スバル BRZ 試乗レポート/松田秀士(1/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:佐藤靖彦
ボクサーエンジン×リア駆動の究極マシン、ここに極まれり!
スバルBRZはトヨタ86との兄弟車だ。東京モーターショーを前にして、富士スピードウェイで開催されたトヨタモータースポーツフェスティバルで豊田社長自ら86のステアリングを握り華々しいデビューを飾ったのに対して、スバルはBRZのスーパーGTマシンを早くも東京モーターショーに展示し、黒木メイサの新曲とBRZをコラボさせて彼女をステージに登場させた。
この盛り上がりぶり、久々ではないだろうか?BRZと86の2台の発売はまだ来年2月なのだというのに。ところで、トヨタとスバルが何故このようなスポーツカーを共同開発することになったのだろうか?
それは05年にスバルの米国工場でカムリの生産をスバルが請け負った頃に遡る。両社で面白いクルマが出来たらいいねということになり、レガシィベースの台車を作成しスタディを重ね、2年後の07年に覚書を交わす準備に入ったという。つまり、両社の開発陣が持つクルマへのこだわりが、86とBRZを誕生させたといってもよいのではないだろうか。
そして、08年にトヨタ、スバル、ダイハツの共同記者会見の席でFRスポーツとして発表されたのだ。プロジェクトチームはスバル主体で進められ、ベースとなったレガシィよりさらにコンパクトなスタディモデルへと進化していった。
先のLAショーでSTIコンセプトとして発表されたのは記憶に新しいが、BRZのコンセプトはピュアハンドリングディライト。軽量で運動性能の高いスポーツモデルということ。そのネーミングの由来は水平対向エンジンボクサーのB、リア駆動のR、究極のZからきている。
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