【日本にない日本車】 「日本にない日産車」が増える理由とは ~NISSAN360レポート~/桃田健史(3/4)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史/日産自動車
日産3ブランド体制化で、低価格な「日本にない日本車」が増える!?
日本では一般的に、自動車のモデル数は今後、減っていくイメージがある。これは、世界標準車という考え方による。世界市場で、より効率的に売るなら世界標準車を増やせば良いはずだ。
これを日産では、「グローバルブランド・グローバルプロダクト」と呼ぶ。
Bセグメントでは「マーチ/ マイクラ」、Cセグメントでは「ティーダ」、Dセグメントでは「アルティマ」といった具合だ。
■参考:日本にない日本車「日産 アルティマ」/桃田健史[2012年5月5日]
SUVでは、先のフランクフルトショーで発表された新型「エクストレイル」が、北米向け「ローグ」との統合を発表している。
■参考:【フランクフルトモーターショー2013】日産、新型「エクストレイル」を世界初公開[2013年9月10日]
「グローバルブランド・グローバルプロダクト」と「グローバルブランド・ローカルプロダクト」
こうした考え方に対して、新生ダットサンが掲げているのが、「グローバルブランド・ローカルプロダクト」。
ブランドは世界統一でも、仕向け地(販売地)によって商品のデザインやエンジン仕様が大きく違う。新生ダットサンの第一弾は「GO」。1.2リッター・5MTの小型5ドアハッチバック。さらにこの派生車と共に、2014年からインド、ロシア、インドネシア、そして南アフリカ(「GO」のみ)で販売が始まる。
■参考:日本にない日本車「DATSUN(ダットサン)」~日産が懐かしいブランド名を再起用する理由とは~/桃田健史[2013年8月10日]
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