【2023年最新】ホンダ 新型アコードの予想価格は485万円! ホンダセンシング360やグーグル・ビルトインなど最新装備多数|発売は2024年春を予定

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ホンダの新たなフラッグシップセダンとなる新型アコード。

そんな新型アコードが2023年9月21日にホームページで先行公開されました。先行予約の受付は2023年12月から、発売は2024年春と予定されています。

今回は新型アコードの予想価格やデザインなどに加え、新たに導入されるグーグル・ビルトイン機能や先進予防安全装備「ホンダセンシング360」などの先進装備について、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型アコードは2023年12月に先行予約が開始
  2. 新型アコードの外観(エクステリア)とボディサイズ|国産セダンとしては大きめのサイズになりそうだ
  3. 新型アコードのシート|先代で不評だった後席シートを大幅改善
  4. 新型アコードのインパネ、車内装備|グーグル・ビルトインやアンビエントライトなどの装備が搭載
  5. 新型アコードのエンジンとハイブリッドシステム|燃費と動力性能が向上
  6. 新型アコードの先進安全装備|「ホンダセンシング360」でさらに安心・安全なドライブが可能に
  7. 新型アコードの価格とグレード|予想価格は485万円程度、1グレードのみの設定となりそうだ
  8. 新型アコードがホンダブランドのイメージ復活につながる?

新型アコードは2023年12月に先行予約が開始

最近国内ではSUVの売れ行きが好調で、その代わりにセダンが減っています。ホンダのラインナップは2023年1月にアコードの販売が終了して以来、セダンを新車では購入できませんでした。ホンダ 新型シビックも日本仕様は5ドアハッチバックのみです。

一方、北米市場では、2022年11月に新型となるアコードが発表されました。そして日本でもいよいよ新型アコードが登場します。新型アコードは2023年12月に先行予約が開始され、2024年春には販売と納車が始まる予定です。

ちなみに新型アコードは北米での発表が2022年11月で、日本はその1年後に先行予約の開始となるので、日本のユーザーからすると随分待たされた気分になります。

ただし先代アコードは、北米での発表から約2年半経過したころ日本で発売されました。そのために先代アコードの販売期間は、3年弱と短くなりました。先代アコードに比べると、新型アコードの発売タイミングは早いです。

新型アコードの外観(エクステリア)とボディサイズ|国産セダンとしては大きめのサイズになりそうだ

新型アコードの詳細は発表されていませんが、プラットフォームなどは基本的に先代アコードと共通になります。

新型アコードの外観(エクステリア)はセダンでありながら、リアゲートを大きく寝かせたファストバック風のデザインです。リアコンビネーションランプは、一文字のデザインで、ボディをワイドに見せています。

新型アコードのボディサイズについて、詳細なデータは現時点では公表されていません。先代アコードは全長が4900mm、全幅は1860mm、全高は1450mmでした。

新型アコードも先代アコードに近いサイズとなりそうです。新型アコードの開発者は「フロントオーバーハング(前輪よりもボディが前側に張り出した部分)は長くなります」とコメントしました。

北米で販売されている新型アコードは全長が先代比で70mm伸びており、そのまま国内仕様に当てはめると4970mmに達します。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は先代アコードの2830mmを踏襲していますが、国産セダンとしては大柄となります。

ボディサイズが大きくなり、運転感覚に不安を覚えそうな新型アコードですが、運転席に座るとボンネットが良く見えるように設計されているため、サイズの割にボディの先端位置や車幅が分かりやすいです。

新型アコードの開発者は「新型アコードではボンネットの高さと形状を改善して、先代アコード以上に見やすくしました。ワイパーも停止時は視野に入らないように工夫しています」と述べました。

また、新型アコードのサイドウィンドウは3分割されています。そのうち、最もリア側に位置する三角形のウィンドウは、形状が変更されました。サイドウィンドウの下端を少し下げたことで、斜め後方の視界を向上させています。このように新型アコードのボディは大きいですが、運転のしやすさには配慮されています。

新型アコードのシート|先代で不評だった後席シートを大幅改善

新型アコードのシートについてもご紹介しましょう。新型アコードの前席はサイズが大きく、ゆったりと座ることができます。

新型アコードの開発者は「新型アコードのシートの基本骨格は先代アコードと共通ですが、内部の形状と座面の左右の端を見直して座り心地を向上させました」と言います。

新型アコードの後席は体が少し沈んだ部分でしっかりと支えるため、ボリューム感があります。

さらに新型アコードの後席は座面の前側が持ち上げられたことによって、腰が適度に落ち込み、着座姿勢も安定します。

新型アコードの開発者は「先代アコードの後席については、座った時に体が滑りやすいという意見がありました。そこで新型アコードでは座面の形状を変更して、座り心地を改善しています」と述べています。

新型アコードの前後席に座る乗員同士の間隔は先代アコードと同じですが、身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ3つ分に達します。

トヨタのVIPモデルであるセンチュリーセダンが握りコブシ3つ半なので、新型アコードの後席は、セダンの中では最大級の広さと言えます。新型アコードは4名で乗車しても、長距離を快適に移動できるでしょう。

新型アコードのインパネ、車内装備|グーグル・ビルトインやアンビエントライトなどの装備が搭載

新型アコードのインパネについてご紹介します。新型アコードのインパネ中央部分には12.3インチのホンダコネクトディスプレイが装着されました。

ホンダコネクトディスプレイでは最新のコネクテッドサービスであるグーグル・ビルトインやグーグル・マップ、グーグル・プレイなどが使えます。

グーグル・マップはスマートフォンで利用するタイプと画面の表示などは基本的に共通ですが、新型アコードでは車両の機能とも連動しています。

したがってGPS通信衛星からの信号が途絶える地下道などでも、新型アコードのホンダコネクトディスプレイ上ではしっかりと現在位置が確認できます。

このグーグル・マップの地図は10.2インチのメーターパネルにも表示できますが、メーターパネル上に表示される画面では拡大や縮小の調節はできません。

新型アコードの車内の装備でユニークなものはアンビエントライトです。新型アコードではインパネやドア、センターコンソールなどに照明が装着され、この色彩を自由に選ぶことができます。

車内の温度調整や音声認識の作動中には、これらの色彩を変えて視覚的に機能が作動していることが分かるようになってます。

新型アコードの開発者は「アンビエントライトは地域によって好みが分かれ、人気が高いのは中国市場」と言います。

そして新型アコードのエアコンの温度設定やアンビエントライトの色彩は、ユーザーの好みを記憶させることも可能です。色彩設定に関する操作はコネクテッドディスプレイで行えます。

新型アコードのインパネのデザインは新型シビックに似ていて、横長に配置された網目状のパネルに特徴があります。エアコンの吹き出し口はこの網目状のパネルの中に収められました。

新型アコードのインパネ周辺の質感は全体的に高いです。

新型アコードのエンジンとハイブリッドシステム|燃費と動力性能が向上

新型アコードのパワーユニットは、ハイブリッドのe:HEVのみで、シフトノブの操作方法は他のe:HEVと同じです。

新型アコードのシフトノブのD(ドライブ)レンジはプッシュボタン式、R(リバース)レンジはスイッチを手前に引く方式で、操作は一般的なAT(オートマチックトランスミッション)車に採用されるストレートパターン(※)に比べて繁雑に感じられます。

(※)一列にP(パーキング)、R、N(ニュートラル)、Dが配列されているもの

新型アコードのパワーユニットは従来型と同じく、直列4気筒2Lエンジンを使ったハイブリッドのe:HEVですが、システムが見直されました。

新型アコードの排気量は2Lで先代アコードと同じですが、新型アコードのエンジンは先代アコードのポート噴射式から直噴式に変更されています。この変更によって、新型アコードでは先代アコードに比べて燃費と動力性能が向上されます。

またホンダのe:HEVと呼ばれるハイブリッド機能は、基本的にはエンジンが発電機を作動させ、モーターがホイールを駆動させる仕組みです。

その一方で高速道路の巡航時などは、エンジンがホイールを直接駆動して燃費効率を向上させる制御も行われます。

それが新型アコードのe:HEVでは、従来の同軸モーターから平行軸モーターに変更され、直接駆動の利用範囲も拡大させました。新型アコードでは先代アコード以上に燃費の向上が期待できます。

新型アコードの先進安全装備|「ホンダセンシング360」でさらに安心・安全なドライブが可能に

新型アコードの装備については「ホンダセンシング360」が注目されます。ホンダセンシング360は有効水平画角が約100度のフロントカメラに加え、フロントレーダー、各コーナーに装着された5個のミリ波レーダーにより、車両の周囲360度の測定対象を検知、情報を取得できるようになりました。

このホンダセンシング360の機能により、例えば新型アコードが見通しの利かない交差点にいるときには、死角に入る前方の左右から接近する車両なども警告されるため、より安全に走行することができます。

このように、新型アコードの安全性能は先代アコードに比べて一層向上されました。

新型アコードは、そのほかの装備も充実しています。

一例を挙げると、先代アコードに設定されていたショックアブソーバーの減衰力を変化させるアダプティブダンパーシステム、さらにBOSE製のオーディオなども新型アコードには標準装着されます。

新型アコードの価格とグレード|予想価格は485万円程度、1グレードのみの設定となりそうだ

新型アコードの価格やグレードは未定です。新型アコードの価格については、先代アコードの価格は465万円なので、装備の充実と各種のコストアップにより、485万円くらいに達する可能性もあります。ただし500万円を超えると割高感が大幅に強まるので、新型アコードは500万円以下に留めるでしょう。

たとえば、新型アコードのライバル車となる同じセダンのトヨタ 新型カムリの価格は、最上級のWSレザーパッケージが448万4000円です。新型カムリはJBLプレミアムサウンドシステムとパノラミックビューモニターをオプション装着して462万4800円なので、ホンダとしては新型アコードの価格も先代アコードと同じ465万円に抑えたいところでしょう。

また、新型アコードのグレードは、おそらく先代アコードと同じく1グレードのみの設定になりそうです。

新型アコードがホンダブランドのイメージ復活につながる?

今のホンダの国内販売状況を見ると、軽自動車の新型N-BOXが約40%に達し、新型N-WGNなども加えると軽自動車だけで50%を超えます。さらにコンパクトミニバンの新型フリードも加わると、国内で売られるホンダ車の約70%をコンパクトなサイズのクルマが占めてしまいます。

ホンダのブランドイメージは従来とは大きく変わり「小さくて背の高い実用的なクルマのメーカー」になりました。

伝統のある新型アコードは、ホンダのブランドイメージをこれまでの「スポーティで独創的なクルマを作る会社」に戻すための大切な車種になります。

新型アコードにも純正アクセサリーのスポーツラインが割安に装着されるなど、新型アコードをホンダのイメージリーダーカーに据えられるか否か、それはホンダ全体のブランドイメージにも大きな影響がありそうです。

新型アコードは大量に販売されるクルマではありませんが、ホンダにとって大切な商品です。先代アコードでは60代ユーザーには好評でしたが、40〜50代のユーザーが縮小し、他メーカーのセダンへの流出が見られました。

そこで、今回の新型アコードでは、新たな付加価値となるホンダセンシング360やグーグル・ビルトインなどの新しい機能を追加し、スタイリッシュな外観デザインと合わせて先進的なイメージにまとめられました。

新型アコードの実車が展示された際にはぜひ新型アコードの実車に乗り込み、見て触って、ホンダが考える「これからの時代に調和した先進移動体験」を感じてみてください。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:MOTA編集部】

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筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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