強敵クラウンにも負けない個性! Y31 日産 グロリア グランツーリスモに今あえて乗ってみたい!

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“グランツーリスモ”と聞いて、ゲームではなくまずセドグロを思い出したそこのアナタ! Y31グランツ、格好良かったですよね。日産がまだクラウンと互角に戦えていた1980年代後半、ちょっとスポーティな路線でヤンチャな大人たちにも支持されていた高級車「グロリア」。いま買うといくらなんでしょうか。調べてみました。

グランツーリスモといえばグロリアでしょ! Y31グロリアのフォトギャラリーをチェック[画像21枚]

Y31“グランツーリスモ”は高級車にスポーツ路線を持ち込んだ先駆けだった

8代目となる日産のY31型グロリアは、1987(昭和62)年6月に兄弟車セドリック(こちらは7代目)と共に誕生しています。

この時日産は、宿敵「トヨタ クラウン」との差別化として、ひとつの策を編み出しました。エアロパーツで武装した別系統のスポーティグレード「GranTurismo(グランツーリスモ)」を誕生させたのです!

より豪華に! を追い求めていた国産高級車の世界で、グランツーリスモの登場は当時なかなかの衝撃。クラウンでは飽き足らないヤンチャなオトナたちから大いに支持されました。それがのちにクラウンにも「アスリート」を誕生させるきっかけにもなったのです。

高級車グロリアにハイパワーなV6ツインカムターボの搭載!? にも驚いた

2世代前の430型で国産初のターボエンジンを搭載したセドリック・グロリアでしたが、よりハイパワーなVG20DET型ツインカムターボエンジン(185馬力)の採用にも驚かされました。のちのマイナーチェンジでは初の5速ATを採用し、インタークーラーの追加もあって出力も210馬力までアップ! 同時期にY31シーマを生み出した、当時の日産特有のイケイケな勢いを感じます。

今でこそ国内外の高級車にスポーティグレードのラインナップは当たり前のようにも思えますが、実はここが元祖だったのかもしれません。凄いぞ(この頃の)ニッサン!

Y31グロリアの中古車を探してみた!

ついついアツくなって、前置きが長くなりました(笑)。Y31グロリアの中古車をMOTAの中古車検索で探してみましょう。

ちなみにグロリアグランツーリスモを探したかったら、「グロリアセダン」も併せてチェックするのを忘れずに。タクシーとして長く愛用されたY31セダン群の中に、販売店が間違って登録したであろうハードトップのグロリアも混在していることがありますので(笑)。

どうする!? 今ならまだY31グランツが150万円以下で買えそうだぞ!

2020年8月10日現在、全国で13台のY31グロリアハードトップが見つかり、その中にグランツーリスモ系は7台あります。

最安値は平成3年式最終型 V20ツインカムターボ グランツーリスモSV、走行14.9万キロで48万円。最高値は平成元年式 V20ツインカムターボ グランツーリスモSV、走行2.7万キロで198万円で、他は全て150万円以下でした。

ちなみにY31セドリックまで範囲を拡げるとグランツーリスモ系がさらに5台ヒットしました。こちらは55万円から150万円と、やはり150万円以内。現在はそのあたりが主な相場のようです。ん、それならイケるかも! と思った方も多いのでは!?

あの頃憧れていたY31グランツーリスモに、今あえて乗ってみる

昭和の終わりから平成のアタマ頃、横浜辺りを舞台にする刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズや「あいつがトラブル」等の劇中でパワードリフトをキメていたY31グランツーリスモ(ドラマの中ではサブキャラ扱いでしたが)の雄姿にシビレていたそこのアナタ!

30年超えのネオクラ中古車を手に入れるのはなかなか勇気のいることですし、実際トラブルもあると思いますが、いつまでも待ってくれないのが中古車というもの。「あーあの時に買っておけば良かったぁー!」と後悔するくらいなら、一度中古車販売店を覗いてみてはいかがですか。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

※文中の中古車在庫数等の情報は2020年8月10日現在のMOTA中古車検索によるものです

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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