独プレミアムDセグメントセダン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
マイチェンされたCクラスと、宿命のライバルである3シリーズ・A4のエントリーモデルを比較!
国産上級車と大差ない価格帯でありながら、そのブランド力や魅力などで、日本でも都市部を中心に高い人気を誇るドイツ御三家のDセグメントセダン。
今回は、メルセデスCクラスのマイナーチェンジを受けて、改めて3ブランドの直接的なライバル関係にあるエントリーモデルを比較する。
190クラスから数えて4代目、Cクラスとして3代目となる同モデルは、2007年6月に登場。
途中でエンジンの変更が行なわれ、2011年5月のビッグマイナーチェンジにより、内外装のデザインのみならずパワートレインや安全装備、機能装備など2,000ヶ所以上に及ぶ変更が施された。
執筆時点でのエンジンラインアップは、スペックの異なる1.8リッター直4ターボが2種類と、新開発の3.5リッターV6という3種類で、グレード体系もアバンギャルド系をメインに見直された。
一方、これまで並列でラインアップされていた豪華仕様のエレガンスは、パッケージオプション扱いとなった。今回の撮影車は、C200ブルーエフィシェンシーアバンギャルドAMGスポーツパッケージ(価格532万円)。
E90系の5代目BMW 3シリーズは、2005年4月に登場。
その後、2008年のマイナーチェンジを経て、2010年5月の一部改良で2リッター直4、2.5リッター直6、3リッター直6ターボという計3種類のエンジンそれぞれが一新され、いずれも大幅な燃費向上を達成した。撮影車は、320iハイラインパッケージ(価格480万円)。
現行アウディA4は、2008年3月に登場。
2011年4月、FFであるエントリーモデルのエンジン排気量が、1.8リッターから2リッターに拡大されるとともに、A4として初めて減税対象になった。A4 2.0TFSIの価格は440万円で、撮影車は「SEパッケージ」(価格35万円)等を装着したものである。
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