【2023年】日産 ルークスの価格や内装、燃費まで最新情報をお届け|2023年夏にもマイナーチェンジして発売予定だ

  • 筆者: 青山 尚暉
  • カメラマン:茂呂 幸正/小林 岳夫/日産自動車
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日産 ルークスは2020年2月25日に発売されました。2014年から発売されていたデイズ ルークスの後継モデルで、現行ルークスへのモデルチェンジを機に車名が改められています。

2023年夏にもマイナーチェンジが予想されるルークス。そんなルークスの最新情報と燃費やカラー、内装などをモータージャーナリストの青山尚暉さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. ルークスのおすすめポイント
  2. ルークスのレビュー・評価
  3. ルークスの基本スペック・価格表
  4. ルークスのボディサイズ
  5. ルークスの燃費
  6. ルークスの発売日と納期の目安
  7. ルークスのマイナーチェンジ情報
  8. ルークスのおすすめポイント解説
  9. ルークスのおすすめグレード
  10. ルークスのカラーバリエーション
  11. ルークスはこんな人におすすめ

ルークスのおすすめポイント

1. スーパーハイト系軽自動車ならではの広大な室内空間

2. 日産が一から開発したことによる操縦安定性や安定感の高さ

3. 充実した先進運転支援機能とコネクテッド機能

4. シーリングファンによる後席を含めた空調環境の良さ

ルークスのレビュー・評価

総合評価 4.25 ★★★★☆

外観4.0★★★★☆
内装4.5★★★★★
走行性能4.0★★★★☆
運転しやすさ5.0★★★★★
乗り心地4.0★★★★☆
価格の割安度・燃費・維持費4.0★★★★☆

良かった点

前席はスーパーハイト系軽自動車クラス最大級のサイズで上級感ある分厚いクッション感と自然な着座姿勢、ミニバン並みの着座高によるパノラミックな運転視界の良さが美点。運転のしやすさは文句なしです。

足元は電子パーキングブレーキの採用ですっきり広々としています。

走行性能ではマイルドハイブリッドを採用し、微力ながらもモーターアシストによって出足の加速感はスムースかつ静かです。

ルークスのベース車両である日産 デイズと同じタイヤを履くものの、乗り心地はよりフラットで快適、デイズに乗っていると感じられる硬さがありません。日産の走りのマイスターが手掛けた操縦安定性の高さにも納得できます。

また、オートブレーキホールド機能が付くのも運転ストレスの低減に直結します。さらにはSOSコールや日産コネクトナビによるオペレーターサービスも大いなる安心をもたらしてくれることでしょう。

気になった点

ほぼ欠点のないルークスですが、後席を格納した時のフラット度では、やや角度がついて、先代ルークス、現行スズキ スペーシアに及びません。

また、センタータンクレイアウト採用のホンダ N-BOXは後席がどの位置にあっても、乗降性につながる立ち上がり性の良さに直結する足引き性がいい(席から立ち上がる際、足を引くことで立ち上がりやすくなる)のですが、後席下に燃料タンクを置くルークス(ダイハツ タント、スズキ スペーシアも同じ)は、後席最後端位置だと足が引けません。もちろん、後席を前出しすれば解決するのですが、少し不便さを感じます。

ルークスの基本スペック・価格表

グレードエンジントランスミッション駆動方式価格(税込)
SBR06-SM21エクストロニックCVT2WD146万3000円
4WD159万7200円
X2WD159万3900円
4WD172万8100円
ハイウェイスターX2WD176万円
4WD189万4200円
ハイウェイスターX プロパイロットエディション2WD189万900円
4WD202万5100円
ハイウェイスターX アーバンクロム2WD183万1500円
4WD196万5700円
ハイウェイスターX アーバンクロム プロパイロットエディション2WD196万2400円
4WD209万6600円
XターボBR06-SM21

インタークーラーターボ

2WD171万500円
4WD184万4700円
ハイウェイスターGターボ2WD184万9100円
4WD198万3300円
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション2WD195万8000円
4WD209万2200円
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム2WD192万600円
4WD205万4800円
ハイウェイスターGターボ アーバンクロム プロパイロットエディション2WD202万9500円
4WD216万3700円

※後述する2023年のマイナーチェンジにより、グレード及び価格が変更される可能性があります。

ルークスのボディサイズ

駆動方式全長全幅全高ホイールベース
2WD3395mm1475mm1780mm2495mm
4WD1800mm

ルークスの燃費

WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モード
2WD・ノンターボ20.9km/L19.6km/L22.1km/L20.7km/L
2WD・ターボ19.2km/L16.7km/L20.6km/L19.6km/L
4WD・ノンターボ19.0km/L17.0km/L20.5km/L19.0km/L
4WD・ターボ17.5km/L16.2km/L18.3km/L17.6km/L

より実燃費に近いWLTCモード燃費は、NAエンジンが20.9km/L、ターボエンジンが19.2km/L。これは標準車、ハイウェイスター、プロパイロットエディションで違いはありません。

ちなみにスーパーハイト系軽自動車のベストセラーモデルであるホンダ N-BOXはNAエンジンが21.2km/L、ターボエンジンが20.2km/Lとなります(すべてFF車)。

N-BOXの方が少し上回ってはいますが、ルークスの燃費とN-BOXの燃費はほぼ同程度と言って良いでしょう。

ルークスの発売日と納期の目安

ルークスは2020年2月25日に発売されました。2014年から発売されていたデイズ ルークスの後継モデルで、現行ルークスのモデルチェンジを機に車名が改められています。

2023年3月中旬時点でルークスの納期については日産の公式ホームページに「一部、仕様・グレード・カラーについては、生産上の都合でご用意できない場合がございます。詳しくはお近くの販売店にお問い合わせください」と記載されています。現行モデルは在庫販売のみの対応です。

ルークスのマイナーチェンジ情報

2023年3月16日には、マイナーチェンジ後の新スタイルが発表されました。正式な発表は4月、発売は初夏を予定しています。

変更点としては、先に登場した日産 新型セレナにも使われている新しいVモーショングリルを採用。エクステリア、インテリアともに高級感のあるデザインへと進化しています。

またインテリジェント ルームミラーを新たに採用するなど、軽自動車としての魅力を強化しました。

また、ハイウェイスター アーバンクロムにはダーククロムのフロントグリルや防水シートなどに加え、新たに専用デザインの15インチアルミホイールや、専用2トーンのボディカラーなどを採用します。

また、装備面にも若干の変更が予定されており、安全性や快適性を高めている模様です。最新の情報が入り次第、速やかにお届けします。

ルークスのおすすめポイント解説

1. スーパーハイト系軽自動車ならではの広大な室内空間

室内空間は身長172cmの筆者のドライビングポジション基準で前席頭上に260mm、後席頭上に250mm、膝周りに最大400mm(後席スライド位置による)とゆったり広大。Mクラスボックス型ミニバン並みの広さがあります。

また、320mmもの後席スライド量によって、ラゲッジルームの最大奥行きはクラス最大級の675mmに達します(ライバル車のホンダ N-BOXは最大600mm、スズキ スペーシアは最大525mm、ダイハツ タントは最大460mm)。大人4人乗車も居住空間的にはまったく無理なく座ることができます。

2. 日産が一から開発したことによる操縦安定性や安定感の高さ

特筆すべきは、日産の走りのマイスターが手掛けた操縦安定性の高さです。カーブ、山道を勢いよく走っても、車体の傾きは最小限かつ、路面に張り付いたかのような安定感を見せてくれます。

基本部分を共用する軽ハイトワゴンの日産 デイズも山道の下りでスポーティカーについていけるほどの操縦安定性に驚かされますが、車高、重心の高いルークスで同様の走りの良さを実現しているのだから立派と言うしかありません。

ターボモデルなら4人乗車での遠出、高速走行も余裕でこなしてくれるはずです。

なお、JNCAPによる自動車安全性能2021の評価で最上級のファイブスター賞を受賞しており、安全性も申し分ありません(ハイウェイスターX 2WD、ハイウェイスターXプロパイロットエディション2WD、日産オリジナルカーナビゲーション装着車)。

 

3. 充実した先進運転支援機能とコネクテッド機能

軽自動車に始めて緊急通報サービス=SOSコールを採用したのが、ベース車の日産 デイズです。もちろんこのルークスにも採用され、あおり運転被害時、緊急時などでオペレーター接続ができ、警察や消防との連携を図ってくれるので安心です。

また、日産コネクトナビを装備すれば、オペレーターサービスを利用することも可能。走行中にナビの目的地設定を遠隔で行ってくれるなど、オペレーターによる様々なコネクテッドサービスが受けられます。1人で乗っていても、こうしたサポートが充実しているおかげで1人ではない安心感があります。

4. シーリングファンによる後席を含めた空調環境の良さ

スーパーハイト系軽自動車はその広大な室内空間ゆえに、空調が後席までしっかり届くか不安な人もいるでしょう。とくに暑い時期は、後席の冷房能力に不満が出ることもあります。後席に子どもを乗せる場合などは特に気になるポイントでしょう。

それを解決してくれるのが、天井に設置されるサーキュレーターです。

多少のノイズはありますが、後席までしっかりと冷風が届く空調環境を実現してくれます。スーパーハイト系軽自動車ではこのルークスと兄弟車の三菱 eKスペース、スズキ スペーシアのみの装備となります。

外観(エクステリア)

まるで日産のミニバン、セレナをスケールダウンしたような堂々感あるエクステリアデザインです。とくにルーフを塗り分けた2トーンカラーボディになると見映え、クラス感がさらにUP。それは標準車、ハイウェイスターともに変わりません。

内装(インテリア)

日産 デイズもそうですが、インテリアのデザイン性、質感は軽自動車トップレベル。シート地も上級感たっぷりです。前席頭上、後席頭上&膝周りのゆとりによって、まるでリビングで寛いだまま空間移動するような感覚さえ味わえます。

後部座席

ルークスは先代に対してBピラーを前出しすることでスライドドア開口部幅を650mmに拡大しました(ライバル車のホンダ N-BOXは640mm、スズキ スペーシアは600mm)。地上350mmのステップから段差なくフロアに足を踏み入れることができ、着座すれば頭上、膝周り空間のゆとりに満足できるだけでなく、椅子感覚のシートのかけ心地、着座、立ち上がり性にも優れています。

安全装備

前席左右エアバッグ、前席サイドエアバッグ、ニーエアバッグ、そしてカーテンエアバッグを全グレードに標準装備するとともに、ハイウェイスターに高速道路同一車線運転支援技術となるプロパイロットエディションを設定しました。

インテリジェントアラウンドビューモニター、SOSコールなどを用意するほか、前方衝突予測警報、踏み間違い防止アシストなど、先進運転支援機能は充実しています。

ルークスのおすすめグレード

街乗りメインで高速道路にはめったに乗らないという人であれば、NAエンジンの装備充実グレードのX、176万円が良いでしょう。心配性の人ならSOSコールのオプションもぜひ装備したいところです。

一方、一家に一台のファーストカー、フル乗車、遠出、高速走行の機会も多いというならターボモデルを推奨します。

ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション(195.8万円)なら価格と装備のバランスがちょうど良いでしょう。

ルークスのカラーバリエーション

ハイウェイスター

ボディカラー
2トーンアメジストパープル/フローズンバニラパール
スパークリングレッド/ブラック
ホワイトパール/チタニウムグレー
プレミアムオリーブ/ホワイト
ソーダブルー/アッシュブラウン
モノトーンホワイトパール
チタニウムグレー
ブラック
アッシュブラウン
アメジストパープル
フローズンバニラパール

X、Sグレード

ボディカラー
2トーンホワイトパール/セレニティゴールド
フローズンバニラパール/アッシュブラウン
ソーダブルー/アッシュブラウン
ワントーンホワイトパール
スターリングシルバー
ブラック
スパークリングレッド
ブロッサムピンク
アッシュブラウン
プレミアムサンシャインオレンジ
フローズンバニラパール

ルークスはこんな人におすすめ

1. 小さめの車でありながら室内空間は欲しい人

2. 先進安全機能が欲しい人

3. オシャレなボディカラーを楽しみたい人

クルマのダウンサイジング、運転のしやすさ、自宅の駐車環境から小さいクルマを望む人にとって、ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションのツートーンカラーボディは、まさに小さな上級車的存在となります。

また、緊急通報サービス=SOSコール、日産コネクトナビによるオペレーターサービスが装備されていれば、運転初心者、運転に自身のない人、高齢者ドライバーでもより安心して運転でき、カーライフを楽しめるに違いありません。

もちろん、標準車のNAモデルでも、メーカーオプションでそうした安心を付けることはできます。

【筆者:青山 直暉 カメラマン:茂呂 幸正/小林 岳夫/日産自動車】

日産/ルークス
日産 ルークスカタログを見る
新車価格:
146.3万円221.9万円
中古価格:
10.8万円315.4万円

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青山 尚暉
筆者青山 尚暉

学生時代はプロミュージシャン、その後自動車専門誌2誌の編集を経てフリーのモータージャーナリストに。現在は自動車業界だけでなく、愛犬のラブラドールとジャックラッセルとともに、愛犬との快適で安全なクルマ旅を提案するドッグライフプロデューサーとしても活動中。また、クルマのパッケージを寸法で比較するため、独自の計測ツールを開発。1台につき25項目以上を詳密計測。実用性の目安として、記事中で展開している。現在、自動車用純正ペット用アクセサリーの企画、開発も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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