魅せるスポーツホイール「ZR10」の2ピースモデルが登場! 深いリムが美しい「WORK EMOTION ZR10 2P」/WORK Vol.14

レースの遺伝子を受け継いだスポーツホイールブランド「WORK EMOTION」

WORK WORKエモーションZR10 2P

1977年の設立以来、モータースポーツからストリートまで、日本のホイールシーンをリードしてきたホイールメーカーの老舗「WORK(ワーク)」。レーシングチームと共同開発を行いながら、数々のレーシングホイールを生み出しています。

数あるWORKのホイールの中でも、"サーキット直系の魅せるスポーツホイール"として人気のブランドが「WORK EMOTION(ワーク エモーション)」です。国内はもとより、北米のチューニングやカスタムシーンで高い装着率を誇っています。

このブランドは、機能とビジュアルという2つのベクトルを高次元に兼ね備えた数々のモデルを世に送り出し、最新のストリートスタイルを求めるユーザーの心を鷲づかみにしてきました。

当記事では、そんな「WORK EMOTION」ブランドの最新モデル「WORK EMOTION ZR10 2P」をご紹介していきます。

カスタマイズと走りを高い次元で両立する“魅せるスポーツホイール”としてZR10から進化した2ピース構造の10スポークモデルの魅力に迫っていきましょう。

>>WORKのオフィシャルサイトはこちら【公式】

レースの遺伝子を受け継いだ「WORK EMOTION」とは

まずは、「WORK EMOTION」の歴史から紹介していきましょう。

そもそも「WORK EMOTION」の始まりは、1999年に全日本GT選手権シリーズに参戦したマシンに装着した「ES 990111」という開発ナンバーを持つ、マグネシウム鍛造1ピースホイールまで遡ります。このプロトタイプホイールが、WORK EMOTIONの始祖であり、後の「WORK EMOTION CR kai」としてストリートシーンへと現れたのです。

サーキットで生まれ、サーキットで鍛えあげられた、レースの遺伝子を受け継いだWORK EMOTION。スポーツホイールとして求められる軽さと強さを実現していますが、このブランドのホイールの魅力はそれだけはありません。

「WORK EMOTION」の代表的なラインアップを紹介しましょう。まずは、最も歴史のあるホイールでもある「CR Kiwami」。そして、その「Kiwami」のデザインを踏襲しつつ、2ピースモデルへと進化させた「CR 2P」、その上に設定される3ピースモデル「CR 3P」へと続きます。

さらに、ベーシックな5スポークモデルとなる「T5R」と、伸びやかな7本スポークと輝度の高いリムの組み合わせがプラスアルファの存在感を放つ「T7R」などがあります。それぞれのホイールが華麗で鮮やかであり、美しく、クールというビジュアルを兼ね備えています。

優雅なアールで描くフェイスに、視線を引きつける3D造形など、スポーツホイールの魅せどころを凝縮して工夫をめぐらせた「WORK EMOTION」は、チューニング&カスタムシーンで確固たるポジションを確立してきました。

続いて、「ZR10 2P」の派生元である「ZR10」についてご紹介しましょう。

▼「WORK EMOTION」の詳細はこちら

SUPER GTで培ったノウハウを、ストリートモデルにフィードバックした「ZR10」

「WORK EMOTION」が誕生して20年を記念して登場した、ブランド初となる10スポークホイールモデル「ZR10」

市販車がベースのレーシングカーでレースが行われる「SUPER GT」で、チャンピオンを獲得したこともあるホイールからフィードバックされています。

レース車両に装着されていたのは鍛造1ピースホイールでしたが、そこで培ったレースのノウハウを活かして鋳造の市販品として開発。そして誕生した「ZR10」は、高剛性、軽量の両立に成功した意欲作です。

注目は、流麗で立体的なデザインのスポーク。ディスク面のセンターに向かって鋭角に落とし込むようデザインされたコンケイブラインが特徴。また、センター部から垂直に持ち上げられた円筒の高さによって、コンケイブを際立たせるスポークデザインとなっています。

さらに、P.C.D.ホールを繋ぐセンターパートの縦壁には、カーブに沿ったザグリ加工(段加工)がされ、軽量化が図られています。

ほかにも、スポークのサイド部は極限まで絞られているなど、このディスクデザインには無駄な部分を一切省いているという印象です。

WORK EMOTION ZR10

SUPER GTで得たノウハウをもとに、応力分散(外から受けた力を内部で分散すること)に優れた10スポークデザインにより、極限まで軽量化と高剛性を求めているのです。

※参考重量(WORK EMOTION内での比較)

ZR10 18×8.5 +32 5G 9.04kg

T5R 18×8.5 +45 5G 9.58kg

T7R 18×8.5 +45 5G 9.75kg

17〜19インチモデルにはWFT(WORK FLOWFORMING TECHNOLOGY:ワークフローフォーミングテクノロジー)を採用。これはリム部分に圧力をかけながら伸ばして成型するフローフォーミング製法のことで、インナーリムに求められる「ひっぱり強度」や「粘り強さ」を飛躍的に高めるとともに、アウターリムの耐衝撃性を高めています。

リップカットは、アウターリムフランジ部のみを切削。フランジ部をシャープに見せることに加え、ホイールの存在感を高めながら、マルチピース的なビジュアルを獲得しています。

標準カラーは、アズールホワイトに、チタンダイヤリップカット、ブラックダイヤリップカット、グリミットブラックダイヤカットリムの4色。センターキャップは10タイプからセレクトできます。

さらに刺激的なスタイリングを求めるならば、カスタムオーダープランも用意。エナジーライムグリーンやホーネットイエロー、キャンディレッド、アステリズムブラックなど、刺激的なストリートスタイルに仕立てられるはずです。

レースの遺伝子を受け継ぐWORK EMOTIONのシリーズ生誕20周年を迎えた記念すべきアニバーサリーモデル「ZR10」。進化を続ける“魅せる系ストリートホイール”のアイコンとして、国内外からの強い視線を集めています。

>>「WORK EMOTION ZR10」の詳細はこちら【公式】

「ZR10」を正常進化させた2ピースモデル「ZR10 2P」

そんなSUPER GTで得たノウハウを投入したZR10の基本造形を継承しながら、2ピースモデルへと正常進化したモデルが、今回ご紹介したい「WORK EMOTION ZR10 2P」です。

「リムのWORK」と国内外から高い評価を得てきたWORKの高強度や高剛性リムの魅力を味わえるのが、マルチピース(2ピース&3ピース)。

なかでも2ピースホイールは、ホイールとハブとの間に挟むスペーサーを装着することなく、ホイールの中心線とホイール取り付け面の間の距離であるインセットを1mm単位でセレクトできるのが魅力となっています。この自由度の高いインセットにより、スタイリングのクオリティを大きく高められるフォーマットなのです。

「ZR10 2P」を語る上で忘れてはいけないのが、「WAE(Work Advanced Edition)」の鋳出し文字です。

WORKの卓越した解析技術を投入し、軽量&高剛性に特化して設計した秀でたスペックモデルのみに与えられる称号が「WAE」です。この「ZR10 2P」にも、ディスクのリム付近に「ZR10 2P」と並んで「WAE」が鋳出し文字で入っています。

「ZR10 2P」は、最長級のスポークを持ちながら、シリーズ最軽量級、リム深度にいたってはシリーズ最深度級と究極のスペックを誇るモデル。カスタマイズと走りを高い次元で両立する“魅せるスポーツホイール”として、進化&深化した1本なのです。

豊富なリムバリエーションにミリ単位インセットなど、魅力のある2ピース

WORK 「EMOTION ZR10 2P」

2ピースホイールの最大のメリットは、前述の通り、1ピースでは成し得なかったリムが手に入ることです。「ZR10 2P」では、18インチから20インチで、ホイール幅は7.0~12.5Jから選ぶことができるほど、豊富なリムサイズを用意。ミリ単位のインセットが選べるのは、1ピースや3ピースにはできない2ピースホイールの特権です。

純正フェンダーはもちろん、幅の広いタイヤを収めるための「オーバーフェンダー」や、ワイドなイメージを演出することができる「ブリスターフェンダー」などでワイド化したフェンダーにジャストなインセットを選ぶことができます。

また、リム形状を選べるのもポイント。「ZR10 2P」では、リムの存在感を主張する段のついた「ステップリム」(19インチ&20インチ)と、段がなくリムの深さに訴える「フルリバースリム」(18インチ&19インチ)をラインアップしています。目指すスタイルに合わせてチョイスできるメリットもあるのです。

豊富なリムカラーバリエーションがオリジナルティを高める!

WORK 「EMOTION ZR10 2P」

ディスクデザインは、「ZR10」を基本的に受け継いでいます。

美しくラウンドしながらコンケイブする10本スポークや彫りの深いスポークサイドのリブ形状、スポークに食い込むP.C.D.ホール外側形状が「ZR10」との共通点です。

また「ZR10」と同様に、ディスクデザインより一段落とし込んだセンターサークル、そしてセンター部のP.C.D.外周上に取り込んだデザインホールなど細部を見るほどに、無駄な肉を極限までそぎ落として軽量化するレーシングホイールさながらの作り込みが見えてきます。

「ZR10」との最大の違いは、2ピース化にともない別体となったディスクとリムのつながりです。リムとの接合部直前でスポークを急激に落とし込むことで、深いリムを手に入れています。

「ZR10 2P」では、ミドルコンケイブとディープコンケイブの2つの形状を用意。車両やスタイルに合わせたセレクトが可能になっています。段が付いているステップリムを組む際にも、ディスクの突出を抑えるなど、ディテールへのこだわりが見えてきます。

WORK 「EMOTION ZR10 2P」

ディスクカラーは、クリアカラーとセミオーダーカラーが選ぶことができます。

さらに、2ピースモデルの「ZR10 2P」であれば、アルマイト系(ブラック/マットブラック/ブロンズ/マットブロンズ/カットアルマイト)、ブラッシュドという個性的なカラーリングからリムのチョイスが可能。2ピースならではの自由度の高い組み合わせにより、世界に1本のホイールに仕上げられるのです。

>>「WORK EMOTION ZR10 2P」の詳細はこちら【公式】

進化&深化した「WORK EMOTION ZR10 2P」は必見!

ドリフトやスタンスなど、多様化するストリートスタイルをリードするブランド「WORK EMOTION」。最新モデルの1ピースモデル「ZR10」から進化した2ピースモデル「ZR10 2P」は、レースの遺伝子を受け継いだ軽量・高剛性を獲得しながらも、デザインを強調したディテールと、豊富なカラーバリエーションを究極に融合しています。

ストリートスタイルに向け、“魅せるスポーツホイール”として、進化&深化を極めた車両の装着イメージがもっと見たいという方は、「WORK EMOTION ZR10 2P」の装着ギャラリーもぜひチェックしてみてください!

>>WORK装着カーを集めたフォトギャラリーはこちら【公式】

筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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WORKとは?

WORK(ワーク)は、大阪府に本社を置く自動車用ホイールの老舗メーカー。創業した1977年以来、独創性なデザインと高い品質を兼ね備えたホイールを製造し続けており、日本は元より世界中から高い評価を得ている。ワークは日本国内では3本の指に入る屈指のホイールメーカーであり、乗用車用ホイールから競技車両用ホイールまで幅広いラインアップを揃えており、デザイン・性能・品質共に世界トップレベル。

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