“デートカー”プレリュードに憧れた! 欲しくてたまらなかった3代目プレリュードも、今なら買える!?

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女性をデートに誘うためには、クルマが必須アイテムだった…そんな昭和から平成初頭、モテ車の筆頭はオシャレなクーペです。中でも3代目プレリュードは、誰もが憧れる存在でした。第2のF1黄金期を迎えたホンダの市販車で最も光り輝いていたデートカー、プレリュード。いまあえて中古車で手に入れることは出来るのでしょうか。

デートにはクルマが必須だった! そんな時代の必勝アイテム「ホンダ プレリュード」[画像34枚]

目次[開く][閉じる]
  1. “デートカー”の呼び名が格好良かった時代の「プレリュード」
  2. すでに中古車相場は高騰中! 新車当時の価格を超える個体も
  3. あーあったあった! リトラじゃない「プレリュードinx(インクス)」覚えてる!?

“デートカー”の呼び名が格好良かった時代の「プレリュード」

おおっ、後輪が切れてるぞ!

昭和62(1987)年4月、ホンダから3代目のプレリュードがデビューしました。既に2代目で定評を得ていたスポーティなフォルムをさらに洗練させ、より低く、より格好良く進化した2ドアクーペでした。

そして何より話題を呼んだのは、後輪が操舵する「ホンダ4WS」! 定速で大きくハンドルを切った際には前輪と逆方向に後輪が切れることで小回りをグンと効かせ、高速での少ない舵角の際には、前輪と同じ方向に切ることでレーンチェンジでの安定性を高めるというもの。

車庫入れしているシーンを見かけては「おおっ、後輪が切れてる!」と、街をゆく子供たちからも注目を浴びていました(笑)。

すでに中古車相場は高騰中! 新車当時の価格を超える個体も

そんなあの頃の想い出をぎっしり詰め込んだ3代目プレリュード、中古車で買うといくらくらいで手に入れられるのでしょうか。

さっそくMOTAの中古車検索で調べてみました。

2020年8月9日現在、全国で7台の在庫が見つかりました。

実車を観て回った訳ではないので断言は出来ませんが、劣化が進み商品価値の低そうな個体はすっかり一掃された様子。きっと前オーナーにずっと長く大事にされてきたんだろうな、と思わせる在庫が並びます。

最安値はワンオーナー(!)で走行13.8万キロ、平成2年式の2.0XX 4WS 88万円。最高値は走行わずか3.8万キロ、取説・記録簿付きの平成3年式最終型 2.0XX 4WSが228万円。新車時の2.0XX 4WSは165.2万円(東京地区・1989年11月マイナーチェンジ時点)でしたから、もうすっかり新車超えの域です。

実車を観てみたくなったら、必ず事前のアポイントを取って訪問するべし!

もちろん30年前のネオクラシックカーですから、いくら見た目は綺麗だったとしても、買ってそのまま何も気にせず乗れる! とは考えないほうがいいでしょう。もはや補修部品は中古でしか手に入らないと考えたほうが良く、塗装の劣化や見えない部分の錆の補修など、長く付き合うためにはそれ相応の覚悟が求められます。

でも、やっぱりちょっと観てみたいですよね。気になったアナタは、ぜひ実車見学をしてみてください。

ただし中古車を観に行く場合は、必ず事前に連絡してからおもむくことをお勧めします。大事な在庫の場合特に、普段はバックヤードに保管していて、店頭には置いていない場合も多いのです。アナタのホンキ度を伝える意味でも、ぜひ!

あーあったあった! リトラじゃない「プレリュードinx(インクス)」覚えてる!?

ところでみなさん、1989年11月のマイナーチェンジで3代目プレリュードに追加された「プレリュードinx(インクス)」を覚えていますか!? プレリュード自慢のリトラクタブルライトをあえてやめ、通常のヘッドライトとしたモデルです。

こちらも2020年8月9日現在、全国に2台の中古車在庫がありました。こちらはさらにレア!

中でも気になるのは、平成2年式 2.0Si 4WS 239.9万円(新車当時197.7万円!)の個体。

走行8.3万キロワンオーナーでフルノーマル。点検記録簿と取説、さらに当時のカタログまで残ってる! シートにはレースのハーフカバー(懐かしい!)がかけられ、いかにもずーっと大事にされてきた感があります。

こういうのに猛烈に弱い筆者。ああ福岡まで実車を観に行きたいぞ!

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

※文中の中古車在庫数等の情報は2020年8月9日現在のMOTA中古車検索によるものです

ホンダ/プレリュード
ホンダ プレリュードカタログを見る
新車価格:
185.1万円291.8万円
中古価格:
85万円425万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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