日産 新型エクストレイルハイブリッド エコラン(燃費)レポート(4/4)

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:オートックワン編集部
日産 新型エクストレイルハイブリッド エコラン(燃費)レポート
日産 エクストレイルハイブリッド 走行イメージ 日産 エクストレイルハイブリッド 走行イメージ 日産 エクストレイルハイブリッド 走行イメージ 日産 エクストレイルハイブリッド エコラン開始前の様子 日産 エクストレイルハイブリッドと永田恵一氏 日産 エクストレイルハイブリッド エコラン前に説明員の話を伺う エクストレイルハイブリッド 燃費を伸ばす5つのコツ 日産 エクストレイルハイブリッドのタコメーター、下にあるのが「ハイブリッドパワー計」 エコラン中のエアコンはOFFに [日産 エクストレイルハイブリッド エコラン] 日産本社を出発、みなとみらいをを湾岸道路方面へ [日産 エクストレイルハイブリッド エコラン] 日産本社を出発、みなとみらいをを湾岸道路方面へ [日産 エクストレイルハイブリッド エコラン] 画像ギャラリーはこちら

オフロードコースで、エクストレイルの走破性を体感

当日はエクストレイル 4WDモデルのオフロード走行試乗会も開催された [日産 エクストレイルハイブリッド エコラン]当日はエクストレイル 4WDモデルのオフロード走行試乗会も開催された [日産 エクストレイルハイブリッド エコラン]

このイベントでは、エクストレイルのガソリン車でクローズドされたオフロードコースを使った試乗も用意されました。

一般的にエクストレイルのような乗用車ベースのSUVに求められるラフロードでの走破性というのは、「雪道を安心して走れること」と、それなりの最低地上高を確保しキャンプで行くような「河原や山中に不便なく行ける」といったことでしょう。

にも関わらず、ハイブリッドを含めエクストレイルはガソリン車205mm、ハイブリッド195mmという乗用車ベースのSUVとしては高い最低地上高を備えるほか、4WDシステムはFFモード、FF状態から前後駆動力配分を50:50まで状況に応じて車任せでベストなものを選んでくれるAUTOモードに加え、悪条件下では前後駆動力配分 を50:50に固定できるLOCKモードまで備える本格的なものとなっています。

そのおかげもあり、写真の急坂も含めこういったオフロードでも乗り心地がいいこともあり、余裕を持って走破することができます。

まあ乗用車ベースのSUVでこういった性能を発揮するシーンはほとんどないと思いますが、エクストレイルがこれだけの性能を持っていることを知るとスポーツモデルを持っている人がサーキットを走るように、こういったオフロードを走ってみるのも楽しいでしょうし、エクストレイルがイザという時にも頼りになる性能を持っていることも印象的でした。

先代エクストレイルの「タフギア」は健在、さらにハイブリッドという高い商品性が加わる

日産 エクストレイルハイブリッド 走行イメージ日産 エクストレイルハイブリッド 走行イメージ

最後に、帰路でアクセルも深く踏んだ(笑)エクストレイルハイブリッドの印象をお伝えしましょう。

全体的にはガソリン車のエクストレイルが持つ素直なハンドリング、しなやかな乗り心地という美点に、ハイブリッド化でモーターのアシストによる追い越し加速時、巡航中ともに余裕ある動力性能、モーターだけの発進も含めたEV走行による市街地での更なるスムースさが加わったというところです。

特に市街地でのスムースさはアイドリングストップが普及していることでネガは減っているものの、よく引き合いに出されるディーゼル車に対するアドバンテージと言えるでしょう。

ただ、乗り心地は燃費向上も加味しているのかタイヤの空気圧が前輪280kPa、260kPaと高いためガソリン車と比べれば硬さを感じますが、それでも同クラスのSUVの中では優秀と言える部類です。

総合的な燃費もザックリとした感覚でガソリン車に対してカタログ値通りの25%良、つまりガソリン車12km/Lに対しハイブリッド15km/Lといったあたりで、冒頭のエクストレイルハイブリッドの紹介で書いた収支決算が成り立つと言えます。

先代モデルと比べると、現行エクストレイルはシティ派のSUVに移行し先代モデルが持っていた硬派な部分が薄れた感もありますが、それでも防水加工されたシートやフロア、オフロードコースで見せたくれたオフロード走破性の高さなど、エクストレイルらしいタフギアという部分は健在です。

そこに商品力の高いハイブリッドが追加された訳ですから、「ミドルSUVといえばエクストレイル」という知名度も高さも有利に働き、販売が好調なのも深く納得できる試乗となりました。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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