autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 新型車解説 国産最高峰のショーファーカー「トヨタ センチュリー」が21年ぶりの刷新|日本の伝統と美意識が生み出す唯一無二の世界観

新型車解説 2018/7/9 18:26

国産最高峰のショーファーカー「トヨタ センチュリー」が21年ぶりの刷新|日本の伝統と美意識が生み出す唯一無二の世界観

関連: トヨタ センチュリー Text: オートックワン 編集部 Photo: 小林 岳夫
トヨタ 新型センチュリー全景
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実に21年ぶりにセンチュリーがフルモデルチェンジ

トヨタは、2018年6月22日より、21年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型センチュリーを発売した。価格は1960万円(消費税込)で、月販目標台数は50台としている。

トヨタ 新型センチュリーフロント

センチュリーは、トヨタ自動車の創業者である豊田佐吉氏の生誕100周年を記念して1967年に発売され、日本を代表するショーファーカーとして、世界各国から高い評価を受けてきた。

三代目となる新型センチュリーのテーマは「継承と進化」。匠の技と高品質のモノづくりを承継しつつ、ハイブリッド化による高い環境性能と、新しい魅力を付与した内外装デザイン、ショーファーカーとしてふさわしい先進・快適装備を備える。

日本の伝統と美意識を取り入れた外観

トヨタ 新型センチュリー全景フロントトヨタ 新型センチュリーフロントグリル

新型センチュリーは先代に比べ、全長で65mm、全幅で40mm、全高で30mm、ホイールベースで65mm拡大。全長×全幅×全高:5335mm×1930mm×1505mmの堂々としたボディサイズは、トヨタの中ではもちろん、国産セダンの中でも最大級を誇る。

拡大したボディサイズは、主に後席スペースに充てられ、センチュリーが後席の居住性を重視した「ショーファーカー」であることを改めて認識させる。

フロント回りのデザインは、江戸彫金の流れを組む工匠が約1ヵ月半かけて彫り込んだ金型を使用した“鳳凰”エンブレムや、“縦格子”と“七宝模様”を前後二重構造で配置したフロントグリルを配し、気品がありながらもはっきりと主張する顔立ち。

全体的な外観は、平安時代の屏障具の柱にあしらわれた面処理の技法である「几帳面」や、格式の高さを際立たせる二本のキャラクターライン。さらに、漆黒感を高める黒染料入りのカラークリアなど7層もの塗装に、研ぎと磨きを加えて奥深い艶と輝きを追求した新規開発色のエターナルブラック“神威(かむい)”など、日本が誇る伝統の技術と美意識をふんだんに取り入れ、センチュリーが国産ショーファーカーの最高峰であることを主張する。

>>【画像】新型センチュリーのエクステリアを詳しく見る

まさに高級旅館を思わせる格式高い室内空間

トヨタ 新型センチュリーリヤシート

ボディサイズとホイールベースの拡大によって、さらに広くなったリヤシート回りには、11.6インチリアシートエンターテインメントシステムや12chオーディオアンプと20個のスピーカーを搭載。後席中央のアームレストに配置された7インチ大型タッチパネルでは、オーディオに加え、エアコン、シート、リフレッシュ機能、カーテンなどの操作を可能にし、特に“左後ろ”に座るVIPをもてなす至高の室内空間になっている。

ドアパネルやインパネ、天井など、いたるところに配される本杢パネルは、タモ材の中心部でしか採れない貴重な木目を採用し、熟練の匠が一枚ずつ仕上げた逸品。“折り上げ天井様式”を取り入れた後部座席の天井には、紗綾形(さやがた)崩し柄の織物をあしらい、格式高い空間を演出する。

>>【画像】新型センチュリーのインテリアを詳しく見る

リーダーを乗せるのにふさわしい環境性能と静粛性

燃費とは無縁と思われがちな車種であるセンチュリーだが、搭載されるパワーユニットは、レクサスLSにも採用されているV型8気筒5リッターハイブリッドシステムで、JC08モード走行燃費は13.6km/L。

排気量の大きさと、280kW(381PS)/6200rpm、510Nm(52.0kgf・m)/4000rpmという動力性能を考慮すれば十分優秀と言える。

トヨタ 新型センチュリーエンジン

もちろん、トヨタが熟成を重ねてきたハイブリッドシステムと電気式無段階変速機を組み合わせることにより、切れ目のない滑らかな加速も実現。

AVS機能付電子制御エアサスペンションや構造用接着剤によるボディ剛性の向上、乗心地に特化した新開発のタイヤ、サスペンションアームやブッシュ、マウントなどのゴム部品に至るまで徹底的にチューニングが施される。

また、熟練の専任作業者による音止め処理や、エンジン起動時の音や振動にはアクティブノイズコントロールで対応し、圧倒的な静粛性を実現している。

強固で周到な先進の安全性能

トヨタ 新型センチュリーリヤ

「Toyota Safety Sense」を新搭載するとともに、隣車線の死角を走る両車を検知する“ブラインドスポットモニター”、周辺状況を検知して駐車支援する“パーキングサポートアラート”や、片側24個のLEDの点灯・消灯を制御し、先行車や対向車に対して遮光しながらハイビームを照射する“アダプティブハイビームシステム(AHS)”を備える。

さらに、事故や急病時には専門のオペレーターが警察や消防に取り次ぐほか、エアバッグ作動時には自動でオペレーターに接続するヘルプネット(エアバッグ連動付)を新たに採用するなど、VIPを乗せるからこそ、とことんこだわった先進の安全性能となっている。

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