独プレミアムDセグメントセダン 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
数少ない弱点を克服し、これ以上は望めない完成度に
CクラスがW204型になってからというもの、同セグメントで一番人気を維持しているが、実際にもとても完成度が高く、これを買っておけば間違いないと思える仕上がりを誇っている。
そして、2011年5月のマイナーチェンジで、数少ない弱点であったインテリアの質感を高めるとともに、エクステリアもリフレッシュを図った。
また、できだけ早期の導入が望まれていた7Gトロニックについても、上級モデルだけでなくC200まで全車に採用された。
さらに、COMANDシステムをはじめ装備類も最新のものにアップデートされていることで、この分野では輸入車勢の後塵を拝することはないと思われた日本車に比べても、まったく遜色ないどころか、先取りした部分すらあるほどとなった。
ドライブフィールについても、現状これ以上はなかなか望めないほどの完成度を手に入れたといえる。
圧倒的に人気の高いアバンギャルド主体のグレード体系とされたのも見識といえそうだ。もちろん下記のライバルもがんばっているが、それ以上にがんばったのが今回のCクラスのマイナーチェンジだろう。
パワートレインのアップデートのスパンが短い
2005年の登場と、それなりに時間が経過しているが、W204型Cクラスの登場まで、このカテゴリーで他の追随を許さない存在であったことには違いない。
すでにモデル末期である執筆時点では、販売面でもA4の後塵を拝するほどにもなっているわけだが、クルマとしての実力の高さは、こうして触れるたびにあらためて思い知る次第である。
時代を先取りしたデザインのおかげもあり、いまだに古さを感じさせないところもそうだが、フットワークの仕上がりについても、今だからこそ手に入れられる完成度がある。
もうひとつ強調したいのは、BMWというメーカーの体質としてパワートレインのアップデートのスパンが非常に短いことだ。
現行E90系3シリーズにおいても、すでに何度かの改良が加えられて現在に至り、エントリーの4気筒モデルについても、BMWイコール、ストレート・シックスの定説を覆すとまではいわなくとも、4気筒を手がけてもBMWはさすがであることを十分に知らしめる実力を身に着けている。
完熟の域に達した3シリーズを今あえて手に入れて、末長く愛用するというのも悪くないと思う。
クワトロだけがアウディではない
発売時期の違いという理由も大きいとはいえ、このところ日本におけるアウディA4は販売台数においてBMW3シリーズを上回っている。
少し前では考えられなかったことかもしれないが、これもアウディのブランド力の高まりと、実際の商品力の高さを証明しているといえるだろう。
販売の主体がもっぱらA42.0TFSIクワトロであるというのは納得のいく話ではあるものの、FFのエントリーモデルが埋もれた存在となっていたところ、今回のエンジン換装により、もっと目を向けるべきモデルとなった。
アウディというとやはりクワトロが本命に違いなくとも、乗るとこれはこれでありだと思えてくる。
A42.0TFSIクワトロに対して、走行性能面では、駆動方式や動力性能をはじめ、しいてはハンドリングも実は少なからず違うものの、装備的にはそれほど遜色はないし、スペックに表れてこない乗り味の部分でも、エンジン性能の向上だけでなくドラバビリティ全般も洗練され、当初ほどの差は見られなくなっている。
そのあたりにあまりこだわらず、A4に興味があり、とにかくできるだけ低予算に抑えたいユーザーにとっては、同モデルの設定は朗報であり、賢明な選択肢といえるだろう。
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