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3台比較 2015/3/20 16:57

2シリーズアクティブツアラー/Bクラス/C4ピカソを徹底比較 ~欧州ブランドの最新スペースハッチバック~(4/4)

2シリーズアクティブツアラー/Bクラス/C4ピカソを徹底比較 ~欧州ブランドの最新スペースハッチバック~

前輪駆動になっても運転感覚はBMWの持ち味を踏襲している

BMW 2シリーズアクティブツアラー 218i ラグジュアリー ボディカラー:プラチナ・シルバーBMW 2シリーズアクティブツアラー 218i ラグジュアリー ボディカラー:プラチナ・シルバー

BMW 218iアクティブツアラー ラグジュアリーが搭載する1.5リッターのターボは、直列3気筒を採用している。BMWの4気筒は全般的に静かとはいえないため、3気筒においてもノイズが特に高まる印象もない。それでも低回転域の2,000回転付近で巡航すると、少し粗いノイズが若干気になる。

車両重量は1,460kgだから軽いクルマではないが、1,250~4,300回転で2.3リッタークラスに相当する22.4kg-mの最大トルクを発生するため、力不足は感じない。4,200回転付近からエンジン回転の上昇が活発化する面もあり、運転を相応に楽しめる。

レーンチェンジやコーナリングでは、操舵に対する反応が後輪駆動のBMWに比べると鈍めだ。なので駆動方式の違いは感じるが、背の高い前輪駆動車としては、小さな舵角から正確に反応する。高重心のボディでありながら、走行安定性も高い。

乗り心地は3シリーズなどに比べると、路上の段差を乗り越えた時のショックが大きめに感じる。それでも前輪駆動の比較的コンパクトな車種としては、重厚感が伴って快適だ。

つまり2シリーズアクティブツアラーは、BMWミニのプラットフォームとエンジンを使いながら、運転感覚や乗り心地を可能な限り後輪駆動のBMWに近付けた。

しかも背の高いボディによって後席が広く、荷室も使いやすい。背の高い5ドアハッチバックの実用性と、BMWの趣味性を上手に両立させている。運転の好きなお父さんが、子育ての時期に選ぶクルマにはピッタリだろう。

価格は2リッターエンジンを積んだ国産のミニバンなどに比べて高めだが、走行安定性と安全装備は優れているので安心して使える。

BMW 2シリーズアクティブツアラーの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

後席や荷室の優れた実用性とメルセデス・ベンツの高品質を両立

メルセデス・ベンツ Bクラス B180 ボディカラー:マウンテングレーメルセデス・ベンツ Bクラス B180 ボディカラー:マウンテングレー

メルセデス・ベンツ B180が搭載するエンジンは、直列4気筒の1.6リッターターボだ。動力性能は2リッタークラスで特に高くないが、2組のクラッチを備えた7速G-DCTとの相乗効果で力不足は感じない。ギヤ比が適度で、エンジンの吹き上がりも良いために運転がしやすい。

操舵に対する反応は、後輪駆動のCクラスに比べると少し鈍い。スポーティーに走れば旋回軌跡を拡大させやすいが、全高が1,500mmを超えるボディとなれば納得できる。

直進安定性は良好だ。ボディが緻密に造られ、運転感覚も骨太に感じる。危険を回避する時を含めて、メルセデス・ベンツらしい安心感が伴う。

乗り心地は、路上の細かなデコボコを伝えにくい。ボディの造りが良く、B180が装着するタイヤは16インチ(205/55R16)になるためだ。それでも従来のメルセデス・ベンツのイメージからすれば、少し硬く感じる。購入を検討しているなら、試乗車で街中を走って確認したい。

メルセデス・ベンツ Bクラスは、Aクラスの発展型だ。ボディはAクラスよりひとまわり大きく、天井も高いが、ホイールベースの数値は共通になる。価格もB180とA180では15万円しか違わない。

なのでまずはAクラスを検討し、後席の広さと居住性、荷室の容量などに不満を感じたなら、Bクラスに視野を広げると良いだろう。Bクラスは後席の足元空間が広いので、子供をチャイルドシートに座らせる作業なども行いやすい。天井が高いから、子供を抱えた状態で乗り降りがしやすいメリットもある。

優れた実用性と、メルセデス・ベンツらしい高品質を組み合わせたことがBクラスの魅力だ。

メルセデス・ベンツ Bクラスの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

絶妙な乗り心地と優れた走行安定性を両立

シトロエン C4ピカソ エクスクルーシブ ボディカラー:ルージュ ルビシトロエン C4ピカソ エクスクルーシブ ボディカラー:ルージュ ルビ

シトロエン C4ピカソは、ターボを備えた1.6リッターエンジンを積む。動力性能は2.5リッター並みで、実用回転域の駆動力を高めた。6速ATとの相性も良い。エンジンで少し気になるのはノイズで、登坂路では音質が粗く感じる。

ブレーキペダルの操作と制動力のバランスにも注意したい。ペダルが前後に動く範囲が小さめで、慣れないと制動力が過剰に立ち上がる。操作する時は、床に着けた踵を支点にして、つま先で微妙な調節をしたい。ブレーキの基本操作はどれも同じだが、シトロエンでは、そこに忠実である必要がある。

とはいえ以前のシトロエンよりは大幅に扱いやすい。1955年から1970年代に製造されたシトロエン DSなどのブレーキペダルは、ブレーキ圧を高める円形のスイッチだった。90年代の前半に登場したシトロエン エクザンティアなども相応にクセが強い。これらに比べて今のC4ピカソは自然な印象だ。

コーナリングなどでは、ボディの傾き方が大きめに感じる。しかし挙動の変化が穏やかに進み、ドライバーや乗員に不安を与えにくい。ライバル2車に比べると、ボディの重さと重心の高さを意識させるが、個性の範囲に入る。

そして乗り心地は絶妙に快適だ。足まわりが柔軟に動き、座り心地の良いシートも振動の吸収に役立つ。この乗り心地を味わえるだけで、シトロエンを選ぶ価値があるだろう。

今回取り上げた欧州3車は、各車とも優れた実用性とブランドの特徴を併せ持つ。BMW 2シリーズアクティブツアラーは、正確に反応する軽快な運転感覚が特徴だ。メルセデス・ベンツ Bクラスはボディを上質に造り込み、直進安定性が高い。シトロエン C4ピカソは、明るい車内と快適な乗り心地が魅力で、フランス車のイメージにピッタリだ。

シトロエン C4ピカソの画像ギャラリーはこちら(走行シーン)

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