初代インスパイアが懐かしい! FFミッドシップのホンダ製4ドアハードトップを中古車で探してみた

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バブル真っ只中の1989(平成元)年、ホンダからFFミッドシップ縦置き5気筒という特殊なレイアウトを持つ4ドアハードトップ「アコード インスパイア」(初代)と兄弟車「ビガー」(3代目)が、トヨタ マークIIに対抗する新種の高級車として誕生しました。超ロングホイールベースのフォルムが個性的で格好良かったなあ…

個性的で恰好よかった! ホンダ インスパイアの懐かしい姿を画像でサクッとチェック!

いまでも中古車で買うことはできるのでしょうか。サクッと検索してみました。

目次[開く][閉じる]
  1. この頃のホンダ車らしい独創性にあふれた高級モデル
  2. 初代インスパイア(とビガー)を中古車で探してみたら
  3. 30年以上が経過してもなお記憶に残るクルマ、初代インスパイア

この頃のホンダ車らしい独創性にあふれた高級モデル

1989年秋、4代目アコードのフルモデルチェンジにホンダが用意していた隠し玉が、4ドアハードトップの上級版「アコードインスパイア」と、その兄弟車「ビガー」でした。

アコードが4気筒エンジンなのに対し、インスパイアは5気筒、しかも縦置きにするというFFミッドシップレイアウトが、この頃のホンダらしい個性にあふれていました。

こうした独創のレイアウトはデザインにもしっかり反映されていて、ロング&マッシブノーズ/ショートデッキ、そして超ロングホイールベース&ショートオーバーハングという個性的なフォルムが実に新鮮でした。

その後3ナンバーワイドボディ・2.5リッターモデルも追加

ちょうどその頃3ナンバー車の税制が排気量毎になり、2.5リッター車の税金も下がったことに合わせ、ワイドボディ・2.5リッターの「インスパイア」も1992(平成4)年に誕生しています。

当時大ブームだったハイソカー、トヨタ マークII3兄弟のアンチテーゼとしてホンダファンから絶大な支持を集め、売れ行きを伸ばしていましたね。

そんな時代のアコードインスパイア/インスパイア/ビガーをいま探すと、どんな感じなのでしょうか。

初代インスパイア(とビガー)を中古車で探してみたら

さっそく、MOTAの中古車検索で探してみました。初代インスパイア(およびアコードインスパイア)は、1989(平成元)年から1995(平成7)年まで生産されました。

白全盛の時代に、なぜかインスパイアは濃色ボディが多かった

2020年8月26日現在でアコードインスパイアが4台、インスパイアが4台という結果でした。

ちなみに今回ヒットした8台ともダークグリーンやブラックなど、いずれも濃色のダークカラーばかり。確かにあのころ街で見かけたインスパイアって、みんなこういう夜が似合いそうな色味が多かったですね。

ライバルのマークII兄弟は、どこを見まわしても白系ばかり。そんなホワイトパール全盛の当時に、あえてインスパイアを選ぶこだわりのユーザーにとって、こういうオトナの雰囲気もまたツボだったのかもしれません。

初代インスパイアの中古車価格は、高騰前夜の状態なのか!?

価格は28.8万円(平成6年式・4.6万キロ・修復歴アリ)から119万円(平成5年式・1.4万キロ!)までと、これまでご紹介してきた昭和・平成カーの中では割安な価格帯でした。

「これならイケる!」

そう思った方は、一度お店に問い合わせてみてはいかがでしょう。実車を見学して、あの頃の想い出と共にグッとくるものがこみあげてきたら・・・ここで30年前の中古車のリスクをあれこれ言うのは野暮というものです。もちろんそのまま乗るのではなく、整備の計画なども含めざっくばらんにお店の方と相談してみるのが良いでしょう。

3代目ビガーは今や希少車なのか!?

続いて初代アコードインスパイア・インスパイアの兄弟車、ビガーの中古車在庫もチェックしてみましょう。

な、なんとこちらは2020年8月26日現在、在庫0台(涙)。タイミング次第ではまた出てくるかもしれませんが、当時の販売台数の差もあってか、既に希少車の部類になってきているのかもしれません。

ホンダ/ビガー
ホンダ ビガーカタログを見る
新車価格:
238.2万円357万円
中古価格:
102.2万円137.8万円

30年以上が経過してもなお記憶に残るクルマ、初代インスパイア

ホンダ インスパイアはその後もアコードの上級モデルとして代を重ねていましたが、2012年に5代目モデルを最後に国内から姿を消してしまいました(ビガーはこの代限りでモデル消滅…)。

初代インスパイアが活躍した平成初期から30年以上が経過し、日本ではセダン車のブームもすっかり去ってしまいました。国内で売られるアコードも、465万円の立派な高級車としてかろうじて残っているような状態です。

こうして振り返ってみると、初代インスパイアは本当に個性的でインパクトの強いクルマだったことが改めて再認識されます。そんないかにもホンダらしい強烈なセダン車が再び現れることを、密かに期待して待つとしましょう…。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

文中の中古車在庫数等の情報は2020年8月26日現在のMOTA中古車検索によるものです

ホンダ/アコードインスパイア
ホンダ アコードインスパイアカタログを見る
新車価格:
226.1万円286万円
中古価格:
111.9万円161.8万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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