ホンダ 新型シビック ハッチバック燃費レポート|1.5L VTECターボの実力を徹底評価!(4/6)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:和田清志・永田恵一
新型シビック ハッチバック実燃費レポート|高速道路編
ホンダ 新型シビックハッチバック 高速道路での実燃費:19.4km/L
ホンダ シビックハッチバック実燃費レポート|高速道路編 | ||
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車種名 | パワートレイン | 実燃費 |
ホンダ 新型シビックハッチバック | 2WD/1.5Lガソリン | 19.4km/L |
スバル インプレッサスポーツ | AWD/1.6Lガソリン | 18.4km/L |
スバル レヴォーグ(現行・2014年モデル) | AWD/1.6Lガソリン | 18.3km/L |
VW ゴルフ(現行・2013年モデル) | 2WD/1.2Lガソリン | 19.2km/L |
新型シビックは高速道路で19.4km/Lという、ライバルと比較してもトップクラスの燃費を記録した。これは新型シビックの1.5リッターターボ+CVTというパワートレーンの効率の高さによる結果といえるだろう。
回転フィールはシッカリ回り、高速では低く安定
全体的に新型シビックは「『操る喜び』の提供」というコンセプトはそれなりに実現出来ていることが確認できた。高速道路編では動力性能やホンダセンシングを使った印象を中心にお伝えしよう。
まず動力性能は、アクセルを深く踏むとターボラグなく(スペック通りというか)2.4リッター級NAエンジンのような太いトルク感、加速感を持つ。また、2000回転あたりまでの低回転域ではシビックのスポーティな性格を考慮しているのか排気音を若干強調したもので、回転フィールもレッドゾーンまでシッカリ回るというタイプで好印象だった。なお100km/h走行時のエンジン回転数1700回転と低く抑えられていた。
ホンダ シビックのACCは高速道路でも十分使える性能
ホンダ シビックのACCは、高速道路で使うと先行車を追従する際の加減速は滑らかで、三段階から選べる車間距離も適切。ドライバーは前後左右の監視と運転の構えをしながら、安心して車に高速道路での巡航のサポートを車に任せられるレベルに仕上がっていた。
ホンダセンシングの機能に含まれるLKAS(車線維持支援システム)も直進でのサポートはもちろん、首都高速の緩いコーナーくらいまでならハンドル操作のサポートも行われる。LKASの完成度もそれなりに高い。
ただホンダセンシングというか、新型シビックの安全装備に1つ注文を付けるなら、斜め後方を監視し進路変更の際などの事故の防止に非常に役立つブラインドスポットモニターが欲しいところだ。ミドルクラスという車格や最廉価のセダンでも265万320円という価格を考えると、ホンダセンシングを付けたくらいでは物足りない。
ブラインドスポットモニターのように斜め後方を監視するシステムは、個人的には事故防止の貢献頻度が最も高い安全装備だと思っているので、ぜひ普及を急いでほしい。
また新型シビックは、リアフェンダーの内部に高級車のような吸音材が張ってあるので、納得感のある静粛性を実現している。多くの人がシビックやVTECエンジンにイメージするような騒々しさは、車内ではあまり感じられない。
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