【2024年】軽自動車の安全性能比較! 安全でおすすめな軽自動車ランキングTOP5

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軽自動車はボディが小さい、普通車に比べて価格が安いため、安全性が気になりますよね。

NASVA(独立行政法人自動車事故対策機構)が公開している「安全性能評価試験」によると、軽自動車でもかなりの高得点が取れている車種もあります。

この記事では、軽自動車の安全性の実情や、NASVAの試験によって安全性が高いと判定された軽自動車をランキング形式で紹介します。

あわせて、安全装備の例や、安全性で選ぶメリット/デメリット、安全な軽自動車の選び方も解説していきます。

目次[開く][閉じる]
  1. 軽自動車の安全性の実情は? 購入時に安全性を重視するべき理由とは
  2. 軽自動車を安全性で選ぶメリット/安全装備の例も紹介
  3. 軽自動車を安全性で選ぶと「価格が高い」デメリットがある
  4. 軽自動車の安全性能を評価する4つの指標とは
  5. 安全でおすすめな軽自動車ランキングTop5(全7車種)
  6. 安全な軽自動車の選び方
  7. よくある質問
  8. まとめ

軽自動車の安全性の実情は? 購入時に安全性を重視するべき理由とは

価格・維持費の安さや取り回しの良さから軽自動車を選びたいと考えていても、安全性に不安を感じてためらっている人も多いのではないでしょうか。

実は、最新の軽自動車の安全性は技術発展によって大幅に向上しています。

ここでは軽自動車の安全性の実情について解説していきますので、車選びの参考にしてみてくださいね。

衝突安全性能、予防安全性能の向上により軽自動車の安全性は高まっている

最近の軽自動車は、ボディ剛性の向上により衝突時の安全性が大幅に向上しています。さらに、衝突時の衝撃を吸収して乗員を保護するシステムも進化しており、衝突安全性能は数年前に比べて格段に向上しています。

それは、自動車メーカーは軽自動車を販売するにあたり、国の定めた安全基準を満たす必要があるため。どの軽自動車も国が認めたレベルの安全性は担保されているのです。

さらに最近のモデルには衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)や車線逸脱防止支援システムなどが搭載されています。

事故の発生を避けるための予防安全技術は、従来の軽自動車にはほとんど装備されていませんでした。しかし、これらが取り入れられたことで軽自動車の安全性はさらに高まってきました。

また、運転者の視点から死角が少ないデザインや小回りが利くハンドルの操作感など、安全運転がしやすいような配慮もされています。

これらの衝突安全性・予防安全性・運転安全性については、後ほどさらに詳しく解説しますが、まずはシンプルに「軽自動車の安全性は高まっている」と理解しておきましょう。

自分や家族の命を守るためにも安全性を重視すべき

軽自動車の安全性が高まっているとはいえ、「絶対に事故に遭わない」「事故に遭っても命が保証されている」というわけではありません。

普通車に比べると、軽自動車の事故件数は依然として多いため注意が必要です。

警察庁が発表している2023年度(令和5年度)の死亡事故のうち、普通車・軽自動車の割合は以下の通りです。

2023年度 普通車と軽自動車の死亡事故割合

・普通車:26%(696件/2618件)

・軽自動車:22%(579件/2618件)

(参考:道路の交通に関する統計 / 交通死亡事故の発生状況および道路交通法違反取締り状況等について3.死亡事故の状況(8)当事者別の状況 表3-8 第1当事者別死亡事故件数の推移より

これを見る限りだと普通車のほうが死亡事故割合は高めに見えますが、ここに普通車と軽自動車の保有台数を考慮する必要があります。

普通車と軽自動車の保有台数

・普通車:38,930,110台(乗用普通・小型車合計)

・軽自動車:23,345,946台(乗用軽自動車のみ)

(参考:国土交通省発表 令和5年11月末の自動車保有車両数

保有台数を考慮し、あらためて死亡事故の割合を算出すると以下のとおりになります。

普通車と軽自動車の死亡事故割合比較

普通車:696件/38,930,110台=0.0017%

軽自動車:579件/23,345,946台=0.0024%

このように見ると、軽自動車の死亡事故割合のほうがやや上回っています。

特に古い軽自動車は安全性能が低いため、重大な事故につながりやすいです。

大切な家族や友人を車に乗せる予定があるのならば、安全性を重視して車選びをすべきでしょう。

「どんな軽自動車でもOK」「中古の安い軽自動車で十分」と軽く考えず、その車の安全性能や装備を確認することで自身やあなたの家族を守れる可能性が高まります。

軽自動車を安全性で選ぶメリット/安全装備の例も紹介

軽自動車を選ぶ際、安全性を重視することで得られるメリットは2つあります。

・予防安全機能により事故を起こすリスクが減らせる

・事故で受ける被害を最小限にできる

それぞれ解説します。

予防安全機能により事故を起こすリスクが減らせる

安全性の高い軽自動車に乗る最大のメリットは、事故を起こすリスクを減らせることです。

安全性の高い軽自動車には最新の予防安全機能が搭載されているため、ドライバーが気付きにくい危険を感知し、事故を未然に防ぐ役割を果たします。

例えば以下のようなものが代表的な予防安全機能です。

衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)

車が衝突の危険性を警告したにも関わらずブレーキ操作が無く、このままでは追突や衝突を避けられないとシステムが判断した場合にブレーキを作動させるシステム。

車線逸脱警報(LDW)

一定速度以上で走行中に道路上の車線を検知し、車両が逸脱しそうになるとドライバーに警告するシステム。逸脱しないようにハンドル操作をアシストする車線維持支援システム(LKAS)もある。

ブラインドスポットモニター(BSM)

運転手から死角となる斜め後方車両を検知し、検知した側のドアミラー付近の表示を点灯し通知する機能。車線変更時に他車との接触を防ぎます。

特に車の台数が多く歩行者や自転車の数も多い都市部の運転では、これらの安全機能が事故を大きく減少させてくれるでしょう。

事故の被害を最小限にできる

自分がどれだけ安全運転を心がけていても、防ぎきれない事故は残念ながらあります。

しかし、安全性の高い軽自動車なら、万が一事故が発生した場合でも乗員を守るための構造を持っているので安心です。

衝突安全性能が高い車は、衝突時のエネルギーを効果的に吸収し乗車室の変形を最小限に抑える設計がされています。

サイドエアバッグやカーテンエアバッグなど補助安全装置も乗員の怪我を軽減してくれる効果的な機能です。

これらの機能は他車や障害物との衝突時だけでなく、転倒事故時にも重要な役割と果たしてくれる心強い機能でしょう。

安全性を重視して軽自動車を選ぶことは、自分自身だけでなく、同乗する大切な家族や友人の命を守る上でメリットが多い選択だと言えます。

軽自動車を安全性で選ぶと「価格が高い」デメリットがある

軽自動車を選ぶ際に安全性を最優先にすることは多くのメリットがありますが、一方で無視できないデメリットも存在します。

古い中古車は選べない

最新の安全技術を搭載した軽自動車を選ぶということは、つまり市場に出回っている古い中古車の中からは選びにくくなるということ。

つまり否応なしに新しい車を選ぶことになるのです。

型落ちの中古車を選びたい場合でも年式の新しいモデルから選ばなければならないため、中古品としての価格メリットは期待できなくなってしまうでしょう。

価格が高くなりがち

安全性を重視した軽自動車は先進の安全装備や剛性アップのための追加コストが発生するため、価格が高くなりがちなのもデメリットと言えます。

予算に限りがある場合は、安全性と価格のバランスで判断しなければなりません。

ただし、安全性の高い軽自動車は購入時の価格は高くなるものの、税金や保険料などの維持費が安くなるため、普通車よりはコスパが良くなるでしょう。

安全性の高い車を選ぶということは安全に対する保険と考えて、万が一の事態に備えるという意味合いが強いので、値段が高くなるのは仕方がない部分でもあります。

このように車選びの際にはメリット・デメリットの両方を平等に天秤にかけ、しっかりと検討して失敗や後悔を避けましょう。

軽自動車の安全性能を評価する4つの指標とは

軽自動車の安全性能を評価する上で、4つの重要な指標があります。

・衝突安全性

・予防安全性

・運転安全性

・事故自動緊急通報装置の搭載

これらはすべて「車両がどのぐらい安全性に配慮されて設計されているか」を示すものですので、購入前にぜひとも確認しておきたいポイントです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

衝突安全性:国や民間機関の実施する衝突実験で評価

衝突安全性は、車両が事故時にどれだけ乗員を保護し、事故の影響を最小限に抑えられるかの安全性を示す指標です。

国や民間機関が行う衝突試験では、前面衝突・側面衝突・後部衝突など、さまざまな角度からの衝突テストを実施し、その結果に基づいて評価されています。

軽自動車はコンパクト化・軽量化のため、普通車よりも鉄板が薄くなりがちではあるものの、効果的なエネルギー吸収構造によって乗員の安全を守っているため、見た目よりも安全性が高いのです。

実際に国土交通省とNASVAが実施する自動車の安全性能評価「JNCAP」では、軽自動車である日産 ルークスが最高評価を獲得し「JNCAPファイブスター賞」を受賞しています。

JNCAPは普通車・軽自動車で評価条件を変えていないため、普通車よりも軽自動車のほうが衝突安全性が高い車種もあるということを証明した良い例と言えるでしょう。

衝突安全性に関わる装備の例

・エアバッグ

・シートベルト

・ボディ剛性

予防安全性:安全装備の搭載度で評価

予防安全性は、事故を未然に防ぐための機能や支援システムを指します。

事故に遭った際にどれだけ人を守れるかも大事ですが、そもそも事故に遭わないように予防できる機能が備わっていることはとても重要です。

そこで近年、自動車メーカーが特に力を入れているのが、ドライバーが事故に遭わないようにサポートする予防安全性です。

ドライバーの注意散漫や見落としを補うなど、安全な運転をサポートします。

従来は高級車にしか設定がない装備でしたが、最近では軽自動車の高い需要に応える形で搭載されるようになりました。

軽自動車でも、モデルによっては標準で装備されている場合も多いです。

予防安全性に関わる装備の例

・前方衝突予測警報(FCW)

・車線維持補助装置(LKA)

・ブラインドスポットモニター(BSM)

運転安全性:可視性・操作性で評価

運転安全性は厳密な定義がないものの、一般的に車両の可視性や操作性がどの程度運転に影響を与えるかを評価する指標です。

たとえば良好な視界や直感的な操作性は、ドライバーが安全に車両を操るために不可欠な要素です。

特に夜間の運転や悪天候時の視界確保、ハンドルやブレーキの応答性などが重要なポイントとなります。

そもそも軽自動車はエンジンパワーが弱くスピードが出せないため、大事故に発展することは少ないです。

この点も軽自動車の「運転安全性」の高さに良い影響を与えていると言えるでしょう。

運転安全性に関わる装備の例

・死角が少ないボディ形状

・視野角が広いフロンドウィンドウ

・最小回転半径が小さく、小回りが利くハンドリングの良さ

事故自動緊急通報装置の搭載

事故が発生した際に自動的に緊急サービスへ通報するシステム「事故自動緊急通報装置(ヘルプネット)」の搭載有無も、安全性の重要な指標の一つです。

事故自動緊急通報装置には大きく分けて2種類あります。

・基本型:事故の発生を自動的に緊急通報するもの

・先進型:基本形の通報に加え、乗員の障害予測のための情報を送信するもの

エアバッグが展開するような大きな事故が発生した際、事故発生の位置情報をコールセンターへ迅速に通報することにより、救助・救急機関による救助活動を的確に要請できるため、重傷や死亡事故のリスクを減らせます。

ドライバーや同乗者が自力で連絡できないケースもあるため、生命線とも言える装置です。

運転に支障が生じるほどの急病の場合や、悪質なあおり運転で危険を感じている時などにもSOSコールができるため、事故以外のシーンでも活躍が期待できます。

これらの安全性能を評価する4つの指標を理解すると、あなたの選びたい軽自動車がどのくらい、どのように安全なのかを判断できるでしょう。

安全性に優れた軽自動車を選ぶことはドライバーだけでなく同乗する家族や友人の安全を守る上でもとても重要ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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安全でおすすめな軽自動車ランキングTop5(全7車種)

軽自動車の選び方において安全性は必ずチェックすべき重要なポイントですが、何を基準に良し悪しを判定してよいのか分からないですよね。

そこでここではNASVAの安全性能評価試験の結果をもとに、2024年におすすめの安全な軽自動車TOP5(7車種)を紹介します。

1位は3車種で、なんと日産車がすべて独占するという結果になっています。

ほかの4車種も衝突安全性や予防安全性など、総合的な安全性能が高く評価されている車種ばかりです。

【第1位】日産 サクラ(得点率92%)

日産 サクラはEV(電気自動車)を採用した日産史上初の軽自動車として大ヒットしているモデル。

EVならではのメリットだけでなく、衝突安全性と予防安全性の両方で高い評価を獲得しています。

標識認識機能による逆走防止やペダルの踏み間違え防止など、初心者や高齢ドライバーにとって魅力的な機能も充実しています。

乗員保護のための構造設計も優れており、事故時の乗員への影響を最小限に抑える工夫も施されたモデルです。

日産 サクラの主な特徴

・全方位運転支援システム「360°セーフティアシスト」

・前方に搭載されたミリ波レーダーとカメラによって自転車や夜間の歩行者も検知

・衝突被害軽減ブレーキ

・車両進入禁止・最高速度・一時停止の3つの標識を検知する標識認識機能

・アクセルペダル・ブレーキペダルの「踏み間違い衝突防止アシスト」装着

参考:サクラ(NASVA)

【同率1位】日産 デイズ(得点率92%)

日産 デイズもサクラと同じく安全性能評価で92%を獲得しているモデルです。

ターボ非搭載のNA車は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」、ターボ車は「同25%低減レベル(☆☆☆)」認定をそれぞれ取得しているなど、燃費の良さにおいても定評があります。

安全面においては、優れた衝突安全性能を持ちながら、多様なドライバーアシスト機能を搭載していることが魅力です。

運転の負担を軽減しつつ安全性を高める技術も満載で、家族を持つドライバーにとって理想的な車種の1つではないでしょうか。

日産 デイズの主な特徴

・全方位運転支援システム「360°セーフティアシスト」

・衝突被害軽減ブレーキ

・7個のエアバッグシステムシステム

・軽自動車として初めて自動運転技術「プロパイロット」を搭載

・先進事故自動通報システムSOSコール(ヘルプネット)

参考:デイズ(NASVA)

【同率1位】日産 ルークス/ルークス ハイウェイスター(得点率92%)

日産 ルークス/ルークスハイウェイスターも最高評価を得ている軽自動車で、軽自動車で初めて予防安全性能評価で満点で最高の「Aランク」を獲得しました。

減速時の運動エネルギーで発電した電力を蓄え、蓄えた電力を再利用することで低燃費に寄与する「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」が搭載されている点も特徴的なモデルです。

安全面では特に高速道路での安全性能に優れており、ハイウェイスター仕様では高速走行時の安定性や快適性が向上しています。

衝突回避支援システムや車線維持支援システムなど予防安全技術も充実しており、長距離運転でも安心して使用できます。

日産 ルークス/ルークス ハイウェイスターの主な特徴

・前方を走行する2台前の車両の急な減速などを検知する前方衝突予測警報

・車両進入禁止・最高速度・一時停止の3つの標識を検知する標識認識機能

・衝突被害軽減ブレーキ

・アクセルペダル・ブレーキペダルの「踏み間違い衝突防止アシスト」装着

・ドライバーの注意力低下をシステムが検知した場合に警告を発する「インテリジェントDA(ふらつき警報)」

参考:ルークス/ルークスハイウェイスター(NASVA)

【第4位】三菱 eKクロス EV(得点率91%)

三菱 eKクロスEVは衝突安全性、予防安全性において優れた成績を収め、91%の高い評価で4位にランクインしています。

EVならではの静かでスムーズな加速性能は、ドライバーだけでなく同乗者にとっても快適性が高いと評判です。

三菱 eKクロスEVの主な特徴

・障害物を感知してドライバーへの警告やブレーキの補助操作を行う衝突被害軽減ブレーキシステム

・アクセル・ブレーキペダルの「踏み間違い衝突防止アシスト」

・車線逸脱警報システム、車線逸脱防止支援機能

・2台前を走る車をモニターしブレーキの踏み遅れを予防する「前方衝突予測警報」

・車両進入禁止、最高速度、一時停止の3つの標識を検知する「予防標識認識システム」

参考:eKクロスEV(NASVA)

【第5位】ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム(得点率88%)

ホンダ N-BOX/N-BOXカスタムは、88%の安全性能評価を獲得して同率5位にランクインしています(※2023年のフルモデルチェンジ以前の先代モデル)。

N-BOXシリーズは広い室内空間と高い実用性でファミリー層から人気を博しているモデルなので、安全性においても高評価となると選択する理由は十分にあります。

ホンダ N-BOXカスタムはスタイリッシュなデザインと安全性能を両立しており、見た目と機能性を両立したいドライバーには最適です。

ホンダ N-BOX/N-BOXカスタムの主な特徴

・アクセルペダル・ブレーキペダルの踏み間違いによる衝突の危険を回避する誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能

・進行方向の壁や障害物を検知する「近距離衝突軽減ブレーキ」、車両や歩行者などとぶつかる危険を回避する「衝突軽減ブレーキ」

・歩行者のいる側への車線逸脱を防止する「歩行者事故低減ステアリング」

・車線から逸脱する危険を避ける「路外逸脱制御機能」

・最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、進入禁止の4種類の標識を認識しメーターに表示する標識認識機能

参考:N-BOX/N-BOXカスタム(NASVA)

【同率5位】ホンダ N-WGN/N-WGNカスタム(得点率88%)

ホンダ N-WGN/N-WGNカスタムも、N-BOXシリーズと同じく88%の安全性能評価を獲得しています。

ターボ非搭載のNA車・ターボ車問わず全タイプで「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得している点も魅力です。

衝突安全性や予防安全性に優れ、特に狭い道路でも安心して運転できることを強みとしています。

ホンダ N-WGNカスタムではよりスポーティーな外観となっており、安全性能とデザインの両立が図られています。

ホンダ N-WGN/N-WGNカスタムの主な特徴

・アクセルペダル・ブレーキペダルの踏み間違いによる衝突の危険を回避する誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能

・進行方向の壁や障害物を検知する「近距離衝突軽減ブレーキ」、車両や歩行者などとぶつかる危険を回避する「衝突軽減ブレーキ」

・歩行者のいる側への車線逸脱を防止する「歩行者事故低減ステアリング」

・車線から逸脱する危険を避ける「路外逸脱制御機能」

・最高速度、はみ出し通行禁止、一時停止、進入禁止の4種類の標識を認識しメーターに表示する「標識認識機能」

参考:N-WGN/N-WGNカスタム(NASVA)

【同率5位】三菱 eKスペース(得点率88%)

三菱 eKスペースも同じく88%の安全性能評価を獲得している軽自動車です。

三菱 eKスペースは名前の通り広い室内空間が特徴で、快適な乗り心地と実用性もポイントとなるモデル。

予防安全性に関しても高い評価を受けており、特に家族連れのドライバーにおすすめの車種です。

三菱 eKスペースの主な特徴

・障害物を感知してドライバーへの警告やブレーキの補助操作を行う「衝突被害軽減ブレーキシステム」

・アクセル・ブレーキペダルの「踏み間違い衝突防止アシスト」

・車線逸脱警報システム・車線逸脱防止支援機能

・2台前を走る車をモニターしブレーキの踏み遅れを予防する「前方衝突予測警報」

・車両進入禁止・最高速度・一時停止の3つの標識を検知する「標識認識機能」

参考サイト:eKスペース(NASVA)

TOP5にランクインした自動車メーカーは日産・三菱・ホンダの3社が提供する車種でした。

安全性能の高い軽自動車を選ぶ際の一つの観点としてこれらの車種も候補に入れてみるのがおすすめです。

安全な軽自動車の選び方

安全な軽自動車を選ぶことは、ドライバー自身だけでなく同乗する家族や友人の安全を守る上でとても重要なことです。

近年の軽自動車の安全性は向上してきているとはいえ、どの軽自動車を選んでも良いというわけではありません。

とはいえ安全機能のカタログ確認だけで自分に合った車を選ぶことは難しいですよね。

ここでは安全性を重視する際のポイントと、かしこい軽自動車の選び方を紹介します。

安全性を重視するなら新型車から選ぶ

安全性を重視するなら新型車から選ぶことを大前提として考えるべきです。

なぜなら自動車の安全性能は日進月歩だからです。

同じような名称の安全運転支援システムでも、新型と旧型では性能や信頼性が大幅に変わっている可能性があります。

新型車は最新の衝突安全基準に適合していることも多く、事故時の乗員保護性能も高いです。

そのため新型車の安全性の中でも車線逸脱防止などの予防安全の機能や、ボディ剛性など衝突安全性に着目してモデル選びをすることをおすすめします。

試乗して可視性・操作性を体感する

軽自動車の安全性を確認するにはカタログやスペックだけで判断するのではなく、実際に試乗してみることが重要です。

なぜなら車を運転する際の可視性や操作性、運転時の快適さは実際に体験してみないと分からないからです。

特に運転席からの視界の広さや、ミラーの位置、ステアリングやブレーキの感触などは体格や運転の仕方によって個人差が大きく出ます。

高速道路に乗ることが多い人は、ハイスピードでの直進安定性も確認するとよいでしょう。

特に背の高い軽自動車は横風に煽られやすいため、ハンドル操作のしやすさといった運転感覚は要チェックポイントです。

安全運転のためにも、実際に試乗で体感して入念なチェックを行いましょう。

安全性以外も重要。用途も踏まえて考える

軽自動車選びでは安全性だけでなく自分のライフスタイルや用途も踏まえて車種を選ぶことが大切です。

たとえば主に都市部で使用する場合は小回りが利く、狭い道でも運転しやすい車種が適しています。

長距離のドライブが多い場合は、乗り心地や燃費の良さも確認が必要です。

家族や友人など人を乗せることを想定している場合は、後部座席の座り心地やゆとりなど快適性のチェックも忘れないようにしましょう。

軽自動車は荷室の広さにも限りがあるため、荷物をたくさん運びたい人は荷室容量や使い勝手も確認しておきたいポイントです。

安全性を確保しつつ日常生活での使用感やコスパも考慮して、総合的にあなたに合った軽自動車を慎重に選びましょう。

よくある質問

軽自動車の後部座席は安全ですか?

現代の軽自動車は、前席だけでなく後部座席の安全性にも高い注意を払って設計されています。

後部座席にもエアバッグが装備されているモデルも多いです。

チャイルドシート固定用のISOFIX規格に対応している車種も増えており、小さな子どもを乗せる家族にとっても安心です。

ただし車種によって安全機能には差がありますので、購入前には後部座席の安全装備についても確認を忘れないようにしましょう。

軽自動車で追突されても安全は保たれますか?

車種によって異なりますが、衝突安全性能を高めるために車体の後部構造を強化している車種も多いです。

追突が不安ならNASVAの安全性能評価試験で高評価を獲得しているモデルから選んでみてはいかがでしょうか。

衝突警告システムなど追突を未然に防ぐための予防安全の技術を搭載している車種もあるため、そもそも事故に遭いづらいモデルを選ぶという視点も忘れないようにしましょう。

まとめ

この記事ではNASVAの安全性能評価に基づき、2024年におすすめの軽自動車TOP5を紹介しました。

最近の軽自動車の安全性は安全技術の進歩によって大幅に向上しており、衝突安全性・予防安全性・運転安全性の面で普通車にも引けを取らないレベルにまで達しています。

安全な軽自動車に乗りたいなら「新型車を選ぶこと」「市場による可視性と操作性のチェック」「自分のライフスタイルに合った用途」の3つを踏まえて車選びをすることが重要です。

これらのポイントを押さえれば、安全で快適な軽自動車ライフが送れるでしょう。

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筆者文生伊(あおい)

車サブスクNavi/自動車査定Navi、2サイトのメインライター。自動車関連企業に15年従事した経験を活かしながらフリーランスとして活動中。愛車遍歴はBMW Z3、Fiat 500、Abarth595、人生初の国産車ジムニーを経て現在はスバリストに転身。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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