも紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. タント 改良版の主要グレード別価格一覧(2WD/販売店調べ)
  2. タントが一部改良にとどまる理由と発売7年を迎える現行型の立ち位置
  3. 注目のストロングハイブリッド追加は見送り
  4. タイプ別の詳しい価格を検証! 旧価格からの値上げ幅もチェック
  5. 値上げの理由を解説! ノーマルエンジンは+1万1000円、ターボは+6万500円
  6. 買い得グレードを検証! 割安な標準ボディ「X」がおすすめ
  7. まとめ:発売7年でも価格は割安、選ぶ価値は十分

タント 改良版の主要グレード別価格一覧(2WD/販売店調べ)

ダイハツは2026年8月にタントを一部改良する予定で、価格が判明しました。今回の一部改良の主な変更点は、安全装備の充実です。

まず標準ボディ、エアロパーツを装着した「カスタム」、SUV風の「ファンクロス」というバリエーション構成は従来と同じです。

以下は販売店への取材でわかったタントの一部改良後の主要グレード別価格一覧です。

グレード価格(税込)価格改定幅
標準ボディ
L

149万6000円

+1万1000円

X

162万8000円

+1万1000円

Xターボ

179万3000円

+6万500円

カスタム
カスタムX

188万1000円

+1万1000円

カスタムRS

202万4000円

+6万500円

ファンクロス
ファンクロス

182万500円

+1万1000円

ファンクロスターボ

196万3500円

+6万500円

タントが一部改良にとどまる理由と発売7年を迎える現行型の立ち位置

2026年上半期(1〜6月)に国内で販売された新車のうち、軽自動車が36%を占めました。軽乗用車の販売内訳を見ると、全高を1700mm以上に設定して、スライドドアを装着する「スーパーハイトワゴン」が50%を超えています。

軽自動車の販売ランキングでも、スーパーハイトワゴンが上位に並びます。

2026年上半期の軽自動車販売順位は、1位がホンダ N-BOX、2位はスズキ スペーシア、3位はダイハツ ムーヴ+ムーヴキャンバス、4位はダイハツ タントです。

ムーヴとムーヴキャンバスは全高が1700mm以下ですが、スライドドアは装着され、2車種を合計すると販売も好調です。

主な改良点は安全装備の充実

スーパーハイトワゴンの主力車種であるタントの改良について、販売店は以下のように説明します。

「タントの改良は、正式には(2026年の)8月31日を予定していますが、販売店では、7月中旬から価格を明らかにしています。変更の内容は、主に安全装備の充実です」。

現行タントの発売は2019年7月なので、今では7年を経過します。フルモデルチェンジを行っても良い時期ですが、実際は改良を実施します。

改良の内容は、2026年7月中旬において、大半の販売店が正確には把握できていません。「メーカーから先行して価格を知らされましたが、装備に関する詳細は今のところ分かりません。内外装のデザイン変更は、ほとんど行われないようです」と述べています。

それでも複数の販売会社に尋ねると、改良の概要が分かりました。以下のように述べています。

「今回のタントの改良点は、主に安全装備です。現時点で衝突被害軽減ブレーキを作動できるスマートアシストは、車両と歩行者に対応していますが、改良により自転車も検知可能になります。また右左折時に、横断歩道上の歩行者にも対応できるようになります。さまざまな場面で、衝突被害軽減ブレーキを作動できるようにするのです」。

衝突被害軽減ブレーキの検知対象改良前改良後
車両

歩行者

自転車

右左折時の横断歩道上の歩行者

注目のストロングハイブリッド追加は見送り

気になるのは、以前から噂のあったストロングハイブリッドの追加でしょう。

コンパクトSUVのダイハツ ロッキー&トヨタ ライズに搭載される「eスマートハイブリッド」ですが、複数の店舗が「今回の改良でハイブリッドは搭載されません」と返答しました。

そうなるとタントが改良を実施したことによるメリットは、先に述べた安全装備の充実です。

タイプ別の詳しい価格を検証! 旧価格からの値上げ幅もチェック

冒頭で全グレードの価格をまとめて紹介しましたが、ここからは標準ボディ・カスタム・ファンクロスのタイプ別に、旧価格と比べてどれだけ値上げされたのかを詳しく見ていきます。

まず標準ボディにノーマルエンジンを搭載した最も安価な「L」は149万6000円になります。売れ筋の装備を充実させた中級の「X」は162万8000円です。

標準ボディにも動力性能に余裕のあるターボが以前から用意され、その価格は179万3000円です。

項目LXXターボ
新価格

149万6000円

162万8000円

179万3000円

旧価格

148万5000円

161万7000円

173万2500円

値上げ幅

+1万1000円

+1万1000円

+6万500円

エアロパーツを装着したカスタムは、ノーマルエンジンの「カスタムX」が188万6000円で、ターボの「カスタムRS」は200万円を超えて202万4000円です。

項目カスタムXカスタムRS
新価格

188万1000円

202万4000円

旧価格

187万円

196万3500円

値上げ幅

+1万1000円

+6万500円

外観がSUV風のファンクロスは、カスタムよりも価格が少し安く、ノーマルエンジン搭載車は182万500円で、ターボは196万3500円です。

項目ファンクロスファンクロスターボ
新価格

182万500円

196万3500円

旧価格

180万9500円

190万3000円

値上げ幅

+1万1000円

+6万500円

「価格に幅があるだけに、予算的にどのグレードまで狙えるか悩ましい…」とお感じではありませんか?

「L」から200万円超の「カスタムRS」まで幅があるだけに、どこまで手を伸ばすかは悩みどころですよね。

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値上げの理由を解説! ノーマルエンジンは+1万1000円、ターボは+6万500円

改良されたタントの価格を従来型と比べると、ノーマルエンジン車は1万1000円値上げされます。これは先に述べた衝突被害軽減ブレーキの機能を向上させた対価です。原材料費の高騰などに伴う価格アップも含まれます。

ターボは6万500円の上乗せです。この点について販売店は、以下のように説明しました。

「今のところ(2026年7月中旬時点では)、メーカーから装備品の表やリストが来ていないため、ターボの価格アップがほかのグレードを上まわり6万500円になる理由は不明です。それでもライバル車との優劣を考えると、(運転支援機能の)アダプティブクルーズコントロールが、現在のオプションから標準装着に変わるのではないでしょうか。ライバル車には運転支援機能が標準装着されるのに、タントはオプションです。改良後は、せめてターボだけでも標準装着するのだと思います」。

改良を受ける前の現行型で「アダプティブクルーズコントロール」、車線に沿って走れるようにステアリングを制御する「レーンキープコントロール」、「ETCユニット」などを含んだ「スマートクルーズパック」のセットオプション価格は5万5000円です。

そこに安全装備の充実などに伴ってノーマルエンジン車が値上げされる1万1000円を加えると、合計6万6000円です。ターボが6万500円の値上げなら、ほぼ計算は合います。

ターボ車の値上げの内訳(推定)金額
スマートクルーズパック(現行のセットオプション)

5万5000円

安全装備の充実などに伴う値上げ

1万1000円

合計(目安)

6万6000円

実際のターボの値上げ幅

6万500円

正確な装備の変更は、メーカーが発表しないと分かりませんが、改良によって安全装備が充実することは間違いないでしょう。

買い得グレードを検証! 割安な標準ボディ「X」がおすすめ

改良を受けた後でも、最も買い得なグレードは、以前と同じ標準ボディの「X」(162万8000円)です。ライバル車になるN-BOXの標準ボディ(176万8800円)よりも14万800円安く、装備がシンプルでもタントは買い得です。

使い勝手の良い「ミラクルオープンドア」がタントの魅力

特にタントは、左側のピラー(柱)をスライドドアに埋め込んでいます。左側のドアを前後両方ともに開くと、開口幅が1490mmに広がります。

雨天時などは、ベビーカーを抱えたまま乗り込み、子供をチャイルドシートに座らせる作業を車内で行えて便利です。開口幅が広いため、高齢者が乗り降りする時も、体をねじることがありません。

この機能まで含めると、標準ボディのタント「X」が162万8000円であれば買い得です。

「乗り換えたいけど、今の車って結局どのくらい価値が残っているんだろう」と気になりませんか?

タントが発売7年でも割安さを保っているように、車種によっては今の愛車も想像以上に価値が残っているケースがあります。

その残っている価値を乗り換え資金に充てられれば、狙えるグレードの選択肢もぐっと広がります。

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まとめ:発売7年でも価格は割安、選ぶ価値は十分

現行タントは発売から7年を経過して、ライバル車に比べると長い時間を経過していますが、今でも価格が割安で選ぶ価値は十分にあります。

気になった方は、ぜひ販売店でミラクルオープンドアの使い勝手を確認し、ライバル車と比較試乗してみてください。

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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正/森山 良雄/MOTA編集部 画像提供:ダイハツ工業】

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新車価格:
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中古価格:
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筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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