レヴォーグ購入検討層もSUVが気になっていた!? 消費者行動データで分かったユーザーの心理とは

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2020年10月にフルモデルチェンジを実施したスバル 新型レヴォーグ。オーナーたちはどのような比較検討を重ね、何に悩んで購入に至ったのだろう。ユーザーの調査データを基に、レヴォーグ購入検討者の心理や、意外な競合車種などを検証してみた。

レヴォーグユーザーはこんなクルマも比較した!? 意外なライバル車を写真で見てみる[画像62枚]

目次[開く][閉じる]
  1. 日本のユーザーに向けて造られたレヴォーグはどんなユーザーが買っているのか
  2. レヴォーグ購入ユーザーが気になっていたのはやっぱり燃費!?
  3. レヴォーグユーザーも、流行りのSUVは気になっていた!?

日本のユーザーに向けて造られたレヴォーグはどんなユーザーが買っているのか

2020年10月15日に正式発売が始まったスバルの2代目「レヴォーグ」が、デビュー早々に第41回日本カー・オブ・ザ・イヤー2020-2021に選出された。

レヴォーグは、かつてのレガシィツーリングワゴンで多くの支持を集めた4WDスポーツワゴンというコンセプトを受け継ぎ、日本のユーザーを第一に考え開発。2014年に初代モデルが誕生している。

日本一のイヤーカーの栄冠に輝いた2代目では、高度運転支援システムのアイサイトXをはじめ、新世代のスバルグローバルプラットフォームをフルインナーフレーム構造によりさらに進化させるなど、様々な新技術が投入された。これを300万円台からの価格帯に収めるコストパフォーマンスの高さも魅力のひとつだ。

そんなスバル レヴォーグを求めるユーザーは、どのような検討を重ね購入に至っているのか。自動車業界向けマーケティングサービス「IGNITION for Media」を提供するマイクロアドの消費者行動データをもとに、レヴォーグを購入した際の決め手や比較検討車種などを解説しよう。

>>「IGNITION for Media」とは[マイクロアドWebサイト]

レヴォーグ購入層の男性比率は75%以上と高め

2020年11月に調査したIGNITION for Mediaのデータによると、レヴォーグを購入したのは男性75.9%、女性24.1%(調査データ平均:男性68.9%/女性31.1%)と、男性比率は高め。年齢別では45~49歳が40.7%、次いで50~54歳が27.2%と、40代後半から50代前半だけで7割近くを占めている。

購入価格帯は200~300万円が20.2%、100~200万円が19.3%。続いて300~400万円が15.1%、400~500万円が13.9%となっている。新型レヴォーグの価格帯は約310万円から約409万円となっていて、初代レヴォーグも新車価格はほぼ同等だった。一部が重なるケースもあるが、主に300万円までの価格帯は中古車ユーザーと見てよいだろう。

レヴォーグ購入ユーザーが気になっていたのはやっぱり燃費!?

IGNITION for Mediaの調査データでは、ユーザーがクルマを購入する際の興味・関心を知る「クルマ選びのポイント・価値観」の項目も設けられている。

用途別には通勤・通学・買い物・アウトドア・趣味の5項目。重視するポイントとしては走行性能・乗り心地・エクステリア・インテリア・価格・安全性能・室内空間・燃費・荷室の9項目が挙げられた。

レヴォーグの場合、用途別には趣味が17.2%と多い。4WDが活躍するアウトドアレジャーでの需要が高いモデルであることが証明された格好だ。運転の楽しさを強く訴求しているスバル車だけに、中にはクルマの運転自体が趣味、と答えているユーザーもいるかもしれない。

重視するポイントとしては、燃費が24.4%とTOP。次いでインテリアが16.6%、走行性能が12.2%、エクステリアが11.8%となっている。外観デザインよりも、まずは燃費と走行性能を天秤にかけて検討しているようだ。

インテリアについては、新型は大画面のセンターディスプレイなどのデジタルコックピットへの興味関心が大きく影響しているものと思われる。

レヴォーグユーザーも、流行りのSUVは気になっていた!?

実に多彩な(バラバラ)な選択肢の中から選ばれていたレヴォーグ

レヴォーグは、国産モデルではすっかり少なくなったステーションワゴンモデルだ。果たして購入ユーザーはどんなクルマをライバルとして比較検討していたのだろう。

上位5台がなかなか興味深い結果となった。

1位:レクサス RX(検討率4.7%)、2位:スバル WRX(4.4%)、3位:スバル フォレスター(2.8%)、4位:アウディ S4(2.8%)、5位:スバル BRZ(2.3%)と、多彩な(バラバラな)ラインナップが検討されているのだ。

1位のレクサス RXは高級SUV。新車の価格帯はおよそ500万円台から800万円弱だが、マイクロアドの消費者行動データによる検討価格帯は400~500万円と出ており、主に高年式中古車との比較がされているようだ。

4位のアウディは、スバル同様に4WDへのこだわりが強いメーカー。S4はスポーツセダンで、スバルで言うとWRXやレガシィB4が直接の競合車となる。S4の検討価格帯は800~900万円と、レヴォーグとはかなり差があるが、予算を超えた比較検討がされるほど魅力的な存在ということだろう。

2位、3位、5位はスバル車だが、それぞれスポーツセダン、SUV、そしてFRスポーツカーとバラバラ。しかしスバルブランドという大枠の中で比較されていることからも、熱心なスバルファン(スバリスト)が購入検討していることがうかがえる。

いずれにせよ、レヴォーグユーザーはステーションワゴン車以外のクルマが比較検討の対象となっていた。特に流行りのSUVは気になる存在のようだ。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

スバル/レヴォーグ
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新車価格:
310.2万円576.4万円
中古価格:
79.5万円690.4万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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